時代をみるの執筆一覧

安心して叩ける「水に落ちた舛添」をどこまで打つべきか

著者: 澤藤統一郎

政治資金収支報告書虚偽記載問題についての舛添要一都知事による釈明記者会見は、火に油を注ぐ結果となった。まずは、世論の反応の健全さを肯定評価したい。 都庁ホームページの「知事の部屋」で、動画として繰りかえし見ることができる

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限りなくクロに近い濃いグレイ-舛添知事の政治資金規正法違反の疑惑

著者: 澤藤統一郎

2年前(2014年)の2月、舛添都知事誕生の際には、ひそかに期待するところがあった。あの石原暗黒都政から脱却の展望が開けるだろうという思いである。石原は、2012年都知事選では舛添を支援することなく、こともあろうに田母神

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むち打たれた良心に重ねてむち打つ行為をやめよ-再発防止研修は舛添知事にこそ

著者: 澤藤統一郎

本日(5月11日)午前8時35分、雨上がりの水道橋・東京都教職員研修センターの門前。本日の服務事故再発防止研修を命じられている受講者と並んだ私がマイクを握る。センターの総務課長に正対して語りかける。 本日、卒業式での国歌

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アベ政権が牙をむいてきた-「教特法に刑罰導入の改正法案」報道

著者: 澤藤統一郎

私は、2003年10月23日、石原教育行政の「10・23通達」発出を当日の産経(朝刊)報道で知った。つまり、産経はこの種情報のリーク先として使われ、政権や右翼筋の広報担当となっているのだ。その産経が、本日とんでもない記事

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9条改定反対派が多数派に - 新聞・テレビの世論調査で -

著者: 岩垂 弘

 今や憲法に関する民意の大勢は明白である。一言でいえば、改憲については「反対」「賛成」が拮抗しているものの、日本国憲法の眼目である第9条(戦争の放棄、軍備及び交戦権の否認)については、改定反対派が多数を占めるということだ

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スラップ訴訟をどう定義し、どう対応すべきか -「DHCスラップ訴訟」を許さない・第78弾

著者: 澤藤統一郎

私自身が突然に提訴されて被告となったDHCスラップ訴訟。一審勝訴したが控訴されて被控訴人となり、さらに控訴審でも勝訴したが上告受理申立をされて、いまは「相手方」となっている。その上告受理申立事件は最高裁第三小法廷に係属し

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パナマ文書の実名公表で脱税者天国が地獄になる本震の始まり。これはすべての庶民の生活にかかわる問題です

著者: 梶村太一郎

『南ドイツ新聞』が国際調査報道ジャーナリスト連合/ICIJと共同でパナマ文書の内容の暴露を始めてから、かれこれひと月になります。 以来、世界中に激震が走りましたが、それは余震でしかなく、明日9日(日本時間10日未明)に、

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田母神起訴から教訓を学べー「選挙運動は飽くまで無償」「運動員にカネを配った選対事務局長は買収で起訴」

著者: 澤藤統一郎

連休さなかの5月2日、東京地検は元航空幕僚長・田母神俊雄を公選法違反(運動員買収)で起訴した。2014年2月東京都知事選における選対ぐるみの選挙違反摘発である。選挙後に運動員にカネをばらまいたことが「運動員買収」とされ、

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壊れつつあるアメリカを象徴するトランプ候補(共和党) - 正統派のヒラリー候補(民主党)は超大国の屋台を担えるか -

著者: 伊藤力司

今年11月8日に行われるアメリカ大統領選挙は、共和党のドナルド・トランプ氏(69)と民主党のヒラリー・クリントン氏(68)の間で闘われることになった。今年2月から全米各州で行われた両党の予備選挙と党員集会から5月3日のイ

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橋下徹対野田正彰訴訟判決再論ー「専門家に表現の自由などない」という投稿に接して

著者: 澤藤統一郎

「ちきゅう座」という規模の大きな「ブログ集積サイト」がある。11年前に開設されたものだそうたが、編集委員会が運営している。編集委員会の眼鏡にかなった投稿を掲載し、またブログを転載している。 https://chikyuz

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Zeit Online 記事:メルケルのトルコ訪問 – きちんと整頓されたショーケースのような難民キャンプを視察

著者: グローガー理恵

3月18日、欧州理事会とトルコは、トルコからギリシアへの難民流入を食い止めることを目的とした難民対策法に正式合意した。しかし、この対策法については、「国連やアムネスティ・インターナショナルなどの人権団体から、目前の利だけ

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神様から改憲署名をお願いされたら、そりゃ断りづらかろう。

著者: 澤藤統一郎

本日(5月4日)の毎日新聞社会面に、憲法記念日関連報道の一つとして「改憲署名 賛成派700万筆集める 氏子を動員」という記事。 「憲法記念日の3日、…憲法改正を目指す団体『美しい日本の憲法をつくる国民の会』は東京都内でイ

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戦争につながる改憲を絶対許さない ー 東京で安倍政権糾弾の憲法集会 -

著者: 岩垂 弘

 「平和といのちと人権を! 明日を決めるのは私たち 5・3憲法集会」と銘打った集会が、憲法記念日の5月3日、東京・江東区の有明防災公園で開かれた。参加者は、昨年横浜市で開かれた「5・3憲法集会」の参加者3万人を上回る、こ

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「文明社会とは価値観を共有し得ない」櫻井よしこの改憲論

著者: 澤藤統一郎

日本国憲法は、1946年11月3日に公布され、翌47年5月3日に施行となった。本日は69回目の日本国憲法施行の記念日である。 かつては、政府が憲法記念の祝賀行事を主催した。いま政府の祝賀行事は皆無である。昨今はそれどころ

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「野党は共闘」という市民の声による、アベ政治を許さない選挙共闘

著者: 澤藤統一郎

この夏の参院選は、日本国憲法の命運を大きく左右する。アベ政権の改憲策動実現への第一歩となるか、それとも改憲を阻止することによってさらに国民に定着したものとするのか。 その参院選の日程が、いよいよ「6月22日公示、7月10

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バラク・オバマは広島に何しに来るのか ― 憲法記念日に原爆投下を考える ―

著者: 半澤健市

 オバマ米大統領が2016年5月の伊勢志摩サミット出席のついでに広島を訪問するという。 被爆者を含む多くの日本人がそれを歓迎していると報道されている。 81歳の一日本人である私には、なぜそうなるのか理解できない。「そうな

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早急に改めていただきたい「別荘通いへの公用車使用」と「良心的不服従者に対する処分の濫発」

著者: 澤藤統一郎

舛添要一東京都知事が袋叩きの状態となっている。海外出張での大名旅行批判に加えて、週末湯河原別荘通いに公用車利用である。しかも、居直り開き直りの弁明が、火に油を注ぐことになった。よってたかってのイジメ参加は私の趣味ではない

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「昭和の日」の紙面に、「いま読む日本国憲法」と「天皇ご夫妻に頭が下がる」の記事。

著者: 澤藤統一郎

4月29日である。かつて、天皇が現人神であった時代には「天長節」と呼ばれ、現人神が人間宣言(!)をしたあとは「天皇誕生日」となり、その死亡の後に「みどりの日」となって、今は「昭和の日」である。 この呼称の変更は、昭和期以

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北海道5区補選・共闘の「成果」と「教訓」についてー郷路征記君の意見紹介

著者: 澤藤統一郎

北海道5区補選の教訓をどうとらえるかについては、各地のいたるところで議論がまき起こり、貴重な情報や意見が飛びかっていることだろう。メーリングリストというツールは、議論の場の設定にこれ以上のものはない。 私も、いくつかのメ

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アベ政治を許さない!「アベ政治十の大罪と七つの被害」

著者: 澤藤統一郎

本日は、文京区民センターでの「アベ政治を許さない! 4・27文京区民集会」。熱気のこもったなかなかの集会となった。若者の姿も見えたのが頼もしい。 以下は、私の基調報告のレジメ。このレジメの行間をそれぞれの立場で読み込み、

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在特会の徳島教組襲撃事件に、「人種差別」認定の高裁判決

著者: 澤藤統一郎

昨日(4月25日)の「在特会徳島県教組襲撃事件民事訴訟」の控訴審判決を伝える朝日の署名入り記事がすばらしい。客観報道の姿勢を崩さずに、記者の問題意識が貫徹されて、過不足のない情報提供となっている。全文引用したい。 「在特

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選挙に勝つためには「市民と野党各党の共闘」、これ以外の道はない。

著者: 澤藤統一郎

昨夜から元気が出ない。北海道5区の補選の投票結果は、紙一重に肉薄しながらも、野党共闘が支援する市民派池田まき候補の敗北となった。残念でならない。 「いま一歩及ばずの敗北」である。いま一歩のところまで追い詰めた積極面の教訓

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