東京新聞(2010年6月25日夕刊)で辺見庸がタブッキの「インド夜想曲」の映画版を材料にして記憶のいい加減さを巡る興味深いエッセーを書いている。須賀敦子が訳した『インド夜想曲』は私も知っていた。辺見はこの映画版をかつて
本文を読むノーベル平和賞式典へのセルビアの対応に見るべきもの
著者: 岩田 昌征今年の12月10日にノルウェーのオスロでノーベル平和賞が獄中の異端派劉暁波氏に授与された。朝日新聞夕刊(12月9日)に「授与式には各国の駐ノルウェー大使らが招待されているが、授賞に反発する中国政府が各国に欠席を要請。中国
本文を読む権力と情報をめぐって
著者: 三上 治対話風に A ウィキリークスのことが話題になっている。新聞を見ているとそれに間連する記事が必ずといっていいほど載っている。記事内容は様々であるわけでけれど。 三上 そうだね。これは憲法の表現の自由や知る権利ということに関
本文を読むTHE SPIRAL II
著者: 若生のり子レイバーフェスタのご案内
著者:ことしもレイバーフェスタの季節がやってきました。3分ビデオ・レイバーソング・川柳など参加型でみんながつくるフェスタです。また日本初公開映画も満載です。ぜひお運びください。 ●レイバーフェスタ2010 百年の歌がはじけて垣
本文を読む連帯・共同ニュース 12月20日 第91号
著者: 9条改憲阻止の会来年のことをいうと鬼が笑うそうですが、鬼に笑われても夢を語ろう ■ 子供のころのようにお正月を迎えるこころの高ぶりはありません。一家総出の餅つきの光景が思い出されるのですが、そんな光景は今でもあるのでしようか。同じように
本文を読む「政界再編前夜」、「東亜・管理大戦前夜」、「ユーロ危機前夜」、あれっ、アメリカ危機は何処へ行ったのだろう
著者: 海の大人本日から、韓国軍の砲撃演習が始まった。幸い、北朝鮮軍との衝突は無かった模様だが、一触即発状態にあることは表面上変わらない。 また、菅首相と民主党小沢一兵卒の会談が本日不調に終わり、民主党内の対立が抜き差しの為らないところ
本文を読む『労働情報』806・7号、12月22日に発売です。
著者: 『労働情報』 浅井真由美『労働情報』編集部の浅井真由美です。 (重複、ご容赦下さい。転送・転載、大歓迎。) 『労働情報』806・7号、12月22日に発売です。 この号だけをお求めの場合は、830円(消費税・送料込)です。 ■□■□■□■ 201
本文を読む孫崎享氏のTwitterより「朝鮮半島・新防衛大綱・・・」
著者: 「ちきゅう座」編集部朝鮮半島 菅首相ピンぼけ発言に感謝:米国は朝鮮半島有事の際、日本を後方支援でなく戦闘に利用するため、合同演習、日米韓外相会談、米統合参謀長の派遣で枠組み作り。誰の入れ知恵か菅首相、実態隠すため邦人救出のためと発言。これが
本文を読む「企業の社会的責任」を改めて問う -経済同友会主催シンポジウムを聴いて-
著者: 安原和雄企業活動のあり方としてCSR(Corporate Social Responsibility・企業の社会的責任)が問われるようになって久しい。最近では企業とNPOとの協働事業も盛んである。経済団体の一つ、企業経営者個人
本文を読む「見えざる手」の解釈をめぐって―相馬氏の疑問に答える
著者: 野沢敏治相馬氏は12月10日の「交流の広場」で、「『国富論』の「見えざる手」は「現代ミクロ経済学での市場メカニズムの元祖である」か?と疑問点を出している。岩田昌征氏はスミス=市場経済論という解釈を奥本正寛氏から引いているようで
本文を読む荊州だより―気ままな写真日記(2)
著者: 土肥誠前回からだいぶ間が空いてしまったが、ようやく第二弾を書き上げた。お時間のある時にでもご高覧いただければ幸いである。 <長江大学で講義をする・つづき> 事務手続きも完了し、使用する教科書も受け取り、いよいよ初日の授業
本文を読む書評:中西正司・上野千鶴子『当事者主権』(岩波新書)
著者: 宇井 宙1. はじめに 中西正司・上野千鶴子『当事者主権』(岩波新書)を読みながら、そこに記された障害者自立生活運動の思想と実践力に感嘆し、その主張の多くに共感しながらも、どこかにかすかな違和感と腑に落ちないもの
本文を読む『スラッファ』に関する岩田氏と〈ブルマン〉氏の議論に寄せて──追加
著者: 片桐幸雄「評論」での『スラッファ』に関する岩田氏と〈ブルマン〉氏の議論のなかの、「価値形態論を生産手段の交換から始めることに意味があるかどうかということ」に関して、拙著『スラッファの謎を楽しむ』の該当箇所を、12月17日に「スタ
本文を読む沖縄の海兵隊について考えたこと
著者: 浅川修史海軍にも陸軍に相当する地上戦を行う部隊がある。戦前の日本海軍には陸戦隊があった。1937年の第二次上海事変では日本租界を国民党軍から守るために戦ったが、兵力に優る国民党軍に圧倒され、拠点をかろうじて守ったが、最後は陸軍
本文を読むスレブレニツァ虐殺事件外伝
著者: 岩田昌征ポリティカ紙(11月29日)に私たち日本人の感性では了解しづらい事件が報じられた。 それは、スレブレニツァ虐殺事件外伝とでもいえよう。BiH(ボスニア・ヘルツェゴヴィナ)のムスリム(ボシニャク)人にとって、スレブレニツァ
本文を読む第37次寿越冬闘争スケジュール
著者:寿越冬闘争統一オリエンテーション・・・2010年12月12日(日) 午後2時~ 集団生活保護申請…2010年12月20日(月) 午前8時 中区役所前集合 統一作業日・・・2010年12月23日(木・休) 午前9時~[寿生
本文を読む『スラッファ』に関する岩田氏と〈ブルマン〉氏の議論に寄せて
著者: 片桐幸雄「生産手段の交換から貨幣形態を考える」ということ 「評論・紹介・意見」で12月11日に岩田昌征氏が片桐幸雄『スラッファの謎を楽しむ』(社会評論社、2007)の「読書感想」を寄せられ、その最後で、「価値形態論を交換比率が不
本文を読む菅政権が説得すべき相手は沖縄ではなく米国だ -米軍普天間飛行場の移設問題-
著者: 岩垂 弘「菅内閣はいったいどこの国の政権なんだろう」。思わずそうつぶやいてしまった。17日から予定されている菅首相の沖縄訪問を前にしての首相の発言と、同じ日に発せられた仙谷官房長官の沖縄県の米軍基地負担についての発言に、である
本文を読む書評:鎌田慧『絶望社会』(金曜日)
著者: 宇井 宙本書は鎌田氏が『週刊金曜日』の2005年8月12日号から2007年4月20日号まで「痛憤の現場を歩く」と題して連載した記事29本をまとめたものである。1973年、トヨタ自動車の期間工として働いた経験を記した『自動車絶望
本文を読む社会福祉の「申請主義」について――社会福祉の利用者になって考えたこと
著者: 栗木黛子(1)はじめに 私が社会福祉にかかわるようになって50 年余りになる。50 年前、大学の社会福祉学科に入学した頃、社会福祉は今ほど人々の暮らしに身近なものではなく、周囲の人から「社会福祉とは何ですか、何を勉強するのですか
本文を読む周回遅れの読書報告(その10)
著者: 脇野町善造「人には添うて見よ」という。本について言えば、「本は最後まで目を通して見よ」ということになろうか。「添うて見」ても詰まらない人間であることもあるし、最後まで読んでみても面白くもなんともない本であることもある。しかもその確
本文を読むそれでも「東アジア戦争はおこらないだろう」か?
著者: 安東次郎「自国民救出」という古典的な口実 マレン統合参謀本部議長が「米日韓」合同演習を提起すると、日をおかず菅首相が「自衛隊による拉致被害者救出」や「邦人救出のための韓国への自衛隊派遣」に言及した。 「米日韓」合同演習は、朝鮮半
本文を読む山谷労働者支援の中間報告とお礼です
著者: たんぽぽ舎山谷労働者年末助け合い・支援の中間報告-お礼 1.年末助け合いで、山谷労働者への人道支援の物資を全国各地 からお送りいただき、ありがとうございました。 皆様のご協力のおかげで、200箱を超える段ボール箱(衣類や
本文を読む民主党政権は偽預言者?
著者: 浅川修史民主党政権への支持が急低下している。民主党は2009年の衆議院選挙勝利の後、2010年の参議院選挙に勝利し、さらに2011年の統一地方選挙で地方議員を大きく増やして政権を盤石のものとする戦略を立てていたが、現在までこと
本文を読む日韓両弁護士会の「慰安婦」問題解決の提言について
著者: 増田都子以下は、大森典子弁護士の投稿ですが、MLなどで、まだ、あまり見られないようなので、転送します。添付ファイルのできないMLもありますので、「提言」を最後に着けましたが、添付ファイルでほしい方は、ご連絡ください。 本当に、
本文を読む元外務審議官の日米安保論とごまかしの手法
著者: 坂井定雄NHKスペシャル「日米安保50年」(12月4,5,18日)は、見ごたえのある力作だった。ことし、新聞、放送はさまざまな“日米安保50年”企画報道やったが、このN スペが最優秀報道の一つではないかと思う。キャスターの国谷裕
本文を読む「国民生活が第一」から遠ざかる民主党、 日本政治の劣化は「仮免許」で済まされない!
著者: 加藤哲郎2010.12.15 初めて、菅首相のリーダーシップの、ほめ言葉を聞きました。ほめたのは、米倉日本経団連会長、首相決済による法人税5%減税を評価してのリップサービスです。もっとも法人税は、もともと利益の出た企業の払うも
本文を読む「火事場泥棒」を公言するということ──先週の新聞から(7)
著者: 脇野町善造読めばすぐにわかることだが、「先週の新聞から」としているものの、話題は国際金融に限定している。それが精いっぱいで、他の事には手が回らないというが理由である。 だから、本当はここで書くようなことではないのだが、12月9
本文を読む12月18日:古居みずえ監督作品完成記念トークイベント
著者: 古居みずえパレスチナを忘れないで! ガザ攻撃から2年 古居みずえ監督作品完成記念トークイベント 『ぼくたちは見た ~ガザ・サムニ家の子どもたち~』 ● 『ぼくたちは見た~ガザ・サムニ家の子どもたち~』予告編(特別編集版)上映 ●
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