3 逆流の発生――谷中村遊水地化は無効であった 正造は明治40年の洪水で逆流が発生したことを知る。彼はその原因を調べたのだが、そこにはこれまでの人間活動に無理があったという吉田の治水論と呼応するものがあって面白い。
本文を読む東京五輪と北京五輪を機に オリンピック挽歌を
著者: 澤藤統一郎(2021年7月4日) 陰鬱な雨の日曜日。耳にはいるのは熱海の土石流被害のニュースは。神奈川でも、千葉でも豪雨の被害が報じられている。気が滅入る。オリンピックどころではなかろうと呟かざるを得ない。 東京オリパラはきっぱり
本文を読む中国は「人権」をどう考えているのか ―中国共産党100年にあたって(2)
著者: 田畑光永前回(7月2日掲載)は、7月1日に結党100周年を迎えた中国共産党について、毛沢東時代の文化大革命が「10年の災厄」に終わった後、権力を握った鄧小平が1070年代末から社会主義を捨てて「改革・開放政策」に針路を変え、「
本文を読む「思想史講座」7月のご案内
著者: 子安宣邦*コロナをめぐる難しい事態はなお続いておりますが、会場が閉鎖されないかぎり十分に注意しながら講座を継続したいと思っております。教室は十分に広い会場を用意しております。 *昨年来「第二江戸思想史講義」として『中庸』首章の「
本文を読む日本軍バンカ島虐殺事件から戦争責任とオトコ社会を考える田中利幸
著者: 松元保昭札幌で天皇問題の講演をしてくれたメルボルンの田中利幸さんが、戦史研究家として素晴らしい仕事を続けています。バンカ島虐殺事件の解明から慰安婦問題、MeToo運動へのつながりを掘り起こし根深いオトコ文化を告発しています。 「
本文を読むこいのち通信(世田谷こどもいのちのネットワーク通信) 2021年6月
著者: 星野弥生梅雨に入ったと思ったら、台風、ですか?雨と思えば、晴れるし、予報が追い付かないほど、気候は変動しているんでしょうか・・・。もう一年の半分が終わってしまいますね。月刊で出そうと思うと、同じことを繰り返してしまいそう。それ
本文を読む「いにしへの‟恋ふ”」を想う ―「愛」や「性」の困難な時代に
著者: 池田祥子コロナ禍の時代である。首都圏では、7月に向けて第5波の警告も出されている。しかし一方では、東京オリンピック・パラリンピックは、詳細は不確定なまま、ともかくも「決行」に向けて動いている。 「まずは、コロナを抑えよう!」
本文を読むコロナ禍での東京五輪中止を課題に明日都議選投票日
著者: 澤藤統一郎(2021年7月3日) 明日が都議選投票日。地元文京区の福手ゆう子・共産党候補の街頭演説に出かけた。志位和夫党委員長が応援弁士を務めていた。 文京選挙区は定数2、自民、都ファと共産の3候補が争う分かりやすい構図。激戦・接
本文を読む赤ちゃんの粉ミルクで下痢した
著者: 藤澤豊健康のためには低脂肪牛乳の方が、そして高齢者にはカルシウム強化された加工乳の方がという話を聞いていて、若いときに粉ミルクでえらい目にあったことを思い出した。 三十をちょっとまわった一九八〇年代中ごろ、駅からも実家からも歩
本文を読む大健闘のハンガリー 2020サッカー欧州選手権
著者: 盛田常夫ハンガリーは、前回優勝のポルトガル、世界選手権優勝のフランス、強豪ドイツの優勝候補チームが凌ぎ合う「死の組」に入った。戦前の論評によれば、ハンガリーは最下位で、勝ち点も取れないだろうという評価だった。確かに緒戦のポルト
本文を読む江口千春のメール通信 Let’s Join Hands/ “もう黙るのをやめた” 消息絶ったウイグル族知識人 娘の訴え
著者: 江口千春“もう黙るのをやめた” 消息絶ったウイグル族知識人 娘の訴え ★中国共産党100年 強権手法を改めるべきだ 徳島新聞 ★国際秩序を重視せよ 高知新聞 https://chikyuza.net/wp-content/upl
本文を読む江東屋上菜園瓦版172号/コ ロ ナ 禍 第 5 波 、 オ リ パ ラ を 襲 う ?
著者: 中瀬勝義コ ロ ナ 禍 第 5 波 、オ リ パ ラ を 襲 う ? を紹介します。 https://chikyuza.net/wp-content/uploads/2021/07/26af2b4b22193b9a0199f67
本文を読む感染症の黒世界史に、731部隊・オウム真理教に続き刻まれる、感染拡大オリンピック?
著者: 加藤哲郎2021.7.1 昨年来の新型コロナウィルス・パンデミックの中で、長く気になっている発言があります。佐藤正久参院議員・元自民党国防部会長の「新型コロナの出現当初、それが感染症なのか、バイオテロなのか、生物兵器なのかわ
本文を読む本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(314)
著者: 本間宗究(本間裕)失われた30年の真相 「日本のバブル崩壊」から30年以上たった現在では、「この間に、どのような変化が発生したのか?」を具体的な数字で把握できるとともに、「なぜ、日本の経済が成長しなかったのか?」も理解できる段階に入ったも
本文を読む中国共産党創建100周年に祝意を表することはできない。
著者: 澤藤統一郎(2021年7月1日) 本日が、中国共産党創建100周年だという。残念ながら、とうてい祝意を表する気持ちにはなれない。 私が若かった頃、中国共産党こそは希望の星であった。社会主義は当然あるべき人類の未来図であり、そこ
本文を読む世界にもまれな長寿の革命政党の行方は? ―中国共産党100年にあたって(1)
著者: 田畑光永中国共産党は昨日、党創建100年を祝った。歴史の事実としては出席者13人の党創立大会の最終日、1921年7月31日が本当の記念日のはずなのだが、なぜか中国では7月1日が結党記念日とされている。といった細かい話はさておい
本文を読む自治体がDHCの差別を容認してはならない。ー 佐賀県唐津市よ、恥ずかしくないか。静岡県伊東市よ、おかしいぞ。
著者: 澤藤統一郎(2021年6月30日) 毎日新聞に「追跡」と表題する、連載の調査報道欄がある。「ニュースの背景を解説、検証、深掘りリポート」というキャッチフレーズ。これが、誇大広告ではなく、充実した取材で読み応えがある。 昨日(6月2
本文を読む文春リアリズムはいま――バズーカを人々の手に
著者: 半澤健市《半藤・保阪・磯田》 半藤一利を追悼するNHKの番組で、保阪正康はこういっている。「半藤さんは近現代史を足で書いた先駆者なんですね。その半藤さんがなくって、言論界の地図は変わると僕は思っています」。同じく歴史家の磯田道
本文を読む現在の財政・金融問題から
著者: 大上俊男一、財政ファイナンスまっしぐら(通貨増発歯止めなし)! 安倍政権(当時)は、日米の協調でのグローバル資本主義(多国籍資本中心)によるアジア太平洋圏支配―そのために、TPP推進と労働と全生活領域での社会的規制の撤廃、戦略特
本文を読むSJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】430 西サハラ紛争解決に失敗した国連は再興できるか?復活
著者: 平田伊都子「何故、国連は西サハラ紛争解決に失敗したのか? 何故、国連は国連西サハラ人民投票に失敗したのか?」 西サハラを知る人なら、誰もが抱く疑問です。 国連は40年以上も前に、西サハラは植民地だから人民投票でその立場を人民自
本文を読むくらしを見つめる会つーしん NO.215から 2021年6月発行
著者: 村山起久子「家畜の福祉」を考える 2021年1月、吉川元農水相が収賄で起訴された。18年9月、動物福祉(AW)の向上をめざす国際機関(OIE)が採卵鶏のストレス軽減のため止まり木や巣箱などを義務づける案を出し、各国に意見を求めた
本文を読むコロナ禍の五輪は中止して!天皇の「五輪で感染拡大の懸念」拝察発言の違憲性
著者: 内野光子「今からでも遅くはないから」五輪は中止して!という思いは、多くの国民の願いではある。しかし、IOCもJOCも、東京都も政府も、五輪開催にこぎつけさえすれば、メディアも国民もこれまでのいきさつを忘れて、盛り上がるに違いない
本文を読むサンケン電気の株主総会に参加される株主のみなさんに訴えます!
著者: 大井 有https://chikyuza.net/wp-content/uploads/2021/06/c81f6fcc7ed0ef31bbda50fb5e22fa28.pdf
本文を読む「法と民主主義」6月号紹介 ー あらためて問う。「司法はこれでよいのか」
著者: 澤藤藤一郎(2021年6月29日) 今からちょうど50年前、私は2年間の司法修習の過程を終えて弁護士となった。その1971年の春4月は、「司法の嵐」が吹き荒れた季節であった。「司法の危機」の時代とも呼ばれた。「司法反動と闘う」こ
本文を読む国 恥 の 日
著者: 小原 紘韓国通信NO672 国恥とは国や民族が辱めを受けること、または受けたこと。「こくち」と読む。聞きなれない言葉だが、中国と韓国に「国恥の日」があるのをご存じだろうか。 中国には4つの国恥の日。1915年日本によって「対
本文を読む#ミャンマー国軍の資金源を断て 「独自のパイプ、錆びてませんか?」日本政府はAct Now!7.1官邸前アピール
著者: 杉原浩司軍事クーデターから5カ月となる7月1日夕方、「独自のパイプ」を誇りながら 何もやらない日本政府に、ただちにミャンマー国軍の資金源を断つよう求める 官邸前アピールを行います。その前17時からはENEOS前でのアクションも取
本文を読む青山森人の東チモールだより…進むワクチン接種
著者: 青山森人一日の感染者数、100人を下回る 東チモールにおける新型コロナウィルスの一日の感染者数を見てみましょう。まずは5月下旬です(前号の東チモールだよりからの続き)。 【2021年5月】(カッコ内は回復者を含めた感染累積数、以
本文を読む水を治むるもの其心亦必流水の如くを要せり――田中正造・第2部――(2)
著者: 野沢敏治1 政界から社会へ 年譜でも記したが、正造は治水問題に対処するにあたり、それまでとは運動の場所を変えている。議会での論戦や権力争いの政界から「社会」へと根拠地を移している。それとともに、次第に活動の質と思想を鍛えてい
本文を読むコロナ禍の五輪は中止して!(1)「今からでも決して遅くはないから」
著者: 内野光子「今からでも決して遅くはないから・・・」これは「戒厳司令部」からの「伝単(ビラ)」ではない。多くの国民の願いでもある。 五輪東京招致は、福島の原発事故による汚染水が「アンダーコントール」されているとのウソからは始まっ
本文を読むここにも安倍から菅への継承 ー 官邸による露骨なNHK支配
著者: 澤藤藤一郎(2021年6月28日) 奸悪な指導者の政権は腐敗する。奸悪ならざる指導者の長期政権も腐敗する。ならば、安倍政権の腐敗は余りに当然のこと。そして今、後継の菅内閣が、安倍内閣の腐臭を承継している。 安倍政権腐敗の根源は、権
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