光太郎は、1956年4月2日、74歳の生涯を終えるが、その最晩年における、あるテーマの詩作品をさかのぼってみた。みごとに、雑誌の新年号、新聞の元旦号を飾る詩人であったことがわかる。これは、戦争詩を書いていた頃と変わりはな
本文を読む無能にして無為無策の政治家は、悪辣な政治家よりも数段罪が軽い。
著者: 澤藤統一郎台風15号の後遺障害がいまだに癒えていない。この台風到来の際に組閣された新閣僚の面々。ようやくご祝儀の提灯記事の灯は消えて、今は遠慮のない批判が交わされるようになった。 前回組閣が「在庫一掃内閣」であった。今回は、払底し
本文を読む年配層は「侵略戦争」、若者は「やむを得なかった」 信濃毎日新聞が調べた老若の戦争観
著者: 岩垂 弘この9月19日付の本欄で、日本の新聞が8月15日の「終戦の日」前後に掲載した戦争に関する記事の内容について紹介したが、国会図書館で全国の日刊紙53紙に目を通していて、ひときわ私の目を引いた記事がいくつかあった。その1つが
本文を読むお江戸舟遊び瓦版698号
著者: 中瀬勝義公益財団法人政治経済研究所 公開研究会 戦 後 歴 史 学 と 軍 事 史 研 究 『日本軍兵士』 を手がかりにして 「社会的連帯経済×協同労働」研究会 を紹介します。 https://chikyuza.net/wp-c
本文を読むあらためて、髙村光太郎を読んでみた(7)敗戦後、天皇をどうよんだか
著者: 内野光子光太郎は、前述のように1950年に『典型』という詩集を出版し、敗戦後の詩作品をまとめた。そこには、「暗愚小伝」という題でまとめられた20篇からなる詩があり、これは、雑誌『展望』の1947年7月号に一挙に掲載されたものであ
本文を読む二見伸吾(府中町議・共産党),渾身の「議場に日の丸」反対討論。
著者: 澤藤統一郎本日のブログは、やや長文だが理屈っぽくなく、読み易い。生き生きとした活動家の奮闘ぶりを紹介するもの。 広島県「(安芸)府中町」は人口5万余。県外の者には紛らわしいが、県東の「(備後)府中市」とは異なる。マツダの企業城下町
本文を読む敗北を「勝利」と思い込む革新派
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(291)―― 7月の参院選から3ヶ月たった。第4次安倍内閣の改造も終わった。いまさら参院選について何か言うことは気が引けるが、私は野党連合・国民民主党の羽田雄一郎氏当選のために、乏しい年金の中から(ほ
本文を読む我田引水または自画自賛?-世界を見てみよう
著者: 箒川兵庫助今月19日本サイトに『中野@札幌氏に感謝-香港問題に関連して(1)(2)(3)』を書いたところ,中国とロシアの情報収集者が小生の貧弱な知識を豊かにしてくれました。お礼方々,ご紹介申し上げます。 (A)国家能源局「中国は今
本文を読むテント日誌9月18日
著者: 経産省前テントひろば経産省前テントひろば1807日後 いつもよりは多い目の参加しで座り込み 9月13日(金) 家を出る前、涼しさを感じたので、上着を羽織って出掛けた。事務所で荷作りしているときは上着を脱いだが、セッテイングを完了し、座り込み
本文を読むあらためて、高村光太郎を読んでみた(6)戦争詩において天皇はどうよまれたか
著者: 内野光子「戦後、髙村をほんとうに苦しめたのは、天皇(制)の問題と、自分の詩をよんで人は死んでいったという問題だけであった」 (「髙村光太郎論」『吉本隆明全著作集8』勁草書房 1973年 171頁)とは吉本隆明のいうところであるが
本文を読む日の当たる場所で、ネトウヨ策動を許してはならない。
著者: 澤藤統一郎どんな内容のニュースなのか、急には呑みこめなかった。「『朝鮮通信使は凶悪犯罪者集団』杉並区議、本会議で発言」という見出しの朝日新聞記事のこと。 「東京都杉並区の佐々木千夏区議(46)が、区議会本会議で『朝鮮通信使』につい
本文を読むリハビリ日記Ⅳ ⑨⑩
著者: 阿部浪子⑨半藤末利子の『漱石夫人は占い好き』 雑草に混じって、1つ黄色い花が咲いている。名前不詳。身のたけ10センチもない。けなげだ。今夏は猛暑のせいか、わが庭には雑草が一面にはびこっている。むさくるしい。昨夏には見られなかっ
本文を読む「〈近代の超克〉新論」に期待する
著者: 川端秀夫1 現代史研究会によって「廣松渉没後25年」の企画が立てられ、小林敏明氏が『〈近代の超克〉新論』というテーマで講演をされる。しかも『六四30周年シンポジウム/六四・天安門事件を考える』の一大イベントを企画され成功を収めた
本文を読むお江戸舟遊び瓦版 697号
著者: 中瀬勝義山本耕平 「トイレがつくるユニバーサルなまち」 イマジン社19.6.20 を紹介します。 なくてはならないトイレの話です。 https://chikyuza.net/wp-content/uploads/2019/09/
本文を読む野党間の選挙共闘は難しい。
著者: 澤藤統一郎先日、日民協総会の折に、滋賀の玉木昌美弁護士と話をする機会があった。そのときに、参院選での滋賀の野党共闘の成立経過における興味深い事情を伺った。参院選の野党共闘候補となったのは、元滋賀県知事の嘉田由紀子さん。前回衆院選で
本文を読む東北フォーラムホームページNo.4 井上元東北大総長の研究不正疑惑の解消を要望する会 新着情報 No. 4
著者: 大村泉新着情報 No.4 2019年9月20日 井上明久東北大学元総長を筆頭著者とし、1999年に日本金属学会欧文誌(以下、JIM誌)で公表された論文(以下、JIM99論文)に関する研究不正告発を否定した、東北大学の二つの文
本文を読む【緊急】大拡散を!控訴の御願い(東電刑事裁判)
著者: 木村(雅)9月19日、東京地裁は東電元経営陣に無罪判決を下しました。 結論も内容も、酷い判決です。 福島原発刑事訴訟支援団では、検察官役の指定弁護士の皆さんに、控訴のお願いをする緊急署名をはじめました。 ▼【緊急署名】東電刑事裁判
本文を読む「津田左右吉『シナ思想と日本』の再読」を拝読して
著者: 箒川兵庫助子安宣邦阪大名誉教授の「明治維新の近代・13 シナの消去としての日本近代その一ー津田左右吉『シナ思想と日本』の再読 2019年 9月 20日(ちきゅう座)」を拝読した。 若いころ,赤表紙だったと思うが岩波新書の『シナ思想
本文を読む東電刑事裁判:控訴を求める緊急署名、期限は10月2日まで
著者: 太田光征控訴期限の10月2日まで何百万、何千万と集めましょう。 福島原発刑事訴訟支援団では、検察官役の指定弁護士の皆さんに控訴のお願いをする緊急署名をはじめました。 ▼【緊急署名】東電刑事裁判元経営陣「無罪」判決に控訴してくださ
本文を読む砂川事件裁判国家賠償等請求訴訟第2回口頭弁論および報告集会取材のお願い
著者: 吉沢弘久伊達判決を生かす会をご支援いただいている皆様 時下益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。 伊達判決を生かす会 事務局の吉沢でございます。 いつも私どもの会をご支援賜り誠にありがとうございます。 https://chiky
本文を読む9/23(月・休日)社会主義理論学会第82回研究会@慶応義塾大学三田キャンパス
著者: 紅林進社会主義理論学会第82回研究会のご案内 <統一テーマ:多数決政治をどう考えるか> 日時:9月23日(月・休日)午後2時~5時 <報告> ●紅林進(フリーライター) 「民主制のインフラとしての選挙制度」 参考文献:紅林進編
本文を読む《東電の天皇》の責任と、《本家の天皇》の責任と。
著者: 澤藤統一郎《東電の天皇》と異名をとって業界に君臨し、原発を推進してきたのが勝俣恒久元会長。福島第1原発事故の未曽有の規模の被害について、業務上過失致死傷罪で強制起訴されたが一審無罪の判決を得た(9月19日)。 「被害者らが提起し
本文を読むくじらのような大きな船の音楽会 ひびきあう第五福竜丸のしらべ
著者:きれいな海にやってきたいっそうのマグロ漁船と、いっとうの大きなくじら。 漁師さんとくじらは、見たことのない大きな大きな太陽を見た……。 くじらは考えた。きれいな海を、大切ないのちを守るには……。 アメリカの水爆実験で被ば
本文を読む本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(236)
著者: 本間宗究(本間裕)デリバティブと中央銀行 現在、世界の関心は、「米中の貿易戦争」などがもたらす「実体経済の悪化」、そして、「デフレ」に向かっているようだが、この時の注目点は、やはり、「国債バブルの動向」とも言えるようである。つまり、現在、
本文を読む●無責任大国ニッポン!〜東電刑事裁判でまさかの「全員無罪」判決
著者: 松原 明9月19日、旧東電経営者3名の刑事責任を問う東京地裁判決には、832人の傍聴希望者が集まった。午後1時すぎ、判決の一報を待つ地裁前は支援の人々と内外のメディア陣であふれ返っていた。そこに中から、2人の原告団の女性がとぼと
本文を読む明治維新の近代・13 シナの消去としての日本近代その一 ー津田左右吉『シナ思想と日本』の再読
著者: 子安宣邦「今日の日本があらゆる点でいわゆる西洋に源を発した現代の世界文化、その特色からいうと科学文化と称すべきもの、を領略し、民族生活の全体がそれによって営まれていることは、いうまでもない。昔の日本人が書物の上の知識やいくらかの
本文を読むあらためて、髙村光太郎を読んでみた(5)民族の「倫理」と「美」と
著者: 内野光子光太郎は、地政学をはじめ、天文学などに自然の必然があるかのような、そして数学・物理という論理と「倫理」「美」という言葉を頻用する。しかし、頻繁に登場するそれらのことばは、よくよく考えてみると無内容であるにもかかわらず、繰
本文を読む「《壁を橋に》プロジェクト」 ― 「表現の不自由展」再開に向けて
著者: 澤藤統一郎一昨日(9月17日)の夕刻、「表現の不自展・実行委員会」が主催する「《壁を橋に》プロジェクト 今こそ集会(in東京)」に足を運んだ。200人の参加で、盛会だったことに安堵の思いである。 仮処分申立報告と支援要請を中心とし
本文を読む東北フォーラムホームページNo.4 井上元東北大総長の研究不正疑惑の解消を要望する会 新着情報 No. 3
著者: 大村泉新着情報 No.3 2019年9月19日 大村泉、重松公司、丹生淳郷「井上明久東北大学元総長の研究不正- 日本金属学会欧文誌編集委員会は井上氏の3論文撤回を決定、注目される東北大学の対応」(『日本の科学者』2019年9月
本文を読む中国の知識人は何を考えているか
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(290)―― 今年1月、元北京大学教授鄭也夫が「中国共産党は歴史の舞台から退場を」という趣旨の主張を公開したというニュースがあった(信濃毎日新聞2019・1・9)。習近平政権の思想統制のなか、リベラル
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