監督・脚本ジョナサン・グレイザー映画「The Zone of Interest 関心領域」 (2023年/アメリカ・イギリス・ポーランド/105分)を観て

著者: 松井和子

 1978年夏、私は夫とともにデンマークへの旅の途中、ポーランド・オシフィエンチムにあるアウシュヴィッツ強制収容所跡を初めて訪れた。  その記憶を呼び起こす映画「関心領域」(原題:The Zone of Interest

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韓国通信NO746 抑止と戦争-金正恩と習近平は自民党の「救世主」なのか

著者: 小原 紘 

<安保法制の成立を助けた台風> 2015年9月、安保法制に反対する学生と市民で連日国会周辺は埋め尽くされた。 集団的自衛権を認め政策の大転換をはかろうとする安倍政権は市民たちによって窮地に追い込まれていた。だ

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改憲阻止運動のシンボルに   東京都府中市に「9条の碑」

著者: 岩垂 弘 

 「日本国憲法をゆがめようという流れは、なお強いものがある。そういう時だからこそ、憲法を愛し、はぐくむ思いを全国に発信しよう」。そんな願いを込めた「9条の碑」が東京都府中市に完成、5月7日、除幕式が行われた。このような碑

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トランプは、アメリカの民主主義の健全さを示すリトマス試験紙となった。彼が、有罪の宣告を受け、さらに受刑者として収監されることが、アメリカの民主主義の成熟性の証しとなる。それが「トランプ有罪評決」の爽やかさの理由である。

著者: 澤藤統一郎

(2024年6月1日)  昨日の朝は、久々に爽快だった。言うまでもなく、「トランプ有罪」の報が飛び込んできたからである。この上なく耳に心地よい、市民による正義実現のニュース。法廷には、「ギルティ」の言葉が34回繰り返され

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【動画】今こそ最高裁へ!東電旧経営陣の責任をただす 東京集会(2024.5.28)

著者: 太田光征

皆さん 津波の危険性を把握しながらも事故対策を怠り、2011年に福島原発事故を起こした東電旧経営陣の責任を放免するな。 「今こそ最高裁へ!東電旧経営陣の責任をただす 東京集会(2024.5.28)」の動画をご紹介します。

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青山森人の東チモールだより…要人が容疑者となった二つの裁判

著者: 青山森人

控訴裁判所、いきなり無罪放免を告げる 連立与党・民主党の主要幹部・アントニオ=ダ=コンセイサン、通称〝カロハン〟(以下、カロハン)が去年12月12日、ラモス=オルタ大統領によってインドネシア駐在の東チモール大使に任命され

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SJJA& WPO【西サハラ最新情報】583 「サンチェス政権は偽善」西サハラ記者サレク

著者: 平田伊都子

 「耐え難い屈辱」と、西サハラの作家でジャーナリストのババ・ラルーシが、5月28日に「サンチェス、あんたは、、」とペドロ・サンチェス・スペイン首相にSNSで呼びかけました。  「スペインと二重基準:パレスチナ国家の承認と

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■短信■ 多文化共生への道を求めて  高麗博物館が映画上映とトークのイベント

著者: 「リベラル21」

 「市民がつくる日本・コリア交流の歴史博物館」といわれる認定NPO法人・高麗博物館(東京都新宿区)は、今年のイベントとして、「多文化共生への道を求めて」と題する映画上映とトークの会を行うことになり、「ぜひ参加してください

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(463)

著者: 本間宗究(本間裕)

ゼロ金利からの出口戦略 現在の「植田日銀総裁の目論見」としては、「マイナス金利を解除するとともに、異次元のインフレ政策へ踏み出す覚悟を決めた状況」とも思われるが、この点に関して、最も注目すべきポイントは、「ゼロ金利からの

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■短信■ あなたもビキニ事件の目撃者に 平和協会が映画「第五福竜丸」復刻版を制作・販売

著者: 「リベラル21」

 今年は、人類史に特記される「ビキニ事件」から70年にあたる年である。このため、ビキニ事件で被災した第五福竜丸の保存・管理を委任されている公益財団法人・第五福竜丸平和協会は、年間を通して「ビキニ水爆実験被ばく70年記念事

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【本日】防衛省は”イスラエル”「死の商人」から攻撃用ドローンを買うな!防衛省前抗議へ

著者: 杉原浩司

  当日のご案内となり恐縮ですが、本日31日夕方にイスラエル製殺人ドローンの 輸入中止を求める防衛省前抗議を行います。ネット署名のキックオフアクショ ンでもあります。 国際刑事裁判所(ICC)が逮捕状を請求して

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世界のノンフィクション秀作を読む(72)磯田道史(静岡文化芸術大教授)の『大田垣蓮月』(文春文庫『無私の日本人』所収)――数奇な運命をたどった江戸後期の美貌の才媛歌人の心打つ伝記(下)

著者: 横田 喬

磯田道史(静岡文化芸術大教授)の『大田垣蓮月』(文春文庫『無私の日本人』所収)――数奇な運命をたどった江戸後期の美貌の才媛歌人の心打つ伝記(下)  夫・重二郎を失って後の数か月、おのぶの有様は無残なものだった。ひがな一日

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沖縄米軍基地本土引き取り論によせて

著者: 岩田昌征

 5月26日(日)ちきゅう座主催の討論集会が明治大学自由塔で開かれ、高橋哲哉氏(東大名誉教授)による沖縄米軍基地本土引き取り論を拝聴した。筋道のしっかりした問題提起、何よりも運動論の底にあるはずの原理と気構えを示された。

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世界のノンフィクション秀作を読む(71)磯田道史(静岡文化芸術大教授)の『大田垣蓮月』(文春文庫『無私の日本人』所収)――数奇な運命をたどった江戸後期の美貌の才媛歌人の心打つ伝記(上)

著者: 横田 喬

磯田道史(静岡文化芸術大教授)の『大田垣蓮月』(文春文庫『無私の日本人』所収)――数奇な運命をたどった江戸後期の美貌の才媛歌人の心打つ伝記(上)  大田垣蓮月(1791~1875)は「菩薩尼」と呼ばれた江戸後期の歌人・陶

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お江戸舟遊び瓦版1038号/100 年後の安心のための TOKYO 強靭化世界会議

著者: 中瀬勝義

※ちきゅう座より 以下の記事はPDFの埋め込みですが、その部分が空白のままになって表示される場合があります。お手数ですがブラウザ左上隅の更新ボタンを何回か繰り返して押してみてください。表示されるようになります。 http

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欧州はユダヤ人問題をパレスチナへ厄介払いした――欧州の罪は重い――(その六)

著者: 柏木 勉

――「反ユダヤ主義!」という悪罵・ののしり  そんなものはとっくに無効になっている――ネタニヤフ、ICCの逮捕状請求に「反ユダヤ主義!」  5月20日、パレスチナ・ガザでの戦闘をめぐり国際刑事裁判所(ICC)の検察局は、

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