■短信■ ドキュメンタリー映画2本をお勧めします  - 「抗い」と「まなぶ」 -

著者: リベラル21

優れたドキュメンタリー映画2本の鑑賞をお勧めします。 ★『抗い――記録作家 林えいだい』(100分)  「福岡県筑豊には炭鉱のいろんな傷跡が今も残っている。ボタ山、炭住、坑口、アリラン峠、朝鮮人墓地・・・・・・その歴史の

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「ナンチャッテ大統領」(so-called President)の裁判官攻撃

著者: 澤藤統一郎

権力は有用なものだが、同時にこの上なく危険なものでもある。権力の暴走を許さぬために、法の支配の大原則があり、権力の分立がある。 「法の支配」確立の歴史ににおいては、イングランドの法律家エドワード・コーク(コークは、クック

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2月18日「日本のアカデミアの再軍事化を防ぐ━戦後日本の「独自性」を維持することの意味━」

著者: 新田秀樹

元広島市立大平和研究所にいた高橋ひろ子さんからのメールの転送です。 高橋さんは事実上、反動化する松井市政と戦争研究所になりつつある市立大を雇止めされ、東京に移りました。名古屋での催しですが。   みなさま 下記

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(報告)(必見)講演会:東電事故の汚染土を「安全に」「全国に、ばらまく」環境省方針って何?(BYまさのあつこさん)

著者: 田中一郎

さる2月8日(水)、スペースたんぽぽにおいて、ジャーナリストのまさのあつこさんを招いての講演会「東電事故の汚染土を「安全に」「全国に、ばらまく」環境省方針って何?」が開催されました。この問題については、これまでもみなさま

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ジョン・ピルジャー『きたる対中戦争』John Pilger: The Coming War on China

著者: ピースフィロソフィー

ドナルド・トランプは2016年のニューヨーク・タイムズとのインタビューで、米国は世界の警察官をやめて国防費を削減すると主張していた。彼が国防長官に任命したジェームズ・マティスは、就任早々の2月2日に韓国、続く3日に日本を

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「一般的意味での戦闘」も「法的意味では平和」である。

著者: 澤藤統一郎

複数のメディアやジャーナリストから情報開示請求のございました「南スーダン PKO陸自部隊日報」の件。廃棄済みで不存在として、昨年12月いずれも不開示決定をしたところでございます。当該資料は、飽くまでも法的意味において廃棄

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津田・国民思想論・5 津田の『源氏物語』評価と「国民」概念

著者: 子安宣邦

「恋は光景によって更に数層の深さを増す。恋そのものについては興味の乏しい平安朝人の恋愛に特殊の趣のあるのはこれがためである。只それ画裡の景である。詩中の趣である。われを画裡の男と見、われを詩中の女と見るところに興趣がある

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【緊急拡散お願い】稲田防衛相に「ただちに辞任を!」の声を届けよう!

著者: 杉原浩司

先ほど、報道ステーションやNEWS23などで、「廃棄した」としていた南スーダン派遣自衛隊の日報が見つかった件に関する、稲田朋美防衛大臣による信じ難い国会答弁を見ました。以下はその一部です。 「何度も申し上げますが、意味が

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アメリカは資本主義から共産主義へ? アメリカに幽霊が出た~共産主義という、、

著者: 平田伊都子

 2017年はロシア革命が成功してから100年めに当たります。 その節目の年に、資本主義のアメリカでトランプ新大統領が誕生しました。 そのトランプ大統領を操るホワイトハウス最高権力者のステイーブン・バノンが「私はレーニン

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2・20ルネサンス研究所定例研究会 <第三局型ポピュリズム>の時代をどう見るか ― イタリアの事例を中心に

著者: 菅孝行

ルネサンス研究所次回定例研究会のお知らせ 日 時 : 2017年2月20日(月曜日) 会 場 : 専修大学神田校舎7号館8階784教室 開 場 : 18:15~開始1830~21:00(直前まで前の使用者がいます) テー

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2.15 武器輸出反対!東京・神戸同日アクション(川重&新明和)へ

著者: 杉原浩司

2月15日、川崎重工によるニュージーランドへの軍用機輸出、新明和工業によるインドへの軍用飛行艇輸出に反対する東京・神戸同日アクションを行います。両案件とも無理筋です。早く諦めてもらいましょう。首都圏の方、関西の方、奮って

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自滅する西側世界の左翼運動 左翼のリベラル化と極右の台頭

著者: 童子丸開

バルセロナの童子丸開です。 新しい和訳記事ですが、これも前回と同様に、スペインのポデモスの動向に絡めています。しかし今回の記事の内容は、前回と同じく、アンチ・トランプの嵐が吹き荒れている欧州と米国(たぶん日本も)では非常

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2月8日の経産省への申し入れ案内(8日水12時半~、参議院議員会館B105、事前連絡要)

著者: kimura-m

若狭連帯行動ネットワーク(大阪)からの案内を転送します。 福島事故関連費と原発コストを「電気の託送料金」に転嫁しないでください! 2・8経産省への署名提出・交渉に参加を! 経産省は、福島事故関連費と原発コストの計8.6兆

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改めてこの船の航跡に注目しよう - 第五福竜丸建造から70年 -

著者: 岩垂 弘

 東京・夢の島の一角に立つ「都立第五福竜丸展示館」を久しぶりに訪れた。毎年、「ビキニ・デー」の3月1日が近づくと、この展示館を訪ねてみようかという気持ちになるが、今年は、ここに展示されている船・第五福竜丸が建造から70年

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《嘘を平気で言う。ばれても恥じない》ー「橋下徹対野田正彰」訴訟 判決紹介

著者: 澤藤統一郎

本年(2017年)2月1日付の、「橋下徹」対「新潮社・野田正彰」損害賠償請求事件、上告審の決定書を入手した。橋下から、新潮・野田医師に対する上告を棄却するとともに、上告受理申立も不受理とする三行半の決定。 その原判決が、

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記録と随想12: 敗戦後日本社会科学の二隘路(西洋中心的「単線的発展段階論ないし進化論」による「『民主化』と『戦争』」問題の看過、「政治的ゲマインシャフト行為」における「ゲゼルシャフト結成」の諸階梯としての「経験科学」的「国家論」の欠落)――マックス・ヴェーバーにおける「古代国家の発展図式」(『古代農業事情』)が「社会学的決疑論体系」(『経済と社会』旧稿)に再編成される経緯と意義 (プロレゴーメナ)(1月14日)

著者: 折原浩

はじめに 昨今の社会科学、とりわけ「比較歴史社会学」をめぐる研究状況を顧みると、マックス・ヴェーバー「古代農業事情」(第三版1909、GAzSuWG: 1-288, MWGⅠ/6: 320-747,渡辺金一・弓削達訳『古

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文庫本「解説」の「解説」の面白さ  ―書評 斎藤美奈子著『文庫解説ワンダーランド』(岩波新書)―

著者: 半澤健市

 本書は、文庫本の「解説」を「解説」した本である。 解説の解説なんて何が面白いのか。面白いのである。 著者の斎藤美奈子(さいとう・みなこ)は、1956年生まれの文芸評論家。「序にかえて」の副題に「本文よりエキサイティング

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