12月社会批評研究会のご案内 12月の社会批評研究会を以下ご案内します。 ご参加をお願いしたします。 1,日時 2024年12月14日(土) 14時から17時 2,場所 本郷会館
本文を読むちきゅう座会員の執筆一覧
【7月22日(土)】第六回 ヘーゲル研究会のお知らせ
著者: 野上俊明これまで二回の「市民社会」論の講読から見えてきたことを、自己流ながら簡単にまとめます。 普遍性と特殊性の論理的概念を使って、ヘーゲルは市民社会を成立させている個の契機と共同性の契機の相互関係を明らかにします。個の契機
本文を読む名作をたずねて 三浦綾子の作品群を振り返って
著者: 野上俊明三浦綾子は、 1964年朝日新間の一千万円懸賞小説に当選した「氷点」に始まり、1999年に逝去するまで、じつに70冊有余の著作を世に送り出した多作の作家です。結核の療養生活と脊椎カリエスでギブスベッドに固定されての寝た
本文を読むアメリカのリベラルから見た安倍政権の評価
著者: 野上俊明安倍首相の辞任表明後、安倍政権7年8か月の評価がいっせいに出始めました。われわれリベラルや左翼の評価が厳しいのは当然ながら、ただ気になるのは朝日新聞の世論調査で安倍治政を評価するとしたのが、71%もの高さを示したことで
本文を読むコロナウイルス予防への私見
著者: 合澤 清何に対してもそうではあるが、特に科学技術、とりわけ医学的な世界では専門知識所有者にほとんどを依存する(その方の指示通りに動く)のはごく当たり前のように思われる。特に医療では、一歩間違えば生命に関わりかねないのであるから、
本文を読むアウンサン・スーチー国際司法裁判所へ、普遍的諸価値からの公然たる離反
著者: 野上俊明ロヒンギャ70万人のエクソダスを生み出したミャンマー・ラカイン州危機からまる2年、半世紀ぶりに成立した文民政府への幻滅とともに、以後アウンサン・スーチーやミャンマーという国は、われわれ国際社会の視野から遠ざかった感があ
本文を読む12・8『月歩双書』創刊記念イベント「プラットフォーム新時代」を考える
著者: 松田健二日時:12月8日(日)14時~17時(13:30開場) 会場:明治大学駿河台校舎リバティタワー7階1073教室 香港からのメッセージ:ヤント・チャンドラ香港理工大学隼教授(代読) 基調報告:白井和宏(市民セクター政策機構
本文を読む2019.ドイツ便り(11)
著者: 合澤 清不安定な天候続きなので、外出、特に遠出の時は少々心配になる。しかし土曜日に使うための「ニーダーザクセンチケット」を早々と水曜日に買ったからには、中止には出来ない。 なぜ水曜日に買ったかといえば、ハーデクセンからゲッティン
本文を読む2019.ドイツ便り(10)
著者: 合澤 清ハーデクセンはこのところ雨続きだ。正確に表現すれば、天候不安定である。stabil(安定的)の反対語としてlabilというのがあるが、ドイツ人は日常的には使わないのか、我が家のP女史もそんな言葉は知らないという。インテリ
本文を読む2019.ドイツ便り(9)
著者: 合澤 清ドイツに来てあっという間に40日余りが経ってしまった。天候は相変わらず不安定であり、極端に暑かったり、また上着を着込むほど寒くなったりの繰り返しである。 そろそろドイツのWurst(ヴアスト=ソーセージ)にも飽きてきた。
本文を読む韓国への経済制裁は、破綻する――歴史を百年前に引き戻す経済制裁
著者: 矢沢国光日本政府は、8月2日、韓国への経済制裁を閣議決定した。 だが、この経済制裁は、破綻する。なぜか? 第一に、日本政府自身がすでに「徴用工問題」を口にできなくなっている。 今回の経済制裁が「徴用工問題への報復」である
本文を読む「れいわ新選組」に対する一抹の違和感
著者: 熊王信之この度の参議院選挙戦が始まる前後からですが、正直に申しまして、山本太郎氏を始め彼等「れいわ新選組」との呼称に不快な語感がするのです。 まず何故元号なのか、と不審な思いがしたのが事実です。 山本氏は、革新では無かったのか、
本文を読む2019.ドイツ便り(8)
著者: 合澤 清このところヨーロッパに再び猛暑が襲来している。フランスのボルドーでは41.9℃、パリでも40℃という記録的な暑さになっているという。先日、旅先で見たテレビでは、ロシアのバイカル湖が溢れて周囲一帯に大洪水が起きたようだ。自
本文を読む友へ 参院選の簡単な総括
著者: 小島四郎神奈川選挙区で私が投票したあさか由香さんは、また次点でした。しかも4位当選の松沢とは15万票という大差がつきまきした。牧山さんとのアベック当選を狙ったのですが残念です。一説によると最後の最後に自民から20万票が松沢に回
本文を読む選挙結果の感想各様
著者: 熊王信之今回の選挙結果、皆様はどのような思いでマスメディアの報道をご覧になられたのでしょうか。 憲法改正に歯止めをかけた、或いは、自公政権が揺るがず、消費増税に待ったをかけられず貧富の格差が広がる一方だ、とか夫々の思いを抱かれて
本文を読む2・23公開ポスト資本主義研究会――社会的連帯経済の現状と課題
著者: 松田健二日時:2019年2月23日(土)13時30分~17時(13時開場) 会場:本郷会館洋室B(東京都文京区本郷、丸の内線本郷3丁目下車5分) 講師:平山昇(仙台羅須地人協会東京支部) コメンテータ:若森資朗(ソウル宣言の会)
本文を読む「マルクス経済学者有沢広巳の魅力」──周回遅れの読書報告(その82)
著者: 脇野町善造有沢広巳のことを知っている人間は、みなもうかなりの年配であろう。有沢には『学問と思想と人と』という、自伝のような実にいい著作があるが、こんな本を知っている人間ももう少なくなっているかもしれない。 有沢の功績は大きく分
本文を読む12.2医療観察法を廃止しよう!全国集会
著者: 村尾知恵子日 時 : 12月2日(日) 13時30分〜16時30分 場 所 : ウェルファーム杉並 第3集会室 連絡先 : 心身喪失者等医療観察法(予防拘禁法)を許すな!ネットワーク
本文を読む「オーラルヒストリーにも面白くないものもある」──周回遅れの読書報告(その81)
著者: 脇野町善造何年か前に、宮崎勇『証言 戦後日本経済』を読んだことがある。戦後の経済計画立案の現場に立会い、「官庁エコノミスト」のトップの一人だった人物に対するオーラル・ヒストリーである。本当なら面白くないわけがない。書評での評判も
本文を読む「正字歴史的假名遣い論者に問いたいこと」──周回遅れの読書報告(その80)
著者: 脇野町善造吉田一穂という詩人の作品「白鳥」が好きである。学生時代にまだ休刊になっていなかった「日本読書新聞」で「磁極30度斜角の新しい座標系に、古代緑地の巨像が現れてくる」という「白鳥」の一節を読んで、こんな詩はとても書けないと
本文を読む「とんでもない誤訳」──周回遅れの読書報告(その77)
著者: 脇野町善造ネットル『ローザ・ルクセンブルク』を知人から借りた。それを読んでいたら、上巻142頁~143頁にローザ・ルクセンブルクの(ベルリンに移住した直後の)日常が彼女の手紙からの引用という形で記されていた。この原文は少し前に読
本文を読む11・24(土)シンポジウム 日本の政治と社会を立て直す
著者: 村尾知恵子日 時:11月24日(土) 13時30分〜16時30分 場 所:文京シビックセンター26階 スカイホール 主 催:研究所テオリア
本文を読む「道々の者が消えた」──周回遅れの読書報告(その76)
著者: 脇野町善造「定住漂泊」という言葉が好きである。もっと絞って言えば、「漂泊」が好きである。最近まるでそれが出来なくなったから、余計に憧れているのかもしれない。しかし、私が小さい頃にはまだ見かけた、漂泊の人たち(「道々の者」)がすっ
本文を読む新宿農場 「越後いろりん村」から初めて米が届くよ~
著者: 村尾知恵子毎週日曜日、午後4時頃になると、都庁横に、路上の仲間に届けるおにぎりが到着する。新宿連絡会(新宿野宿労働者の生活・就労保障を求める連絡会議)の高田馬場事務所で作られて、運転手くまさん(ニックネーム)たちが運んでくれる。
本文を読む意見の近親性は意見の簒奪を正当化しない──周回遅れの読書報告(その75)
著者: 脇野町善造古い週刊誌(『エコノミスト』1999年11月2日号)に、金子勝『反グローバリズム』に対する間宮洋介の書評が掲載されている。「精緻な議論で、米主導のグローバリズムを切る」という小見出しが付されている。この小見出しからも判
本文を読む「異邦人たれ」──周回遅れの読書報告(その74)
著者: 脇野町善造昔、抜粋を書き写したカードを小さな箱のなかに入れて机の上においていたことがあった。かっこよく言えば、「未整理カードボックス」とでもいうものである。実際には随分長いこと整理してないカードボックスもあった。ある時、意を決し
本文を読む「反スターリニストとしてのイギリス共産党」──周回遅れの読書報告(その73)
著者: 脇野町善造伊東光晴『現代経済の変貌』については、すでに(その19)で言及している。したがってその本についてもう一度書くということは、ある意味では「反則」である。しかし、(その19)では忘れていたことがあることに気づいた。「反則」
本文を読む「マルクスは何故『資本論』を完成させなかったのか」──周回遅れの読書報告(その72)
著者: 脇野町善造山口重克・平林千牧編『マルクス経済学・方法と理論』は、随分と昔になくなった日高普教授の還暦記念としてまとめられたものであるから、その古さが知れる。執筆者のなかには、渡邊寛、侘美光彦、杉浦克己ら、もう世を去った人達も少な
本文を読む9.7沖縄戦終結の日 琉球弧に自衛隊=日本軍はいらないアクション
著者: 村尾知恵子9月7日(金)19時〜国会正門向かって右岸 呼びかけ・琉球弧自衛隊配備反対アクション https://twitter.com/nobase_ryukyuko 以下は、「琉球弧ピースネット」さんの呼びかけ文です。 ■侵略
本文を読む迎え火の頃 「ありがとう、さようなら そしてまた」
著者: 村尾知恵子今年の暑さは特別、気象庁は「猛暑災害」と伝えている。路上で暮らす夏もまた死と隣り合わせの中にいることになる。 今年もお盆の期間は、これまで亡くなられた多くの仲間の追悼を行っている。この一年では、新宿連絡会の歴史の中に
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