inukoroおやじの執筆一覧

デカ顔で汗かきのうるさいメタボおやじ

「朝鮮・台湾植民地の歴史と記憶」〜ポストコロニアルの視点から〜 蠢く新植民地主義 —甘え生む親日幻想—

著者: 岡田 充

◆◆ <はじめに> 李登輝元台湾総統が2015月7月末に来日した。台湾では「過去の人」という評価が定着しているが、日本では「アジアの哲人政治家」と持ち上げる声が絶えない。来日中に議員会館で国会議員ら300名を前に演説し、

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テロと付随的損害(Collateral Damage) - ロンドンとイスタンブール -

著者: 盛田常夫

 11月13日のパリ・テロ事件から4日目の17日夜、ロンドンのウェンブリー・スタジアムで英国とフランスのサッカー親善試合が挙行された。荘厳なセレモニィの後、英国国歌とフランス国歌が流され、選手と観客はともに黙祷を捧げた。

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(108)

著者: 本間宗究(本間裕)

非鉄価格の急落 現在、「非鉄」や「貴金属」の価格が急落しており、この理由としては、「悪化する中国経済」や「ドル高」などが挙げられているようである。つまり、「中国の需要が減少しているために、価格が下落している」、あるいは、

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原節子の戦争と平和(4) ― 伊丹万作と家城巳代治 ―

著者: 半澤健市

 「原節子の戦争と平和」から、十五年戦争に関する映画人の戦争責任の問題にたどり着いた。しつこいようだが、映画が―今ならテレビが―、百万人規模に影響を与えるから考察しておきたいのである。 GHQによる1946年1月の公職追

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東北大学の井上前総長の研究不正疑惑 その後 3 - 名古屋大学大学院工学研究科 秦誠一教授への公開質問について -

著者: 川弾降雄

はじめに ちきゅう座編集子は、この間、3度に亘って「井上総長の研究不正疑惑の解消を要望する会(フォーラム)」のHP記事を転載し、井上明久東北大学前総長の研究不正疑惑内容と、それを追及するフォーラムの活動を紹介してきた。最

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東北大学の井上前総長の研究不正疑惑 その後 2

著者: 川弾降雄

前報で紹介した「週刊金曜日」の三宅勝久氏による連載「東北大学“井上合金”事件」が完結した。 井上前総長がノーベル賞を狙っていたことは全く知らなかったが、東北大学のその筋の関係者は受賞の際の記者会見場を毎年押さえていたとい

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東北大学の井上前総長の研究不正疑惑 その後 1

著者: 川弾降雄

東北大学の井上前総長の論文捏造疑惑とは、アモルファス(非晶質)金属研究のパイオニアである東北大学金属材料研究所の増本健教授の門下生として輝かしい実績をもち、アモルファス金属の一種である金属ガラス研究の世界的権威と呼ばれる

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武力によらない平和の実現を目指して - 世界平和七人委が創立60年でアピール -

著者: 岩垂 弘

 世界平和アピール七人委員会は12月20日、「武力によらない平和の実現を目指して―世界平和アピール七人委員会創立60年に際して―」と題するアピールを発表した。   同七人委は、1955年、世界連邦建設同盟理事長で平凡社社

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書評『雨のオクターブ・サンデー』難波田節子・著 鳥影社・刊

著者: 阿部浪子

 難波田節子氏の描く小説集からは、心と心の触れ合いが浮上してくる。私たちは自分が、他人からうける影響は手につかめても、他人にあたえるそれはわかりにくいものだ。日本と異国を舞台にしながら、人と人との交流をとおして、6編のド

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天台宗座主の半田孝淳さん逝く - 生涯を通じて反核平和を訴え続ける -

著者: 岩垂 弘

 誰しも「一度会ったら忘れられない人」がいるはずだ。私にも何人かいるが、その1人の訃報に接した。12月14日に98歳で亡くなった天台宗(総本山・比叡山延暦寺)座主の半田孝淳(はんだ・こうじゅん)さんである。私が半田さんの

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原節子の戦争と平和(3) ―俳優は「着せ替え人形」なのか―

著者: 半澤健市

 「原節子の戦争と平和」を書いていると関連する幾つかのテーマに導かれる。 一つは、俳優は職業の社会的な意味をどう考えているのか。 二つは、日本の映画人は戦争と平和をどう考えてきたのか。 三つは、映画観客はそういう問題をど

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青山森人の東チモールだより 第314号(2015年12月16日)

著者: 青山森人

解放運動の政治から国家運営の政治へ 首相の座を目指す可能性を否定しない大統領  最近、タウル=マタン=ルアク大統領の次期総選挙への出方に注目する記事が東チモールにかんする報道で目立っています。ここではポルトガルの通信社「

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原節子の戦争と平和(2) ― ナチスのアイドルとなった美少女 ―

著者: 半澤健市

 原節子の戦争は『新しき土』(1937年)から始まった。 日独合作の日本最初の本格的「国際映画」である。1920年生まれの原節子が、横浜高等女学校をやめて女優になったのは1935年である。家庭の経済的事情と義兄の映画監督

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「アラブ諸国は何をしているのか!」―アハメド・ラシッドの怒り  ―シリア紛争解決への転機に⑦

著者: 坂井定雄

パリとベイルートでの大規模テロ事件後、米国、ロシアに続いてフランス、英国もシリアの「イスラム国(IS)」の本拠地に対して爆撃を拡大している。ところが、有志国連合の一員として、小規模ながらISへの爆撃に加わったサウジアラビ

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SJJA&WSJPO【西サハラ最新情報】No 139 テロと戦う難民

著者: 平田伊都子

 パリ・テロの実行犯が、シリア難民に紛れ込んでヨーロッパに入ったモロッコ出身のイスラム教アラブ人が主役でした。 そしてアメリカのカリフォルニアで、パキスタン出身のイスラム教徒夫婦が銃を乱射して14人を殺すと、トランプ共和

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(107)

著者: 本間宗究(本間裕)

時代錯誤の帝国主義論 現在、「南沙諸島」を巡り、「中国」と「アメリカ」との間で緊張が高まっているが、この点については、基本的に、それほど心配する必要性が無いものと考えている。つまり、「軍事力で、他国の領土を奪い取る」とい

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安保理決議を背後に、有志連合とロシアがIS攻撃を拡大 ―シリア紛争解決への転機に⑥

著者: 坂井定雄

シリアを本拠地にテロ攻撃を各地で実行する「イスラム国(IS)」に対する米国主導の有志国連合に、パリの連続テロ事件後、フランス、英国、ドイツが参加し、ロシアもそれより早く独自にIS爆撃を開始した。中国を除く国連安保理常任理

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原節子の戦争と平和 ― 小津は「大東亜戦争はなかった」と考えたか ―

著者: 半澤健市

 ドイツの日刊紙『ディ・ヴェルト(世界)』は映画女優原節子の訃報記事に「日本人に対しては西洋的な美を、西洋には理想の日本人女性を体現した」と書いた(『東京新聞』、2015年11月27日夕刊、「共同」)。これは多くの日本人

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大賞に中日新聞グループの「平和の俳句」 - 2015年度の平和・協同ジャーナリスト基金賞 -

著者: 岩垂 弘

 反核・平和、協同・連帯、人権擁護等を推進するための報道に寄与したジャーナリストを顕彰する活動を続けている平和・協同ジャーナリスト基金(PCJF。代表委員、歴史学者・色川大吉、慶應義塾大学名誉教授・白井厚の各氏ら)は12

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