inukoroおやじの執筆一覧

デカ顔で汗かきのうるさいメタボおやじ

ファシズムは死語になったのか(7) ― 中島岳志著『親鸞と日本主義』を読む ―

著者: 半澤健市

《麻原彰晃は往生できるか》  本書はリベラル保守を自称する論客中島岳志(なかじま・たけし)が「日本主義と親鸞」の距離を測定した作品である。一九九五年、地震被災後の神戸で、二〇歳の中島は吉本隆明の「ヨブ記」と題する講演を聴

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公演『泥棒たち』(9月8日ー18日)   デーア・ローアー作 公家義徳演出  欧州で今、最も先鋭な劇作家が描くドイツの人間模様  

著者: 村上良太

 ドイツは「欧州で一人勝ちしている」とよく言われます。2003年に社会民主党のシュレーダー政権が始めた身を切る改革「アジェンダ2010」で生産性が高まり、失業率も半減したのです。そんな一見ハッピーなドイツですが、実態はど

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SJJA&WSJPO【西サハラ最新情報】225 泰山鳴動、商売繁盛

著者: 平田伊都子

<大山鳴動、商売繁盛>で、アメリカの武器商人たちだけが大儲けをして、<朝鮮戦争騒動>は彼らのハッピーエンドに終わりそうです。 連日、日本のマスコミやミニコミやマチコミに「さ~戦争だ」と、馬鹿踊りをさせたのは、トランプ武器

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「平和の鐘 一振り」10年、60数カ所に - 長崎原爆の惨禍を忘れまい -

著者: 岩垂 弘

 8月は、日本人が戦争と平和ついて考えたり、行動する月である。広島原爆の日(8月6日)、長崎原爆の日(8月9日)、終戦記念日(8月15日)など戦争と平和にからむ事跡がこの月に集中しているからだ。今年もこれらの事跡にちなむ

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クルド人国家独立への住民投票迫る(3) 賛否両派の公式な運動、電子投票登録開始

著者: 坂井定雄

9月25日にイラク・クルド人自治区政府が実施する予定の「クルド人自治区と自治区外のクルド人地域の国家独立の賛否を問う住民投票」の公式な運動が5日、始まった。投票を管理する公的機関―高等選挙及び住民投票管理委員会(IHRE

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安倍9条改憲を許さず - 護憲派が大同団結して新組織結成 -

著者: 岩垂 弘

 安倍首相が「憲法9条改定」に突っ走る中、それの阻止を目指す護憲派が大同団結して新しい護憲組織を結成した。「安倍9条改憲NO!全国市民アクション」といい、9月8日(金)午後6時30分から、東京・中野区の「なかのZERO」

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SJJA&WSJPO【西サハラ最新情報】224 国連を襲うか?トランプ・ハリケーン

著者: 平田伊都子

 第72回国連総会が9月12日から始まります。 今総会の目玉は、国連無能論を繰り広げてきたトランプ米大統領の国連改革演説です。 しかも、恒例の参加国首脳演説の前日、9月18日に単独でトランプ国連改革演説会を開催するそうで

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SJJA&WSJPO【西サハラ最新情報】223 モロッコの移民を虐めないで!

著者: 平田伊都子

 「モロッコ生まれ」というタイトルで、2017年8月28日発売のフランス製週刊紙ジョンヌ・アフリクは、モロッコ出身者が起こした8月17日のバルセロナ・テロをセンセーショナルに報道しました。 表紙は真っ赤に星マーク、、明ら

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ヒトラー容認の国と見られる日本の軍事化・ファシズム化の現在!

著者: 加藤哲郎

2017.9.1 ◆ドイツ・ハイデルベルグ大学の友人から、緊急メールが来ました。北朝鮮のミサイルを、心配してではありません。ドイツの有力紙『フランクフルター・アルゲマイネ』8月30日にこんな記事が出ている、日本はいったい

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(166)

著者: 本間宗究(本間裕)

7月に発生した変化 「暦の観点」からは、「2017年4月」から「2018年1月」までの「10ヶ月間」が、「人々の意識や認識が、大きく転換する期間」を想定しており、また、「7月」については、「年と月と日の全てが丁となる時期

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ファシズムは死語になったのか(6) ―それは何色の服を着てくるのか―

著者: 半澤健市

関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式は、毎年9月1日に墨田区の都立横網町公園で行われる。小池百合子都知事は、今年からその式典への追悼文の送付をやめた(『東京新聞』、2017年8月24日)。 《歴史をゆがめるのはだれか》  石原慎

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意外な落とし穴? 中印国共の緊張―正念場の習近平(4)

著者: 田畑光永

新・管見中国(29)  今回は習近平における外交を考えてみたい。習近平もわが安倍首相に劣らず外国にはよく出かける首脳の1人だ。それについて私はつねづね不思議に思っていることがある。 習近平が出かけた先で会うのは、大統領と

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SJJA&WSJPO【西サハラ最新情報】222 TICADに西サハラが参加!

著者: 平田伊都子

「モザンビークで開かれたアフリカ開発会議(TICAD)閣僚級会合の会場で24日夜(日本時間25日未明)、議長国の日本が招いていない西サハラの関係者が強引に会場に入ろうとし、西サハラと対立するモロッコの出席者と小競り合いと

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中国にも「正論」はある、ただ民衆のものになっていないだけだ

著者: 阿部治平

――八ヶ岳山麓から(232)―― はじめに 中国では人文系社会科学系の学者は、たいてい中国共産党の召使にされてしまいました。それでも骨のある人はいます。「物言う経営者」として著名な大手不動産会社の任志強が「(メディアが党

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クルド人国家独立への住民投票迫る(下) 自治区首都アルビルで交渉つづく

著者: 坂井定雄

クルディスタン(クルド人の主な居住地域―英語版ウイキペディアから) イラクのクルド人自治区政府が9月25日に予定している、独立の可否を問うクルド人住民投票についてのイラク政府・与党と自治区政府代表団の交渉は、14日から2

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SJJA&WSJPO【西サハラ最新情報】221 西サハラ難民キャンプに行ってきました

著者: 平田伊都子

 成田を出たのが8月13日22時。 格安エメレーツ航空機のエコノミークラスは、お盆休みと重なり息苦しく満席でした。 飛行時間10時間40分で、乗り継ぎのハブ空港ドバイに着陸し5時間待たされ、さらに7時間機内席に張り付けら

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安倍政権の危うい大学入試「改革」 -センター試験後の大学入試-

著者: 小川 洋

はじめに  第2次安倍政権下の大学入試改革は、13年秋の教育再生実行会議の提言から始まった。その後、元慶応大学塾長の安西祐一郎氏を長とする中央教育審議会(中教審)に移され、一年余りの審議を経て14年末に最終答申が出された

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ファシズムは死語になったのか(5)  ― 大岡昇平の戦争論を読む ―

著者: 半澤健市

 敗戦記念日に、先達の戦争論を読んだ。作家大岡昇平(1909~1987)の『証言その時々』(講談社学術文庫・2014年、親本は筑摩書房・1987年)である。「蘆溝橋前夜から今日に到る、私の戦争に関する意見の、ほとんど全部

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(165)

著者: 本間宗究(本間裕)

ニュートンの閃き 「万有引力の法則」を発見した「アイザック・ニュートン」は、「リンゴが木から落ちる様子を見たことが、発見のきっかけだった」と伝えられているが、この点については、より詳しい解説が必要なようである。具体的には

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「日本人は歴史に学べ」 - 作家の半藤一利さん、終戦記念日に語る -

著者: 岩垂 弘

「過ちを繰り返さないために、日本人は歴史に学ばなくてはいけない」。昭和史研究の第一人者とされる作家の半藤一利さん(87歳)が、73回目の終戦記念日の8月15日、東京・池袋の映画館であった、自作の『日本のいちばん長い日』に

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21世紀におけるマルクス 2017年『資本論』150年記念シンポジウム

著者: 河村哲二

関係学会合同企画「21世紀におけるマルクス」の一環として、『資本論』第1巻刊行150周年記念にあたり、21世紀におけるK.マルクスの理論体系の意義と課題を、『資本論』体系を焦点にして、経済理論・学史・思想・歴史・現実分析

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沖縄の誇りと自立を愛する皆さまへ 第44号 河野元衆院議長 憤怒のインタビュー 沖縄の基地と憲法外交で安倍批判

著者: 河野道夫

2017年8月15日 国際法市民研究会  自民党総裁や外務大臣などを歴任後、2003年から政界を引退する09年まで、衆院議長を務めた河野洋平氏(1937生)は、「神奈川新聞」2017年8月15日号の終戦記念特集に向けたイ

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