ちきゅう座に掲載された「樺美智子さんの〈死の真相〉(60年安保の裏側で)―60年安保闘争50周年 御庄博実」を読んで大きな刺激を受けた。樺美智子さんの司法解剖時の所見を読むのは初めてだ。そして、検察の「人なだれによる死」
本文を読むakiyoshiの執筆一覧
樺美智子さんの「死の真相」 (60年安保の裏側で) ―60年安保闘争50周年
著者: 御庄博実(丸屋 博)はじめに 二〇一〇年四月某日、長崎暢子(旧姓・榎本)先生に会いました。五十年前、安保デモで樺美智子さんと一緒に国会に突入した3名の東大女子学生の一人です。 東大教授(現代史・インド史)を経て、いま龍谷大学の教授です。 長
本文を読む60年安保闘争私史―60年安保闘争50周年に寄せて
著者: 岩田昌征今年は60年安保50周年である。半世紀間顔を合わせたことがなかった山田恭暉氏から様々な50周年記念行事の案内が届いた。また雑誌『情況』のアンケートにも答えた。肝腎の6月15日前後は、義理の叔父、叔母と義母の墓参でパンチェ
本文を読む周回遅れの読書報告(その11)
著者: 脇野町善造東京新聞(2010年6月25日夕刊)で辺見庸がタブッキの「インド夜想曲」の映画版を材料にして記憶のいい加減さを巡る興味深いエッセーを書いている。須賀敦子が訳した『インド夜想曲』は私も知っていた。辺見はこの映画版をかつて
本文を読むレイバーフェスタのご案内
著者:ことしもレイバーフェスタの季節がやってきました。3分ビデオ・レイバーソング・川柳など参加型でみんながつくるフェスタです。また日本初公開映画も満載です。ぜひお運びください。 ●レイバーフェスタ2010 百年の歌がはじけて垣
本文を読む連帯・共同ニュース 12月20日 第91号
著者: 9条改憲阻止の会来年のことをいうと鬼が笑うそうですが、鬼に笑われても夢を語ろう ■ 子供のころのようにお正月を迎えるこころの高ぶりはありません。一家総出の餅つきの光景が思い出されるのですが、そんな光景は今でもあるのでしようか。同じように
本文を読むスレブレニツァ虐殺事件外伝
著者: 岩田昌征ポリティカ紙(11月29日)に私たち日本人の感性では了解しづらい事件が報じられた。 それは、スレブレニツァ虐殺事件外伝とでもいえよう。BiH(ボスニア・ヘルツェゴヴィナ)のムスリム(ボシニャク)人にとって、スレブレニツァ
本文を読む第37次寿越冬闘争スケジュール
著者:寿越冬闘争統一オリエンテーション・・・2010年12月12日(日) 午後2時~ 集団生活保護申請…2010年12月20日(月) 午前8時 中区役所前集合 統一作業日・・・2010年12月23日(木・休) 午前9時~[寿生
本文を読む社会福祉の「申請主義」について――社会福祉の利用者になって考えたこと
著者: 栗木黛子(1)はじめに 私が社会福祉にかかわるようになって50 年余りになる。50 年前、大学の社会福祉学科に入学した頃、社会福祉は今ほど人々の暮らしに身近なものではなく、周囲の人から「社会福祉とは何ですか、何を勉強するのですか
本文を読む周回遅れの読書報告(その10)
著者: 脇野町善造「人には添うて見よ」という。本について言えば、「本は最後まで目を通して見よ」ということになろうか。「添うて見」ても詰まらない人間であることもあるし、最後まで読んでみても面白くもなんともない本であることもある。しかもその確
本文を読む12月18日:古居みずえ監督作品完成記念トークイベント
著者: 古居みずえパレスチナを忘れないで! ガザ攻撃から2年 古居みずえ監督作品完成記念トークイベント 『ぼくたちは見た ~ガザ・サムニ家の子どもたち~』 ● 『ぼくたちは見た~ガザ・サムニ家の子どもたち~』予告編(特別編集版)上映 ●
本文を読む民族問題、住民問題としての領土問題
著者: 岩田昌征日韓、日中、日台、そして日露の間に領土問題が未解決のままくすぶっている。それでも当該地域に日本人、韓国人、中国人、そしてロシア人が接住しているわけではない。したがって以下に記すような事態は発生していない。海の効用というべ
本文を読むいつか来た道を歩まぬために─真珠湾攻撃の日、全国の紙面報道から
著者: 鈴木顕介「『12月8日の空の青さかな』読者文芸欄にあった端正な一句。1941年12月8日、日本軍はハワイ・真珠湾において米艦隊を奇襲。その日は朝から対米英開戦を告げるラジオの軍艦マーチで日本中がわきかえったという。それから60余
本文を読むスラッファ体系と価値形態論
著者: ブルマン!だよね「評論…」でもって岩田昌征氏が片桐幸雄氏「スラッファの謎を楽しむ」の書評をされ、その中で片桐氏が交換比率が技術的確定性から安定している生産手段から、そうでない消費財でなく、価値形態論を説いてはどうかと提起しているのに関し
本文を読む読書感想:片桐幸雄著『スラッファの謎を楽しむ』(社会評論社刊)について
著者: 岩田昌征片桐幸雄著『スラッファの謎を楽しむ』(2007年、社会評論社)を著者からいただいた。精読とはいえないまでも通読した。役に立った。面白い。私も1980年前後にスラッファの『商品による商品の生産』を手にし読解を試みたが、途中
本文を読む岩田氏の「小野・岩井理論に見るマーケットの本質的不安定性」によせて
著者: 片桐幸雄岩田昌征氏が「時代をみる」に「小野・岩井理論に見るマーケットの本質的不安定性」を書かれた(11月28日)。岩田氏が取り上げられた小野善康氏の『貨幣経済の動学理論』を読んだことがなく、同書に対する岩田氏の理解についてコメン
本文を読む岩田昌征氏の疑問点に答える
著者: 野沢敏治スミスの「見えざる手」は『国富論』と『道徳感情論』にそれぞれ1回ずつ出ている。岩田昌征氏は11月29日の「評論・紹介・意見」欄でそれらの間に位相の違いがあるのでないかと疑問点を出している。そのさいに経済学者である奥野正
本文を読む日米密約と安保の闇 「国家のウソ」の源流はここにあった
著者: 森広泰平日米密約と安保の闇 「国家のウソ」の源流はここにあった ゲスト 太田昌克さん(共同通信編集委員室) 日米4密約の一つ、72年の沖縄返還に伴う現状回復費を密かに日本政府が 肩代わりする密約を記した文書開示を求めた情報開示訴
本文を読む公開シンポジウムのお知らせ(12/10,12/14)
著者:【シンポジウム】 10年目の世田谷事件追悼の集い 「ミシュカの森2010」 苦しみ・悲嘆から社会へ 【日 時】 12月10日(金)18:00~21:00 【場所】 成城ホール 小田急線成城学園駅すぐ 【参加費】 無料。
本文を読む12/22月例読書会(宇波彰)の案内
著者:12月22日(水)14時45分より、明治学院大学白金キャンパス1558教室において、 明治学院大学言語文化研究所が主催します、首席フェロー宇波彰による月例読書会「記号哲学講義」が行われます。 参考URL: http://
本文を読む12月17日(金)憲法講座の案内状
著者: 三上 治今年も早師走になりました。いろいろの事件もあって今年も終わりそうですが、今年最後の憲法講座です。現在講座では第21条「集会・結社及び言論、出版その他一切の表現の自由はこれを保障する、検閲はこれをしてはならない、通信の秘密
本文を読む周回遅れの読書報告(その9)
著者: 脇野町善造不思議な小説を読んだ。文庫版が出てすぐに買ったと書きこんであるから2003年の暮れには入手していたことになる。それから6年半、この本を手にすることはほとんどなかった。ずっと、本箱の片隅に放っておいた。小説のモデルが産経新
本文を読むおかしなニュースと報道の無責任
著者: 藤田博司11月28日の各紙朝刊は、菅首相が「支持率1%になっても辞めない」と語った、と伝えた。それほど大きな扱いではないが、読者には「へえ、そこまで覚悟がおありですか」と思わせるような記事だ。菅さんのこの発言は鳩山前首相と二人だ
本文を読むビデオ流出とメディアの報道
著者: 藤田博司いわゆる尖閣ビデオの流出をめぐって、野党の民主党叩きが一層熱を帯びている。政府の情報管理をやり玉に挙げる。国土交通相や海上保安庁長官の責任を問う。果ては政府の「統治能力の欠如」まであげつらう。鬼の首を取ったかのようなはし
本文を読む危機から「コミュニズム」へ 第6回
著者: 高橋順一ホッブズの「契約」概念を通して前近代的な共同体社会に代わる「社会」が誕生したわけですが、この過程には「法」的な次元と同時に、「経済」的な次元が深く関わっています。近代という人類史の特殊な歴史段階に固有な「社会」の生成とい
本文を読む『経済学批判要綱』は哲学史上の如何なる問題を解決したか/12月4日の現代史研究会案内
著者: 内田弘来る(2010年12月4日(土) 明治大学リバティタワーにおける「現代史研究会」で、私は上記のようなテーマで報告します。マルクスに関心のある方々に是非、参加していただき、互いに理解を深めたいと思います。 「リーマン・ショ
本文を読むセルビアの世論調査に見る「美しき過去への夢」
著者: 岩田昌征ポリティカ紙(11月15日)の「意見」欄に社会学者スレチコ・ミハイロヴィチの小論「美しき過去への夢」が載っていた。社会主義の時代45年(チトー)、民族主義の時代10年(ミロシェヴィチ1990年代)、そして民主主義の時代1
本文を読む暴力装置論 一億総ナショナリズムへの遁走
著者: 半澤健市《軍隊は暴力装置である》 延坪島(ヨンビョンド)を砲撃した北朝鮮軍は暴力装置ではないのか。反撃した韓国軍は暴力装置ではないのか。「暴支膺懲」を理由に中国大陸に侵攻した百万人規模の「皇軍」は暴力装置ではなかったのか。「トラ
本文を読む周回遅れの読書報告(その8)
著者: 脇野町善造読書報告とは通常は「読んだ本」に関する報告のことをいう。その限りにおいて、今回の報告は「読書報告」とは言い難い。これは、ある本がいまだに読めないでいる報告である。話は10年以上前に遡る。1998年の秋、「こぶし書房」の代
本文を読む不気味な朝鮮半島情勢
著者: 山川哲ここ数日、ドイツの全国紙”Die Zeit” はZeitonlineで連日朝鮮情勢を特集している。昨日は、不気味な米国航空母艦「ジョージ・ワシントン」の巨体が一面トップを飾り、見出しが「航空母艦による象徴的な力の誇示」と
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