<はじめに> 不安が全世界を包みつつある。東アジア、ウクライナ、中東―どこもかしこも権威主義体制の抬頭に既存の西側的秩序が対応できなくなっている。そしてとどめは、アメリカにおけるトランプ政権の再登場。価値判断の基準を唯
本文を読む評論・紹介・意見の執筆一覧
大賞に信濃毎日の「連載・鍬(くわ)を握る 満蒙開拓からの問い」 2024年度の平和・協同ジャーナリスト基金賞
著者: 岩垂 弘反核・平和、協同・連帯、人権擁護等を推進するための報道に寄与したジャーナリストらを顕彰する活動を続けている平和・協同ジャーナリスト基金(PCJF。代表委員=ルポライターの鎌田慧、ジャーナリストの田畑光永の両氏ら)は11
本文を読む本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(489)
著者: 本間宗究(本間裕)1980年の800ドル 米国株の勢いには、依然として強いものが存在するが、現在、この点に関して述べられ始めた意見の一つに、「1980年の800ドル」、すなわち、「1980年には、ダウ平均も金(ゴールド)の価格も800ドル
本文を読む申し訳ない、自分と重ねてしまう
著者: 藤澤豊中学に入って、即憧れていたサッカー部に入った。なんとか先輩についていこうと、朝の自主ランニングも欠かさなかったが、一年坊主には放課後の練習がきつすぎた。筋肉が張ってしまって、後ろ向きにしか階段を降りられなかった。そんなこ
本文を読む貧しくても希望がありさえすれば、無差別殺傷事件は起こらない ――八ヶ岳山麓から(496)――
著者: 阿部治平信濃毎日新聞(信毎、11月24日)は社説で「締め付けで再発は防げぬーー中国の凶悪事件」として中国で続く無差別殺傷事件に関する論説を掲げた。社説はこういう。 「(連続無差別殺傷事件は)景気低迷で生活苦や閉塞感が強まり、
本文を読む青山森人の東チモールだより…2025年度国家予算案、国会通過そして発布
著者: 青山 森人今年ももうこの季節か 11月に入るやいなや、首都デリ(ディリ、Dili)の雑貨屋や衣料品店など各種店々は、入り口にクリスマスツリーを立てるなどしてクリスマス商戦の準備を始めました。顧客の財布を緩めようとするクリスマスの雰
本文を読む果たせなかった32年目の再会 反核一人芝居の声優・堀絢子さんが急死
著者: 岩垂 弘11月26日(火)午前1時すぎ、朝日新聞DIGITALをインターネットで見ていたら、短い記事に目が止まった。そこには、「俳優・声優の堀絢子さんが18日に老衰で死去、89歳。被爆翌日の広島が舞台の一人芝居『朝ちゃん』の脚本
本文を読むあの頃の大学歌人会~風前の灯だった中に岸上大作も
著者: 内野光子いま、各地で大学歌人会が立ち上げられ、隆盛を極めているようだ。老舗の京大短歌会、早稲田短歌会など、現在は、学生であれば、在学大学にこだわらないかなり自由な短歌会のように見受けられる。その大学歌人会同士の交流はどうなって
本文を読む前知事選比「6割」の大量得票を失った共産党兵庫県委員会幹部は責任(辞任)を取らないのか、SNSが支配した兵庫県知事選挙(2)、 共産党はいま存亡の岐路に立っている(その43)
著者: 広原盛明SNS情報が乱れ飛んだ兵庫県知事選挙が終わった。しかし、その後も選挙中の報道のあり方についての記事や論評が相次いでいる。マスメディアが「中立」的報道に終始して論点を掘り下げなかったことが、斎藤陣営に加担するグループによ
本文を読む第二次トランプ政権を考える 日本にとってのチャンス
著者: 小川 洋風紀委員と悪ガキ 中世ヨーロッパの宮廷には、クラウン(clown)と呼ばれる芸人がいた。フランス語ではピエロ(pierrot)である。微妙な違いがあるようだが、今でも”class clown”(クラスのお調子者)という
本文を読むGlobal Headlines: 死せるスターリン、生けるプーチンを走らす
著者: 野上俊明<はじめに> 最初に表題に関して一言。これは、中国の「死せる孔明、生ける仲達を走らす」という故事成句をもじったものである。そもそもの意味は、優れた人物は死んだ後もなおその威光は衰えず、生きる者を怖れさせるというものであ
本文を読む風の会・会報「鳴り砂」2024年11月号が発行されました&11.27女川原発再稼働差し止め裁判控訴審にご参集下さい
著者: 舘脇章宏風の会のたてわきです 会報「鳴り砂」2024年11月号が発行されたので、ご紹介します https://miyagi-kazenokai.com/ (目次はこのメールの最後) ☆裁判のご案内です (添付「原告団ニュース
本文を読む「再稼働の女川原発で父娘半世紀の闘い」を見ましたか
著者: 内野光子今日の「報道特集」の<特集・再稼働の女川原発で父娘半世紀の闘い>は、女川の原発反対運動を半世紀以上も続けてこられた故阿部宗悦さんと娘の阿部美紀子さんに焦点をあてたものだった。2016年、旅の途中ながら、知人から紹介された
本文を読むDecember 7: バンクーバーで南京大虐殺追悼集会を開催します Nanjing Massacre Memorial Vigil will be held in Vancouver 南京大屠殺追悼會將在溫哥華舉行
著者: 「ピース・フィロソフィー」私たちは「バンクーバー」と呼ばれる、先住民族のムスキウム、スコーミッシュ、ツレイワトゥッシュネイションの、盗まれた土地の上に存在する者たちです。 この12月で、1937年の南京大虐殺から87年になります。南京大虐殺とは、
本文を読む本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(488)
著者: 本間宗究(本間裕)金融破綻のメカニズム(4) 「2008年前後のGFC(世界的な金融大混乱)」を境にして、世界のマネーやクレジットに、大きな変化が発生したものと感じているが、実際には、「民間部門のバランスシート膨張が止まり、中央銀行のバラ
本文を読むトランプ勝利の感想・・・・・「またトラ」か! ーー八ヶ岳山麓から(495)ーー
著者: 阿部治平トランプが相手候補のハリスとは大差で次期アメリカ大統領の座をかちとった。びっくりしたし、暗い気持ちになった。 トランプは2020年の大統領選挙の結果をひっくり返そうとしたとか、それに関係して米議会への暴徒侵入を支援した
本文を読む図書館への本の寄贈は迷惑?
著者: 内野光子断捨離のさなか、図書や資料の処理に苦慮している。必要に迫られて購入した図書や雑誌、いただいた図書や雑誌、コピー資料などがあちこちから出て来てしまって、始末に困っている。図書館勤めが長かった習性か、たんなるズボラか、その
本文を読むどうありたいのか?
著者: 藤澤豊「気がついたら情報の交差点に」の続きです。 https://chikyuza.net/archives/138247 「オレは何なんだ?このままじゃ、ただのutility playerじゃないか」とジョンソンに愚痴ったこ
本文を読む絶対的真実:誰かの黒字は誰かの赤字 誰かの支出は誰かの収入 ――頑迷ドイツの石頭をすげかえよ!――(その三)
著者: 柏木 勉◆皆がドイツになったら?――緊縮は世界経済を不安定化、緊張状態に ドイツは外需依存に傾斜して、国内は長期にわたって民間設備投資は低水準、公共投資は抑制され、個人消費は停滞した。また海外直接投資も増大していった。この極端
本文を読む中国のミャンマー内戦介入/毒喰わば皿まで
著者: 野上俊明かつて旧日本軍の侵略に対し、反封建的な国内の革命闘争と組み合わせた「人民戦争」戦略をもって闘い抜き、最終的に勝利したのは、毛沢東率いる中国共産党・人民解放軍であった。遊撃戦と機動戦を巧みに使い分け、農村から都市を包囲す
本文を読む韓国通信NO757 「ぼりばあ丸」事故を覚えていますか
著者: 小原 紘1969 年に沈没したジャパンラインの大型貨物船(54,271 重量トン)。乗組員 33人のうち31人が死亡した。大きな衝撃を与えた事件だが、記憶する人は少ない。1984年に発行されたルポ『巨船沈没』(晩聲社刊)を読ん
本文を読む原発雑考 436号
著者: 田中良明酷暑のあとの衆院選 10月初旬まで続いた高温と集中豪雨。この異常気象の根本原因が地球温暖化にあることはいうまでもない。今年の7、8、9月は観測史上もっとも暑かったらしい(10月もたぶんそうだっただろう)。そんななか熱中症
本文を読む晩年、アイデンティティ、家族――『つがいをいきる』を読む
著者: 髭郁彦小説『つがいをいきる』の中で、著者の松井久子氏は様々なテーマを語っている。恋愛、家族、晩年、アイデンティティ、ジェンダー、時代精神、民主主義、生命、死…。もちろん、こうした問題すべてをこのテクストの中で語ることはできな
本文を読む生まれて初めて法廷に立った! 即位礼・大嘗祭はなぜ違憲なのか
著者: 内野光子即位礼・大嘗祭違憲裁判は、平成から令和への天皇代替わりの即位礼の諸儀式と大嘗祭の違憲性を問うもので、2024年1月31日、東京地裁の一審判決は、憲法判断を回避、政教分離原則や信教、思想の自由について、憲法は制度的に保障
本文を読む本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(487)
著者: 本間宗究(本間裕)金融破綻のメカニズム(1) 「世界的な金融システムや通貨制度」については、現在、崩壊の危機を迎えている状況とも思われるが、実際には、「経済学者のケインズ」などが指摘する「100万人に一人も気付かないうちに進行する通貨の堕
本文を読む現代史研究会「廣松渉没後30年シンポジウム」/ 11月30日
著者: 合澤 清*特に予約は不要ですが、会場がいっぱいになり次第締め切らせていただきます。 主催:現代史研究会 担当&進行係・合澤清 日時:2024年11月30日(土)12:30~17:00(開場は12:00) 場所:専修大学神田校舎本
本文を読む「本郷・湯島9条の会」の本郷三丁目交差点街宣。けっしてマンネリとはならない。思いがけなく楽しいこともある。
著者: 澤藤統一郎(2024年11月12日) 小春日和のお昼時。「本郷・湯島9条の会」の街頭宣伝活動。14人が参加した。いや、15人と訂正しなければならない。 ***************************************
本文を読む青山森人の東チモールだより…「サンタクルスの虐殺」から33年
著者: 青山 森人1991年11月12日~2024年11月12日 1991年11月12日、侵略軍であるインドネシア軍占領下でモタエル教会からサンタクルス墓地まで平和行進した若たちはサンタクルス墓地で占領軍による無差別発砲にみまわれました。
本文を読む青山森人の東チモールだより…プラボウォ=スビアントがインドネシアの大統領に就任
著者: 青山 森人〝聖なる〟四連休 東チモールでも日本の〝お盆〟のように人びとがそれぞれの故郷にある先祖の墓地を訪れて花をたむけて魂を慰める風習があります。「聖なる日」と呼ばれています。今年は11月1日(金)と2日(土)がその日にあたり、
本文を読むGlobal Headlines:ウクライナの危機、ヨーロッパの危機
著者: 野上俊明<はじめに> トランプの再登場が決まった。しかも予測とはまったくちがって、民主党候補ハリスに圧倒的な差をつけての勝利であった。いったいアメリカはどうなっているのか、いやそれ以上に、これから世界はどうなるのか、いま怖れや
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