「一期一会」。2月17日付の新聞朝刊の訃報欄に目をやってとっさに脳裏に浮かんできたのは、この言葉だった。その訃報欄は、在日韓国人で評論家・統一運動家の鄭敬謨(チョン・ギョンモ)さんが、前日の16日に誤えん性肺炎のため9
本文を読む評論・紹介・意見の執筆一覧
「ふね遺産」に認定された第五福竜丸
著者: 澤藤統一郎(2021年2月22日) 3月1日ビキニデーが間近である。 1954年3月1日、アメリカはマーシャル群島ビキニ環礁での水爆実験をして、大気中に大量の放射性物質を撒き散らした。焼津を母港とするマグロ漁船・第五福竜丸は爆心か
本文を読む上野東照宮の「広島・長崎の火」が、今はない。
著者: 澤藤統一郎(2021年2月21日) かつて上野の山のほとんどは、徳川将軍家の菩提寺である東叡山寛永寺の境内だった。寺領11,790石を拝領して権勢を誇った同寺だったが、幕末上野戦争で多くの伽藍を焼失し、明治政権に境内を取りあげられ
本文を読む今日は降らない
著者: 藤澤豊もう二十年、あるいはもっと前からかもしれないが、天気予報の精度がずいぶん上がってきたように感じだした。それまでは、予報というよりただの予測じゃないかと軽くみていた。もうかつてのように当たるかもしれないし、当たらないかもし
本文を読む桐野夏生が描く「表現の不自由」のデストピア『日没』
著者: 澤藤統一郎(2021年2月20日) 桐野夏生の「日没」を先ほど読み終えた。読後感を求められれば、「この本を手にするんじゃなかった」というのが正直なところ。まだお読みでない人に、親切心から警告しておきたい。これは、読み始めたら途中で
本文を読む司法の二面性 ー「国民支配の道具としての一面」と、「権力を抑制して人権を擁護する一面」と。
著者: 澤藤統一郎(2021年2月19日) S君、長くお目にかからないが、久しぶりにご意見のメールをいただくと50年前の修習生時代を思い出す。真っ直ぐな問題提起の仕方に、つくづくと、人は変わらないものと思う。 弁護士生活50年を記念する出
本文を読む合法の装いで、スーチー国家顧問らの長期拘留ねらう 国内外の猛圧力で、クーデタ・レジーム打倒へ
著者: 野上俊明国軍はスーチー国家顧問を追起訴し、無期限の長期拘留によってNLDを孤立化させ反対運動を収束に向かわせようと企図。しかし全土に広がった反軍反クーデタ運動は、単一の司令塔によって指図されるものではなく、SNSを駆使した同時
本文を読む「デジタル改革関連法案」が指向する、監視社会化・管理社会化の危険を警戒しなければならない。
著者: 澤藤統一郎(2021年2月18日) 2月9日、政府は「デジタル庁設置法」を含む、「デジタル改革関連法案」を閣議決定し、同日衆院に提出した。典型的な束ね法案で、新設・改正の法案数は計64本に及ぶ。政府は、今国会で成立を図り、「デジタ
本文を読むSJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】411 拷問地獄、占領下の西サハラ女性
著者: 平田伊都子モロッコ占領地・西サハラの監獄では、女性も男性と同様の酷い拷問を受けます。 ある意味、男女平等です。 そして、モロッコ占領特別警察による女性犠牲者事件が明るみに出たのも、男性犠牲者たちと同様に家族自身からの発信があった
本文を読む聖火リレーは「五輪ファシズム」の象徴。
著者: 澤藤統一郎(2021年2月17日) 聖火リレーという奇妙な国民精神動員行事がある。参加者の擬似的一体感を醸成するのみならず、その一体感を国家や権威・権力に動員する効果を持つ。東京オリンピックの直前に、この奇妙な行事が行われる予定だ
本文を読む青山森人の東チモールだより…マリ=アルカテリの裁判闘争
著者: 青山森人陽性感染者の累積が100人に フランシスコ=グテレス=ルオロ統領は先月1月28日、もはや月末または月初めのお決まりの行事となってしまった30日間の非常事態宣言を、今回で10回目となりますが、発令しました。2月2日から3月
本文を読む眠ってはいられない
著者: 小原 紘韓国通信NO660 原発 沖縄の辺野古基地 コロナ 韓国・北朝鮮 モリカケ桜 憲法 貧困 オリンピック 地球温暖化 学術会議 ワクチン NHK 核兵器禁止条約 問題が山積なら、読みたい本も山積み。行きたいところも
本文を読む北海道銀行カーリングチームのなんとも爽やかなフェアプレイ。
著者: 澤藤統一郎(2021年2月16日) 私は、スポーツの観戦に興味がない。母校が出場した高校野球だけが例外だった。甲子園は同窓会の場でもあったから顔を出したが、それ以外にはスポーツ観戦の記憶がない。子供が幼いころ、アンドレア・ジャイア
本文を読む本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(295)
著者: 本間宗究(本間裕)政治家と政治屋 「政治家」というのは「国家百年の計を考えながら、国民の幸せを望む人々」であり、また、「政治屋」というのは、「自分の地位や名誉、そして、お金のために、どのような手段でも行使する人々」だと考えている。そして、
本文を読むコロナ、オリンピック、地震で大揺れの中~防衛費膨張の裏で ミサイル監視衛星調査研究費、22円で落札!の非常識
著者: 内野光子やや旧聞に属するが、先月末の2020年度第3次補正予算案審議の国会中継を見ていたら、耳を疑うような質疑に出会ったのである。 1月27日、参院の予算委員会で、立憲の白真勲議員が「3次補正予算に自衛隊の飛行機や潜水艦などの防
本文を読むミャンマー 反クーデタ・民政回復運動、全土を席捲!
著者: 野上俊明スーチー国家顧問はじめ民主人士(330人 2/14現在)の釈放と民政回復を求める運動は、ミャンマー全土に燎原の火のごとく広がっている。まさに88動乱の様相を呈しつつあるが、しかし大きく異なるのは血で血を洗う暴力は抑えら
本文を読むカナダ9条の会オンライン講演会「核と人類は共存できない-核兵器禁止条約発効と、福島原発事故10年の節目に考える-」 落合栄一郎さんを迎えて Article 9 Canada presents Eiichiro Ochiai’s talk “Nuclear and Humanity Cannot Co-exist: Marking the 10th Anniversary of the Fukushima Daiichi Nuclear Accident and the Enactment of the Treaty on the Prohibition of Nuclear Weapons”
著者: ピースフィロソフィーカナダ9条の会 オンライン講演会第一回 核と人類は共存できない ー核兵器禁止条約発効と、福島原発事故10年の節目に考えるー 落合栄一郎さんを迎えて 落合栄一郎さん 2021年1月22日、核兵器禁止条約 (Treaty
本文を読む幸田露伴「渋沢栄一伝」異聞
著者: 澤藤統一郎(2021年2月15日) したたかなはずの資本主義だが、誰の目にもその行き詰まりが見えてきている。環境問題、エネルギー問題、貧困・格差…。とりわけ、新自由主義という資本主義の原初形態の矛盾が明らかとなり、グローバル化が事
本文を読む自宅でできる「辺野古の海を埋めないで!」キャンペーン2
著者: 中村沖縄・辺野古の新基地建設を辞めさせるため、以下の行動を呼びかけています。是非ご協力をお願いします。 ========================= 自宅でできる「辺野古の海を埋めないで!」キャンペーン2 「辺野古の海
本文を読むバイデンご祝儀ムードに冷水、ミャンマーのクーデター スー・チーさんの安否を世界中が懸念
著者: 伊藤三郎「クーデター後のミャンマーの状況がとても気がかりです。かつてない規模での市民による不服従の動きに対して軍が強硬手段に出るのではないかという懸念が高まっていることを、今日のドイツ国営放送が伝えています」(2月8日) 季節の
本文を読む鵜飼哲「五輪ファシズム」論に賛同の拍手を送る
著者: 澤藤統一郎(2021年2月14日) コロナ蔓延の終熄はまだ遠い。原発事故処理もできぬ間に新たな地震も重なった。財政は逼迫している。国民生活は弱者ほど疲弊が厳しい。とうていオリンピックどころではない。アベ晋三の大ウソとワイロとで誘致
本文を読む東電にはイチエフ廃炉をやりきる覚悟も実績も無い! 直ちに柏崎刈羽合格を撤回せよ ~ID不正使用核セキュリティ問題を原子力規制庁と東電が隠蔽! 廃炉も汚染水対策も賠償も事故原因追及もできない東電~
著者: 木村雅英原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会・被曝強要委員会! その240 木村雅英 2月10日の更田委員長記者会見が面白い。多くの記者が厳しく更田委員長を追及している。原子力規制委員会委員長定例会見
本文を読むお江戸舟遊び瓦版814号/一坂太郎『暗殺の幕末維新史 桜田門外から大久保利通暗殺まで』
著者: 中瀬勝義一坂太郎 『暗殺の幕末維新史 桜田門外から大久保利通暗殺まで』 中公新書 2020.11.15 を紹介します。 https://chikyuza.net/wp-content/uploads/2021/02/a42535
本文を読む中国の「核心的利益」論の理不尽。
著者: 澤藤統一郎(2021年2月13日) 「森喜朗・川淵三郎」迷走劇の根は深く、あぶり出されたものは女性差別問題だけではない。我々の社会が抱える構造的な病理を照らし出した貴重な経過から学ぶべきことは多い。わけても、「沈黙は理不尽への同意
本文を読むドイツ通信第168号 新型コロナ感染の中でドイツはどう変わるのか(16)
著者: T・K生新型コロナワクチン 製薬会社の隠された意図 ワクチン売買契約に見られる製薬会社の隠された意図といえるものについて、まずは書いていきます。 健康管理、病気治療、生命の救助は世界の誰にも、公正かつ貧富の差なく、どこでも受ける
本文を読むグローバル・パーチェシング・マネージャ
著者: 藤澤豊「何度言ったら、わかってもらえるんですか」 まただよ。何度言ったらわかるんだってのは、こっちの台詞だろうが。あんた自分が言ってることの意味わかってんのかって訊きたくなる。 「グローバル・パーチェシングですよね」 「そうで
本文を読む森発言は日本社会の後進性を反映したもの
著者: 盛田常夫コロナ禍の最中、皆様いかがお過ごしでしょうか。 本題に入る前に、最近のハンガリーのコロナ状況を報告しておきますと、事態は改善方向に向かっています。1日の新規感染者が1000名前後、死者が100名前後、病院治療を受けて
本文を読む「救援新聞・みんなのひろば欄」に見る、《裁判のIT化反対》の声。
著者: 澤藤統一郎(2021年2月12日) 「日本国民救援会」の機関紙『救援新聞』は旬刊である。毎月、5日・15日・25日付の各号が発行され郵送されてくる。最新の2月15日号が届いた。通算で1975号になる。その持続性に脱帽するしかない。
本文を読む武力鎮圧にそなえ、同時多発デモを分散して展開せよ!
著者: 野上俊明SNSでの呼びかけであろう、一か所に固まらずそれぞれの居場所で分散して同時多発的に抗議行動を呼びかけているという。Z世代と呼ばれる若者たちの創意工夫した抗議形態も話題を呼んでいる。 <Pick Upここ数日の動き> ●
本文を読む韓国の「慰安婦」裁判、徴用工裁判の判決を受けて ~日頃、共に平和運動に取り組む皆さんへ~
著者: 野平晋作2021年2月2日 日韓和解と平和プラットフォーム日本運営委員会 2018年、韓国の大法院(最高裁判所)は、日本製鉄と三菱重工に対して、強制労働被害者への損害賠償を命じる判決を下しました。日本による韓国併合
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