評論・紹介・意見の執筆一覧

韓国・陜川(ハプチョン)で原爆75年を記憶する Remembering the 75th of the atomic bombing of Hiroshima in Hapcheon, Korea

著者: ピースフィロソフィー

広島と長崎の原爆投下75年を記憶する時期である。 昨年の7月、釜山と陜川(ハプチョン)を訪ねた。釜山で「国立日帝強制動員歴史館」に行った経験については昨年『社会民主』10月号に書いた「吹き荒れる韓国ヘイトの中で  ――植

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コントロールの効かない権力の恐怖 ー 中国習近平政権への徹底批判を

著者: 澤藤統一郎

(2020年8月11日) いよいよ、習近平政権が香港の民主派に牙を剥いた。一つは、メディアに対する弾圧であり、もう一つは民主的活動家の逮捕である。「香港国家安全維持法」が武器とされている。これは対岸の火事という事態ではな

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(268)

著者: 本間宗究(本間裕)

罪と罰 最近の「度重なる自然災害」を見ていると、「人類の罪」と「天の罰」を考えざるを得ない状況のようにも感じている。具体的には、「過去数百年間に、人類が、地球環境を歪めた状況」のことだが、実際には、西暦1600年頃から、

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トランプ政権、最後の1年(20) 米大統領選まで、3か月切る。・・・

著者: 坂井定雄

米大統領選まで、3か月切る。重要14州のうち、トランプが前回勝利した10州のうち 優勢は3州だけ。逆上、暴言を重ねる大統領。  11月3日の米大統領選が近づいてきた。信頼度が高いすべての世論調査で、民主党のバイデン候補が

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歴史を歪め改憲を指向する「育鵬社版『歴史』『公民』教科書」の採択を許すな

著者: 澤藤統一郎

(2020年8月10日) 注目の4年に1度の教科書採択、いま真っ盛りである。注目される理由は、これが日本の民主化度のバロメータであるからだ。残念なことに、このバロメータの指し示すところが最近芳しくない。歴史修正主義や国家

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日本人の中国認識を揺さぶる映画体験—王兵の『死霊魂』を観て

著者: 小泉雅英

王兵の『死霊魂』を観た。4月の初めに予定されていた劇場公開が、コロナ災害で2回も延期された後、ようやく今回の公開(8/1~)で作品に接することができた。8時間26分の超大作。この日のために体力と時間調整を続けてきた、とい

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『中国は社会主義か』合評会における批判への回答

著者: 岩田昌征

 8月2日(日)、芦田文夫・井出啓二・大西広・聽濤弘・山本恒人著『中国は社会主義か』(かもがわ出版 令和2年6月)の合評会に参加した。Zoom形式である。  瀬戸、境両氏の論評と大西、聽濤、山本三氏の応答が終わって、討論

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「9・1関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式典」 ー ようやく、雨降って地固まるの趣

著者: 澤藤統一郎

(2020年8月7日) 今年(2020年)の「9.1関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式典」の準備は、例年にない波乱含みだった。一つは、3年越しの排外ヘイト団体「そよ風」の挑発妨害と、それに呼応した小池都政のイヤガラセ。そして、

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戦争体験者の魂が乗り移るとき ―敗戦75年に読んだ春日太一著『日本の戦争映画』(文春新書)―

著者: 半澤健市

 読み始めてしばらくは、戦後の戦争映画を恣意的に分類する平凡な書物だと感じた。 イデオロギーを排して「ニュートラル」な立場からという態度も消極的でつまらないと感じた。ところが読み進めていくうちに、不満の気分は残る一方で、

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SJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】382 サラー 西サハラ難民アスリート ⑫昨日のオリンピックは明日のオリンピックではない

著者: 平田伊都子

 「昨日のオリンピックは明日のオリンピックではない」という名言を発したのは、IOC委員でパリ2024オリンピック組織委員のギィ・ドゥリュ元フランス・スポーツ大臣です。 彼は、<2020オリンピック>延期決定後の2020年

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「核抑止論は虚構に過ぎない」 ー 広島平和式典挨拶から

著者: 澤藤統一郎

(2020年8月6日) 1945年8月には、忘れることのできない諸事件が重なった。8月15日は、日本の歴史を分かつ日として、日本人にとって忘れてはならぬ日。これに対して、8月6日は世界の人類全体が戦慄の感情をもって記憶す

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トランプ大統領、郵便投票に反発  大胆な「居座り論」も登場

著者: 隅井孝雄

トランプ米大統領が7月30日、ツイッターで大統領選の延期を発言、数時間後の記者会見で撤回した。同時に書き込んだ郵便投票批判は変えなかった。 ▼トランプ郵便投票に反対、選挙延期は撤回 大統領選延期の理由にトランプが持ちだし

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いまなお、ニホン刑事司法の古層に永らえている《思想司法=モラル司法》の系譜

著者: 澤藤統一郎

(2020年8月5日) 関東学院大学に、宮本弘典さんという刑事法の教授がいる。 この方が、紀要「関東学院法学」(第28巻第2号)に、「ニホン刑事司法の古層・再論 1:思想司法の系譜」という論文を掲載されている。貴重なもの

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青山森人の東チモールだより…指導者たちの意思不疎通という難関

著者: 青山森人

20年前の今ごろ…… 20年前の今ごろ、つまり東チモールが国連暫定統治下にあった2000年の今ごろ、侵略軍による暴力から解放された歓びが、国際社会に押し付けられる理不尽さによる苦悩にとってかわられたときでした。そしてわた

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(267)

著者: 本間宗究(本間裕)

京から富岳へ 2011年に「世界一のスパコン」となった「京」に続き、2020年には「富岳」が同様の座を占めることとなったが、この点に関しては、たいへん深い感慨を覚えている。つまり、「京」が世界一となった時には、「約8京円

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ドイツ通信第158号 新型コロナ流行のなかでドイツはどう変わるのか(6)

著者: T・K生

暑い夏、皆さんいかがお過ごしでしょうか。 ドイツは気温が30度以上に跳ね上がっています。今が、夏休みのピークです。そして、コロナ感染数もうなぎ上りに増えてきました。私たちは7月11日から22日までの10日間、ギリシャのコ

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週刊ポスト「安倍首相を引きずりおろす」「今こそ落選運動を」特集の意味。

著者: 澤藤統一郎

(2020年8月3日) 本日の各紙朝刊に、週刊ポスト(8月14・21日合併特大号)の大広告。イヤでも目に飛び込んでくる冒頭タイトルが、白抜きの「今こそ落選運動2020を始めよう」である。落選させようという対象に驚く。なん

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日本の外国人再入国拒否継続は非人道的 すでに4か月、解除の見通しなし

著者: 坂井定雄

 日本政府は、4月3日以降、4か月以上、日本国の在留資格を持っている日本在住の外国人の、再入国を原則拒否している。政府側の非公式な説明は、再入国の際の新型コロナウイルスの感染を調べるPCR検査態勢が整っていないためだとい

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核兵器と戦争の廃絶に向け行動を 平和アピール七人委が被爆75年で訴え

著者: 岩垂 弘

世界平和アピール七人委員会は8月1日、「核兵器と戦争の廃絶に向けて今こそ行動を―広島・長崎被爆75周年―」と題するアピールを発表した。8月6日に広島が、同9日に長崎が被爆75周年を迎えるのにあたり、今こそ核兵器と戦争の廃

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