(幕が開くと、執務室らしいしつらえ。上手に事務机があり、奥に日の丸と教育勅語の額。そして、岸信介の写真が飾ってある。) (中年の男が、舞台の中央に立つ。狷介な風貌だが、やつれた雰囲気。大仰な語り口で、投げやりに観客に向か
本文を読む評論・紹介・意見の執筆一覧
まるで釣りバカ日誌
著者: 藤澤豊「敵情視察」 https://chikyuza.net/archives/98688の続きです。 新規客を求めて、春と秋二ヶ月にわたって仙台から福岡までホテルでセミナーを開いていた。毎週火曜日と木曜日に部下
本文を読むフランスの社会学者メラニー・ウルスさんの見つめる日本の「貧困」
著者: 村上良太厳寒の師走の夕べ、日本の貧困問題を研究する社会学者、メラニー・ウルスさんの話を聞く機会がありました。講演の中心的なテーマは高度経済成長を過ぎて、豊かになったはずの日本で「貧困」という言葉がいつ、どのように浮上してきたか
本文を読むIPPNW(核戦争防止国際医師団会議)ドイツ支部が打ち出した国際署名運動キャンペーン「放射能汚染地域でのオリンピック競技はお断り!」
著者: グローガー理恵はじめに 去年の7月、IPPNWドイツ支部は「東京2020ー放射能オリンピック」国際キャンペーンを打ち出しました。2019年11月、IPPNWはそのアクションの一環として、「放射能汚染地域でのオリンピック競技はお断り!」
本文を読む記憶と反省と想像 (2)
著者: 小原 紘韓国通信NO622 <ローソクで変わった韓国社会> 2016年10月に始まった民衆蜂起によって現職大統領が弾劾、罷免(2017/3/10)、逮捕され、新大統領が選出(同年5/9)された。それは歴史上稀に見る「民主革命」だ
本文を読むエリック・ホブズボーム『20世紀の歴史(上)(下)』を読んで
著者: 大谷美芳「『短い20世紀』は、問題を残したまま終わりを迎えた。これらの問題の解決策をもつ者はおらず、もっていると主張する者さえいなかった。世紀末、市民たちは世界全体を覆う霧のなかを第3千年紀へ向かってあゆんでいきながら、ひとつ
本文を読む天皇は「戦没者の位牌」なのか。
著者: 澤藤統一郎本日の毎日新聞夕刊、「あした元気になあれ」という連続コラム欄に、「憲法を実行せよ」という、なんとも直截な、しかも大きな活字のタイトル。小国綾子記者の執筆で、「憲法を実行せよ」は中村哲医師の言葉。 「憲法を実行せよ」。ア
本文を読むSJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】349 第15回西サハラ民族大会の前夜
著者: 平田伊都子イギリス総選挙、アルジェリア大統領選挙、そして、来年3月2日頃に3度目のやり直しイスラエル総選挙が行われます。 しかし、選挙前も選挙後も紛争の火種は絶えず、選挙は混乱の火消しにならないようです。 その選挙すら行われない
本文を読む辺野古への土砂投入強行から1年 - 全力投入の朝日報道 -
著者: 坂井定雄沖縄辺野古への土砂投入開始から1年。安倍政権は、環境破壊、埋め立て予定区域の危険な軟弱地盤問題を隠してきたが、土砂投入開始後にようやく正式に認めた。8万本もの杭を海底に打ち込まねばならないことが判明、工事の完成まで最低で
本文を読むアベ絶対支持派の中身は?
著者: 澤藤統一郎共同通信社が14(土)、15(日)の両日に実施した全国電話世論調査によると、安倍内閣の支持率は42.7%で、11月の前回調査から6.0ポイント下がった。不支持率は43.0%で、支持と不支持の逆転は昨年12月以来だという。
本文を読む冬から冬/新宿連絡会ニュース
著者: 笠井和明こんな自分にでも少しは社会の役には立つかも知れぬと、我々は長いことやって来たが、それでも目の前の現実はあまり変わることなく、暗澹たる思いのまま、ただ、その時代、その時代に立ち尽くすだけである。 社会が悪い、政治が悪い、
本文を読む南京大虐殺82周年 バンクーバーで追悼集会を行う Commemorating the 82nd Anniversary of the Nanjing Massacre, in Vancouver
著者: ピースフィロソフィー12月13日、南京大虐殺82周年を記憶し被害者を追悼するための式典が南京の「侵華日軍南京大屠殺遭難同胞紀念館」で開催された。これについて日本のメディアは、おしなべて、「習近平主席ら共産党指導部の出席はなく、対日関係への配
本文を読む書評:塩原俊彦『サイバー空間における覇権争奪』(社会評論社)
著者: 染谷武彦本書では主要各国のサイバー空間への関わりの具体的事情が細目にわたって検証されている。本書を企図した著者の執筆動機の一端は著者が主催するブログにディスインフォメーションを巡って表明した以下の所説に込められている。 「ソーシ
本文を読む三鷹事件と、竹内景助の家族のこと
著者: 澤藤統一郎下山・三鷹・松川という、社会を震撼せしめた大事件が続いて発生したのは1949年夏のこと。むろん,私は当時のことは知らない。私の世代では松川こそが大事件という印象だが、往時を知る人は、東北の一角で起きた松川事件よりは、首都
本文を読むお江戸舟遊び瓦版714号/エクアドル、チリ民衆蜂起とショックドクトリン・メキシコの現況
著者: 中瀬勝義アジア記者クラブ 「エクアドル、チリ民衆蜂起とショックドクトリン」 社会的連帯経済を推進する会 「いまメキシコ政治経済研究は何を明らかにすべきなのか?」 を紹介します。 https://chikyuza.net/wp-c
本文を読む「無実の死刑囚 三鷹事件 竹内景助」を薦める。
著者: 澤藤統一郎高見澤昭治さんの近著「無実の死刑囚 三鷹事件 竹内景助」(増補改訂版)を読み終えた。読後感は重い。 日本評論社刊のこの書物の発行日は、2019年10月1日。周知のとおり、東京高裁が遺族からの再審請求を棄却したのが7月3
本文を読む青山森人の東チモールだより…しっちゃかめっちゃかの現政権
著者: 青山森人44年目の歴史 1975 年 11 月 28 日、44 年前の当時、圧倒的な勢力を誇っていたフレテリン(FRETILIN、東チモー ル独立革命戦線)は迫り来る大インドネシア軍への対抗策として独立を宣言しました。「11 月
本文を読むN国の興亡が教えるもの
著者: 澤藤統一郎思いもかけない現実の出来が、認識を変え意見を変える。「NHKから国民を守る党」なるものの出現が、私には衝撃だった。そして、自分の公共放送に対する見解が、このような人びとと似通って見られることに大いに戸惑い、かつ恥じた。私
本文を読むヘーゲル研究会余禄―動物権animal rightから自然権nature rightまで
著者: 野上俊明先ごろのヘーゲル研究会に、長く闘病生活を送られたU先生も快癒して久しぶりに出席。ヘーゲルの専門研究者不在で、ほぼわれわれデイレッタントだけで進められてきたこの2年間だったので、なにかほっとした感がありました。「法哲学」
本文を読むミャンマーの大虐殺への資金提供と正当化を停止し、ロヒンギャの人々の正義、説明責任、平等を支援するために、ミャンマーのボイコット運動に参加してください。
著者: 村主道美皆様 ご存知のように、国際司法裁判所において、ミャンマーのロヒンギャに対するgenocideを裁くプロセスが開始し、人権の守護神であったはずのアウンサンスーチー国家顧問は、国家犯罪を弁護する側にいよいよ立ちました。私の所
本文を読む早期にアベ政権を退陣させることは、人類の生存への貢献となる。
著者: 澤藤統一郎人類は、地球環境の中に生まれた。この環境から抜け出すことはできない。環境に適応して人類は生存を維持し、生産し文明を育んできた。生産とは、環境に働きかけて環境を加工し、環境からの恵みを享受することにほかならない。 太古の過
本文を読む天皇を「日本国の言論不自由の象徴」にしている未開蒙昧の人びと
著者: 澤藤統一郎今の日本に,はたして「表現の自由」の保障はあるのだろうか。とうてい、脳天気に肯定はできない。表現の自由の障害物を象徴するものとしてあるものが、天皇・皇室にほかならない。天皇・皇室についての「表現の不自由」が世にはびこって
本文を読む本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(244)
著者: 本間宗究(本間裕)ユング心理学の「自我」と「自己」 心理学者の「ユング(西暦1875年-1961年)」は、東洋の「曼荼羅」に、大きな刺激を受けて、その後、独自の理論を創り出したと言われている。そのために、「心の研究」に邁進する私自身も、「
本文を読むSJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】348 超党派「西サハラ問題」を考える議員連盟設立総会勉強会
著者: 平田伊都子2019年12月に入って、SPS(サハラ・プレス・サービス)のニュースはアミナトウ・ハイダル女史の<ライト・ライブリーフッド>受賞のニュースでもちきりでした。 そんな時期の12月8日、<超党派西サハラ議連が設立>という
本文を読む記憶と反省と想像と
著者: 小原 紘韓国通信NO621 最近、体力と記憶力の低下が気になりだした。記憶力は昔からよくないのであまり気にならないが、聴力と筋肉、特に足の衰えがひどい。わが国は人口の3割を高齢者が占める社会になった。さらに2025年には何と5人
本文を読む護憲派と保守派の会話の機会を歓迎する。
著者: 澤藤統一郎文京区民センターにはよく出かける。市民団体が主催する多彩な催し物があって、私は、ここを気取りのない市民運動のメッカだと思い込んでいた。 ところが、後から教えられたがこんなツィッターが出回っていたそうだ。 「ジョン・レノン
本文を読む忘れてはならない12月8日
著者: 内野光子記憶せよ、十二月八日。 この日世界の歴史あらたまる。 アングロ・サクソンの主権、 この日東亜の陸と海とに否定さる。 否定するものは彼らのジャパン、 眇たる東海の國にして また神の國なる日本(につぽん)なり。 そを治(しろ
本文を読む世界資本主義フォーラム「東欧体制の崩壊と市場経済化」に参加して
著者: 大谷美芳報告は、ソ連・東欧体制の崩壊を、「市民革命と性格規定することの誤りが明白」としています。「政治革命とは、新しく誕生しつつある正統性の社会的担い手集団と古いが未だ余力を保っている正統性の社会的担い手階層が正面衝突して、新
本文を読む権力を批判する人、おもねる人。
著者: 澤藤統一郎毎日新聞「松尾貴史のちょっと違和感」が、このところまことに快調。明晰な文章のテンポが小気味よいだけでなく、イラストも秀逸だ。羨ましいほどの才能が、日曜の朝刊を楽しいものにしている。 昨日(12月8日)は、「『桜を見る会』
本文を読む東京大地震の社会経済的影響
著者: 盛田常夫NHKは12月2日から週を通して、東京直下地震の被害を体感させる番組「パラレル東京」を放映し、都民のみならず国民の注意を喚起している。今後30年間に70%の確率で起こるとされる東京直下地震にたいして、東京都のみならず、政
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