評論・紹介・意見の執筆一覧

オリンピックと天皇代替わり批判はタブーなのか

著者: 内野光子

この夏は、図書館通いとパソコンに向かう時間が多かった。新聞をじっくり読めず、いつも見ているテレビのニュースも見逃すこともたびたびだった。スポーツ界――相撲、アメフト、レスリング、ボクシング・・・選手たちを抱える各競技団体

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8月6日の広島で ― 核廃絶を願う人々と、核の傘に固執する為政者と。

著者: 澤藤統一郎

1945年8月6日午前8時15分、広島上空で原子爆弾が爆発したそのとき以来、核廃絶こそが人類が取り組むべき最大の課題となった。愚かなことだが、人類は自らを滅ぼす能力を身につけたのだ。以来73年間、その能力を封じ込めること

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「本当の保守は原発に反対すべきだと思います」 ― 原発稼働差し止め裁判官インタビュー

著者: 澤藤統一郎

昨日(8月4日)の朝日に、樋口英明・元福井地裁裁判長のインタビュー。大飯原発訴訟の1審を担当して差し止め認容の判決を出した人。大きな見出しが、「原発は危険、判決の信念」「規準を超える地震『来ない』根拠なし 再稼働認めぬ判

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政府への信頼の喪失は新しい市民社会を生むか──周回遅れの読書報告(その67)

著者: 脇野町善造

 ずっと昔、もう前世紀のことになるが、アキ・カウリスマキの『浮雲』という映画を観た。そのときのことを思い出した。失業するとはどういうことか、そしてそれを克服するにはどうしたらいいか、そんなことをこの映画を観ながら考えた。

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自民党よ、いつの日にか真に「自由」で「民主」的な政党たれ。

著者: 澤藤統一郎

思想・良心・信仰の自由に関するわが党の政策について 2018年8月4日 自由民主党  わが党の「思想・良心・信仰の自由」に関する政策については、党内特命委員会において議論されて、「思想・良心・信仰の多様なあり方を受容する

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「予算委員会は佐川を偽証罪で告発せよ」「もう一度佐川の証人喚問を実施せよ」「安倍昭恵も喚問せよ」

著者: 澤藤統一郎

「佐川宣寿」という人。面識はなく、その個性に関するエピソードも知らない。が、なんとなく哀感が漂う。アベに尽くして、アベに捨てられ、それでもアベに反抗できない。今、どこで何をしているのだろう。これからどうなるのだろう。この

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DHC関連訴訟10件の提訴目的は、応訴の負担を強いることにある。 ― 「DHCスラップ訴訟」を許さない・第135弾

著者: 澤藤統一郎

DHCと吉田嘉明が、私(澤藤)に6000万円を請求したスラップ訴訟。私がブログで吉田嘉明を痛烈に批判したことがよほど応えたようだ。人を見くびって、高額請求の訴訟提起で脅かせば、へたれて吉田嘉明批判を差し控えるだろうと思い

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イスラエル兵に素手で抵抗したパレスチナ人少女タミミさん、8か月の投獄から解放 ―大切な歴史的、宗教的な場所での抵抗だった

著者: 坂井定雄

3月30日の本欄「16歳のパレスチナ少女に実刑投獄8か月」で紹介した、イスラエル占領下ヨルダン川西岸ナビ・サレハ村のアヘド・タミミさん(現在は17歳)が、7月29日、イスラエルの軍監獄から解放され、自宅に帰った。自宅では

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法曹界にはびこる『憲法教』? 稲田朋美炎上ツイートの怪説

著者: 澤藤統一郎

月が変わった。戦争と平和をめぐるいくつもの出来事の記憶を喚起すべき8月である。日本国憲法制定の出発点は1945年8月にあった。憲法の平和主義・国民主権・人権尊重を当時に立ち返って確認し、その理念が今にどう生きているかを検

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(198)

著者: 本間宗究(本間裕)

金利のスナップバック 「6月24日」に「BIS(国際決済銀行)の年次総会」が開催され、私自身は、新たに総支配人に任命された「カルステンス氏」のコメントに注目したが、内容としては、単なる「精神論」に終始したようにも感じられ

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最高裁の「君が代」判決に、読売社説の追従と小林節の指弾

著者: 澤藤統一郎

7月19日の、再雇用拒否第2次訴訟最高裁判決。各紙の社説を見てきたが、朝日・毎日・東京・道新などが確乎とした批判の論陣。これに対し、判決を肯定的に評価したのは産経一紙のみだった。 本日(7月30日)、読売社説が産経に与し

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SJJA&WSJPO【西サハラ最新情報】273 セウタへ、アフリカ移民大脱走

著者: 平田伊都子

 ジブラルタル海峡を泳いで、モロッコから脱出を企てたモロッコの若者二人が救助され、 モロッコ北部のスペイン領セウタの不法移民施設に収容されています。 2017年1月1日には、モロッコとセウタの国境フェンスを越えて、モロッ

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文京区議会「『辺野古新基地』建設中止請願」を採択

著者: 澤藤統一郎

下記が7月11日(10時43分)にアップされた、琉球新報(デジタル版)の記事。「新基地中止へ要望書 東京・文京区議会『地方自治反する』」という見出し。この請願者が「文京9条の会連絡会」なのだ。  東京都の文京区議会(名取

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1968年は何処へいった(4) ―闘争当事者の発言を読む―

著者: 半澤健市

 前回までの1968年論は研究者の冷静な分析であった。同時代の当事者の発言を知りたい。それで『ピープルズ・プラン』誌の80号(2018年春号)の特集「再考 1968」から対談「『1968年』・『全共闘』反乱とは何か」を紹

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「マサオ・ミヨシのこと」──周回遅れの読書報告(その66)

著者: 脇野町善造

 マサオ・ミヨシというのが著者の名前である。名前から分かるように、日系の学者である。10年ほど前に死んだという。何度か日本に来たことがあるようだが、会ったことはついに一度もなかった。  ミヨシはサイードやチョムスキーの友

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沖縄は、いまだにアメリカと日本の二重の占領支配を受けているのか。

著者: 澤藤統一郎

昨日(7月27日)、翁長沖縄県知事が辺野古新基地建設のための海面埋立承認を撤回の意向を表明しその手続が始まった。仲井眞前知事の大浦湾埋立「承認」を、承認時とは事情が変わったとして「撤回」することになる。当然、工事は続行で

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青山森人の東チモールだより…「政府計画」の審議が始まる

著者: 青山森人

青山森人の東チモールだより  第374号(2018年7月27日) 「政府計画」の審議が始まる シャナナ、閣僚名簿から身を引く 公金着服と公文書偽造、管理行政の怠慢、権力濫用の容疑で前の公共事業・交通・通信大臣であったガス

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国旗・国歌(日の丸・君が代)の強制は、この社会の根幹にある自由の価値を貶めるものだ。

著者: 澤藤統一郎

7月20日最高裁「再雇用拒否」判決の当否を論じた社説として、  21日朝日「君が代判決 強制の追認でいいのか」  22日毎日「君が代『再雇用拒否』判決 行政の裁量広げすぎでは」  23日産経「『不起立教員』敗訴 国旗国歌

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