磯田道史(静岡文化芸術大教授)の『大田垣蓮月』(文春文庫『無私の日本人』所収)――数奇な運命をたどった江戸後期の美貌の才媛歌人の心打つ伝記(上) 大田垣蓮月(1791~1875)は「菩薩尼」と呼ばれた江戸後期の歌人・陶
本文を読む評論・紹介・意見の執筆一覧
お江戸舟遊び瓦版1038号/100 年後の安心のための TOKYO 強靭化世界会議
著者: 中瀬勝義※ちきゅう座より 以下の記事はPDFの埋め込みですが、その部分が空白のままになって表示される場合があります。お手数ですがブラウザ左上隅の更新ボタンを何回か繰り返して押してみてください。表示されるようになります。 http
本文を読む欧州はユダヤ人問題をパレスチナへ厄介払いした――欧州の罪は重い――(その六)
著者: 柏木 勉――「反ユダヤ主義!」という悪罵・ののしり そんなものはとっくに無効になっている――ネタニヤフ、ICCの逮捕状請求に「反ユダヤ主義!」 5月20日、パレスチナ・ガザでの戦闘をめぐり国際刑事裁判所(ICC)の検察局は、
本文を読むこんなときに「東アジアの平和構築への提言」学習会とは?
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(470)―― 「政治資金規制法」をめぐる与野党間のやりとりが熾烈になって、自民党はいよいよ追い詰められた。共産党の「赤旗日曜版」(5月19日付)と一緒に配られた後援会ニュースによると23日(木)に緊
本文を読む侵略された国に世界大戦覚悟で武器を送りたがる「狂人達」はどちらに多くいるのか――北米西欧市民社会か露国権威主義社会か――
著者: 岩田昌征前回の小文で、1999年3月24日から6月10日の新ユーゴスラヴィア(セルビア)へのNATO侵略に対する防衛戦争を終結させる外交におけるロシア元首相チェルノムイルジンの衝撃的パフォーマンスを紹介した。ここでは、ロシアか
本文を読む小池都知事の学歴詐称問題に関するChatGPTとの対話
著者: 川端秀夫Q1:小池都知事がカイロ大学を卒業したと言っているのはウソなんですか? ChatGPT 小池都知事がカイロ大学を卒業したという主張は、事実ではありません。小池都知事はカイロ大学に在籍した経験があるとされていますが、卒業し
本文を読む唐澤太輔(秋田公立美術大准教授)の『南方熊楠』(中公新書)――日本人の可能性の極限を思わせる巨人の生涯と思想(下)
著者: 横田 喬◇無念の帰国と思想の深化――那智隠棲期 1900年9月1日、約八年間滞在したロンドンを後にし、熊楠は日本へ帰国する。迎えてくれた弟・常楠は、亡父の後を引き継ぎ、酒造業で成功していた。「南方酒造」の那智勝浦支店の応援を名目
本文を読む討論集会 高橋哲哉さん「基地引き取り論」について
著者: 高原浩之「沖縄の基地問題を…沖縄に対する日本の植民地主義を終わらせるという…課題の中で捉えている」。「沖縄に対する日本人の向き合い方という根本問題」。これに賛成です。 日本人民は「沖縄の自己決定権」(自治~分離・独立を沖縄が自
本文を読むGlobal Headlines:旧東ドイツの視点から
著者: 野上俊明<はじめに> 人はいざ知らず、私にとって「プロ独(プロレタリア独裁)」という言葉は、血にまみれたおぞましい言葉でしかない。「パリ・コンミューン三原則」だの、レーニンの「国家と革命」だの、「(ドイツ)レーテ革命」だのとい
本文を読む本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(462)
著者: 本間宗究(本間裕)中ロの誤算 2022年2月24日から始まった「ロシアによるウクライナへの軍事侵攻」から、現在では、2年以上の時間が経過したが、この間の推移を考慮すると、さまざまな観点から「中ロの誤算」が見え隠れする状況のようにも感じてい
本文を読む唐澤太輔(秋田公立大準教授)の『南方熊楠』(中公新書)――日本人の可能性の極限を思わせる巨人の生涯と思想(上)
著者: 横田 喬南方熊楠(1859~1941)は百科事典を丸ごと暗記し、二十以上の言語を解した、とされる伝説の巨人。筆者は「てんぎゃん(天狗さん)」と渾名された少年時代~大英博物館に通い詰めた海外放浪期~在野の粘菌(変形菌)研究者として
本文を読む2024年、この年に願う
著者: 松井和子2022年ロシア侵攻で始まったウクライナ戦争、そして「殲滅する」と公言し、天上のない牢獄と言われるガザ地区の人たちを無差別に攻撃するイスラエルの戦争は、私たちが生きてきた時代の歴史、とくに第二次世界大戦後に端を発する戦争
本文を読む青山森人の東チモールだより…祝!「独立回復」22周年記念、安心な医療サービスを国民に
著者: 青山森人国旗の飾りが少ない 今年も「5月20日」がやって来ました。1975年11月28日、フレテリン(東チモール独立革命戦線)による独立宣言を国際社会の大半が無視してから26年と半年の時を経て2002年5月20日、国際社会が難癖
本文を読むフジコ・ヘミングさんのこと
著者: 盛田常夫ピアニストのフジコ・ヘミングさんがお亡くなりになった。ここ 10 年ほど、中東 欧各国で演奏活動を続けられ、ハンガリーでも定期的に演奏会が開かれた。2022 年 10 月の演奏会が最後になった。脚が悪く、付き添いなしで
本文を読むお江戸舟遊び瓦版1037号/「 市民型選挙 小さくとも大きな一歩!」
著者: 中瀬勝義※ちきゅう座より 以下の記事はPDFの埋め込みですが、その部分が空白のままになって表示される場合があります。お手数ですがブラウザ左上隅の更新ボタンを何回か繰り返して押してみてください。表示されるようになります。 http
本文を読む風の会・会報「鳴り砂」2024年5月号が発行されました&7.7女川講演会 講師青木美希さん
著者: 舘脇章宏会報「鳴り砂」2024年5月号が発行されたので、ご紹介いたします https://miyagi-kazenokai.com/ (目次はこのメールの最後) ◇女川現地企画のご案内です◇ 女川原発再稼働を考える女川現地講演集
本文を読む戦争の行方を決めた二つの発言――イギリス首相とロシア首相の衝撃的対面外交――
著者: 岩田昌征露烏戦争がNATO露西亜戦争に完全転化したようだ。双方とも核をバックにした通常戦争にとどまっているが……。核の恐怖が停戦・休戦への動機となる事に期待するしかない。 冷戦終焉以後NATOが全面登場した最初の本格的戦争は
本文を読む学生運動までだったということなのか?
著者: 藤澤豊学生運動に憧れていた。いたというと過去のことで、今は冷めてしまったのかと思われかねないが、そんなことはない。もう若い時のように息苦しいまでの熱はないが、心の底には消しようのない種火がくすぶっていて、ときに息苦しくなること
本文を読む皇族たちの”公務”って~愛子さん、佳子さんの”働き”を通じて
著者: 内野光子愛子さんの「夢“みる光源氏」見学が「公務」ですか 愛子さんの日赤就職のニュースとともに、4月1日からの勤務と成人皇族としての活動の両立をはかるとの報道がなされた。さらに、5月11日には「 初めての単独公務で平安文学に関
本文を読むGlobal Headlines:ラテン・アメリカ革命の挫折
著者: 野上俊明<はじめに> 我々68世代には、キューバ革命やチリ・アジェンデ政権はじめとするラテン・アメリカの反米反植民地闘争は、先進資本主義における資本に買収された労働運動、少数民族、女性や障碍者などの社会的少数者への抑圧に対する
本文を読むお江戸舟遊び瓦版1035号/関 良基『江戸の憲法構想 日本近代史の“イフ”』
著者: 中瀬勝義※ちきゅう座より 以下の記事はPDFの埋め込みですが、その部分が空白のままになって表示される場合があります。お手数ですがブラウザ左上隅の更新ボタンを何回か繰り返して押してみてください。表示されるようになります。 http
本文を読む本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(461)
著者: 本間宗究(本間裕)国家イスラエルの将来 現在、「イスラエルという国家の将来像」に対して、世界的な規模での不安感が高まっている状況とも思われるが、この理由としては、「アウシュビッツの収容所などで、歴史的な悲劇を味わったユダヤ人が、反対の立場
本文を読む仙台、水俣、京都へ
著者: 小原 紘韓国通信NO745 足が遠のいていた仙台の実家へ1年ぶりに出かけた。 「みどりの窓口」がなくなりあわてた。「どうしました?」と窓から愛想のない顔がのぞく。となりの券売機でも年配の婦人が奮闘中だ。「不便になったね」とイ
本文を読むお江戸舟遊び瓦版1034号/反貧困ネットワーク 全国集会 2024
著者: 中瀬勝義※ちきゅう座より 以下の記事はPDFの埋め込みですが、その部分が空白のままになって表示される場合があります。お手数ですがブラウザ左上隅の更新ボタンを何回か繰り返して押してみてください。表示されるようになります。 http
本文を読む2024年憲法記念日に思ったこと
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(469)―― 5月3日 護憲団体が統一して毎年憲法記念日に開く東京での憲法大集会の今年の参加者数(3万2000人)は、コロナ禍に沈滞を余儀なくされた護憲運動が再興しつつあることを感じさ
本文を読むお江戸舟遊び瓦版1033号/山下祐介、横山智樹『被災者発の復興論3・11 以後の当事者排除を超えて』
著者: 中瀬勝義※ちきゅう座より 以下の記事はPDFの埋め込みですが、その部分が空白のままになって表示される場合があります。お手数ですがブラウザ左上隅の更新ボタンを何回か繰り返して押してみてください。表示されるようになります。 http
本文を読む政府資金に頼るインテル
著者: 藤澤豊海外製の半導体に依存していたのでは、何かあったときにアメリカの産業どころか国としてにっちもさっちもいかなくなる。それを恐れて、政府資金を投入して近代化をはからなければならなくなったということだろう。事情はわかるが、では社
本文を読む《政治とカネ》の関わりは現時点での喫緊の課題である。また同時に、民主主義の理念の根本問題でもある。「法と民主主義」今月号の特集は、眼前にあるカネにまみれた政治腐敗の現象を、あるべき理念に照らしてどう理解しどう改革すべきかの示唆を提供するものである。ぜひご購読いただきたい。
著者: 澤藤統一郎(2024年5月12日) 「法と民主主義」2024年5月号【588号】は連休前に発刊されたが、このブログでの紹介が遅れた。本号の特集タイトルは、以下のとおり熱い。 ●あらためて問う《政治とカネ》― その理念と規制改革の方
本文を読む青山森人の東チモールだより…大鉈を振るうシャナナ政権
著者: 青山 森人小屋の撤去、住民の立ち退き インドンネシア軍占領下にあった時代の東チモールでは侵略軍の監視の目が光っていてわたしのような外国人は外をのんびり歩いて町並みをゆっくり眺めることはできませんでした。東チモールから侵略軍が撤退し
本文を読む断捨離の手が止まる(4)1951年、小学校最後の夏休みは(後)
著者: 内野光子念願の一色海岸 父の友人が薬局を開いている葉山へ、とうとう出かける日がやってきた。父母と前日に泊りに来ていた従姉のMさんも飛び入りで、4人となった。逗子駅からバスで15分で一色海岸に着いたのだが、母は車酔いで、顔も真っ
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