評論・紹介・意見の執筆一覧

ウ・タンミンウー著「ビルマハイウェイ」(白水社)を読んで

著者: 野上俊明

 欧米志向の強い日本の知的世界に住まうみなさんに、ミャンマーに関心をもって頂くためにこの国の最高の知性のひとりをご紹介いたします。著者タンミンウ—の描く展望は、このところの中国の帝国化、インドのヒンズー教排外主義、ミャン

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卑怯な池田佳隆議員から前川氏指弾の責任を転嫁された選挙民よ、怒れ。

著者: 澤藤統一郎

ことごとしく言うほどのことではないが、教育と教育行政とはまったく異質のものである。両者は異質のものとして厳格な区分が必要で、教育行政による教育への支配や介入は厳に慎まなければならない。 教育とは真理あるいは真実と確認され

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(185)

著者: 本間宗究(本間裕)

インフレ懸念の台頭 最近、世界的に注目されていることとして、「インフレ懸念の台頭」があるが、この言葉から連想されることは、やはり、「1970年代初頭の世界情勢」である。つまり、「1971年のニクソンショック」、そして、「

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財務官僚は、刑事訴追のリスクを冒しても「総理夫人の関与あった」ことを削除せざるを得なかった。

著者: 澤藤統一郎

本日(3月20日)、議員会館において「森友文書改ざん疑惑を徹底追及する! 緊急院院内集会」。各議員でこの問題を追及中の野党各党議員が発言。各議員から、「6野党の共闘」が力説され、各議員の怒りのほとばしりが伝わってきた。そ

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SJJA&WSJPO【西サハラ最新情報】253 ジョン・ボルトン、国家安全保障担当補佐官か?

著者: 平田伊都子

 ジョン・ボルトン元米国連大使が首にされたハーバート.マクマスター陸軍中将に代わって、国家安全保障担当補佐官に指名されるという噂が、アメリカのNBCを始めとするメデイアで流されています。 3月13日午前、ホワイトハウスに

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これも2020年が目標か? 大学入試改革――民間英語試験の導入について

著者: 小川 洋

2020年 観光で来日した外国人と街を歩く機会がある。歴史的建造物がやたらと工事のシートで覆われている。主要鉄道駅でも工事が続いている。そこには「2020年完成予定」と書かれていることが多い。「東京オリンピックに合わせて

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「辛淑玉氏からの提訴はスラップ訴訟」という石井孝明の認識を嗤う

著者: 澤藤統一郎

辛淑玉さんが、ジャーナリスト石井孝明を被告として、名誉毀損損害賠償請求訴訟を提起した。一昨日(3月16日)のこと。名誉毀損言論の媒体はツイッター、請求金額は550万円。 BPO(放送倫理・番組向上機構)の放送人権委員会が

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平和運動に生涯をささげた佐藤行通師逝く - 日本の運動の国際化に貢献 -

著者: 岩垂 弘

 「まるで平和運動の一時代の終了を告げるかのような訃報だ」。私がその訃報に接した時、とっさに脳裏に浮かんできた感慨はそのようなものだった。日本山妙法寺の僧侶で平和運動家だった佐藤行通(さとう・ぎょうつう)さん。3月1日に

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周回遅れの読書報告(その53) 本を持たない生き方

著者: 脇野町善造

 「人生の店じまい」という言葉を最近聞いた。閉店ならば、たいていは「閉店セール」という割引販売がある。人生のそんなものがあるか、と考えてみた。多くの場合は「なにもない」。それでどうやって「店じまい」をしようというのであろ

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花さそふ 嵐の庭の 雪ならで 散りゆくものは アベが身なりけり

著者: 澤藤統一郎

おや、お久しぶり。珍しくお散歩ですか。 上野の大寒桜は満開と聞きましてね。 大寒桜と陽光はもう見頃ですね。濃い紅色がみごとですよ。待ちかねた春が来たという喜びの色。 昨日の雨で洗われて空がきれいですから、花も柳も、よく映

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腐りきった日本の「歴史の改竄・修正主義」とは何か? 一例としての西尾幹二氏のドイツ批判

著者: 梶村太一郎

日本からの情報によれば、このところ連日、東京の国会や首相官邸付近だけでなく全国各地で人々が森友問題で安倍内閣総辞職を要求して抗議活動が起こっているとのことです。 民主主義社会では権力の源泉は有権者であり、在住外国人や未成

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『津島原発訴訟』法廷での澤藤大河要旨陳述

著者: 澤藤統一郎

志ある若手弁護士は、その時代にふさわしい「時代を映す事件」に取り組む。そのような事件の弁護団に飛び込む。かつては、公害事件であったり、薬害救済であったり、大規模消費者被害であったり、情報公開請求訴訟であったり。あるいは、

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七〇年前に都留重人が書いたこと ―「官僚としての十ヶ月」を読む―

著者: 半澤健市

《日本最初の「経済白書」執筆者の官僚論》  第二次大戦前にハーバード大学へ留学し、碩学ヨーゼフ・シュンペーターに学んだ都留重人(つる・しげと、1912~2006)は、日本で最初に「経済白書」(「経済実相報告書」)を書いた

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帰還者いまだゼローどうなるロヒンギャ難民の本国帰還

著者: 野上 俊明

 ロヒンギャ危機で国際社会におけるスーチー氏の名声は回復不可能なほど失墜し、その結果スーチー氏のニューズ・バリューも底知れず急落し、国際メディアに登場する機会は極端に減りました。しかし実際にはこれがスーチー氏の実力だった

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青山森人の東チモールだより 第366号(2018年3月16日) - 領海画定条約は締結したが、パイプラインの行き先は未決定 -

著者: 青山森人

「国連海洋法条約」に基づく領海画定条約の締結 長い間、チモール海を挟んで向きあう二つの国・東チモールとオーストラリアの対立の種となっていた領海画定に決着がつきました。これら両国は領海(国境)画定にかんして達した基本合意に

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子どもたちが「香害」で苦しんでいます(下) シリーズ「香害」第6回

著者: 岡田幹治

 前回、「香害」に苦しむ二人の小学生を紹介しました。実はこの国の子どもは、生まれた直後から香りつき商品を使用されているのです。そして深刻な被害者は高校生にも、教師にもいます。 ◆生後2日から香りつき沐浴剤  いま多くの赤

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SJJA&WSJPO【西サハラ最新情報】252 <砂の壁>が分断、難民42年の望郷

著者: 平田伊都子

 「<砂の壁>が分断、難民42年の望郷」と題した記事が、今週発売中のAERA No・13号に載っています。 いつも西サハラ最新情報を見て下さっている読者の皆さまに、ざっと、記事の内容をお教えします。  写真は西サハラ国旗

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「安倍政権はコンポストで肥料にすべき腐ったSushiである」ドイツでも森友公文書改竄の報道始まる

著者: 梶村太一郎

ドイツでようやく新連立政権が成立します 昨日、週明けの3月12日に、ようやく難航したドイツの新政権の連立協定が、3党の党首によって署名されました。国会での署名式に先立って新政権の党首たちがベルリンの連邦記者会議で長い記者

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なぜ「森友文書・書き換え問題」が、最優先すべきトピックスなのか

著者: 野上 俊明

 新聞メディアによると、若い人の中には「書き換え問題」よりももっと重要な北朝鮮問題や貿易関税問題などがあるではないかと、森友問題を優先度の低いトピックスとみなすものがいるとのこと。世論の主流は公文書改ざんを国会、国民への

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アベ退陣を要求する。アベを退治して、憲法を救え。

著者: 澤藤統一郎

本郷三丁目交差点をご通行中の皆さま、こちらは「本郷・湯島9条の会」です。昼休みのこの時間に平和を守るための訴えをさせていただいています。少しの時間、耳をお貸しください。 「森友学園」への国有地売却をめぐる「決裁文書」の改

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(184)

著者: 本間宗究(本間裕)

BISの新たな総支配人 昨年の「12月1日」に、「中央銀行の中央銀行」と呼ばれる「国際決済銀行(BIS)」において、「総支配人」が、「スペイン出身のカルアナ氏」から「メキシコ出身のカルスペンス氏」に交代した。そして、「2

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