評論・紹介・意見の執筆一覧

無念を語る「語り部」への期待  ―論文「死者のざわめき」を読む―

著者: 半澤健市

 本稿は、宗教人類学者の山形孝夫氏(1932~)が、『世界』(2017年4月号)に書いた「死者のざわめき―語り継がれる「記憶の森」」の紹介である。私は、この文章に不思議な感情の高揚を感じたので、是非多くの人に読んで欲しい

本文を読む

原発事故6年経過にあたって:矢ケ崎克馬 6 Years After Fukushima Nuclear Disaster: Katsuma YAGASAKI

著者: ピースフィロソフィー

「311」6周年です。琉球大学名誉教授の矢ケ崎克馬氏が、3月11日、那覇市立牧志駅前ほしぞら公民館で行った講演の内容を紹介します。これと同様の内容の記事が、『琉球新報』文化面で、3月9日、10日2回にわたって連載されまし

本文を読む

青山森人の東チモールだより 第343号(2017年3月11日)…大統領、ついに“カミングアウト”

著者: 青山森人

「わたしの党とはPLPだ」―大統領、ついに“カミングアウト” 大統領、生涯年金制度の見直し案を控訴裁判所へ送る 東チモール社会の不平等の象徴として、抜本的な見直しか撤廃を学生や市民団体などから強く求められている生涯年金制

本文を読む

本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(149)

著者: 本間宗究(本間裕)

有名女優の出家事件 「有名女優の出家事件」が、マスコミをにぎわしているが、この時に思い出されたのが、今から22年前の「1995年」に発生した「オウム真理教による地下鉄サリン事件」だった。具体的には、「教団への捜査かく乱」

本文を読む

SJJA&WSJPO【西サハラ最新情報】201 トランプ大統領が西サハラ難民の救世主?

著者: 平田伊都子

 「トランプ米大統領以外にいない!」と、西サハラ難民大統領は記者会見で、トランプにラブラブコールを送りました。  その一方で、「トランプは世界の難民にとって大迷惑な存在だ」と、国連人権高等弁務官ザイド王子が憎々しげに糾弾

本文を読む

日本学術会議の検討委員会が「軍事的安全保障研究に関する声明(案)」を公表:日本の大学は軍事研究を拒否できるか

著者: 田中一郎

(最初にイベント情報です) ================================ 1.(別添PDFファイル)(チラシ)(3.9)デマで沖縄への偏見をあおった「ニュース女子」 MXの開き直り見解をゆるさない 第

本文を読む

3月4日、学習会「千葉の空にもオスプレイ!―なにが問題?どこが危険?―」に参加~軍拡競争の真っ只中で、どうすれば  

著者: 内野光子

日本、米・中・韓国・北朝鮮の軍拡競争の再来 2月27日の衆議院本会議で2017年度の予算案が通過、参議院でどうなろうとも衆議院優先で成立したことになる。97兆4547億円の過去最大規模で、防衛費5兆1251億円、前年度よ

本文を読む

山城博治さんたちの即時釈放を求める決議 Calling for Immediate Release of 3 Okinawan Activists including Yamashiro Hiroji

著者: ピースフィロソフィー

2月24日、長期不当勾留が続いている山城博治さんら、沖縄で新基地反対の運動をしていた3人の即時釈放を求める集会に約2000人が結集した。そのときの決議文が「週刊 法律新聞」(3月10日号)に載りました。 このときの様子を

本文を読む

時の政権に盲従する官僚訓育の制度化が国有地激安払い下げ事件の背景にある

著者: 熊王信之

唐突ですが、今回の「瑞穂の國記念小學院」に関わる事件の国会質疑を観ていて、数十年前の自分が二、三歳の幼児の折の或る出来事を思い出しました。 それは、亡父が私を連れて、当時、亡父が勤務していた金融会社に出勤した日の断片的な

本文を読む

森友学園問題 炎上から泥仕合へ=こんな出鱈目の極致をあいまいなままにしたら、日本の行政や教育は朽ち果てる

著者: 田中一郎

豊中市の国有地払い下げ問題から火を噴き始めた森友学園問題、日がたつにつれて、その異常なこれまでの事の推移に触発されて、新聞だけでなくTVや週刊誌などのマスコミ、それにネットメディア・ネットスピーカーらがこの問題に執心をし

本文を読む

トランプと難民(続)ーーサルマン・ルシディと湾岸諸国

著者: 岩田昌征

ホメイニ師によって死刑宣告されたサルマン・ルシディも中東難民のヨーロッパへの大量流入に関して、ペルシャ湾岸諸国の静観的姿勢を問題視・疑問視する例外的知識人の一人である。セルビア国営放送の一記者がルシディとインタビューする

本文を読む

「瑞穂の國記念小學院」の敷地取得価格の怪は、戦前回帰を目指す一大勢力蟻の一穴

著者: 熊王信之

瑞穂の國記念小學院創立を巡る一連の事件を概観し、中でも国有地払い下げ価格に注目していまして、たまたま、英国ガーディアン紙の東京発の報道が眼に止まり、他国から観たこの事件を参考にしようと読むうちにある表現が気になりました。

本文を読む

みんな野良猫だった ファーストレデイーも移民なのにどうして移民虐め!

著者: 平田伊都子

 うちには野良猫が5匹、食べに来たり泊りに来たり、勝手に出入りしています。 みんな家猫のように態度もでっかく、我儘一杯に暮らしています。 が、みんな野良猫だったんです。 ある日、女番長の<ネエチャン猫>が自分の餌に口をつ

本文を読む

「『瑞穂の國記念小學院』の敷地取得価格の怪」(補遺2)

著者: 熊王信之

瑞穂の國記念小學院に関わる一連の疑惑は、国有地売買の代価を巡る疑惑に収斂するものの、実は、それは仇花ではないか、と前の拙稿で述べたのですが、その周囲に観られる一連の疑惑をも含めて一切が事件であり、事件のフィクサーは可成り

本文を読む

軍人、右派、石油色濃いトランプ政権の安全保障中枢

著者: 坂井定雄

 トランプ米政権が発足してから1か月余り。政権の安全保障政策の中枢、司令塔となる国家安全保障会議(NSC)の常任メンバーがやっとそろった。プリーパス共和党前全国委員長を国家安全保障会議の首席補佐官、右派メディア「プライバ

本文を読む

本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(148)

著者: 本間宗究(本間裕)

FRBの資産圧縮 現在、「FRBの資産圧縮」の噂が出始めたが、実際には、「償還となった国債を乗り換えずに、保有国債残高を減らす方法」が想定されているようである。そして、「イエレンFRB議長」としては、「約4.5兆ドル(約

本文を読む

知られざるカナダ兵日本軍捕虜の歴史-『週刊金曜日』より An Interview with Gerry Gerrard, a Canadian Hong Kong veteran (Weekly Kinyobi)

著者: ピースフィロソフィー

昨年10月、アジア太平洋戦争開戦時の香港戦に参戦したカナダ兵の一人であったジェリー・ジェラード氏にインタビューする機会を得ました。『週刊金曜日』2月10、17日に掲載されましたのでここで紹介します。 初出:「ピースフィロ

本文を読む

SJJA&WSJPO【西サハラ最新情報】200 米議員団が来たRASD(サハラ・アラブ民主共和国)建国記念日

著者: 平田伊都子

今年もまた西サハラ難民の人々は、RASD(サハラ・アラブ民主共和国)の建国記念日を、アルジェリアにある難民キャンプで迎えてしまいました。 41年目です。 約1年前に西サハラ難民キャンプを訪問したパン前国連事務総長は、「こ

本文を読む

「日本の鏡・アメリカ」の内部報告 ― 『ルポ トランプ王国』を読む ―

著者: 半澤健市

《アメリカン・ドリームはどうなっているか》   朝日新聞ニューヨーク特派員金成隆一(1976~)は、2015年9月に、米大統領選取材班の同僚に次のメールを打った。取材にあたり問題意識を共有するためである。次はその冒頭部分

本文を読む

「『瑞穂の國記念小學院』の敷地取得価格の怪」は、私欲を抑制出来なかった揚句の結果か?

著者: 熊王信之

瑞穂の國記念小學院に関わる疑惑を一点に絞り見詰めていますと、同學園設立・認定に至る道筋が、この一点に限り視線を集める不思議に気づきます。 どういう事か、と申しますと、「よどきかく」さん作成になる一覧表から観て、全てが整合

本文を読む