フランス映画「クロワッサンで朝食を」を観て来た。シンプルだけれど、深みのある映画だ。この映画を「読解」してみよう。※ 以下では、ストーリーの詳細から結末まで触れるので、こ れから観にゆかれる方は読まないことをおすすめしま
本文を読む評論・紹介・意見の執筆一覧
偽ビール
著者: 藤澤 豊日本には出張で何度も来ていたので、駐在になっても大きな戸惑いはなかった。それでも出張で一週間やそこらホテルに泊まって帰るのと住んでいるのとでは、遭遇することにも見えてくるものにも違いがある。その一つにビールもどきがある。
本文を読むタイタニック号上のノーベル経済学 ―政治経済学は何処へいったのか―
著者: 半澤健市盛田常夫氏の『アベノミックスは「天動説」』(ちきゅう座編集部注:https://chikyuza.net/archives/39526)に触発されて感想を書く。 難解な部分もあったが盛田考察は「現代経済学は本質追究を放
本文を読む一握りのはみ出し者から
著者: 藤澤 豊なかには幾ら掘り起こしてもなにもでてこないところもあるが、幸い、そこまで枯れ切ったところはそれほど多くない。どこでも三、四ヶ月もあれやこれやと話をしながら作業にとりかかれば、なんだかんだで必要とする人材らしき人達が見えて
本文を読む自分は騙せない
著者: 藤澤 豊機械の修理で米国北東部の町工場に出張していた。気のいい保全担当者が手伝ってくれた。よく気の回る人で、こっちがしようとしていることを察して、そんな工具もあったのかと驚く、あったら便利という工具類まで持ってきてくれた。一日中
本文を読む尖閣問題―中国の方針変更に日本は応えるべし
著者: 田畑光永暴論珍説メモ(127) このところ日中関係はかなりの程度に落ち着きを取り戻してきた。中国の国家旅遊局が10月8日に発表した数字では、1日の国慶節に続く「黄金週」に日本へ出かけた中国人観光客は3万8600人、昨年同時期の
本文を読む混迷から抜け出せない ―最新の社会主義研究を読んで
著者: 阿部治平―八ヶ岳山麓から(80)― むかし、私はマルクス主義のアホな信奉者であった。 ソ連のすばらしさを信じた時代があった。レーニンをあがめた。スターリン批判はあったが、彼がやった「大テロ」の半分も知らなかった。中国革命に感動し
本文を読む本紹介「福島原発事故 県民健康管理調査の闇」(岩波新書)
著者: chiba9月20日に発売された「福島原発事故 県民健康管理調査の闇」 (岩波新書、日野行介著)の紹介です。 (新書案内 https://www.iwanami.co.jp/hensyu/sin/sin_kkn/kkn1309/s
本文を読む半沢直樹のいないみずほ銀行 ―「元金融機関勤務」者の感想―
著者: 半澤健市金融機関に40年勤めた私は退職してすでに18年経った。現場を離れるとカンが鈍るのはどの商売も同じである。倍返しドラマは一回しか見ていない。むしろ一般人の感覚で感想を書いておく。 半沢直樹がいない三つの理由 だれもが半
本文を読むFacebookの辞表
著者: 木村洋平最近、Facebookのアカウントを削除した。僕はもともと熱心なユーザーではなかったが、やめるに当たっては考えもしたので、そのわけを記してみたい。 最近、Facebookには馴染んだようにさえ思っていた。はじめの頃は、実
本文を読む2013.10.13日比谷公会堂集会とデモに参加しての記(三輪祐児さんの動画つき)
著者: 山川 哲連日の真夏を思わせるような猛暑にもかかわらず、この日の集会、デモには大勢の人々が参加されていました。会場の日比谷公会堂に入りきれない人たちが大勢、公園内のあちらこちらで集会をやり、楽器演奏などで気勢を上げていました。 こ
本文を読む駐米中国大使、崔天凱(Cui Tiankai)のジョンズ・ホプキンス大学講演での発言を日本政府は「プロパガンダ」と言うが
著者: 「ピースフィロソフィ―」10月8日、米国ワシントンのジョンズ・ホプキンス大学のSAIS(School of Advanced International Studies 高等国際関係大学院)で、同大学院卒業生でもある、駐米中国大使の崔天凱(Cu
本文を読む大地に法権利を与えるという画期的 なボリビアの「パチャママ(母なる大地)法」
著者: 松元保昭先日投稿した拙稿「日本人の倫理を問う」で触れた、大地に法権利を与えるという画期的 なボリビアの「パチャママ(母なる大地)法」の紹介記事を拙訳ですがお届けいたします。 法文の抄訳はここにありますが全訳はまだ見ておりません。
本文を読むOliver Stone and Peter Kuznick interview in Tokyo reposted widely 「米国はベトナムで化学兵器を使った」-ストーン&カズニック東京でのインタビュー記事、米国のオンラインメディアに次々と転載。
著者: 「ピースフィロソフィ―」The Asia-Pacific Journal: Japan Focus and Shukan Kinyobi interview on August 11 in Tokyo with Oliver Stone and
本文を読む近況報告と伊藤律シンポジウムの案内
著者: 渡部富哉9月25日、上海のシンポジウムを終え、シルクロードの旅を楽しんで無事に帰ってきました。出発にあたって各位の激励とさまざまなご援助ありがとうございました。改めて報告書を作成の予定にしていますが、帰国後11月に予定されている
本文を読む期待はずれの凡作 -話題の映画『風立ちぬ』を観る-
著者: 岩垂 弘映画界の今夏の最大ヒット作は、宮崎駿監督作品『風立ちぬ』だった。7月20日に全国で封切られたが、まだ上映が続いている。9月半ばまでの観客数は800万人と報道されており、観客動員数はまだ伸びそうだ。私もこのアニメーション
本文を読む日本人の倫理を問う
著者: 松元保昭▼はじめに―嘘と責任 子どもが嘘をついたら、どんな親で も叱るだろう。学校の先生も、やはり嘘をついた生徒を叱るだろう。私は教師だったころ、万引きをした生徒があらわれるとクラス全員によく 灰谷健次郎の「チューインガムひとつ
本文を読むテント日誌10月9日 経産省前テントひろば760日目~むかし話に花も咲き
著者: 経産省前テントひろばテントにと泊ってもいいと言う人が二人程見えて何となく雰囲気が和んだ。今回は一人だけ泊って頂いたのだが、福島から避難している方で今後も継続していただけそうである。もう一人はいつから泊り込みに加わるか決めてもらうことになるの
本文を読む本間宗究の「ちきゅうブッタ斬り」(51)
著者: 本間宗究アメリカの債務上限問題 8月26日の「ルー財務長官による議会への書簡」を読むと、「米国の債務上限問題」は、きわめて危機的な状況に陥っているようである。具体的には、昨年末から実行されてきた「予算削減に関する非常手段」と引き
本文を読む二千数百年前のヘイトスピーチ罪
著者: 岩田昌征『朝日新聞』(平成25年10月7日、夕刊)第一面に「ヘイトスピーチは差別」の大文字が踊っていた。 東京都新大久保における他民族に対する憎悪言論示威行動と憎悪言論粉砕行動のニュースが私達を驚かせてから久しい。憎悪言論の内容
本文を読む青山森人の東チモールだより 第250号(2013年10月9日)
著者: 青山森人<若者に愛の手を> 乾季の涼しい日々 一年を通じて一番過ごしやすい季節を迎える東チモールですが、8月~9月が過ぎて10月に入ると一ヶ月前と比べてやはり少しは暑くなってきているようです。9月28日の午後にはかすかながら霧
本文を読む全国学力・学習状況調査と校長名の公表について
著者: 小川 洋静岡県の川勝知事が、全国学力調査の一分野で静岡県が全国最低だったことから、記者会見で「成績の悪かった100校の校長名を公表する」と発言した。その後、軌道修正して上位の学校の校長名を公表するに至った。現在(10月4日)も静
本文を読む日本右傾化の根本原因――ある中国社会科学者の見方についての感想
著者: 阿部治平―八ヶ岳山麓から(79)― 8・15敗戦記念日にかかわって、日本の右傾化の原因を追究する論文が「人民日報」の「人民網・日本語版」(2013・8・16)に掲載された。「日本政治右傾化の歴史的根本原因 単独占領と間接統治」で
本文を読む金子勝 on Twitter 10月6日~7日 世界の厳しい眼:福島原発の汚染水問題
著者: 金子勝【世界の厳しい眼1】福島原発の汚染水問題を契機に厳しい批判が続々。クリスチャン・サイエンス・モニター紙は福島原発事故に関して5つの疑問を出し、安定しておらず、安全でもなく、状況はコントロールされておらず、事故は人為的なも
本文を読む子安宣邦 on Twitter 9月16日〜10月6日:三木清「親鸞」、慰戯、全体主義的プロパガンダ、福島とオリンピック
著者: 子安宣邦10月6日 稲葉剛さんがいっている:国を信じてはいないが上手にだまされるならいい、という空気が日本に蔓延しているように思えてなりません。それは現実逃避です。消費税であれ、社会保障や労働政策であれ、政府がこう言うが、事実は
本文を読む汚染水流出事故-院内集会・政府交渉の報告
著者: 杉原浩司遅くなりましたが、10月2日に行われた汚染水問題に関する院内集会と政府 交渉についての阪上武さん(福島老朽原発を考える会)による報告を転送し ます。 なお、報告は以下にも掲載されています(美浜の会ウェブサイト)。 htt
本文を読む画期的な米国務、国防長官揃っての千鳥ヶ淵墓苑訪問の意味は、「米国のアーリントン墓地に相当するのは靖国ではなく千鳥ヶ淵である」という、安倍政権へのメッセージ
著者: 「ピースフィロソフィ―」米国の国務長官と国防長官がそろって来日したことが初めてで「日米同盟」の強化を強調する報道が目立つが、何が画期的だったかというと、この二人が3日の午前に国立千鳥ヶ淵戦没者墓苑に揃って献花したことである。外国の要人としては1
本文を読む自著(訳書)紹介:「カール・マルクス あるいは世界精神」ジャック・アタリ著 的場昭弘訳
著者: 的場昭弘マルクスは、なぜマルクスになったか。いくつもの伝記の中で、唯一マルクスの実像を描きえた伝記。 「20世紀にカール・マルクスほど読者をもった作家はいない。彼以上に希望を集めた革命家もいない。彼の著作ほどに注釈が書かれたイデ
本文を読む10.2 JAグループほか主催のTPP全国代表者集会での連帯あいさつ~読み上げ原稿全文~
著者: 醍醐聡昨日(10月2日)、日比谷野外音楽堂で全国農業協同組合(JA)グループ主催の「TPP交渉から『食と暮らし・いのち』を守り、『国会決議の実現』を求める全国代表者集会」が開かれた。あいにく開会中(11:00~12:30)は
本文を読む日本語英語はどこまで通じるか
著者: 盛田常夫もうだいぶん前になるが、夏季講習で学生をアメリカの姉妹校に引率した。日本の大学の語学授業を担当するのは文学専攻の教員がほとんどで、語学教育の専門教育を受けた教員はほんの一握りでしかない。教員が自分の好みに応じて文学作品
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