評論・紹介・意見の執筆一覧

グローバリズム化の時代に、あえて「ナショナリティ」を問う

著者: 藤澤豊

日本でフツーの生活をしていればナショナリティという言葉を耳にすることはまずない。六本木や新宿あたりで夜明かしでもするような生活をしなければ、ナショナリティなど言うこともないし、聞くこともない。日本人が日本で日本人社会のな

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アルジャジーラ支局長ら20人を裁判に -エジプトでの報道弾圧に厳しい国際的批判-

著者: 坂井定雄

エジプトの司法当局は11日、中東の国際的衛星TV局アルジャジーラのアデル・ファハミ支局長以下、カイロ支局員9人をはじめ関係ジャーナリスト計20人(エジプト人16人、外国人4人)の刑事裁判を20日から開始することを明らかに

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「金融資本主義に奇形化した資本主義」をどのようにしたら、いい人たちがいい人たちとして暮らしてゆける社会にできるのか?

著者: 藤澤豊

戦後の復興から七十年代中頃までは、多少の解釈の変遷があったにしても“企業は社会の公器である”という当時の常識というのか社会的な合意があった。そこにはまず共同体としての社会があって、その社会にそって企業や組合、皆の生活があ

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周回遅れの読書報告(番外その6) 佐野誠氏と猪瀬直樹氏

著者: 脇野町善造

 2010年から2011年の3月5日まで「周回遅れの読書報告」を書いていた。昨年の9月に二つだけその「続編」を書いた。その間の長い中断の理由については、9月14日の(番外その4)を見て頂ければいい。しかし「続編」は、たっ

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福島の魚 安全性アピール,福島県漁連が試験操業の紹介HP開設、=でも、ほんとうに安全と言えるのでしょうか?

著者: 田中一郎

昨日(2/13)付の読売新聞夕刊に「福島の魚 安全性アピール,試験操業の紹 介HP開設」という記事が掲載されました。記事に紹介されているサイトは下記で す。   ●福島県における魚介類の試験操業に関するポータル

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青山森人の東チモールだより 第259号(2014年2月13日)

著者: 青山森人

総与党状態の怪しげな政局 いまのところ雨不足気味の雨季 2月の最初の週末は雨降りでしたが、本格的な雨季の幕開けとはなりませんでした。3日以降、雨らしい雨がしばらく降っていません。また、このところの早朝の室温は28℃と、東

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(必見)岩波新書 『県民健康管理調査の闇』の著者・日野行介氏の迫真の講演です(動画つき)

著者: 田中一郎

昨日、たんぽぽ舎で、岩波新書『県民健康管理調査の闇』の著者・日野行介氏の迫真 の講演がありました。下記が、その時のVTRと、日野記者の昨今の報道内容(「子 ども被災者支援法」関連)をご紹介するものです。(ユープラン 三輪

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「女の子にも教育を」と訴え、実践してタリバンに撃たれた少女 --

著者: 伊藤力司

「わたしがマララ」マララ・ユスフザイ、クリスティーナ・ラム著 金原瑞人、西田佳子訳 (学研パブリッシング、428ページ 1680円) 世界中でベストセラーになった話題の書「わたしはマララ」は、女子教育に反対するイスラム教

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虚構の「アベノミクス」:「何のための「負担増」か?」(アベノミクスの1年とこれから)(岩波月刊誌『世界 2014.3』の山家悠紀夫氏論文より)

著者: 田中一郎

山家悠紀夫氏がこの小論文の中で展開されているように,「アベノミクス」と,そ の実態を,具体的な政策内容や経済統計数値などをきちんとつかまえることによって 評価すれば,何のことはない,この政策が,今まで失敗に失敗を重ねてき

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引用はいい、お前の考えは―自分の言葉で語れ!

著者: 藤澤豊

以前から気にはなっていたが、そこまで気にしなくてもという気持ちがあった。それが、最近読んだ本が寝ていた気になっていたことをたたき起こした。なにかのときにちょっと時間があって入った本屋で見つけた新書なのだが、買ってまでして

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「交響曲ヒロシマ」の運命は -佐村河内氏代作事件を考える-

著者: 半澤健市

2014年2月6日に作曲家新垣隆氏の記者会見をTVで観た。 佐村河内守氏のゴーストライターを18年間つとめてきたことの告白と謝罪の会見である。メディア報道から次の三つのことを考えた。 一つ NHKの取材能力について 二つ

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青山森人の東チモールだより 第258号(2014年2月7日)

著者: 青山森人

曇りの日はなんとなく静か 毎日、毎日、曇りの天気が続いていますが、それにつられて人もなんとなくちょっと静かになっている気がします。 不必要な低音のきいた大音量にわたしはいつも顔をしかめざるをえませんが、そんな音楽をかけて

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際だつ原爆詩人・栗原貞子の先駆性 -生誕百年記念冊子が出版される-

著者: 岩垂 弘

 峠三吉と並ぶヒロシマを代表する詩人であった栗原貞子(くりはら・さだこ)の生誕百年を記念する冊子『人類が滅びる前に 栗原貞子生誕百年記念』が刊行された。広島文学資料保全の会(代表・土屋時子さん)の発行で、2月8日、広島市

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青山森人の東チモールだより 第257号(2014年2月2日)

著者: 青山森人

<予期できないからこその楽しみ> まだ雨が少なめの東チモール  1月末、インドネシアのテレビニュースには、ジャカルタでの大雨による被害の様子が報道されていました。インドネシア近海の温度が高いことで、偏西風の蛇行を引き起こ

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「沈んだコスト」――破綻したプロジェクトにこだわる愚

著者: 池田龍夫

私企業では、新しいプロジェクトに膨大な資金を投入する際、入念に将来見通しを検討したうえで、新分野に挑戦している。ところが政府には、巨額の資金を投じ、失敗したプロジェクトが目立っている。   巨額資金投じた「核燃料サイクル

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NHK会長発言は日本の恥だ ―BBC報道が示すもの

著者: 坂井定雄

籾井NHK新会長が旧日本軍の従軍慰安婦について「戦争をしているどこの国にもあった」と発言し、ドイツ、フランスの名前をあげ、しかもペロッと否定してみせた、籾井氏とNHKの恥だけではない。安倍首相に媚びて籾井氏を選んだ経営委

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