先週末、政府はNHK経営委員会の委員長・數土文夫氏を東京電力の社外取締役に起用する方針を固めたというニュースが流れ、唖然とした。私も共同代表を務める「NHKを監視・激励する視聴者コミュニティ」の運営委員はすぐに、この件に
本文を読む評論・紹介・意見の執筆一覧
演劇は政治を変えられるか ―新国立劇場で『負傷者16人』を観る―
著者: 半澤健市《パレスチナの闘士とホロコーストのユダヤ人》 新国立劇場小劇場で2012年5月3日に『負傷者16人SIXTEEN WOUNDED』という芝居を観た。 舞台はオランダのアムステルダム。時代は「オスロ合意」前後の1990年
本文を読む個の尊厳と自由の精神に対立する自らの 「国家」という意識(その2)
著者: 大木 保「個の尊厳」にまさるものなどありはしないわけで、世界金融資本にいいように食いつぶされた国家の借財などを負担するいわれはない ・・ ハイパーリラックス(副交感神経亢進)といえば、 大きなとらえかたをすれば、世界中の人たち
本文を読むミャンマー民主化に向かって苦渋の選択 -アウン・サン・スー・チー議員らが初登院-
著者: 伊藤力司ミャンマーの民主化運動のリーダーで、先の補欠選挙で下院議員に初当選したアウン・サン・スー・チー氏は5月2日、自らが率いる国民民主連盟(NLD)の当選者37人とともに下院に初登院、正式に議員に就任した。これより先4月23日
本文を読むサラダ記念日くらいの親しみがあるといい
著者: 三上 治「『この味がいいねと』君が言ったから七月六日はサラダ記念日」。あまりにも有名なこの歌を引用させてもらうのは恥ずかしいが、五月三日の憲法記念日もこれくらい親しみがあるといいのだと思う。憲法記念日というのはどこか正装をして出
本文を読む青山森人の東チモールだより 第211号(2012年5月6日)
著者:異常気象は東チモールの歳入を減らす 青山森人 e-mail: aoyamamorito@yahoo.com 泣きっ面に蜂 東チモールにおける大雨は、この二ヶ月に限れば、大統領選挙の第一回目の投票がおこなわれた3月半ばにそ
本文を読む戦後学生運動の“最後の輝き”か -50年代学生運動を回顧し検証する動き-
著者: 岩垂 弘1950年代は、学生運動が盛んな時期だった。占領軍(連合国軍総司令部=GHQ)による反共政策が強まったり、日本の独立をめぐって全面講和か単独講和かの論争が高まったり、米ソによる核軍拡競争が激化した時代であったから、これ
本文を読む<チェルノブイリの無名のヒーロー達>
著者: グローガー理恵今回は、ドイツで2011年に出版された本をご紹介したいと思っております。「君たちは変わりたまえ!エネルギー革命への宣言 (Verändert euch! Das Manifest zur Energiewende)」と題
本文を読む野田首相はアメリカに何をしに行ったのか(?)
著者: 三上 治「民主党政権で初めて公式訪米した野田住彦首相はオバマ大統領に対し、随所で協調姿勢を際立たせた」。5月2日付けの朝日新聞の記事である。協調姿勢を際立たせた、ものは言いようであると言うが、誰が見たところでアメリカ隷従を際立た
本文を読む陳光誠氏の奇跡的な脱出
著者: 劉燕子2012年4月30日 諸先生各位。 拝啓。中国の盲目の人権活動家、陳光誠氏が、厳しい監視下で軟禁されていた山東省の自宅から脱出し、北京のアメリカ大使館の保護されましたことが報道され、そして、私は、昨日、テキサス州に本部
本文を読む青山森人の東チモールだより 第210号(2012年4月30日)
著者:海を警備する船がない 青山森人 e-mail: aoyamamorito@yahoo.com 不法漁猟を取り締まれない 前号の『東チモールだより』で東チモール国防軍がもつ7隻の巡視艇が正常に機能していないことを書きました
本文を読むハシズム批判(1)大阪府の3条例(教育行政基本条例・府立学校条例・職員基本条例)の危険な内容
著者: 青木茂雄大阪府の3条例(教育行政基本条例・府立学校条例・職員基本条例)の危険な内容 1.“橋下徹”という現象 “橋下旋風”が吹き荒れている、という。どうもそうらしい。もし、近々に国政選挙があるならば“維新の会”という得体の知れな
本文を読む個の尊厳と自由の精神に対立する自らの 「国家」という意識(その1)
著者: 大木 保「悪者」退治の若き黄門さまは、「正義の人」なのか?・・ 常盤マンサクが妖しく咲きほこる 春の陽気にさそわれてか、 ひとは 自分自身を律することをわすれたように、 精神がいずこにかに 逸脱することがしばしばみられます。 す
本文を読む本間宗究「ちきゅうブッタ斬り」(22)
著者: 本間宗究内部分裂 王陽明の有名な言葉に「山中(さんちゅう)の賊(ぞく)を破るは易(やす)く、心中(しんちゅう)の賊を破るは難(かた)し」というものがある。つまり、「自分の心を制御することは難しいものであり、自分の欲望が災い
本文を読む青山森人の東チモールだより 第209号(2012年4月22日)
著者:明暗を分けた大統領選挙、 東チモールとギニア=ビサウ 青山森人 e-mail: aoyamamorito@yahoo.com ギニア=ビサウ、決選投票前のクーデター 東チモールと同じ旧ポルトガル植民地であった西アフリカの
本文を読む医薬品メーカーを独り勝ちさせている高薬価の是正が急務~「薬価改定と医薬品業界の動向」と題して厚生農協連で講演~
著者: 醍醐聡厚生農協連で講演 昨日(2012年4月20日)、日本文化厚生農業協同組合連合会(通称:文化連)で「薬価改定と医薬品業界の動向」と題して講演をした。 厚生連は全国各地で病院を経営しているが、この4月に診療報酬と薬価が
本文を読む司法制度改革の大破綻
著者: 宇井 宙総務省は昨日(4月20日)、司法試験合格者数を年3000人程度としている政府の目標が多すぎるとして、法科大学院の定数削減や統廃合の検討を含めた見直しを、法務、文部科学両省に勧告した。 政府は2002年の閣議決定で司法
本文を読む発達障害と裁判員制度
著者: 宇井 宙(数年前に書いた文章ですが、現在でも問題は全く変わっていないので、投稿させて頂きます。) 佐藤幹夫氏が『現代思想』の2008年10月号(裁判員制度特集号)の中で「発達障害と裁判員制度」という論文を書いている。佐藤氏は
本文を読む「白鳥事件60年目の真実」が考えさせること
著者: 岩田昌征いまや東都文化中枢の位置を名実ともに占めるに至ったお茶の水の明治大学自由塔において「白鳥事件60年目の真実」を告げる講演会が開かれた。平成24年4月14日(土)のことであった。 敗戦後数年間、日本共産党が仕掛けた、あるい
本文を読むアーダルベルト・シュティフター他(新井裕・篠原敏昭ほか訳)『ウィーンとウィーン人』(中央大学出版部、2012年)の紹介
著者: 石塚正英19世紀前半のウィーンを舞台にして書かれた、1840年代ヨーロッパの民衆文化・生活習俗・生業・風俗誌です。「小間使い」「物乞い」「ロトくじ狂」「ぼろ集めの女」「行商人」「ソーセージ屋」などなど、同時代人の記述です。索引
本文を読む日本の教育の根本的問題点
著者: 宇井 宙戦後日本の教育制度には、それぞれの時代ごとに特有な問題や課題があった。1950年代末から70年代までは、「過度の受験競争=受験戦争」と学歴社会が大きな問題であった。そのため、1980年に改訂された学習指導要領は「ゆとり
本文を読む青山森人の東チモールだより 第208号(2012年4月20日)
著者:タウル=マタン=ルアク 「責任を受け入れる用意がある」 青山森人 e-mail: aoyamamorito@yahoo.com 5年前より許容量が大きくなったフレテリン 4月16日の夜9時ごろテレビで流れた選挙速報で
本文を読む単元単位制導入に関するQ&A―大学講義のあいまに(8)
著者: やすい・ゆたかある大学の教職倫理学の授業で単元単位制についての「ちきゅう座」記事を紹介したところ、以下のような質問がコメント用紙に書かれて応答したので、「ちきゅう座」の読者にも一応参考にしていただけたらと思う。 単元単位制導
本文を読む書評 ディディ=ユベルマン、江澤健一郎訳『イメージの前で』(法政大学出版局、2012年)
著者: 宇波彰ディディ=ユベルマンは、1953年生まれのフランスの美術批評家である。1990年に刊行された本書は、著者の若い活力を感じさせる力作である。なぜ力作といえるのか。それはディディ=ユベルマンが、美術史もしくは美術批評におけ
本文を読む単元単位制の意義―教育の危機とは何か?
著者: やすい・ゆたか宇井宙さんの見方では、新自由主義的な教育改革によって、それまで問題のなかった学校教育が混乱させられ、学力低下が深刻になったので、そういう間違った教育改革を止めれば、教育が正常化されて問題がなくなるということのようである
本文を読む本間宗究「ちきゅうブッタ斬り」(21)
著者: 本間宗究政事を以て民を殺す 明治維新の際、「勝海舟」が、頻繁に引用した言葉として「政事を以て民を殺す」というものがあるが、現在の政治情勢を見ていると、「まさに、この言葉のとおりである」と実感せざるを得ないようである。つまり、
本文を読む青山森人の東チモールだより 第207号(2012年4月16日夜9時半ごろ)
著者:大統領選挙速報 タウル=マタン=ルアク候補、圧勝の兆し 青山森人 e-mail: aoyamamorito@yahoo.com 4月16日、きょう、大統領選挙の決選投票がおこなわれました。いま夜9時20分ごろですが、途中
本文を読む単元単位制への疑問(その3)
著者: 宇井 宙やすい・ゆたかさんの単元単位制導入論(4月7日「学年制を廃止し単位制にせよ―大学講義のあいまに(6)」)に対してこれまで2度にわたり疑問を提起した(4月8日「小中学校への単位制導入論への疑問」、4月9日「「教育の危機」
本文を読む青山森人の東チモールだより 第206号(2012年4月13日)
著者:ゴミ問題、庶民と大統領の境なし 青山森人 e-mail: aoyamamorito@yahoo.com 決戦の日、間近 大統領選挙の決選投票日(16日)が近づいてきました。一ヶ月前の第一回戦の選挙運動期間中もわたしは感じ
本文を読む「単元単位制」導入論はユニークではない―大学講義のあいまに(7)
著者: やすい・ゆたか大学生に「ちきゅう座」での「単元単位制導入」論議を紹介したところ、中には大学でのややこしい受講登録の悩みを反映して、「自身の向き・不向きや得手・不得手を把握した上で自身の方向性を自己決定するのは小学生には無理」ではない
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