今年2012年は、国連が設定した「国際協同組合年」。世界各国の政府と国民が協同組合について理解を深め、協同組合をさらに発展させるために1年間かけて努力しようとの狙いから設けられた「国際年」である。そんな折り、協同組合の
本文を読む評論・紹介・意見の執筆一覧
単元単位制への石塚さんの懸念に応える
著者: やすい・ゆたか私は既成の学校制度、それ自体が耐用年数が過ぎていて、解体すべきだという意見である。それに代わるのに共に働き、共に学ぶような場所の形成を目指すべきだ。単元単位制というのは、学科によっては順序を踏んで学んでいくべき学科があ
本文を読む義務教育論と単元単位制導入についてー宇井さんの再反論に応えるー
著者: やすい・ゆたか宇井宙さんの再反論を早速いただき、議論が弁証法的に発展しつつあるので、非常に喜んでおります。 まず宇井さんは、単元単位制の義務教育への導入に限って反対だということらしい。義務教育をやすいはどう考えるかということだが、
本文を読む「教育の危機」とは何か
著者: 宇井 宙やすい・ゆたか氏の単位制導入論に対して疑問を呈したところ、やすい氏から反論を頂戴しました。まずはそのことに御礼申し上げます。 やすい氏はまず、氏の単位制導入論が「既存の学校制度を前提に」しているという私の勘違いを指摘して
本文を読む青山森人の東チモールだより 第205号(2012年4月6日)
著者:言語論争に母語がようやく参戦 青山森人 e-mail: aoyamamorito@yahoo.com 第一回戦より決選投票の投票率が上がるか 山岳部の住民に被害を出し都市部の河川近辺の住民を脅かした暴風雨は、先月の大統
本文を読む型を学ぶことの意味―学年制とか単位制とかを考える素材―
著者: 石塚正英もう10年以上前になりますが、友人たちに誘われてスキーに行ったことがあります。スキー発祥の地(新潟県上越市)に生まれた私は、4、5歳のころから滑っていましたから、誰よりも得意のはずです。でも意外なことに、ゲレンデのイン
本文を読む単位制導入論への宇井さんの批判に応える
著者: やすい・ゆたか宇井 宙さんから私の単位制導入論への批判をいただいたので、じっくり検討させていただくことにする。今回は大雑把な形で述べておきたい。まず学校という近代教育制度はもうぼちぼち耐用年数がきたのではないか、イリイチはいみじくも
本文を読む教育と研究の場での単位制について
著者: 石塚正英やすいさんと宇井さんの書き込み、これぞ公共空間メディア「ちきゅう座」が求めているものです。 私は、大学での単位(従量)制に関して利点と欠点を実感しています。個々の単位は落としても学年がないので落第しない。1講座〇〇〇円で
本文を読む小中学校への単位制導入論への疑問
著者: 宇井 宙橋下徹大阪市長が小中学校にも留年制を導入すべきと発言したことに関連して、やすい・ゆたか氏は「留年可哀想論で抵抗するのでは本末転倒」であるが、留年制の導入論も「頭が古すぎる」のであり、むしろ学年制そのものを廃止し、「各科
本文を読む書評 鶴見太郎著「ロシア・シオニズムの想像力ーユダヤ人・帝国・パレスチナ」
著者: 浅川 修史(東大出版会) シオニズムとロシア・ユダヤ人の内在に新たな一石を投じる金字塔 新進気鋭の社会学者にしてユダヤ学研究家・鶴見太郎氏(1982年生まれ、日本学術振興会特別研究員PD<立教大学>)の著書「ロシア・シオニ
本文を読むジャン=ミシェル・パルミエのベンヤミン論について
著者: 宇波彰2011年の秋から2012年初頭にかけて、パリのユダヤ美術・歴史博物館で開かれたベンヤミン展については、すでにこのブログで報告した。そのカタログともいえる『ヴァルター・ベンヤミン・アーカイブス』(Walter Benj
本文を読む学年制を廃止し単位制にせよ―大学講義のあいまに(6)
著者: やすい・ゆたか大阪市の橋下市長が小中学校にも留年制をということだが、私は学年制そのものを再検討すべきだと思う。もう大量生産時代ではないのだから、すべての科目で一斉に進級という必要はない。各科目、到達目標に達したら次の段階に進むという
本文を読む本間宗究「ちきゅうブッタ斬り」(20)
著者: 本間宗究ドラギマジックの有効期間 ヨーロッパでは、「ドラギマジック」という言葉が使われ、金融混乱は、一時的に安定したとも考えられているようだ。つまり、「12月21日」と「2月29日」に、合計で、約100兆円もの資金を金融機
本文を読む行き詰まった資本主義の変革へ -『資本主義以後の世界』を読んで-
著者: 安原和雄著作『資本主義以後の世界』が話題を呼んでいる。行き詰まった資本主義の変革は不可避と問いかけているからである。資本主義の行方をめぐる論議は日本に限らない。欧米でも資本主義そのものへの不信が広がりつつあり、資本主義をどう変革
本文を読む神山伸弘ほか著『ヘーゲルとオリエント』(跡見学園女子大学・神山伸弘、2012.03)紹介
著者: 石塚正英B5判で754ページというボリュームで刊行された本書は、当代のヘーゲル哲学(研究)者 の看板をなしている執筆陣を擁している。本書は哲学専門書であり、市販本でなく非売品(科学研究費による研究成果報告書)であり広く江湖に行き
本文を読む死刑支持は85.6%ではなく、52.6%と伝えるべき~NHKに意見を提出~
著者: 醍醐聡3月30日、NHKニュース番組制作担当宛てに、「死刑制度に関する内閣府世論調査の報道のあり方について」と題した意見を提出した。 詳しい経過は、このブログの1つ前の記事に書いたが、意見の要点は、2009年に内閣府が行っ
本文を読む絆について2―東日本大震災によせて―(5)
著者: 唐澤太輔筆者は前回、〈絆〉と「絆」を区別し、それぞれを定義した。「絆」が人間と他の存在者との「関係」を成り立たせる場であるのに対し、〈絆〉は、「生命そのもの」と人間との「関係」を成り立たせる場である、と定義した。「絆」と〈絆〉は
本文を読む大阪都に向けて
著者: やすい・ゆたか平松邦夫さん(前大阪市長)の敗因は受身だったことであろう。 大阪都構想を批判するだけで、ビジョンがなかった。大阪府民、大阪市民は真剣に沈滞からの脱出を求めているのだ。だからたとえデメリットの方が多いかもしれない大阪都
本文を読む死刑制度に関する内閣府の誤導的世論調査、それを受け売りしたメディアの報道
著者: 醍醐聡「死刑執行は国民の声」というが・・・ 昨朝(3月29日)、殺人などの罪を犯した3人の死刑囚に対する死刑が執行された。おととし7月以来、1年8ヶ月ぶりの執行である。 ところで、昨夜7時のNHKニュースはこの事実を伝え
本文を読む三井、住友に比べはっきりしない三菱財閥の起源。創業時から「人に公言できない」資本蓄積の過程
著者: 浅川 修史日本最大の企業集団・三菱グループ(戦前は三菱財閥)だが、三井、住友に比べると、その起源が日本人に明確に認識されているわけではない。創業から日本最大の財閥になる過程では、人に公言できないこともあったと推定される。2010
本文を読む経産省前テント広場 テント日誌3/23~3/28「200日目を迎えたテント」など
著者: 9条改憲阻止の会テント日誌をお送りします。 <テント日誌 3/28(水)――経産省前テントひろば200日目> 200日目を迎えたテント 座り込みの椅子も満席に 今日も続く経産省正門前マイクアピール 3月28日(水)
本文を読む「さよなら原発!小金井パレード~子どもと一緒に歩こう~」 “原発にさよなら”した社会に向けて
著者: 坂井えつ子さよなら原発!小金井パレード : http://koganeiparade.jugem.jp/ きっかけは一人の母親の想いでした。東京電力・福島第一原子力発電所の事故後、いままで原発に無関心だった自分を反省し、子連れで
本文を読む青山森人の東チモールだより 第204号(2012年3月29日)
著者:心の傷を癒す人たち 青山森人 e-mail: aoyamamorito@yahoo.com 訂正:大統領選挙の決選投票日は4月16日 前号の『東チモールだより』で「大統領選挙の決選投票日は「4月14日(土)」と書きました
本文を読む成田史学史の特色を発揮した力作 -書評 成田龍一著『近現代日本史と歴史学』(中公新書)-
著者: 半澤健市《サラリーマンと学者の認識ギャップ》 私は金融マンの定年退職後に大学院で日本近代史を学んだ。 だからサラリーマンの「歴史観」をよく知っているし、アカデミズムの「歴史認識」も少しは知っているつもりである。二つのグループの
本文を読む絆について1―東日本大震災によせて―(4)
著者: 唐澤太輔東日本大震災以降、絆という言葉が世の中で一つのキーワードとなった。大震災によって我々は、人と人との絆は勿論、人と動物との絆、人と自然との絆など、絆の大切さ、絆あり方の重要性を、改めて深く考えさせる契機を与えられた。 絆―
本文を読む青山森人の東チモールだより 第203号(2012年3月26日)
著者:決選投票は「政党 対 市民」で 青山森人 e-mail: aoyamamorito@yahoo.com 選挙管理委員会による最終結果 3月22日、日本でいう東チモールの選挙管理委員会は最高裁判所に相当する控訴裁判所へ提出
本文を読む霊は見えるか?―大学講義のあいまに(5)
著者: やすい・ゆたか「教職哲学」のカントの存在すると考えられるが、認識できないものが属する可想界の話で、不滅の霊魂というのも可想界に属するという説明に対して、コメントでこういう質問があった。 「霊が認識できないのは感覚されないからだという
本文を読む青山森人の東チモールだより 第202号(2012年3月22日)
著者:大統領選挙、早くも新政局を生む 青山森人 e-mail: aoyamamorito@yahoo.com 決選投票は、ル=オロ対タウル=マタン=ルアク 3月17日(土)に実施された大統領選挙の投票結果の体勢は、週明けを
本文を読む“国産”のイスラム・テロリストに戦慄する欧州 -乱射事件は犯人射殺で一件落着したが… -
著者: 伊藤力司フランス南部の大都市トゥールーズで起きたユダヤ人学校の乱射事件は、犯人のモハメド・メラ(23)が特殊部隊の警官に射殺されて一件落着した。犯人はフランス生まれのアルジェリア移民2世、フランスの公教育を受けて育った若者であっ
本文を読む「人間がはずかしめられている」この国の、治める者の精神の荒廃!
著者: 大木 保非常時に果たすべき < 国家の器量と責任> を回避逃亡しつづける、人でなし権力と御用ちょうちん。・・ — あの東日本大震災そしてに東電福島原発爆発から一年が過ぎました。 被災地の人たちのそれぞれの
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