評論・紹介・意見の執筆一覧

レアメタルも毒性を持っている -書評「重金属のはなし」-

著者: 川弾降雄

 金属の代表的な特徴の中でも、・伸展性に富む(変形や加工しやすい)こと、・熱と電気の良導体であること、が身の回りの生活で金属製品が使われる大きな理由である。これらに・採取しやすいこと、・高価でないこと、・強さを持つこと、

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その孤独と哀愁 啄木没後百年にあたって -『啄木を支えた北の大地―北海道の三五六日」』(長浜功著 社会評論社)を読む-

著者: 阿部浪子

 石川啄木は、明治40年から翌年にかけて、356日を北海道に滞留していたという。函館、札幌、小樽、そして釧路へ。貧乏という重い袋を痩身に背負い、風のように漂泊しつつ、作家の道へ全力疾走した。いかにもドラマチックな啄木の2

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熊本訪問記 (1)~ゲスト講義とレンタサイクルで市内巡り~

著者: 醍醐聡

熊本学園大学でゲスト講義  9月20日、1日ゲスト講義ということで熊本学園大学へ出かけ、「会計と実体経済~レトリック会計学を超えて~」というテーマで講義をした。同大学の会計専門職大学院生向けの講義だったが、同研究科科長の

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本間宗究「ちきゅうブッタ斬り」(27)

著者: 本間宗究

アメリカのQE3   9月13日の「FOMC」において、「QE3(量的緩和の第三弾)が発表された」ということが「市場の理解」でもあるようだが、「発表の内容を吟味すると、まったく違った姿が見えてくる」というのが、今回の「私

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テントからのご案内:3.11福島原発事故から学ぶ

著者: 経産省前テントひろば

テントからのご案内 ◆3・11福島原発事故から学ぶ ~脱原発のうねりの中で、福島・首都圏の交流の集い~ 東電福島原発の事故から1年半がたちました。政府は「収束」を宣言し、今年6月には福井県の大飯原発を再稼働を容認し、原子

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喜寿を迎えてなお過激に生きる -知識、見識よりも胆識をめざして-

著者: 安原和雄

 喜寿を迎えることができたのはやはり感謝しなければならない。しかし浮かれているわけにも行かない。今後の人生をどう生きるつもりかと問われれば、いのちある限り過激に生きたいと思案している。知識、見識を広くし、深めるのもよいが

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戦後67年、今なお放置されている朝鮮人の遺骨 -日本人戦没者の遺骨未帰還報道の陰で-

著者: 岩垂 弘

 アジア・太平洋戦争での敗戦から67年。国民の間ではもはや戦争ははるか遠い過去の出来事となりつつあるが、この夏、「日本人がやるべき戦争の後始末はまだ終わっていない」と痛感させられた報道があった。海外などで亡くなった日本人

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尖閣紛争に火を着けた都知事に大きな責任 -日中政府は事態鎮静化と友好関係の深化を-

著者: 早房長治

尖閣諸島の領有権を巡る中国国内の反日デモは、小規模のものを含めると、100都市以上にのぼっている。スーパーが破壊、略奪され、工場が放火されるなど、少なくない日系企業が被害を受けている。日中両政府は事態の鎮静化に努めるとと

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ストレステスト意見聴取会委員、井野博満・後藤政志の連名による「ストレステスト意見聴取会に関する公開意見書-保安院意見聴取会の終了にあたって-」に関するお知らせ

著者: 菅波 完

2012年 9月19日 報道関係のみなさま ストレステスト意見聴取会委員、井野博満・後藤政志の連名による「ストレステスト意見聴取会に関する公開意見書-保安院意見聴取会の終了にあたって-」に関するお知らせ 従来より「柏崎刈

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「アジアは一つなり」 ―維新の会は「張り子の虎」―  

著者: 半澤健市

 ハシズムについてはすでに広原盛明氏が執拗かつ的確な分析と批判を続けている。 付け加えることはないと思ってきたし今もそう思っている。だから以下に述べることは、フィールド・ワークなしの東京人の独断と偏見である。 「維新八策

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修学旅行プレーバック~小豆島の車中で聴いた「オリーブの歌」~

著者: 醍醐聡

 先日、You Tubeの録画を検索していると、「小豆島のオリーブの歌」というタイトルが目に止まった。もしかしたらと思って聴いて見ると、やっぱり、あの歌だった。中学校の修学旅行に小豆島へ出かけた時に島めぐりのバスの中でガ

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JR採用差別問題は終っていない  国会周回マラソンと国会前ハンスト、そして今後の闘い

著者: 萩尾健太・松岡宥二

JR採用差別に関する政治合意の成立 1987年の国鉄分割民営化でJR不採用とされた国労・全動労等の組合員は、解雇撤回・JR復帰を求めて24年間、国鉄闘争を闘ってきました。国鉄を承継した鉄道運輸機構に対する訴訟での国鉄の不

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原発ゼロを世界に訴える -世界平和アピール七人委員会-

著者: 伊藤力司

「世界平和アピール七人委員会」は、東日本大震災・東京電力福島第一原子力発電所の事故から1年半に当たる9月11日、「原発ゼロを決めて、安心・安全な世界を目指す以外の道はない」と題するアピールを内外に発表した。 同委員会は1

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札幌便り(2)ーー公園の街 美瑛へゆく汽車

著者: 木村洋平

札幌へ来てふた月。ここは、公園の街でもある。札幌駅の方から、繁華街のすすきのをくぐり抜けると、中島公園に行き当たる。緑にあふれて、芸術にも触れられる。隣接する渡辺淳一文学館は、安藤忠雄の事務所が設計。園内のコンサート・ホ

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辻井喬の「入亜脱従属」論を読んで -カギは平和憲法理念の活用にこそ-

著者: 安原和雄

カギは平和憲法理念の活用にこそ  詩人、作家の辻井 喬の「入亜脱従属」論が示唆に富む。アジアの大国・中国と日米安保体制下の同盟国・アメリカ、この両大国と日本は今後どう付き合っていくのが望ましいかがテーマとなっている。「入

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中間所得層の底上げを最優先 -オバマ大統領が再選に向け闘争宣言-

著者: 伊藤力司

アメリカ南部ノースカロライナ州シャーロットで9月4日から開催された米民主党全国党大会は最終日の6日深夜(日本時間7日昼)、民主党大統領候補に正式に指名されたバラク・オバマ大統領(51)が指名受諾演説を行って閉会した。大統

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