本書は、戦争史、軍事史を専門分野とする日本近代史家吉田裕(よしだ・ゆたか)が書いた、アジア・太平洋戦争に従軍した兵士たちが辿った戦後の物語である。 《敗戦時に日本兵はは789万名いた》 敗戦時、すなわち1945年8月
本文を読む評論・紹介・意見の執筆一覧
イギリスのテレビ番組ーミステリィーについて
著者: とら猫イーチ私がテレビと縁を切った経緯は、ちきゅう座に掲載された駄文で明らかになっています。 でも、正確には、日本のテレビと縁を切ったのであって、実はイギリスのテレビ番組、それもミステリィーには眼が無くて「嵌って」しまっています。
本文を読む広島、長崎、そして東北三県とつらなる苦しみと哀しみと無念!
著者: 大木 保アメリカの狂気の科学文明が戦争にとどめを刺したことの意味。 暑くて、頭がぼーっとしてきましたので、冷房をいれています。 みなさんも電力会社に遠慮なく冷房しないと、 仕事がはかどらないし、熱中症になりますからね。 電力会社
本文を読むドイツ滞在日誌(8)
著者: 合澤清前回に続いて今回もドイツ国内旅行の報告になります。天気は相変わらずここゲッティンゲンは不安定なままですが、僕らが出かけて行った地方では幸運にもいつも概ね好天気に恵まれています。旅の楽しさは、お天気に左右されるところが大い
本文を読む本間宗究「ちきゅうブッタ斬り」(3)
著者: 本間宗究QE3の可能性 現在、世界の金融界で、最も注目を浴びているのが、「欧米の金融危機」であり、具体的には、「アメリカのデフォルト(債務不履行)の可能性」や「PIIGSの金融危機」である。そして、この点に関して、「アメリ
本文を読むドル没落の序章ではなくて、追認にすぎない
著者: 三上 治8月7日 8月7日付けの朝日新聞の朝刊は一面で「ドル没落への序章」という見出しの記事を載せていた。アメリカ政府の借入金額の上限問題カら端を発した国債の格下げは世界的な債券不安を呼び起こそうとしている。この事態に対
本文を読む第11次行動報告・大震災緊急支援活動のこれまでと今後について
著者:連帯・共同ニュース第139号 第140号 2011年8月3日・8月4日 <9条改憲阻止の会> 第11次支援行動報告―子供たちに水と野菜などを届けました(第139号) ■ 7月28日、29日の第11次トラック
本文を読む経団連は“ガラパコス”か(3)
著者: 広原盛明~関西から(22)~ 結局のところ、米倉発言は、7月14日経団連発表の「エネルギー政策に関する第1次提言」にすべて帰着する。この提言を読むと、これまでは台本なしに下手な役者がセリフを喋っているかと思っていたが、すべては台
本文を読む日本人留学生の見た1968年5月 -書評 西川長夫著『パリ五月革命 私論 転換点としての68年』、平凡社新書-
著者: 半澤健市《日本知識人による「五月革命」体験》 本書は「五月革命」を体験した日本の一知識人が、43年間の蓄積を一気に噴出させた革命の総括である。「五月革命」とは、1968年のパリに始まった学生と労働者の反乱である。著者西川長夫(
本文を読むリーマンショックの再来か ―なにか不気味な株価下落―
著者: 半澤健市11年8月4日にニューヨーク証券取引所のダウ工業株30種平均株価が512ドル下げた。4日から5日にかけて世界的な株価下落と債券市場の混乱が起こった。 4日の欧米株価は平均4%から5%台の下落である。米国株式はダウ30種
本文を読むドイツ滞在日誌(7) ほんの少しドイツ語のお話など/Regensburgへの旅/KarlstadtとBambergへの旅/Ulmへの旅
著者: 合澤清1.ほんの少しドイツ語のお話など 今年のドイツの夏(少なくともここゲッティンゲンでは)は、「異常」なぐらい寒くて、雨が多くて、「夏らしくない夏」になっています。これは一人僕だけの感想ではなくて、この家の女主人ペトラも同様
本文を読む経団連は“ガラパコス”か(2)
著者: 広原盛明~関西から(21)~ 4月6日のウォール・ストリート・ジャーナルの単独インタビュー以来、米倉発言は、まるで「タガが外れた」かのごとく言いたい放題だ。それに内容もさることながら、政府を「財界の召使」としか考えていないような
本文を読むジャニス・ジョプリンのSummertimeをこえられない現代日本
著者: 大木 保哀しいだけの嘘の歌詞を口にするほかない子守唄が絶望の深さをのぞかせる。 国民大衆に「節電」キャンペーンをする前に、 テレビ放送を半減し、テレビ販売も自粛したらいい。 (「地デジ」恐喝セールでしこたま儲けたんだから一服して
本文を読む私の新刊『日本再占領:消えた統治能力と第三の敗戦』
著者: 中田安彦日米関係についての書籍は05年の『ジャパン・ハンドラーズ』以来です。かなり文献など証言を調べたり、一部、直接取材やマスコミ関係者の情報提供も含めて書かれています。力を入れて書きました。 内容については「あとがき」に要
本文を読むドイツ滞在日誌(6) ヨーロッパ人の関心事/食の異文化との出会い/ドイツ国内旅行(Goslar, Uelzen)
著者: 合澤清1.ヨーロッパ人の関心事 あの平和そのものと思われていたノルウエーで、衝撃的な大量殺人事件(銃の乱射で85人以上が殺された)が起きたことは皆様方も既にご承知のことだと思う。右翼青年の仕業だと伝えられている。 先日ドイツで
本文を読む3.11後の望ましい「平成の変革」 -神田明神で開かれた神儒仏講演会-
著者: 安原和雄「3.11」(東日本大震災、原発惨事)は、日本の近現代史上、何を意味しているのか。 大づかみに言えば、<明治維新>、<敗戦後の戦後改革>に次ぐ第三の <「3.11」後の平成の変革>を促して止まない。 「平成の変革」とは
本文を読む円高恐怖を克服し、これを復興の契機にせよ
著者: 三上治7月29日 日本人は日本列島という島群の中で生きてきたためか、時に内向きになりがちである。ここには鎖国時代が遺伝子のように存在しているためかもしれない。だから時には世界の動きに過剰に反応する。それとは無縁ではない。3月
本文を読む経団連は“ガラパコス”か(1)
著者: 広原盛明~関西から(20)~ このところ、日本経団連米倉弘昌会長のなりふり構わぬ発言と高姿勢が目立つ。御手洗前会長も強欲資本主義丸出しの露骨な発言によって世論の指弾を浴びたが、米倉会長はそれに「輪をかけた」ともいうべき存在で、そ
本文を読む気になる放射線計測機材の件
著者: 諸留能興先日の児玉龍彦東京大学先端科学技術研究センター教授の 国会陳述の話しには感銘しましたが、 放射線計測機材の件では、少し、気になる発言がありました! 小松梨津子氏という方からの経由メールで ECRR科学事務局長のクリス・バ
本文を読む原発廃止の運動に危惧すること
著者: とら猫イーチ福島第一での原発事故以来、廃止運動が奔流のように勢いを得ていますが、聊か感情に流されて科学的に疑問のある主張が観られるのが弱点になりはしないかと心配です。 その最大のものが、原子力の代替に「自然エネルギー」を科学的
本文を読む『マードック帝国』に最大の危機 -問われる政治とメディアの関係-
著者: 伊藤力司英国のタブロイド日曜紙「ニューズ・オブ・ザ・ワールド」(News of the World=NoW)が、スキャンダル取材に関係者の携帯電話を盗聴していた事件が表面化し、「メディア王」ルパート・マードック氏の帝国に最大の危
本文を読む弁護士懲戒請求発言をめぐる最高裁判決について(補足)
著者: とら猫イーチ「橋下大阪府知事の弁護士懲戒請求発言に関わる最高裁判決について」と題して7月16日に投稿いたしましたが、この間には「ちきゅう座」への御異議の御投稿もあり、先の私の投稿では簡略に過ぎたのかと反省もしまして、私が、最高裁
本文を読む「 吉本隆明氏の反核異論という正論におもう 」
著者: 大木 保( 吉本隆明氏の科学= 文明史観への日常性からのまなざし!) さて今回は、いまの日本の社会に住んでいても、なおも原発稼動に反対どころか 肯定するひとたちのなかでもとくに科学文明史観から徹頭徹尾肯定の立場をみせる 吉本氏の
本文を読む本間宗究「ちきゅうブッタ斬り」(2)
著者: 本間宗究現代の狼少年 間もなく、「国債」と「金(ゴールド)」との戦いに、最後の決着が付くことになるようだが、この点に関して言えることは、「これほどまでに、マネーの呪縛が強かったのか?」という驚きであり、また、「既得権を守ろう
本文を読むマスメディアの不勉強ぶりに驚嘆 -秩父事件をゆがめると関係者がテレビ局に抗議-
著者: 岩垂 弘このところ、マスメディアの劣化ぶりを嘆く声が少なくないが、「これはひどいな」と思わせるテレビ番組があった。少し前、全国紙の地方版で報じられたことだが、マスメディアの“不勉強さ” を示す例として紹介する。 6月29日付
本文を読む橋下大阪府知事の弁護士懲戒請求発言をめぐる最高裁判決について
著者: 中山 武敏1 はじめに 山口県光市の母子殺害事件をめぐり、橋下徹大阪府知事が就任前に弁護士としてテレビ番組に出演し、被告弁護団への懲戒請求を呼びかけた事件で、同弁護団のメンバー4名が名誉を傷つけられたなどとして、不法行為に基づく
本文を読む書評「彼らは何故これほどに原発に固執するのか?―政・官・財癒着構造と住民の悲劇」
著者: 合澤 清鎌田慧著『六ヶ所村の記録』上・下(岩波書店 1991) この書物は、鎌田慧という類まれな異才ルポライターがおよそ20年の歳月を費やし、心血を注いで書きあげた貴重なルポルタージュである。今日の深刻な「福島原発事故」による大
本文を読むなぜ赤旗ばかりがスクープ飛ばすのか
著者: とら猫イーチWSJの金井啓子氏が、同紙日本版で「なぜ赤旗ばかりがスクープ飛ばすのか」と現在のマスコミの在り様に疑問を提示されておられます。 「九州電力の原発に関する「やらせメール」が注目を集めた。また、資源エネルギー庁が『不適切
本文を読む『スティグリッツ国連報告』 ―反・市場原理主義で世界金融を分析すれば―
著者: 半澤健市本稿は、09年9月に国連に提出された「国際金融システム改革に関する報告書」の要約である。「報告」は一つの委員会の産物であり、現在進行中の「世界恐慌」を論ずるための基本的文献だ。民間の一研究者が意気に感じて訳出したことを
本文を読む保守派のユニークな「脱原発」論 -日本こそが世界に先駆けて全廃を-
著者: 安原和雄脱原発論が急速に広がりつつあるが、保守派の脱原発論は稀少価値といえるのではないか。その人物が旧皇族出身となると、興味が湧いてくる。しかも「3.11」後に脱原発派に宗旨替えしたのではなく、若い高校生の頃からだというから、
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