評論・紹介・意見の執筆一覧

「外国人の政治献金を禁止する」根拠を歴史から学ぶ

著者: 浅川 修史

アメリカ合衆国、連合王国(UK)、ドイツなど主要先進国は政治家が外国人(外国企業を含む)から政治資金を受け取ることを法律で禁止している。日本もほぼ同様である。外国人が国内政治に影響力を及ぼすことを懸念しての規制と考える。

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連帯・共同ニュース第100号 3月14日(月)からの国会前座り込み行動に参加を

著者: 9条改憲阻止の会

■  季節は確実にめぐってくる。ところによっては記録的な大雪に見舞われた地方でも春のおとずれが感じられるようになってきているようだ。遠方からの友のたよりにも春に向かう気分がそれとなくうかがえる。これに反して南島(沖縄)の

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元「カタール、オマーン大使」が語る・視点としてのアラブ世界(第255回現代史研究会)

著者: 研究会実行委員会

第255回現代史研究会 先日(2月26日)の板垣雄三先生の講演会に引き続き、あらためてアラブ革命の背景、米国の世界戦略との関係、今後の世界政治の動向、世界の中の日本の位置付けなどについて考えていきたいと思います。今回は、

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全共闘のどこが悪いのか ―衆院予算委のテレビ中継を観る―

著者: 半澤健市

《山本一太と与謝野馨の「対決」》 11年3月4日、NHKテレビで衆議院予算委員会の中継の一部を観た。 自民党の山本一太が経済財政担当相与謝野馨の「変節」「転向」を追及した。敵であった民主党・国民新党連立内閣に、議員のまま

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グローバル、そして弱者の視座からの考察 -〔書評〕フィデル・カストロ著『カストロは語る』(青土社)-

著者: 岩垂 弘

 「カストロ節は今なお健在だ」。フィデル・カストロ著、越川芳明訳の『カストロは語る』(青土社)を読み終えての感想である。2008年に病気のためキューバの国家評議会議長を退任し、病気療養中と伝えられるフィデル・カストロ氏だ

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2.26板垣雄三講演会覚書(傍聴記)―ナイルの市民決起から始まった「新市民革命」

著者: 山川哲

    2月26日に現代史研究会とちきゅう座の共催で板垣雄三・東京大学名誉教授の講演会「中東は、そして世界は、どこへ行く?―ナイルの市民決起」があり、参加した。明治大学のリバティタワー1階のホールで行われたのであるが、広

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「持続可能な未来の探求」-法政大学サステイナビリティ研究教育機構 第1回国際シンポジウム-

著者: 河村哲二

「持続可能な未来の探求」 ―グロ-バリゼーションによる社会経済システム・文化変容とシステム・サステイナビリティ- グローバリゼーションのダイナミズムは、金融危機・経済危機や環境問題の深刻化、国際紛争の激化などを伴いながら

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所得格差など懸案解決にどれだけの効果あげるか -中国で固定資産税と家屋購入の制限措置を導入-

著者: 丹藤佳紀

  定例国会に当たる全国人民代表大会の開催(3月5日)を前に、中国の4直轄市のうちの上海と重慶で1月末から「房産税」(固定資産税)が試験的に導入された。また、それと歩調を合わせ、北京・長春・成都など11都市で家屋購入制限

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知られざる歴史上の偉人 シーア派を再興した シャー・イスマイール

著者: 浅川 修史

 世界史に甚大な影響を与えたにもかかわらず、日本では知識人の間でもあまり知られていない偉人がいる。そのひとりとして、イランのサファヴィー朝(1501年から1736年)を建国したシャー・イスマイール・サファヴィー(1487

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日の丸とエジプト国旗(2) -読者のコメントに触発されて-

著者: 半澤健市

 有り難いことに「日の丸とエジプト国旗」(2月18日)に対して読者から多くのコメントをいただいた。それに触発されて再考し確認したことを次に掲げる。おおむね繰り返しになった。 《国旗への感情移入は自然だろうか》  国旗に対

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テレビのことを気にかけながら一日中考えていたこと

著者: 三上 治

テレビのことを気にかけながら一日中考えていたこと(一)                               ちょいとした外出でもテレビのことが気になる。むかしまだ熱烈な巨人ファンだったころは野球の結果が気になって

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サウジアラビアに危機感高まる -反体制デモの周辺諸国に包囲されて-

著者: 伊藤力司

チュニジア、エジプトと長期独裁政権が民衆のデモで相次いで打倒されるというアラブの民衆革命の嵐はいつ収まるとも知れない。当面はチュニジアとエジプトに挟まれたリビア、ペルシャ湾の小島バーレーン、アラビア半島の最南端のイエメン

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底辺労働者が吐いた怒りの川柳 -句集『がつんと一句!――ワーキングプア川柳』-

著者: 岩垂 弘

 「子づくりの望みも失せる国づくり お橙柑さま」。『がつんと一句!――ワーキングプア川柳』と題する冊子が、レイバーネット日本・川柳班の編著で刊行された。ワーキングプアとは、賃金が安く生活の維持が困難な就労者層のこと(大辞

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エジプトより独裁体制の シリアで民衆デモが起きない理由

著者: 浅川 修史

  かつてアラブ連合共和国という国があった。1958年にエジプトとシリアが連合した国家である。アラブ連合共和国は1961年にシリアが脱退して、事実上消えるが、エジプトは1971年までこの国名を使用した。短期間だが、アラブ

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2011年の選択ー「日米同盟」か、東アジア平和共同体か

著者: 伊藤成彦

 1.「日米同盟」にのめり込む菅政権  2011年、21世紀の11年目に入ったが、今年は新年早々からキナ臭い報道が多い。今日、1月7日の朝日新聞夕刊一面に、「米、核爆撃機新開発へ」という4段抜きの見出しがゴシック活字で立

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混乱を生みだしているのは民主党首脳陣である

著者: 三上 治

混乱を生みだしているのは民主党首脳陣である     外からは見えにくいのが近親憎悪と呼ばれる動きだ。これは政治的な集団の中だけに見られる現象ではないが、僕らが身近で目撃した政治的現象としては連合赤軍事件や内ゲバと呼ばれる

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2.26板垣雄三講演会:「中東は、そして世界は、どこへ行く?―ナイルの市民決起」(第254回現代史研究会)

著者: 講演会準備委員会

エジプトでの民衆の運動はムバラク政権倒壊後もまだまだ収まりそうもありません。またこの民衆運動の影響は、一気にアラブ世界全体へと波及していく可能性を秘めています。事態は一部のメディア報道に見られるような簡単な構図で割り切れ

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日の丸とエジプト国旗 ―「朝まで生テレビ」と「タハリール広場」の生中継―

著者: 半澤健市

《東京高裁判決を論じた朝ナマ》 2011年2月5日(土)の「朝まで生テレビ」(テレビ朝日)のタイトルは「激論!日本は本当にダメな国家なのか?!」であった。参加者は司会の田原総一朗ら下記13名の「論客」である。 ・大塚耕平

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