評論・紹介・意見の執筆一覧

裁判なしの死刑執行では文明国とは言えない -ビンラディン殺害に国際的な批判-

著者: 伊藤力司

オバマ米大統領は、米海軍の特殊部隊SEALSが国際テロ組織アルカイダの首領ウサマ・ビンラディン容疑者のパキスタンの隠れ家で殺害したことを「正義が行われた」と自賛。大多数のアメリカ人は9・11同時多発テロの「仇を討った」と

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「天譴説」への反発――芥川龍之介と柳田国男 -先人は「大事件」をどう考えたか(3)-

著者: 半澤健市

《『羅生門』の作者による渋沢栄一批判》  渋沢栄一らの天譴(てんけん)説に「反発した若い文学者連」の一人に芥川龍之介がいた。『羅生門』では人心の荒廃を描いた作家は「大震に際せる感想」にいう。 ▼この大震を天譴と思へとは澁

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「侵略否定都議&扶桑社歴史教科書への批判」で免職での上告理由書&上告受理申し立て理由書

著者: 増田都子

皆様  こんにちは。犯罪都教委&1・5悪都議と断固、闘う増田です。4月28日に最高裁判所に添付2つの書面を提出しました!   最高裁の裁判官たちが、これをキチンと読んでくれさえすれば…これが最大の問題で(笑)…「日本の侵

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「福島原発―浜岡原発は廃炉へ!5月(16~20)国会前座り込み」など

著者: 9条改憲阻止の会

福島原発―浜岡原発は廃炉へ!5月(16~20)国会前座り込み 連帯・共同ニュース 第116号  2011年5月13日  ■   五月雨の季節になってきた。でも、粋がって小雨なら濡れて行くかと言うわけにも行かない。東日本大

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「簡素な暮らしと経済」を合い言葉に -大惨事後の新聞投書にみる意識変化-

著者: 安原和雄

 あの「3.11」大震災と原発惨事から2か月が経った。大惨事後の新聞投書から見えてくるものは何か。脱原発・自然エネルギー重視をひたすら望む声であり、同時に安全神話に安住して原発惨事を招いた政官財を厳しく批判して止まない姿

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オサマ・ビンラディンの隠れ家の持ち主アクバル・ハーン氏/堀江貴文と「坂本龍馬」という幻想

著者: 中田安彦

オサマ・ビンラディンの隠れ家の持ち主アクバル・ハーン氏 2011年 05月 11日 国のBBCがオサマ・ビンラディンが隠れたことにされていたパキスタン周辺のアボタバードの住人にインタビュー。  オバマ政権がビンラディンの

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日中関係を考えるための基礎文献 -王元の著作*について-

著者: 木村英亮

*王元『中華民国の権力構造における帰国留学生の位置づけ、南京政府(1928~1949年)を中心として』、白帝社、2010  本研究は日本の中国侵略期に留学生として日本に学んだ中国人の帰国後の活動をテーマとした著作である。

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イエメン独裁者を倒した女性パワー -3か月前には想像できなかった革命的変化-

著者: 伊藤力司

チュニジア、エジプトで長期独裁者を倒したアラブ民衆の革命運動はとどまるところを知らない。イエメン、リビア、シリア、バーレーンとなお流血の闘争が続いているが、イエメンでは30年以上も独裁権力を行使してきたサレハ大統領が、隣

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ボランティア活動報告:南相馬市ビジネスホテル西山から

著者: 長船青治

皆さんへ さあてと、彼ら(ボランティア仲間)はまだ寝てないだろうから今のうちに投稿しちゃおうか。 今回の第7次東北支援トラックには7人もクルーが乗っかっていて、いったいこの「生協からの提供の野菜と果物とあとぼくらで前の日

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大和左彦氏の長歌『日の本東なゐふる』に応じ実を語る

著者: 海の大人

連休中に大和左彦氏から『日の本東なゐふる』と謂う長歌の連作と『「福島原発 暴発阻止行動 プロジェクト」結成へ向けて』と謂うチラシのお手紙を戴いた。反応せよ、と謂うお話しであるので、感想方々、お手紙にお応えする東日本大震災

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関東大震災における「天譴(てんけん)説」論議 -先人は「大事件」をどう考えたか(2)-

著者: 半澤健市

 東日本大震災を、我欲に走った人間への天罰だ、と言った都知事石原慎太郎は世論の猛反発を受けて発言を撤回し謝罪した。東京の電力を供給する東北が大損害を受ける一方、軽微な被害で済んでいる首長のいうべき言葉ではなかった。石原の

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観てほしい「写真展 沖縄・終わらない戦後」 -米軍基地撤去を求め続ける沖縄の人たち-

著者: 岩垂 弘

 5月4日付の朝日新聞は、内部告発サイト・ウィキリークスが入手した米外交公電(在日米大使館から国務省あての公電)を掲載したが、それによると、日米両国政府は沖縄県民が求めている米軍普天間飛行場(宜野湾市)の県外・国外移設に

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テロ根絶のためにこそ平和憲法を -2011年憲法記念日の社説を読んで-

著者: 安原和雄

 本年2011年の憲法記念日の新聞社説はこれまでと違って憲法論議一色ではない。国際テロ組織アルカイダの指導者、ビンラディン容疑者が米軍によって殺害されたニュースが飛び込んできたためである。従来通りの憲法論議派とテロ論議派

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普天間日米合意の欺瞞判明 -ウィキリークス公電を朝日が報道-

著者: 坂井定雄

待っていた。ついに出た! 5月4日朝日朝刊の特ダネである。ウィキリークス(WL)が入手した膨大な日米関係の公電が、いつ、どのように日本で報道されるか待っていた。 この日報道されたのは、米軍再編計画による普天間基地移設につ

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なぜビンラディンを生け捕りにしなかったのか -欧米はイスラムとの共存に真剣な努力を-

著者: 伊藤力司

米国がパキスタンで国際テロ組織アルカイダの首領ウサマ・ビンラディンを殺害したというニュースを聞いて第一番に頭に浮かんだことは、何故彼を生け捕りにして9・11事件の裁判にかけようとしなかったかというという疑問である。9.1

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社会福祉国家・デンマークをモデルに -『世界一幸福な国の人づくり』に着目-

著者: 安原和雄

 北欧の小国、デンマークが熱い視線を浴びている。明治・大正期の宗教家、内村鑑三は、著書『デンマルク国の話』(岩波文庫)で「侮(あなど)るべからざる国」と指摘し、今、その社会福祉国家としてのあり方が「世界一幸福な国」として

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先人は「大事件」をどう考えたか ―失った言葉を取り戻すために―

著者: 半澤健市

《蜷川幸雄の言葉に共感する》 地震以来、私は言葉を失っている。 親しい友人、知人たちも同じであるようである。地震の話に触れようとしない。触れる場合でもどこから手をつけてよいか分からない様子である。いきおい話は、断片的、感

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