評論・紹介・意見の執筆一覧

ウクライナ人捕虜215人とロシア人捕虜55人の交換――人道、国益、巨大私益の交叉点――

著者: 岩田昌征

 今日の『朝日新聞』朝刊(11月2日)の記事「ウクライナ侵攻の現場から 7」に「9月には、ロシア、ウクライナ間の捕虜交換でウクライナ側の215人が解放された。アゾフスターリで投降した内務省の部隊『アゾフ連隊』の108人も

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宇宙空間の戦争=サイバー戦争=ウクライナ戦争 (2) ーーー日本人もウクライナ戦争に参戦、愚かな!ーーー

著者: 柏木 勉

デカップリングが進む宇宙開発分野  宇宙開発分野は、一時は国際協調路線で進むかと思われた。しかし近年は西側と中国・ロシアとの対立=「デカップリング」が著しい。中国は米国と並ぶ「宇宙強国」を目指している。すでに月、火星への

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(383)

著者: 本間宗究(本間裕)

自然科学と社会科学との違い 100年ほど前に著わされた「シュペングラーの西洋の没落」では、「ギリシャ・ローマの数学」と「現代西洋の数学」との違いが挙げられており、私自身としては、「マクロ物理学からミクロ物理学への移行」に

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岸田政権の悪政に反撃する大きな運動を作ろう ―大軍拡予算にストップを!

著者: 白川真澄

 岸田政権の悪政ぶりは、安倍政権の暴政に引けを取らないものになるかもしれない。この政権は、人びとの強い反対の声を「聞く力」を持たず安倍「国葬」を強行し、旧統一教会による自民党の権力維持の構造を覆い隠そうとして、一挙に支持

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「ウクライナ戦争3部作」をめぐって:ウクライナ戦争の本質を探る  「ルサンチマン」から「西洋文明の咎」へ

著者: 塩原俊彦

2022年11月に『復讐としてのウクライナ戦争 戦争の政治哲学:それぞれの正義と復讐・報復・制裁』が刊行される。これで、社会評論社からすでに出版済みの『プーチン3.0 殺戮と破壊への衝動:ウクライナ戦争はなぜ勃発したか』

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旧憲法から新憲法へ。法体系転換の狭間における「プラカード事件」判決

著者: 澤藤統一郎

(2022年11月3日)  本日は、「日本国憲法」公布記念日である。日本国憲法の冒頭に、「上諭」という天皇(裕仁)の文章が、目障りな絆創膏みたいにくっ付いている。下記のとおりの内容だが、これに1946年11月3日の日付が

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「法と民主主義」11月号紹介。憲法学者の解散命令慎重論と、実務家の積極論。

著者: 澤藤統一郎

(2022年11月2日)  「法と民主主義」(略称「法民」)は、日本民主法律家協会(略称「日民協」)の活動の基幹となる月刊法律雑誌です(年10回刊)。毎月、編集委員会を開き、全て会員の手で作っています。憲法、司法、教育、

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統一教会スラップ批判の声明 ー 「報道機関各社は旧統一教会からのスラップ訴訟に萎縮してはならない」

著者: 澤藤統一郎

(2022年11月1日)  本日午後2時、東京地裁庁舎内の司法記者クラブで記者会見し、「統一教会のスラップを批判する弁護士・研究者・ジャーナリスト声明」を発表した。正式のタイトルは、「報道機関各社は旧統一教会からのスラッ

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「先住民族に対する『ジェノサイド』と教皇の『謝罪』」ー「日本カトリック正義と平和協議会」の『JP通信』10月号より Genocide Against Indigenous Peoples and Pope Francis’ “Apology” – From the Newsletter of Japan Catholic Council for Justice and Peace (October 2022 Edition)

著者: ピースフィロソフィー

「日本カトリック正義と平和協議会」の機関紙『JP通信』2022年10月号の特集「再び会う道~謝罪について考える」に、乗松聡子の記事「先住民族に対する『ジェノサイド』と教皇の『謝罪』」を掲載してもらいました。2021年5月

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小池百合子よ、東京都教育委員諸氏よ。本日の東京新聞社説に目を凝らせ。

著者: 澤藤統一郎

(2022年10月31日)  本日、東京新聞が「『君が代』強制 処分避け対話で解決を」という社説を掲載した。人権・民主主義を大切に思う者として何ともありがたい。この問題での訴訟を担当している立場からはなおさらである。東京

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究極の監視社会への道 マイナンバーカードはいらない

著者: 小原 紘

韓国通信NO708  マイナンバー制度が義務化されようとしている。突如、河野デジタル担当大臣が健康保険証、自動車免許証までをセットにする構想を打ち出した。  個人情報漏れと悪用が懸念される制度だが、健康保険証とセットなら

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2022年10月25日東京新聞投書欄掲載原稿原文:「戦争終結が半年早ければ」への無念の思い

著者: 角田暢夫

九月十五日発言の斎藤澪子さんは「戦争終結が半年早ければ」と無念を語っている。敗戦直前の六月に長兄が戦病死したのだ。二十八日の黒田昌宏さんもその思いに心を寄せる。お二人の悔やむ「半年」の重さは、私にも長年のしこりだった。

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小池百合子人権行政の「歴史修正主義、レイシズム、そして検閲」

著者: 澤藤統一郎

(2022年10月29日)  東京都総務局に人権部がある。結構なことだ。この人権部が、東京都人権プラザという施設を開設している。運営主体は公益財団法人東京都人権啓発センター。常勤役員1人、常勤職員数18人(うち都派遣7人

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SJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】501 ダーティーボム・汚い爆弾

著者: 平田伊都子

 <ダーティーボム・汚い爆弾>という言葉が、当節、出回ってます。 「ウクライナがダーティーボムを使おうとしている」と、ロシアが非公開の安保理に訴えてから、俄然、<ダーティーボム>なる単語が拡散しました。 <ダーティーボム

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(382)

著者: 本間宗究(本間裕)

  ロシアの国民投票 2022年の9月に実施された「ロシアへの併合に関するウクライナ南部や東部の住民投票」については、「権力の暴走」を、全世界の人々に明らかにするとともに、「国民の覚醒や気付き」を引き起こし始め

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メディアは、スラップに屈することなく、国民の知る権利に奉仕せよ。

著者: 澤藤統一郎

(2022年10月28日)  昨日、統一教会による2度目のスラップ。批判の言論を封じ込めようという2件の名誉毀損損害賠償請求事件の提訴である。  もっとも、スラップの定義は明確には定まっていない。ここでは、「自分に対する

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【アーカイブ動画】大軍拡と東アジアの平和~「安保3文書」改定を止めるために

著者: 杉原浩司

「国家安全保障戦略」等の安保3文書の閣議決定まで1ヶ月半に迫った中、まだ まだ弱い反対の声を強めることに役立てばと企画した10月26日の「レイバーネ ットTV」。反省点もありますが、この時期にきちんと発信できたのは良かっ

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語り継ぎたい「小繋事件」 東北の農民による100年余にわたる入会権闘争

著者: 岩垂 弘

10月16日付の「しんぶん赤旗」に載った小さな記事に引き寄せられた。「小繋事件 後世に残そう」「岩手 一戸町に100周年記念碑」という2本見出し、2段扱いの記事だった。岩手県一戸(いちのへ)町に、小繋事件(こつなぎじけん

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