評論・紹介・意見の執筆一覧

賭博は不幸を作る犯罪である。IRを作らせてはならない。オンライン賭博を起訴せよ。

著者: 澤藤統一郎

(2022年5月21日)  山口県阿武町の4830万円「誤送金」事件。容疑者は誤入金があった4月8日から19日までに、34回にわたって当該口座から計約4633万円を出金。振込先は決済代行会社3社で、このうち27回の計約3

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ウクライナ問題で路線転換か、それとも役割分担か ―ハンガリー新大統領の就任演説

著者: 盛田常夫

 5 月 14 日、新たに任命されたハンガリー大統領、ノヴァク・カタリンの就任式が行われた。その演説内容はこれまでの フィデス(与党) 政治家の言動とは異なるものであった。ノヴァ ク新大統領は「平和を脅かす戦争が現実のも

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ロシア国営放送での戦況悪化への批判は、プーチン政権を揺るがすことになるだろう。

著者: 澤藤統一郎

(2022年5月20日)  ニューズウィーク日本語オンライン版に、興味深い記事が続いている。昨日の記事の表題は、「ついにロシア国営TV『わが軍は苦戦』 プロパガンダ信じた国民が受けた衝撃」というもの。原題は、「Russi

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(359)

著者: 本間宗究(本間裕)

文明社会の相転移 複雑系の理論が指摘する「カオスの縁」や「相転移」には、大きな刺激を受けるとともに、「文明社会にも応用が可能ではないか?」と感じているが、具体的には、「400年毎に4種類の相が組成され、1600年で一回り

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ウクライナの対ロシア大戦事前戦略――ウクライナ大統領側近の2019年テレビ・インタビュ――

著者: 岩田昌征

 セルビアの親露容中系週刊誌『ペチャト』Печат(2022年4月22日、p.28)に「戦争を通してEUとNATOへ加盟:キーウの計画」と題する半ページの小文が載っていた。そこで、現在ウクライナ大統領室長顧問オレクシイ(

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岩波ホール、さようなら~「メイド・イン・バングラデシュ」を見る

著者: 内野光子

 東京に出たついでに、思い切って、岩波ホールに寄ってみた。上映時間もちょうどいいので、予備知識もなく飛び込んだ。 整理券に従って入館したが、観客は30人程度か。7月には閉館と聞けば、なおさらさびしい。熱心に通ったというわ

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ドイツ通信第188号 ロシア・プーチンのウクライナ軍事侵攻で考えること(3)

著者: T・K生

第二次世界大戦がナチ・ドイツの敗戦で終結してから今年で77週年を迎え、さらにロシアのウクライナ軍事侵攻のなかでおこなわれた5月8日、9日の当該諸国の記念式典では、現ヨーロッパの幾層にも絡み合った戦後関係が浮き彫りにされて

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1972年5月15日、それまで沖縄復帰運動のシンボルだった「日の丸」が、「軍国主義」の象徴となった。

著者: 澤藤統一郎

(2022年5月16日)  私の手許に、B4版で500ページに近い重量感十分の写真記録集がある。おそらくは3㎏の重さ、内容もずっしりとこの上なく重い。  「沖縄 : 戦後50年の歩み 激動の写真記録」という、1995年に

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沖縄復帰50周年 ー「50年前はまだ期待があった。今状況はより悪くなっている」

著者: 澤藤藤一郎

(2022年5月15日)  本日、沖縄本土復帰50周年である。50年前と同様に、沖縄は雨だったという。雨が降る中の宜野湾と東京とを結だ「記念式典」が開かれた。内容のない、印象の薄い盛り上がらない儀式だった。「記念式典」と

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ハンガリーは石油と天然ガスの禁輸制裁にどのように対応するのか

著者: 盛田常夫

 欧米の対ロシア制裁は物資やサーヴィス面の輸入制限で効力を発揮しつつあるが、国際金融面での効果が思ったほど出ていない。ロシアの外債利払いで、デフォルトが間近いと予想されながら、ロシアは外貨で元利支払いを続けている。その原

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SJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】477 パレスチナ人記者射殺で中東紛争再燃

著者: 平田伊都子

 2022年5月11日の朝、イスラエル占領地・パレスチナ西岸北部の町・ジェニンで、シリン・アブアークレ・パレスチナ人記者がイスラエル軍によって射殺されました。彼女はアルジャジーラTVの有名なレポーターで、この朝は、ジェニ

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「悔しくて涙が出た」マリウポリでのロシア国歌 ー 国旗国歌(日の丸君が代)強制も同様なのだ。

著者: 澤藤藤一郎

(2022年5月13日)  本日の毎日新聞朝刊・トップに「配給所 屈辱の露国歌」という大きな主見出し。これに「避難 命懸けのマリウポリ」という横見出しが付けられている。  この記事は、マリウポリから西に200キロのサポロ

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ウクライナ戦争と憲法九条と専守防衛の間で迷うこと

著者: 阿部治平

――八ヶ岳山麓から(374)――  夏の参議院選挙を前にして国民世論が右傾化し、憲法を擁護する立場の立憲民主党・共産党など革新勢力の後退が危ぶまれている。わたしは、ウクライナ戦争の今、日本の革新勢力が安全保障問題について

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(358)

著者: 本間宗究(本間裕)

文明の寿命 良寛の作とも言われる、「裏を見せ 表を見せて 散る紅葉」という句には、いろいろな意味が込められているようにも思われるが、私自身が気付かされた点は、「紅葉の寿命が一年、そして、人間の寿命が約100年、また、文明

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”短歌ブーム”がやってくる?短歌は商売になるのか

著者: 内野光子

 けさ、遅い朝食のかたわら、テレビのチャンネルをまわしていると、なんと、短歌が話題になっている。「『サラダ記念日』以来の短歌ブームが必ずやってくる」と断言するのは『短歌研究』の編集長だった。「スッキリ」のようなワイド番組

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人類は進歩するものだろうか。平和や民主主義の実現には、百年河清を待たねばならないのだろうか。

著者: 澤藤藤一郎

(2022年5月12日)  憂鬱である。まさかと思っていた戦争が勃発した。核兵器廃絶どころか、戦術核の使用がチラつかされる恐ろしさ。中国には強権政治が横行し、その改善の萌しも見えない。ウィグルや香港の情勢に胸が痛む。ミャ

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