ハロルド・ピンター(イギリス、2005年度受賞者)の人となり――劇作によって、日常の対話の中に潜在する危機を晒し出し、抑圧された密室に突破口を開いたこと H・ピンターの主著『何も起こりはしなかった――劇の言葉、政治の言葉
本文を読む評論・紹介・意見の執筆一覧
お江戸舟遊び瓦版1082号/あらかわ学会 年次大会2024 + 「1755 年リスボン地震」と「荒川氾濫」
著者: 中瀬勝義〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 https://chikyuza.net/〔opinion14110:250219〕
本文を読むラテンアメリカ諸国はトランプ旋風に抗することができるか
著者: 後藤政子パナマ運河「回復」をめぐって トランプ大統領は1月20日の就任演説で「パナマ運河を取り戻す」と宣言した。運河の歴史を少しでも知っていれば考えられない発言であるが、知ってか、知らずか。いずれにせよ、「トランプ氏のトランプ氏
本文を読む新たな国際秩序の方向性を見定めよ
著者: 岩垂 弘世界平和七人委がアピール 世界は、天下大乱の様相を呈しつつある。とりわけ、4年ぶりに再登場した米国のトランプ大統領は、就任早々、露骨な自国本意の政策を次々と打ち出し、世界の人びとに衝撃を与えている。そんな情勢に危機感を深
本文を読む横着者の選択―今何時?
著者: 藤澤豊仕事をやめて私生活が大きく変わった。社会的な縛りが全てなくなったわけではないが、ほぼ自分の内からの思いで一年三百六十五日、一日二十四時間、時間を自由に使えるようになった。縛りがなくなったことでなくなったこともある。保育園
本文を読む米国国務省HP「米国台湾関係」ページがが2月13日付で更新され「台湾独立を支持しない」の文言が削除された
著者: 「ピース・フィロソフィー」わたしは、2月5日沖縄県主催のシンポジウムの討議の時間に、米国国務省のHP「米国と台湾関係」の引用をした。米国は台湾についての正式な立場はこういうものだという意味で抜粋した。 2月5日時点での文面: The United
本文を読む21世紀ノーベル文学賞作品を読む(7-中)
著者: 横田 喬H・ピンター(1930~2008、イギリス)――世界情勢について熱い政治的発言を繰り返した劇作家(講演の続き。訳者は喜志哲雄氏=京大名誉教授・英米演劇学) サンディニスタ(ニカラグアの左派武装革命組織)は完全ではありませ
本文を読む21世紀ノーベル文学賞作品を読む(7-上)
著者: 横田 喬H・ピンター(1930~2008、イギリス)――世界情勢について熱い政治的発言を繰り返した劇作家(講演。訳者は喜志哲雄氏=京大名誉教授・英米演劇学) ハロルド・ピンターは2005年度のノーベル文学賞を受けた。受賞理由は「
本文を読む本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(499)
著者: 本間宗究(本間裕)2025.1.9 トランプの目くらまし作戦 1月20日の「大統領就任日」を迎えて、トランプ次期大統領は、現在、さまざまなコメントを発しているが、多くについては、「目くらまし作戦」のようにも感じている。具体的には、「グリー
本文を読む非武装と核武装の間――「九条を守れ」の石碑をめぐって考えたこと
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(509)―― 先日、「NOWAR!守れ、9条」という石碑を立てようと、村の「憲法九条の会」に40人くらいが集まった。集会では、呼びかけ人20人余り、賛同者百数十人があること、設置場所や碑の原石、彫刻を
本文を読む経産省前テントひろばニュース 第307号
著者: テントひろば運営委員会〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/〔eye5898:250213〕
本文を読むお江戸舟遊び瓦版1081号/柴正博『沈んだ大陸』大規模海面上昇と動物分布の謎
著者: 中瀬勝義〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 https://chikyuza.net/〔opinion14100:250213〕
本文を読む今なら炎上?投書というトラウマ
著者: 内野光子またも、古い話で恐縮だが、1958年の秋、メディアと言っても当時は新聞が主流で、紙上では警職法と勤評問題について毎日のように大きく報道されていた。まだ、わが家にはテレビがなく、インターネットなど想像もつかない時代であっ
本文を読む五台に一台は無免許運転
著者: 藤澤豊二十年以上前に目にした新聞記事を思いだした。ちょっと信じられなかったが、記事を読んでいって、さもありなりなんと妙に納得してしまった記憶がある。うろ覚えだが、次のようなことが書いてあった。「ロスアンゼルスでは六台に一台は無
本文を読むロシアの原発建設に知られざる一面
著者: 盛田常夫―賄賂の巨額はさすが大国 昨年暮れ、ロシアの原発関連の賄賂のニュース*が世界を駆け巡った。それによれば、学生の大衆行動を逃れ、インドに亡命したバングラデッシュのハシナ元首相が、ロシアによる原発建設の賄賂として、50億ドル
本文を読む「本多延嘉追悼50年の集い」参加にあたって
著者: 高原浩之「呼びかけ人」である古い友人に誘われた。彼は、「懐古と懇親が基調」だが、「当然革共同の総括」が問われ、それを「60年〜70年の新左翼全体あるいは共産主義運動全体を視野に入れた総括にしたい」と言う。そうなればいい。そう考
本文を読むフジテレビと日本共産党
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(508)―― フジテレビのガバナンス 週刊文春報道に端を発したタレント中居正広の絡むスキャンダルが巨大企業のフジサンケイ・グループの中核であるフジテレビ・トップの2人の辞任に発展した。信濃毎日新聞(1
本文を読む「人間」イエス・キリストとは?-ルナン著『イエス伝』を読む(その5)
著者: 合澤清5 .イエスの磔刑 ローマの執政官ピラトはイエスにある種の興味を抱いていたようだ。ヘーゲルが『エンチクロペディ―』のどこかで書いていたが、法廷でピラトはイエスに次の尋問をする。「真理とは何か?」ところがイエスはそれに対し
本文を読む青山森人の東チモールだより…ポルトガル語と雇用問題
著者: 青山 森人ポルトガル語は就職には力不足 前号の東チモールだよりでは母語教育政策をめぐる論争の中身をまとめ、昨年2024年11月の国会での審議の内容までを書きました。それから1ヵ月後の年末、「平和大学」という私立大学の学長が、東チモ
本文を読む高校無償化の前に考えるべきこと
著者: 小川 洋公立と私立の関係の整理が必要 「市立高校」とは何か 公立高校には都道府県立の他、市町村立がある地域も多い。昨年度段階で、全国の公立高校3400校余中、32道府県に184校の市町村立高校があった。2020年度には205校あ
本文を読む本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(498)
著者: 本間宗究(本間裕)2024.12.30 先進国の債券自警団 現在、「先進国の政府債務の拡大に伴い、債務自警団が動き出してきた」と言われているが、実際には、「過度な財政支出がある国の債券を売却したり、購入時に高い利回りを求めたりする投資家の
本文を読む「党活動=党勢拡大運動」では党活動は衰退する、「500万要求対話運動」の提起は日常活動欠如の裏返しでしかない、田村委員長就任1年を顧みて(2)、共産党はいま存亡の岐路に立っている(その49)
著者: 広原盛明日本共産党の機関紙「しんぶん赤旗」が発行危機に直面しているという。だが、「100万人読者回復・10億円募金」(赤旗2025年1月12日)を掲げた拡大運動は、出だしから勢いがない。「1月の党勢拡大の結果について」(赤旗2月
本文を読む日米安保条約がアメリカから破棄される日
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(507)―― 以下は、信濃毎日新聞(1月28日)に載った、フランス文学者で武道家の内田樹氏の「左翼と国防」と題するエッセイの要約である。 内田氏はあるとき、市民団体に頼まれて講演をした。その時、「落ち
本文を読む大幅賃上げ? 資本の完全勝利だ、そして産業報国会の完成へ
著者: 柏木 勉大幅賃上げが政労使一体で推進されている。政府と企業が一緒になって「賃金をもっとあげましょう」と合唱している。経団連は「賃上げは企業の社会的責任である」、「賃上げは人件費の増加ではなく、事業の発展と継続に不可欠な人への投
本文を読むミニドバイ構想が新たな政争問題に
著者: 盛田常夫ミニドバイ構想 英雄広場からそれほど離れていないズグローというところにあるラーコシュ操車場(130ha)の売却が、大きな政治問題化している。この区画はMAV(ハンガリー国有鉄道)が所有(したがって、国有財産)しているが、
本文を読む大衆に向けて発信しようとしない左翼インテリ
著者: 藤澤豊Yahoo NewsがThe Atlanticの論説『The diploma divide is driving American politics』を転送してきた。ざっと機械翻訳した。『所属する社会層から出ない左翼イン
本文を読むGlobal Headlines:ドイツの政局、民主主義をめぐる激闘
著者: 野上俊明<はじめに> 去る1月31日、ドイツ連邦議会は、2月の総選挙で政権奪還をめざす最大野党の中道右派のキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)が提出した、厳格化された移民政策の法案―難民申請者がドイツに家族を呼び寄せられる
本文を読む皇室は皇室はもはや「無法地帯」?~皇室における女性の基本的人権は
著者: 内野光子「皇族は男女平等番外地」(東京都 長谷川節)(朝日川柳 2025年1月31日) 天皇制が憲法の「番外地」というならば、皇族の人権も「番外地」ということになるのだろうか。皇室はもはや「無法地帯」と言っていいかもしれない。
本文を読む労働組合を考える―フジテレビの奇跡
著者: 小原 紘韓国通信NO764 銀行で労働組合の活動をするとは夢にも思っていなかった。 入社した銀行の組合は分裂していた。ユニオン・ショップで自動的に加入した組合は明らかに会社のための多数組合だった。転職も考えたが将来に夢を託して少
本文を読む「人間」イエス・キリストとは?-ルナン著『イエス伝』を読む(その4)
著者: 合澤清4-2.イエスの変貌-「自分だけを崇めよ」 この本の第19章の「次第に増して行く熱情と興奮」から以降の諸章はイエスの変貌を追いかける上で非常に興味深い。イエスが次第に「神がかり」になると同時に、弟子に対して「自分だけを崇
本文を読む