パフォーマンス過剰か、「アベノミクス」の〝追い風〟に乗っていた安倍晋三政権に、やや陰りが見えてきた印象が強い。昨年末の靖国神社参拝が国際的批判を浴び、国内でも首相は釈明に追われ、自民党内の批判も顕在化して先行きの展望は難
本文を読む時代をみるの執筆一覧
「特定秘密保護法」への警戒感、一層強まる
著者: 池田龍夫「憲法の基本原理に反する」と、弁護士が提訴 自公政権は昨年12月6日、参院本会議で特定秘密保護法案を強行可決、同法は成立した。これに対し、静岡県弁護士会所属の藤森克美弁護士は2月13日、「憲法違反だ」として、
本文を読むケンカは高くつく 漁夫の利はあの男に?
著者: 田畑光永暴論珍説メモ(129) 安倍首相は国会審議の合間を縫って、2月7日のソチ五輪の開会式に出席し、翌8日にはロシアのプーチン大統領との「個人的な信頼関係をさらに強固なものにするために」、就任以来5回目となる首脳会談を行っ
本文を読むIPPNWドイツ支部:「システマティックに核災害の結果を過小評価」
著者: グローガー理恵IPPNWは、この記事の中で、当局によって汚染区域に設置された放射線モニタリング・ポストの殆どが実際の線量よりもはるかに低い線量を表示していることや健康管理当局が被災者の健康被害を故意に過小評価しようとしている、いわゆる
本文を読む国際市場で競争力高める韓国の政策
著者: 池田龍夫日本と韓国は「歴史認識」をめぐって真っ向から対立、安倍晋三首相と朴槿恵大統領の会談も開けない異常事態が続いている。両国の関係改善を望んでいるケリー米国務長官は2月13日訪韓。韓国側は「日本の(政治)指導者が歴史を直視し、
本文を読む気がかりな「アベノミクス」の動向
著者: 池田龍夫為替変動、金利操作などが複雑に絡む景気動向の判断は極めて難しい。エコノミストの見方もまちまちで、素人は戸惑うばかりだ。 黒田東彦日銀総裁の金融緩和政策に注目 安倍晋三首相は昨年3月、アジア開発銀行総裁の黒田東彦氏を日
本文を読むイスラエルの「脱シオニズム化」:アラブ=イスラエル紛争のイデオロギー的源泉を枯渇させること
著者: 松元保昭「人種主義と植民地主義の源泉となっているイスラエルのシオニズム」、あるいは「シオニズムとユダヤ教はまったく別物」「ユダヤの戦争と呼ばれているものは正しくはシオニストの戦争」と指摘されていながら、日本人の 多くがシオニズム
本文を読む集団的自衛権の行使容認に反対 -メディア、弁護士集団の主張は-
著者: 安原和雄日本は歴史的な大きな岐路に差しかかっている。安倍首相の乱暴な姿勢が浮かび上がってくる。いや、正気とは思えない所作が突出さえしている。集団的自衛権の行使容認になりふり構わぬ意気込みである。戦争屋へ向かって一直線という風情
本文を読む3年目の3・11 を前に、政府の原発再稼働計画を許していいのか?
著者: 加藤哲郎◆2014.2.15 安倍首相の靖国神社参拝、ダボス会議での日中関係を100年前の英独関係にたとえた非常識、公営ならぬ「国営」放送会長の従軍慰安婦容認発言、国際社会は、いっそう厳しい目を、日本に向けています。なにしろ第
本文を読む「集団的自衛権の行使」を認めるべきでない
著者: 池田龍夫安倍首相は2月10日の衆院予算委員会で、集団的自衛権に関し「例えば北朝鮮が米国を攻撃し、国際社会で経済制裁を行う時に北朝鮮に武器弾薬が運ばれている(とする)。(日本が)輸送を阻止できるのに阻止しなくていいのか」と述べ、行
本文を読むイアン・トーマス・アシュ氏が映し出す「フクシマの真実」
著者: グローガー理恵2月7日掲載の「ちきゅう座」の記事「終りのない原発事故の惨事」で、日本在住のアメリカ人フィルムメーカーのイアン・トーマス・アシュ氏のドキュメンタリー作品「A2-B-C」( http://www.documentingia
本文を読むNHKの選挙報道に物申す
著者: 池田龍夫東京都知事選挙は2月9日投開票が行われ、舛添要一氏が当選した。しかし、NHKの選挙報道に違和感を覚えた。 まず、選挙速報の異常さにビックリした。午後8時投票締め切りを待ってましたとばかり、「舛添氏当確」のニュースが流れ
本文を読む普天間の辺野古移設に反対する名護市民
著者: 池田龍夫沖縄県名護市長選挙(1月19日)で稲嶺進市長が当選した意義は大きい。仲井真弘多知事は昨年暮、政府の強権的説得を受けて辺野古埋め立てを承認したが、反対派の稲嶺市長が住民の支持を得たことで、今後の展開は混沌としてきた。 アメ
本文を読む「カネ・モノ・ヒト」からの脱出へ ―都知事選に構造変化の予兆をみる―
著者: 半澤健市2014年2月9日(日)に投開票が行われた都知事選は舛添要一がダブルスコアで大勝した。数字を丸めた結果は次の通りである。 ①舛 添 211万票 43% ②宇都宮 98 20 ③細 川 95 20 ④田母神
本文を読む異常づくめのNHK ~経営委員の異常な言動を弁護する委員会事務局~
著者: 醍醐聡掲示板に寄せられた意見を確かめるために 私が共同代表の一人になっている「NHKを監視・激励する視聴者コミュニティ」の「ご意見板」に昨日、「NHKふれあいセンターの驚くべき対応」というタイトルの投稿があった。それによると
本文を読むNHK会長職に見習い期間はない~視聴者コミュニティ、改めて籾井会長の罷免を申し入れ~
著者: 醍醐聡「安倍川の水と百田で実る籾」 神奈川県 古谷光郎 今日の朝日川柳に載った一首である。 籾井NHK会長はさる1月25日の就任記者会見で、「従軍慰安婦はどこの国でもあったこと」、「領土問題で政府が右と言っているときにN
本文を読む「歴史的転換点」の東京都知事選 -最大の争点は原発問題だ-
著者: 岩垂 弘東京都知事選が最終局面を迎えたが、東京都内を歩いても都民の「代表」を選ぶ選挙らしい活気が感じられない。「都知事選なんてあるのか」といった感じさえする。なんとも低調だ。これも、一つには、新聞、メディアの報道の仕方に原因が
本文を読む恐るべきNHK経営委員会の腐敗体質
著者: 池田龍夫籾井勝人NHK会長の従軍慰安婦や靖国参拝をめぐる暴言が国会で追及されたことは、本欄(2月3日付)で取り上げたが、他の経営委員の中にも非常識な放言をする人がいることが明らかになった。 経営委委員の百田氏が、都知事選で応
本文を読む終りのない原発事故の惨事
著者: グローガー理恵「原発のリスクの深刻さは、福島やチェルノブイリを見るまでもなく、ひとたび事故が起こったら国の存亡にかかわる大事故になる可能性をはらんでいます」と、ある東京都知事選候補者が出馬決意表明の中で述べています。 その、国の存亡に
本文を読む東西欧州を襲うファシズムの嵐
著者: 童子丸開バルセロナの童子丸です。このたび私のサイトに新たに翻訳(仮訳)と説明「東西欧州を襲うファシズムの嵐」を掲載しました。 お時間の取れますときで結構ですので、どうかお読みいただきたいと思います。 また私のサイトには今年になっ
本文を読む「2ちゃんねる化」する議論
著者: 藤田博司2014年年頭の安倍晋三首相はご機嫌上々のように見える。年明け早々、中東・アフリカ4か国を訪問、「首脳外交」を軽々とこなしている。昨年暮れには靖国神社を参拝し、懸案の国家安全保障会議(日本版NSC)も始動した。特定秘密保
本文を読む安倍首相の強引な政治姿勢――国会は空転するばかり
著者: 池田龍夫国会審議は、熟議どころか形骸化して、国民の付託に応えていない。1月31日の衆院予算委員会の模様を視て、不誠実な安倍晋三政権の手練手管に振り回されていたことが悲しい。当日の委員会には民主党の論客が勢ぞろいし、先ず長妻昭議員
本文を読む脱原発の東京から、日本生き残りへの初期化ができるのでは?
著者: 加藤哲郎◆2014.2.1 沖縄の名護市長選挙は、沖縄県民の明確な意志を示しました。自民党の露骨な札束攻勢も跳ね返して、辺野古移転ノーと回答しました。普天間基地移転を沖縄県民の分断でのりきろうとする日本政府への異議申し立ては、
本文を読む首相の施政方針演説を採点する -積極的平和主義と軍事重視の姿勢-
著者: 安原和雄首相の施政方針演説は美辞麗句で飾る高校生の演説と言っては高校生に失礼だろうか。皮肉を言っているのではない。むしろ高校生のように率直な姿勢と言えるのではないか。たとえば「可能性」という文言が多用されている。ここが従来の施
本文を読む【国際署名開始】世界の識者と文化人による沖縄声明、100人を超える: ヨハン・ガルトゥング、カレル・バン・ウォルフェレン、ヘレン・カルディコット、デイビッド・スズキら
著者:For an English version of this page, see HERE. このページの英語版はここです。 1月7日に、ノーム・チョムスキ、オリバー・ストーン、マイケル・ムーア、マイレード
本文を読むポーランド公安と英雄ワレサ
著者: 岩田昌征去年の11月末、数日滞在したワルシャワの映画館アトランティックで映画「ワレサ 希望の男」を観た。巨匠アンジェイ・ワイダのワレサ三部作の最終作品である。「大理石の男」、「鉄の男」、「希望の男」と言う次第である。 ワイダが語
本文を読むちきゅう座編集部からのお詫びとお願い
著者:1月24日にちきゅう座の画面がリニューアルされましたが、この「工事」にあたり、ちきゅう座への投稿メールの一部が欠損したり、受信できなかったりの事故が発生いたしました。そのため、ご投稿された方々に多大なご迷惑をおかけしまし
本文を読むアベノミ(ッ)クスは愚民政策 -物価上昇と円安が惹き起こす結末
著者: 盛田常夫アベノミ(ッ)クスを信奉する学者は、消費者の合理的行動に期待して、消費者物価の上昇を見込んだ消費活動の活性化が、生産拡大(GDP成長)をもたらすと信じている。しかし、そもそも消費者が合理的に行動するという前提自体が間違
本文を読むジェノサイドのイスラエルに有罪宣告
著者: 松元保昭「クアラルンプール戦争犯罪法廷」 (KLWCT)が、昨年2013年11月に、イスラエル国家をジェノサイ ド(民族浄化的な集団的大虐殺)の罪で有罪宣告し、またイスラエル軍ヤアロン元将軍に人道に対する罪、ジェノサイドの罪、戦
本文を読む全国が注目する〝脱原発〟都知事選挙
著者: 池田龍夫東京都知事選挙(2月9日投開票)は、「脱原発」政策を全面に掲げた細川護煕元首相の出馬表明によって大混戦の様相を呈してきた。地方選で原発を争点にすることに、違和感を唱える向きもあるようだが、果たしてそうだろうか。 人口1
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