東京電力福島第一原発の事故から10年を経た2021年3月27日(土)午後1時30分から、東京の日比谷公園大音楽堂で「3・27福島事故10年 さようなら原発首都圏集会」が開かれた。さようなら原発一千万署名市民の会の主催。
本文を読む時代をみるの執筆一覧
福島原発事故から10年 IPPNWアレックス・ローゼン小児科医の論評 福島における小児甲状腺がん発生:予測される症例数の20倍に
著者: グローガー理恵はじめに 3月9日、UNSCEAR (原子放射線の影響に関する国連科学委員会)が「2020年報告 (UNSCEAR 2020 Report)」を発表した。UNSCEARは「放射線関連のがん発生率上昇はみられないと予告さ
本文を読む雪のアラスカに啖呵の火花 幕が上がった米中対決第二幕
著者: 田畑光永まさかこれほどまで、と予想した人は多くなかったろう。3年続いた「トランプの幕」が終わった「果し合い!米中対決」は2か月の幕間が終わって、米側の主役がバイデンに代わり、さて第二幕の始まりやいかに?と、思いを巡らす間もなし
本文を読むインフラの整備は進んだが暮らしは戻らず 福島原発事故から10年の現地を見る
著者: 岩垂 弘「インフラ(防潮堤、鉄道、道路、公営住宅など)の整備は進んだが、人びとの暮らしは戻っていない」。東日本大震災で東京電力福島第1原子力発電所が事故を起こしてから3月11日で10年。その前日の10日に被災地の一つ、福島県富
本文を読む311から10年目、歴史の歯車が回る瞬間:【速報】春望:民破れて医大栄えり 弱きをくじき、強きを助ける人権侵害判決、言渡される(2021.3.1)
著者: 柳原敏夫昨日、2014年8月に提訴した子ども脱被ばく裁判の判決が福島地裁で言渡されました。 結果は原告の全面敗訴。その理由付けもこれ以上ないくらい原告主張の全否定、地獄に堕ちろ!と言わんばかりの残忍酷薄の判決でした(10年前のふ
本文を読む3.11から10年、何が変わり、何が残されたのか?
著者: 加藤哲郎2021.3.1 あれから10年だという。3月11日、東日本大震災と大津波、福島第一原発の核事故から10年である。もう10年なのか、まだ10年なのか、地域によって異なり、人それぞれだろう。それが被災体験の歴史的継承と世代
本文を読む「ひきこもり」についての論評、吉本隆明と田中千穂子 ― 「ひとり」と「人と人との関わり」
著者: 池田祥子1955年、「もはや戦後ではない」と言われ、やがて「高度経済成長時代」に突入していく日本社会では、それ以降は「企業社会・学校・家庭の三位一体」(本田由紀)が社会を有効に回していったと言われる。それら三者がそれぞれに要望
本文を読む現内閣広報官・山田真貴子氏に関する新たな情報
著者: 高嶋 伸欣皆さま 目下、世間を騒がしている菅首相長男所属企業による官僚接待問題で、現内閣広報官・山田真貴子氏の高額接待が新たに注目されてきました。贈収賄事件にも匹敵する、との指摘もあります。 そして、その山田氏に関する新たな情報で
本文を読む「スペイン風邪」の歴史に学んで、コロナ禍からの脱出口を!
著者: 加藤哲郎2021.2.1今から100年前、第一次世界大戦後の世界は、感染症の世界的大流行=今でいうパンデミックの恐怖に覆われていました。いわゆる「スペイン風邪」で、当時の世界人口18億人の3人に一人近く、約5億人が感染し、5千万
本文を読む「教育虐待」は「企業・学校・家庭」のトライアングルの産物? ―古谷経衡『毒親と絶縁する』(集英社新書、2020.10)の紹介
著者: 池田祥子コロナの時代、相変わらず「児童虐待」のニュースも途切れず、さらに、小学校・中学校の子どもたちや「女性」の自殺が増えているという胸の痛くなるニュースも飛び込んでくる。詳細はまだ分からないが、せめてコロナが、春の訪れととも
本文を読む習近平「貴方も私も似たものどうし」 あらためて考える中国(4)
著者: 田畑光永私は今月12日の本欄に、シリーズの2回目として「変わるか中国の対米態度」というタイトルで中国が対米関係でのこれまでの立場を変え始めたのではないかという推測を述べ、そのよりどころとして今月8日付けの新聞『環球時報』の社説
本文を読む<米国;トランプからバイデンへ>(下) 選挙完勝のバイデン政権発足 「議事堂占拠」事件が追い風に ―「トランプ党」は追いつめられ動揺
著者: 金子敦郎民主党バイデン政権が20日発足した。勝った選挙を盗まれたという虚偽主張を続けるトランプ氏は議事堂の就任式に姿を見せず、終日、大統領の引き継ぎはなかった。トランプ支持派の議事堂襲撃事件を受けて新たなデモ厳戒態勢がとられ新
本文を読む2021年を「時代閉塞の現状」から理性的に脱出する年に!(その2)
著者: 加藤哲郎2021.1.15日本でコロナウィルス感染が見つかって1年、まもなく感染者30万人、死者5千人です。世界は感染者1億人に近づき、死者は今月中に200万人でしょう。ようやく世界ではワクチン接種が始まりましたが、日本は無為無
本文を読むDHCスラップ訴訟・「反撃」訴訟 勝訴確定の記者レク ー「DHCスラップ訴訟」を許さない・第181弾
著者: 澤藤統一郎(2021年1月21日) 本日午前11時、東京地裁司法記者クラブで、DHCスラップ訴訟確定の記者レクを行った。登壇者は下記の3名 当事者(DHCスラップ訴訟被告・『反撃訴訟』原告)である私 訴訟経過と判決を解説した弁護団
本文を読む<米国:トランプからバイデンへ>(上) 分断・混迷の中、バイデン政権スタート 「トランプとの戦い」新局面に
著者: 金子敦郎トランプ支持勢力の極右や白人至上主義グループによる米議会議事堂占拠事件の捜査が進むにつれて、選挙戦の敗北を受け入れずに政権移行を拒絶するトランプ勢力のクーデター未遂の様相が浮かび上がっている。だが、バイデン新政権阻止が
本文を読む右翼過激組織全国一斉蜂起 標的は就任式のバイデン新大統領
著者: 鈴木顕介今アメリカでは20日(米東部時間、日本時間21日)のバイデン新大統領の就任式を前に、13日(日本時間14日)下院で民主党のペロシ下院議長が提出したトランプ弾劾決議案が成立した。一方、右翼過激グループによる20日の就任式襲
本文を読むキューバが米国政府を糾弾する声明を発表 米国によるテロ国家再指定に対抗して
著者: 岩垂 弘キューバ外務省は1月11日、「キューバをテロ支援国家として不正に指定、これに対する断固たる全面的な糾弾」と題する声明を発表した。 メディアによると、ポンペオ米国務長官は11日、キューバをテロ支援国家に再指定すると発表
本文を読むやっと武漢へ、注目されるWHOコロナ調査団の結論 ―あらためて考える中国(3)
著者: 田畑光永すでに世界をまる1年、「コロナ・パンデミック」に陥れた、その新型ウイルスのモトを突きとめる使命を担ったWHO(世界保健機関)の調査団が14日、いよいよ中国、そして武漢へ入ることになった。ぜひともこれまでのもやもやを晴ら
本文を読む核禁条約不参加の日本政府への批判強まる 条約発効を前にして
著者: 岩垂 弘核兵器を全面禁止する核兵器禁止条約が1月22日に発効するが、それを前にして同条約に参加しない日本政府に国内各界から批判が強まっている。戦争で使われた核兵器で甚大な被害を受けた唯一の国の政府がこの条約にそっぽを向くという
本文を読む反原連が「金曜官邸前抗議」の休止へ 福島第1原発事故10周年を前に休止を惜しむ声
著者: 岩垂 弘東日本大震災に伴って生じた東京電力福島第1発電所事故以来、毎週金曜日に東京・霞ヶ関の首相官邸前で続けられてきた首都圏反原発連合(反原連)による「原発再稼働反対!首相官邸前抗議」(金曜官邸前抗議)が、今年3月末に休止する
本文を読む変わるか中国の対米態度 あらためて考える中国(2)
著者: 田畑光永「今は民主の大時代である。民主、自由、人権のない国家には市場経済の繁栄はありえない。経済の真の活力は民主が実在するかどうか、正しく役立っているかどうかの目安である」 これはある国の新聞の社説の一部である。どこの国かお
本文を読むCOVID-19のパンデミック化と、それを災禍としたものー総合病院勤務の思い出から
著者: 半澤ひろし直接自分がその中にいて体験したことではないが、新自由主義とグローバリズムが席巻した夢の間の50年に垣間見た風景の中から、80歳になった今、一とつながりになって思い返されることがある。 もう半世紀も前になるが、わたしが精神
本文を読む争点はどこに?米中対決の今 あらためて考える中国(1)
著者: 田畑光永新しい年の世界の課題といったメディアの特集記事には必ず米中両国の対立、ないし対決はどうなるか、というテーマが登場する。たしかに米の中間選挙をその年の秋に控えた2018年の春、トランプ大統領が米の対中貿易赤字が大きすぎる
本文を読む梅棹忠夫の「妻無用論」「母無用論」再考 ―『女と文明』2020年6月、中公文庫化に際して
著者: 池田祥子「梅棹忠夫」という名前を知っている人は、もはや多くはないだろうから、簡単に略歴を紹介しておこう。 1920(大正9)年京都市生まれ、2010(平成22)年逝去、享年90。学生(京都大学)時代より白頭山登山を始め、世界
本文を読む2021年を「時代閉塞の現状」から理性的に脱出する年に!
著者: 加藤哲郎2021.1.1 2021年は、2020年と一続きの、人類史上の転換点になりそうです。新型コロナウィルスの「世界的大流行=パンデミック」は止まりません。ジョンズ・ホプキンス大学のデータによる年末の世界の感染認定者数は、ひ
本文を読むコロナ禍がつきつけたもの ー「共生」を真剣に考えるべき時
著者: 田畑光永この「リベラル21」は2007年3月のスタート以来、ここに14回目の新年を迎えた。ここまで続けてこられたのは、同人のみならず多くの執筆者のご協力、そしてなによりもわれわれの地味な原稿を読んでくださった読者の皆様のご支持
本文を読む「人間に襲い掛かったウイルス」 新型コロナウイルス禍の2020年を送る
著者: 岩垂 弘コロナ禍に始まり、コロナ禍で終わる。2020年の世界と日本は、まさに、しつこい新型コロナウイルスにほんろうされ、混乱の日々だった。しかも、年末になっても新型コロナウイルス感染拡大は世界でも日本でも収まらず、人々は不安と
本文を読むマスクの冬
著者: 笠井和明本当であれば、この夏場に東京オリンピックが開催され、観光客も東京に押し寄せ、なんだかんだと人混みだらけとなる東京であったが、思わぬ「コロナ禍」の中、「緊急事態宣言」「入国制限」「営業自粛」「外出自粛」となり、今年前半は
本文を読む労働者が企業の主人公に 労働者協同組合法が国会で成立
著者: 岩垂 弘労働者協同組合法が12月4日、参院本会議で可決、成立した。労働者自身が出資、経営し、働く事業体を協同組合の一形態として認めようという法律だ。日本の歴史に初めて登場する新しい労働形態、新しい協同組合の形態で、まさに日本社
本文を読む「家族の間に秘密があるのは当たり前」― 内田樹・内田るん『街場の親子論』(中公新書ラクレ)から
著者: 池田祥子内田樹と言えば、『街場の現代思想』(2004)から始まって、『街場の教育論』(2008)や『街場の戦争論』(2014)、『街場の天皇論』(2017)など、『街場の・・・』というタイトルの本が目に付く。これまでに、共著2
本文を読む