時代をみるの執筆一覧

ファシズムは死語になったのか(12) ― いま「二・二六事件」を考える ―

著者: 半澤健市

 83年前の今日、「二・二六事件」が起こった。 この事件を振り返り今日的意義を探ろうと思う。 今日的意義とは、「アベ政治を許さない」戦いのために材料を発掘することである。 《「二・二六事件」とは何か》  最新の『広辞苑』

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「普通じゃない」って誰のこと?もの言う市民を、バカにすると!

著者: 内野光子

この2月、麻生財務大臣の在任期間は、戦後最長となったそうだが、2月19日の衆院予算委員会で、また、妙な答弁をやらかし、訂正するという一幕があった。委員会の閣僚席の安倍首相は、野党の質問が続いている間、いつも落ち着かない、

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浦島悦子「山の桜は泣いた――2018名護市長選」Urashima Etsuko – A Reflection on 2018 Nago Mayoral Election

著者: ピースフィロソフィー

浦島悦子さん 先の名護市長選では、辺野古新基地に反対の姿勢で2期務めた後の現職・稲嶺進候補を、基地を推進する勢力が推薦した渡具知武豊候補を破って新市長となりました。この市長選について、名護市在住の作家、浦島悦子さんが振り

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ドイツの大連立政権は樹立するか?:最後の審判を下すのはドイツ社民党員

著者: グローガー理恵

政権不在   ドイツでは去年の9月24日の連邦議会選挙以来、政権不在の状態が続いているが、政権なしの連邦議会は機能しているようである。2017年12月には連邦議会において大多数の議員が、しっかりと自分たちの給与引き上げに

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米国の「核態勢の見直し」と河野外相談話を撤回せよ - 世界平和七人委がアピール -

著者: 岩垂 弘

世界平和アピール七人委員会は2月7日、「米国の『核態勢の見直し』と河野外相談話の撤回を求める」と題するアピールを発表した。   世界平和アピール七人委は、1955年、世界連邦建設同盟理事長で平凡社社長だった下中弥三郎の提

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反戦・非暴力の思想を生活の中でカタチにした阿波根昌鴻さん。それが協同組合。(18.2.3)

著者: 柳原敏夫

311の福島原発事故を経験したあと、それまで手にし、接していた思想、芸術が全く意味を失い、どうでもいいものに思えた一方、かつて手にし、この間すっかり忘れてしまっていたものが改めて目の前に迫ってくるものがありました。 その

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2・24ポスト資本主義研究会公開講座  中国共産党第19回党大会と習近平政権の国家戦略

著者: 松田健二

中国共産党第19回党大会と習近平政権の国家戦略をめぐって ――AIIB・一帯一路・電脳社会主義―― とき:2月24日(土)13時30分~16時45分 会場:東京都文京区本郷会館洋室A(丸の内線本郷三丁目下車5分) 講師:

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アメリカの世界的威信の低下続く - トランプ大統領就任の1年で -

著者: 伊藤力司

1月20日、ドナルド・トランプ・アメリカ合衆国大統領は就任後満1年を終えた。この間「アメリカ第一主義」つまり「アメリカのエゴイズム」を掲げたトランプ政権の米国は、国際社会での指導力を大きく落とした。 米国の世論調査会社「

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「国破れて、末人あり」:福島原発事故後に専門家・研究者はなぜ隠れキリシタンのように沈黙しているのか:それは学問の自由の侵害と繋がっている(2017.12.23)  

著者: 柳原敏夫

◎「国破れて、末人あり」を超えるために:3月3日、東京大学「学問の自由」侵害裁判の原告柳田辰雄教授の最終講義「私の学融合と学問の自由」。詳細->こちら 福島原発事故の七不思議の1つ。それは「国破れて、末人あり」。原発事故

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【経過観察問題のまとめ】被告福島県と甲状腺検査の経過観察問題(2018.1.28)

著者: 柳原敏夫

以下は、2017年5月から何度か取り上げてきた福島県の甲状腺検査の経過観察問題をまとめたものです。 2017年3月末、NPO法人「3・11甲状腺がん子ども基金」(以下、子ども基金と略称)の会見で、福島県は県民健康調査の甲

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壊れゆく日本。沖縄と福島は戦争状態にある。壊れゆく日本を再建する源、それは沖縄と福島にある。

著者: 柳原敏夫

1、壊れゆく日本。沖縄と福島は戦争状態にある 日本が壊れているかどうかは、沖縄と福島を見れば分かる。 なぜなら、沖縄と福島は戦争状態にあるから。 沖縄は、太平洋戦争の沖縄戦が終わった後もずっと戦争の入り口に立っている。

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大阪地検はすみやかに財務省、近畿財務局の強制捜査に踏み切れ!~1.26院内集会での私の発言原稿~

著者: 醍醐聡

2018年1月26日 今日、森本学園問題の地元、大阪府豊中市の市民グループ(森友学園問題を考える会)の主催で、森友/加計問題の徹底追及をアピールする集会が衆議院第二議員会館で開かれた。私も呼びかけ人の1人になっている「森

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福島県は、《福島県に県民健康調査の甲状腺検査で「経過観察」となった2523人の子どものうち「悪性ないし悪性疑い」が発見された症例数を明らかにする義務もなければ、症例数を把握する鈴木眞一教授らの研究プロジェクトとも関わりはない》と答弁(子ども脱被ばく裁判。2018年1月22日)

著者: 柳原敏夫

<はじめに> 2018年1月22日、福島地裁で、子ども脱被ばく裁判の第13回の弁論が開かれ、昨年からの懸案事項である「いわゆる経過観察問題(※1)」で、被告福島県は末尾の書面(準備書面(13))に記載された答弁をしてきま

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「明治維新150年」で「戦争ができる国」に進む日本

著者: 加藤哲郎

 案の定というべきか、安倍総理の年頭記者会見は、北朝鮮の核・ミサイル脅威から入り、「北朝鮮の脅威に備える自衛隊の諸君。その強い使命感に、そして責任感に対して、改めて敬意を表したい」で始まりました。そこから明治維新150年

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9条改憲に強い懸念と危機感 - 2018年の年賀状にみる国民意識 -

著者: 岩垂 弘

 2018年になった。友人、知人から来た年賀状を読んでいてひときわ印象に残ったことがあった。安倍首相と自民党が推進する憲法改定、とりわけ「9条改憲」に対する強い懸念や危機感を表明した年賀状が目立ったことだった。  私はこ

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ロヒンギャ問題:南アジアの多数派優位主義の歴史 Murderous Majorities by Mukul Kesavan, New York Review of Books

著者: ピースフィロソフィー

 ロヒンギャ問題をミャンマー人が語るとき、ロヒンギャへの頑なな憎悪に驚かされることがある。この背後には、仏教徒多数派が長年にわたって国民の間に醸成してきた多数派優位主義的感情がある。  多数派優位主義の中では、多数派の政

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朝鮮半島の危機緩和―明日2年ぶり南北対話 - 平昌オリンピック期間中は米韓軍事演習を延期 -

著者: 伊藤力司

核・ミサイル開発に血道をあげる北朝鮮と、軍事力を行使してもこれを阻止しようとする米国間で緊張が高まっていた朝鮮半島で、新年とともに危機が緩和された。トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩・労働党委員長のえげつない口喧嘩を当分は

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再度、志位和夫氏に問う~「日韓合意」をめぐる談話の撤回が不可決~

著者: 醍醐聡

2018年1月6日 日本共産党も同調圧力に飲み込まれたのか? 「日韓合意」から2年目にちなんだ一つ前の記事で、「こと日韓・日中の歴史問題となると、日本の『進歩的』論者やリベラル政党さえも、日本社会に垂れ込める『同調圧力』

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「日韓合意」の破綻の真因を逆立ちさせる日本政府とメディア、それに口をつむぐリベラル政党 

著者: 醍醐聡

遅まきながら、皆さま、よい新年をお迎えのことと思います。今年もよろしくお願いいたします。 今年の干支は戌年(いぬどし)。年賀状には一緒に過ごし、先に逝った姉妹犬の写真を載せました。 新年の抱負といわれても、過去を引きづっ

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