宮崎市定は『論語』で説かれる徳目の掲載頻度を数え出しているそうだ。いちばん多いのは、孔子が最も大切にした「仁」で97回。次に多いのは、孔子が職業教育的に教えた「礼」の75回。その次が「信」で38回。そして、その次が「孝」
本文を読む時代をみるの執筆一覧
リビアのシルトIS拠点
著者: 平田伊都子2015年2月16日、21人のエジプト人出稼ぎ労働者をリビアの地中海海岸に跪かせて、ISイスラム過激組織の出稼ぎテロリストが首を切りました。 アフリカ人を昔の奴隷船のように詰め込んだ移民漁船で、リビア沿岸からイタリアや
本文を読む(メール転送です)村田光平元スイス大使からのメール:東京五輪と幾つかの情報
著者: 田中一郎/村田光平皆様 東京五輪については内外で確実に返上を求める声が高まりつつあります。 鳩山友紀夫元総理は2015年11月21日に掲載されたのJapanTimes のインタ ビュー記事の中で明確に 東京五輪よりも福島事故への対応と東北
本文を読む民主社会主義者の米大統領誕生で、歴史にインパクトを
著者: 澤藤統一郎アメリカ大統領選の予備選が実に興味深い。共和党のトランプとクルーズは、言葉の正確な意味で「ならず者」、あるいは「ゴロツキ政治家」というべきだろう。排外主義と極端な宗教保守主義をウリにし、いずれもその非寛容の政治姿勢を示す
本文を読む弁護士会選挙結果報告ー安保関連法廃止の方針に変化はない
著者: 澤藤統一郎日弁連会長選挙は、昨日(2月5日)の投開票で、「現執行部の路線を継承する大阪弁護士会元会長の中本和洋氏(69)が、東京弁護士会の高山俊吉氏(75)を破り、次期会長に内定した」(毎日新聞) 日弁連選管の発表は以下のとおり。
本文を読む「機密解禁文書にみる日米同盟」(末浪靖司著)から見えてくる、日米安保体制と9条擁護のたたかいの構図
著者: 澤藤統一郎本日は、日民協憲法委員会の学習会。末浪靖司さんを講師に、「『機密解禁文書にみる日米同盟』から読み解く日米安保体制と私たちのたたかい」というテーマ。 末浪さんは精力的にアメリカの公開された機密公文書を渉猟して、日本側が隠し
本文を読む「慰安婦」問題、日本の「謝罪」が犯した過ちとは デイビッド・トルバート『ハフィントン・ポスト』寄稿和訳 David Tolbert: Japan’s Apology to South Korea Shows What Public Apologies Should (Not) Do (Japanese translation)
著者: ピースフィロソフィー『ハフィントン・ポスト』に1月29日掲載された、「国際移行期正義センター」(ICTJ)代表のデイビッド・トルバート氏による寄稿は、昨年末12月28日発表された、「慰安婦」問題についての「日韓合意」の欠陥を明らかにし、ある
本文を読む表現の自由を護るための、スラップ防止対策シンポジウム構想 -「DHCスラップ訴訟」を許さない・第71弾
著者: 澤藤統一郎先週の木曜日、1月28日にDHCスラップ訴訟控訴審の判決が言い渡されて本日でちょうど1週間が経過した。上告ないし上告受理申立期間は本来は来週の木曜日、2月11日までだが、この最終日が休日(「建国記念の日」)なので、2月1
本文を読む株式市場はバクチ場なのか - 低次元のGPIF運用論議 -
著者: 半澤健市公的年金の運用を巡る議論は私に言わせると低レベルで誤認が多い。 三つのキーワード、すなわち「バクチ」、「長期投資」、「クジラ」でそのワケを述べたい。 《元財務相までがバクチ運用を批判》 公的年金という大切な資産の運
本文を読む差別のない寛容な社会が平和と安全をつくり出すーフランスの現状が示唆するもの
著者: 澤藤統一郎「法と民主主義」1月号をご紹介する。時宜に適ったタイムリーな企画となっている。「理論と運動を架橋する法律誌」の名に恥じないと思う。編集委員の一人として、多くの人にお読みいただきたいと思う。 目次は以下のとおり。 特集★戦
本文を読む脱原発3団体が3月26日に統一集会 - 相次ぐ原発再稼働に運動再構築へ -
著者: 岩垂 弘関西電力が1月29日、高浜原発3号機(福井県高浜町)を再稼働した。東日本大震災にともなう東京電力福島第1原発の事故後の新規制基準下では、九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)に続き3基目の再稼働だ。4月には四
本文を読む頑張れ原告・弁護団! 「安倍靖國参拝違憲訴訟・関西」1月28日大阪地裁判決を読む
著者: 澤藤統一郎明文改憲を呼号する安倍晋三の反憲法的性格は、戦争法だけのものではない。教育基本法・地教行法の改悪、特定秘密保護法の制定や武器輸出3原則の清算、NHKの人事統制等々多岐にわたる。靖國神社公式参拝も顕著な反憲法的姿勢の表れで
本文を読むサウジ、イランと断交 シリア和平交渉は難航 - 反体制派代表団の構成でもめる -
著者: 伊藤力司昨秋以来ケリー米国務長官が数回訪露してラブロフ露外相と会談を重ねた結果、シリア紛争の和平交渉がようやく途に就きかけたところ、1月6日サウジアラビアがイランと断交という重大ニュースが発生した。悪くすると和平交渉がとん挫する
本文を読む東京弁護士会副会長選挙における「理念なき立候補者」へ
著者: 澤藤統一郎1月が行って、今日から2月。今年もまた弁護士会役員選挙の季節となった。2月5日(金)が日弁連と単位会の投票日。今日から期日前投票が始まっている。 私は、弁護士会の人事はけっして私事ではないと思っている。弁護士会の役員選挙
本文を読む漂流する世界の中で、漂流する日本の、リアルな国民生活とは?
著者: 加藤哲郎2016.2.1 安倍内閣の経済政策の中枢、甘利明・経済再生担当大臣が辞任しました。大臣室で特定業者から「口利き」の見返りに、羊羹の箱に入れた現金を受け取り、内ポケットに入れたという、古典的・典型的政治汚職です。政治資
本文を読む季刊『フラタニティ』創刊号に「私はいかにして弁護士となったか」
著者: 澤藤統一郎季刊『Fraternity フラタニティ』が創刊され、明日(2月1日)が発行日となる。 フラタニティとは友愛のこと。フランス革命のスローガンとして知られている「自由・平等・友愛」の内、「自由・平等」は普遍的原理として世界
本文を読む沖縄の誇りと自立を愛する皆さまへ:第30号 米軍トリイ基地の強化拡充
著者: 河野道夫2016年1月 辺野古・大浦湾から 国際法市民研究会 2016年1月26日、読谷村臨時議会が開催され、米軍基地の再編交付金によって関連特別事業を進めるための基金設置条例案が可決された。反対したのは無所属の1議員だけ。根
本文を読む『消費者法ニュース』「スラップ訴訟(恫喝訴訟・いやがらせ訴訟)特集号」本日発売 -「DHCスラップ訴訟」を許さない・第70弾
著者: 澤藤統一郎多くの方から、一昨日(1月28日)の「DHCスラップ訴訟控訴審勝訴判決」に、祝意のご挨拶をいただいた。あらためて御礼を申し上げます。 ほとんどの方が、「当然の勝訴とは思いますが、よかったですね」「当たり前の判決ですが、お
本文を読むアベノミクスというペテンの破綻―マイナス金利のお粗末
著者: 田畑光永暴論珍説メモ(143) 日銀は1月29日の政策決定会合で、さらなる金融緩和策としてマイナス金利を導入することを決めた。私はエコノミストではないし、いわんや金融政策に明るいものでもないが、一般人の常識から見てこの決定には
本文を読む野暮じゃありませんか、日弁連の「べからず選挙」。
著者: 澤藤統一郎昨日の私のDHCスラップ訴訟控訴審判決法廷に、徳岡宏一朗さんが私の代理人のひとりとして出廷してくれた。記者会見にも出席して、著名ブロガーとしての自らの体験から、ブロガーの表現の自由の大切さを語った。 徳岡さんは、私の「万
本文を読む難民問題続報 - ケルン中央駅周辺の暴行事件その他
著者: 盛田常夫ドイツ・州政府内務大臣の会見によるケルン事件 1月19日、ノルトライン=ヴェストファーレン州ラルフ・イェーガー内務大臣は、大晦日におけるケルン中央駅と大聖堂周辺で生じた大規模な婦女暴行並びに窃盗事件について、その詳細を
本文を読む誤った12.29談話とのつじつま合わせに陥っている日本共産党への4つの質問~「従軍慰安婦」問題をめぐる日韓政治「決着」を考える(8)~
著者: 醍醐聡2016年1月28日 安倍首相の「おわび」と「反省」はそれでも「成果」? 来日中の韓国の元「従軍慰安婦」が昨日、日本共産党の2人の国会議員と懇談した。その模様が今朝の『しんぶん赤旗』の1面の記事で伝えられている。 笠井・
本文を読むDHCスラップ訴訟控訴審判決。またもスラップを仕掛けたDHC・吉田の完敗。 -「DHCスラップ訴訟」を許さない・第69弾
著者: 澤藤統一郎DHCと吉田嘉明が私を被告として提起したDHCスラップ訴訟、本日その控訴審判決が言い渡された。当然のことながら、「控訴棄却」。私の全面勝訴である。 「スラップに成功体験をさせてはならない」。これが何よりの重要事。私にスラ
本文を読む原油と中国より怖いアメリカ経済 - 7年振りに紹介する一つの米国株バブル論 -
著者: 半澤健市世界銀行が2016年の平均原油価格を37ドルと予想した。世界の株価は戻り始めた。市場が嫌うのは悪材料よりその範囲が全く予想できないことである。その意味で今回の発表は一種の安堵感をもたらしたといえる。しかも2017年は上
本文を読む強制否認の持論を政略的に開閉する安倍首相(下)~「従軍慰安婦」問題をめぐる日韓政治「決着」を考える(7)~
著者: 醍醐聡2016年1月26日 安倍首相の強制否認論は理性崩壊の証し 安倍首相が強制の広狭論を語ったり、歴史教科書に介入までして「慰安婦」問題を封印しようとする根底には何があるのかを考えていくと、自国の加害の歴史を引きずり、被害国
本文を読む強制否認の持論を政略的に開閉する安倍首相(中)~「従軍慰安婦」問題をめぐる日韓政治「決着」を考える(6)~
著者: 醍醐聡2016年1月26日 強制否認論は実証的に破綻している 私から言えば、河野談話は「慰安婦」集めの段階でも一部に強制といえるものがあったと記しているが、実態に照らせば、極めて控えめな認定である。甘言・強圧に加え、安倍首相が
本文を読む強制否認の持論を政略的に開閉する安倍首相(上)~「従軍慰安婦」問題をめぐる日韓政治「決着」を考える(5)~
著者: 醍醐聡2016年1月26日 安倍首相の「お詫び」のどこが「前進」? 昨年12月28日の日韓外相会談において示された安倍首相の「従軍慰安婦」問題に関する「お詫び」を日本国内では前進と評価する論調が大勢である。朴槿恵大統領も今月1
本文を読む「政治とカネ」「規制緩和」「消費者」「サプリメント」「言論の自由」最高のタイミングで明日控訴審判決 -「DHCスラップ訴訟」を許さない・第68弾
著者: 澤藤統一郎明日(1月28日)が、私自身が訴えられているDHCスラップ訴訟の控訴審判決。 係属裁判所は、東京高裁第2民事部(柴田寛之裁判長)。 時刻は、午後3時。 法廷は、東京高裁822号法廷(庁舎8階)。 司法記者
本文を読む「イスラム国」(IS)はなぜ若いムスリムを惹きつけるか(下) - フランスで疎外感を募らせる移民2・3世 -
著者: 伊藤力司フランス語の普通名詞banlieu(バンリュー)を仏和辞典で引けば「郊外」と書いてある。何の変哲もない単語だが、現代のフランスでは「貧しいイスラム系移民の住むきたならしい郊外の街」というニュアンスを含む。昨年11月13日
本文を読む「日の丸・君が代」強制の異常 もう見直すべき時期だ
著者: 澤藤統一郎本日の要請行動は、これからの卒業式・入学式のシーズンを前にして、「日の丸・君が代」強制の職務命令を発令しないように要請するものです。具体的な要請内容とその理由については、要請書に記載されたとおりであり、いま「被処分者の会
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