時代をみるの執筆一覧

暴走するカタルーニャとスペイン ドタバタ迷走の果てにドンデン返し

著者: 童子丸開

バルセロナの童子丸開です。 「独立運動」が頓挫したかに思われたカタルーニャですが、とんでもないドンデン返しが起こりました。そしてこれがまた、12月20日の総選挙でカオス状態に放り込まれたスペイン政局を、一気に中央集権化・

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「1965年の日韓請求権協定で決着済み」は誤り~「従軍慰安婦」問題をめぐる日韓政治「決着」を考える(3)~

著者: 醍醐聡

2016年1月10日   「従軍慰安婦」問題は決着したのか? 今回の日韓外相会談に臨むにあたって、日本政府の最大の関心事は、慰安婦問題で合意にこぎつけ、それを受けてこの問題を「蒸し返さない」という確約を韓国側から取り付け

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憲法問題に関する年頭の辞「アベ政治 対 立憲主義・民主主義・平和主義」

著者: 澤藤統一郎

年末には「本郷・湯島9条の会」紙へ原稿を届けたが、年始に「文京9条の会」の機関紙「坂のまちだより」から「年頭の辞」の執筆依頼をいただいた。 「2016年の年頭にあたって、思われることなどありましたら、なんでも結構です。内

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「憲法軽視の反省見えぬ」首相をもつ国であればこそ、国民は北斗を見失ってはならない。

著者: 澤藤統一郎

本日の東京新聞「平和の俳句」欄に 冬北斗心を殺すことなかれ(田中亜紀子・津市) これを、ふたりの選者それぞれに、金子兜太は「いまこころに決している平和への意思を貫くぞ」と読み、いとうせいこうは「生きて揺らぐなかれ」の意と

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ドイツ難民問題の報告『世界』2016年2月号『メルケル首相の決断と難民問題で「明と暗」に引き裂かれるドイツ』

著者: 梶村太一郎

昨日1月8日発売の『世界』2月号にドイツと欧州における難民問題の背景と現状を報告しました。危機の深刻さを日本の読者に判りやすく伝えるのはなかなか困難ですが、今世紀の欧州同盟あり方に根本的な影響をもたらさざるを得ない問題の

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韓国世論調査:慰安婦問題「再交渉すべきだ」58%、「すべきでない」28%

著者: 醍醐聡

2016年1月8日 「従軍慰安婦」問題に関する日韓合意を韓国国民はどう評価しているかについて、今度は韓国ギャラップが今月5~7日に行った世論調査の結果を日経新聞が報道している。 「韓国世論調査、慰安婦合意『評価せず』54

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「韓熱日静」:日韓合意をめぐる両国世論の落差は何を意味ずるのか?~「従軍慰安婦」問題をめぐる日韓政治「決着」を考える(2)~

著者: 醍醐聡

2016年1月7日 「韓熱日静」 昨年末に発表された「従軍慰安婦」問題をめぐる日韓合意に対する両国内の反応の落差を表すために私が造語したこなれの悪い言葉である。 前向き評価が大勢、静かな日本 昨日(1月6日)の『東京新聞

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米大統領選が最大ニュース、シリアの停戦成るか - 2016年国際情勢を展望する -

著者: 伊藤力司

2016年の世界は2015年より明るい展望が開けるだろうか。もし動き出したシリアの停戦交渉が成功すれば、世界はずっと明るくなる。11月のアメリカ大統領選挙で民主党のヒラリー・クリントン氏が当選すれば順当だが、もしドナルド

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南京大虐殺資料の「ユネスコ世界記憶遺産」登録批判に見る、安倍自民党の極右体質 Registration of Nanjing Massacre Documents with the UNESCO Memory of the World – Japanese politicians’ criticism reveals their far right-wing nature

著者:

2016年になりました。今年もよろしくお願いします。年始初の投稿はこのブログでもお馴染みの成澤宗男氏の書き下ろしです。南京大虐殺は、広島、長崎の原爆投下や、ナチスのホロコーストなどと並んで私たちが永遠に記憶していかなけれ

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アベ政権の「緊急事態条項」は、ナチスの「全権委任法」にそっくりではないか

著者: 澤藤統一郎

2015年は憲法に大きな傷を負わせた解釈改憲の年だった。明けて16年は、明文改憲が話題の年となりそうな雲行きである。毎日新聞元日号のトップ記事が、「憲法改正 災害想定『緊急事態条項』の追加から着手の方針」。そして二面に、

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目から鱗の落ちる記事はない ― 2016年元旦の全国紙を読む ―

著者: 半澤健市

 2015年9月に「戦争法案」が強行採決された。今夏の参院選または衆参ダブル選挙の結果によっては、戦時が恒常化するかも知れぬといっても誇張にはなるまい。 2016年の元旦各紙を読み比べた印象を書く。私の読み比べは7回目で

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沖縄の誇りと自立を愛する皆さまへ:第29号 公権力不自由の原則 市民からみた国の訴状の決定的矛盾(その2)

著者: 河野道夫

2015年12月 辺野古・大浦湾から 国際法市民研究会 ※これは、国土交通大臣が埋立承認取消処分の取消を求めて翁長知事を訴えた「訴状」の矛盾と深く関連する問題である。  埋立工事がとまらないのはなぜか。それは、防衛省沖縄

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戦時性犯罪の償いと反省を政治決着で幕引きしようとする野卑で傲慢な企て~「従軍慰安婦」問題をめぐる日韓政治「決着」を考える(1)~

著者: 醍醐聡

  2015年12月31日 日韓合意の要点 12月28日、日韓両国外相はソウルで行った会談後に共同記者会見を開き、いわゆる「従軍慰安婦問題」で合意に達したと発表した。 それによると、日本政府は、 ①慰安婦問題は

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「戦時性犯罪の償いと反省を政治決着で幕引きしようとする野卑で傲慢な企て」(転送メール)

著者: 醍醐聡

皆様 数時間後に新年を控えたこの時刻にお知らせするのは失礼かと思い ますが、「従軍慰安婦」問題をめぐる先日の日韓「合意」に思うこと が強く、状況が流動的なこともあって、ひとまず、1回目の記事を先 ほど私設のブログにアップ

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謹んで新年のご挨拶を申し上げます

著者: ちきゅう座運営委員会

(1) 過ぎ去った一年(2015年)を振り返ってみますと、ある意味で歴史的転換点に立った年だったことを実感いたします。 新年早々から再開された沖縄・辺野古基地建設のための調査、その後、県民の圧倒的な反対を無視し、東京から

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312:日本軍「慰安婦」問題に関する日韓外相会談に対する弁護士有志の声明

著者: 梶村太一郎

読者のみなさま、明日うらしまは当分お休みしていましたが、そろそろ投稿を再開します。 28日の月曜日の「慰安婦」問題に関するソウルでの日韓外相会談については、世界中で報道され、多くの声明も出されていますが、ここに紹介するの

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「従軍慰安婦」問題 国家間での合意が真の解決ではない

著者: 澤藤統一郎

謝罪は難しい。財産的被害に対する償いであれば、金銭の賠償で済ませることもできよう。しかし、被害者の人間としての尊厳を踏みにじった加害者が、その誠実な謝罪によって被害者の赦しを得ることは、この上ない至難の業である。至難の業

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トップはパリ同時テロ-2015海外10大ニュース -  明るいニュースはミャンマー総選挙のみ -

著者: 伊藤力司

さまざまな大ニュースが世界を駆け巡った2015年も暮れようとしている。筆者の個人的関心を軸に、今年の海外10大ニュースを選んでみた。結果としては暗いニュースばかりで明るいニュースはミャンマー総選挙の結果のみだった。 1)

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巧妙な世論操作目立つ合意、試練は両国の選挙―慰安婦問題の解決

著者: 田畑光永

暴論珍説メモ(142) 年末に突如持ち上がった日韓外相会談による慰安婦問題の解決という構想が、昨28日に実現した。両国政府の「外交的成果を手にしたい」という政治的思惑が一致したことでこの急転解決となったのであろう。とはい

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