「ジージー」というセミが鳴く林を通って坂を下ると、突然視界が開けた。鉄線フェンスの先2メートル程の幅の小川を挟んで広がる緑の森は、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の新義州(写真「物品を朝鮮側に投げるのは厳禁」と赤字の注
本文を読むスタディルームの執筆一覧
中国憲政自由主義者は自由を如何に使うのだろうか――張博樹『新全体主義の思想史』と劉暁波『08憲章』の盲点――
著者: 岩田昌征外国大使館の旧所有者への返還・再私有化 ある研究会で何十年もチェコ史を研究している人の話を聞いた。体制転換後、国有化された私有財産の旧所有者への返還が断行された際の一つのエピソードである。プラハの日本大使公邸が元所有者に
本文を読む徹底検証/「100ミリ㏜健康影響なし説」のウソ=0~10歳集団、100ミリ㏜被曝リスク、死亡率13%=
著者: 藏田計成はじめに 以下は読売新聞「社説」の引用である。「科学的には、100ミリ・シーベルト以下は被曝(ひばく)による健康への影響はないとされる。…放射線審議会で、国際的な考え方を改めて検討し、政府は法令に基づく明確な基準を打ち
本文を読む9月7日世界資本主義フォーラム直前案内・馬場敏幸「金型産業にみるアジアのGVCの変化」:日本依存から多極化、韓国・中国の台頭、そして
著者: 矢沢国光https://chikyuza.net/wp-content/uploads/2019/09/5e8d05b2b9361ccdc4e2a8c09c822f71.pdf 9月7日世界資本主義フ
本文を読む海峡両岸論 第105号 2019.08.18発行 - 「対中同盟」の再構築狙う新戦略 日米一体の「インド太平洋戦略」 -
著者: 岡田 充トランプ米政権が、米国の新アジア政策「インド太平洋戦略報告」注1(写真 米国防総省)の詳細を発表した。安倍政権も2016年、自由で開かれたインド太平洋戦略」(FOIP)を提示し、インド太平洋の当事国であるインドとオース
本文を読む社会主義社会とは、社会の形態なのか、社会の実体をめざすものか
著者: 岡本磐男私は、いわゆる社会主義論の専門家ではない。大学に勤務していた頃は42年間にわたって金融論を講義してきた者である。けれども大学院においてはマルクス経済学者の宇野弘蔵先生を指導教授としてきた。宇野先生は「自分が経済学をやっ
本文を読むポーランド「連帯」政治の語られざる実相――労働者階級の人権は守られたか――
著者: 岩田昌征日本における「連帯」論 まことに興味深い資料をポーランド文化研究家から戴いた。2010年11月20日東京のポーランド大使館で開催された「フォーラム・ポーランド2010年度会議『連帯』運動とその遺産」で配布された報告要旨
本文を読む海峡両岸論 第104号 2019.07.20発行 - 「中国は敵ではない」と米識者が書簡 「中国は敵ではない」と米識者が書簡 -
著者: 岡田 充「中国は敵ではない」。米国の元政府当局者や著名な研究者ら100人が、トランプ大統領と議会あての公開書簡 注1を「ワシントン・ポスト」(7月4日付)に発表した。あらゆる領域に拡大する米中関係の悪化について「深刻に憂慮する
本文を読む北京天安門8964とワルシャワ8964――明治大学における亡命中国知識人と矢吹晋の議論を論ず――
著者: 岩田昌征天安門事件30周年 令和元年・2019年6月4日は、北京天安門事件30周年である。 その悲劇の歴史的意味を考える研究会が、駿河台の明治大学で二つ催された。明治大学現代中国研究所主催の「六四・天安門事件を考える」がその
本文を読む「思想史講座」のお知らせー7月のご案内
著者: 子安宣邦*だれでも、いつからでも聴くことのできる思想史講座です。 だれでもというのは、聴いてみようという目的意識をもった人ならだれでもということで、その目的も無く、あるいは別の目的をもって来られる方はお断りいたします。 *「明治
本文を読むわが雑学・三浦梅園のこと
著者: 野上俊明はじめに 一時はやりかけたものの、すぐ消えた感のある「グローカル」という言葉。グローバルとローカルの合成語で、地球的視野と国際連帯ならびに地域性重視の両面を統一したものとして、好感が持てた。普遍性と特殊性をひとつに畳み
本文を読む〈いまごろ丸山眞男か〉という君へ(2) ― 柄谷行人の「丸山眞男とアソシエーショニズム」を読む ―
著者: 半澤健市《ポストモダンと丸山はどう結びつくのか》 柄谷は丸山をいつどこで捉えたのか。 彼が、本格的に丸山を論じたのは2006年の「丸山眞男とアソシエーショニズム」が初めてであるらしい。しかし柄谷の問題意識は80年代に始まってい
本文を読む〈いまごろ丸山眞男か〉という君へ(1) ― 柄谷行人による「丸山眞男の永久革命」を読む ―
著者: 半澤健市本稿は、思想家柄谷行人(からたに・こうじん、1941~)が書いた丸山眞男論の紹介である。紹介する理由は、私はこの論文―正確にはエッセイというべきか―に衝撃を受けたからである。(1)で柄谷論文の要約を行い、(2)でその「
本文を読む明治維新の近代・11 なぜ「明治の精神」なのか―漱石の『こころ』を読む
著者: 子安宣邦「私は殉死という言葉を殆んど忘れていました。平生使う必要のない字だから、記憶の底に沈んだ儘、腐れかけていたものと見えます。妻の笑談を聞いて始めてそれを思い出した時、私は妻に向ってもし自分が殉死するならば、明治の精神に殉死
本文を読むファシズムからネオリベラリズムへ(3)研究会レジュメ
著者: 野上俊明<はじめにー5・6月の外電から> 地域紛争の頻発や軍事的緊張、グローバルな自然環境の悪化、社会的格差と貧困化、人口動態の歪み、医療・教育・福祉の後退や欠乏、ポピュリズム政治の抬頭等に対する大衆的反撃の動きが。 6/
本文を読む犬養健関係裁判記録と風見章日記:尾崎秀実の政治的影響力とその背景-岸道三・牛場友彦秘書官と風見章に焦点を当てて-(現代史研・レジュメ)
著者: 進藤翔大郎現代史研究会報告 2019・6・8 進藤翔大郎 犬養健関係裁判記録と風見章日記:尾崎秀実の政治的影響力とその背景-岸道三・牛場友彦秘書官と風見章に焦点を当てて- Ⅰはじめに 本報告発表要旨 ・犬養健関係裁判記録および
本文を読む太田耐造文書「昭和天皇へのゾルゲ事件上奏文」と新聞発表――思想検察のインテリジェンス
著者: 加藤哲郎https://chikyuza.net/wp-content/uploads/2019/06/04a52e294d5549cbdc896d4acb4554d6.pdf 〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 https:/
本文を読む首脳会談後の米朝関係の膠着 The Post-Summit Stalemate of the U.S.-DPRK Relations
著者: 綛田芳憲https://chikyuza.net/wp-content/uploads/2019/06/3f4174f5f8d7f04ea367c532ba849a53.pdf 初出:『東アジア研究』(第25号、2019年3月刊
本文を読む6月の思想史講座―「明治維新と日本近代」
著者: 子安宣邦*大阪教室:懐徳堂研究会 6月15日(土)・13時00分〜15時00分 先生の死と明治の精神 ー漱石『こころ』を読む *資料は当日配布します 参考文献:漱石の『こころ』は各種の文庫に解説付きで収められ
本文を読む6月15日「一帯一路構想とアジア経済」(平川均)・世界資本主義フォーラムのご案内
著者: 矢沢国光主催 世界資本主義フォーラム 日時 2019年6月15日(土) 午後1時30分~5時 (受付開始 1時) 会場 本郷会館 東京都文京区2-21-7 電話 03-3817-6618 http://www.city.bu
本文を読む北京大・討議のためのメモ:近代・近代化・近代主義
著者: 子安宣邦1.「近代」について 日本の歴史辞典[1]によれば歴史的時代区分としての「近代」は、「一般に資本主義の形成、市民社会以後の時代をいう。日本の場合には、一般に幕藩体制の崩壊した明治維新以後をさしている」とされている。これは
本文を読む「親権」とは何か?―「家族」「親子」を考えるための基礎作業(1)
著者: 池田祥子なぜ、「子育ち」「子育て」は難問題なのか? 5月10日、改正子ども・子育て支援法が成立した。いよいよ10月からの「幼児教育・保育の無償化」が現実化することになった。この「無償化」の基本的な内容は、幼稚園、保育園、認定こ
本文を読む海峡両岸論 第102号 2019.05.15発行 - 米社会で進行する「チャイナ狩り」 孔子学院が閉鎖、留学生を監視 -
著者: 岡田 充トランプ米政権が、中国政府の中国語教育普及を目指した「孔子学院」を「スパイ活動の拠点」とみなし排除している。この一年半の間に、米政府の資金提供を受けられなくなった全米15大学が、孔子学院を閉鎖した。標的は、大学研究者や
本文を読むベネズエラの現在の超インフレーションはいかにして終息さるべきか
著者: 岡本磐男南米のベネズエラでは、現在は超(スーパー)インフレーションが惹起されていて国民大衆が生活苦に陥っていることは、2~3ヵ月前のメディア情報によって知っていた。5月2日のテレビの民間放送でも、その点が放映され
本文を読む講演会:「1920年代の猪俣津南雄――日本資本主義論争批判序説」(龍井葉二)
著者: 石井知章講演会開催のお知らせです。 明治大学現代中国研究所では、龍井葉二氏(元連合総研・副所長)をお招きし、「1920年代の猪俣津南雄――日本資本主義論争批判序説」と題し講演会を開催します。 龍井氏の講演に続き、福本勝清氏(明治
本文を読む5月18日「資本主義国家の成立-世界資本主義論の再構築のために」 矢沢国光報告(要旨)・伊藤誠コメント 世界資本主義フォーラムのご案内
著者: 矢沢国光※歴史的事実関係については、別刷「暫定・資本主義像」を参照してください。 資本主義のオルタナティブを構想するためには、迂遠のようではありますが、資本主義の発生期までさかのぼって、世界の政治経済史、とくにパクス・ブリタニカ
本文を読む新資料公開に基づく講演会(6/8 第312回 現代史研究会)
著者: 由井格日時:6月8日(土)午後1:00~5:00 場所:専修大学・神田校舎・本館(1号館)3階・301教室 テーマ: 「新たに公開された太田耐造(ゾルゲ事件関係資料)をめぐって」 講師:渡部富哉(社会運動資料センター)「中共諜
本文を読む国際シンポジウム開催のお知らせです:六四・天安門事件を考える「民主化はなぜ挫折したのか」
著者: 石井知章明治大学現代中国研究所では、六四・天安門事件から30周年を迎える本年6月1日、明治大学において下記の国際学術シンポジウムを開催いたします。ご関心をお持ちの皆様、どうぞご参加ください。 《六四30周年シンポジウム開催概要》
本文を読む「思想史講座」のお知らせー5月のご案内
著者: 子安宣邦*だれでも、いつからでも聴くことのできる思想史講座です。 だれでもというのは、聴いてみようという目的意識をもった人ならだれでもということで、その目的も無く、あるいは別の目的をもって来られる方はお断りいたします。 *「明治
本文を読む東北フォーラムホームページNo.4 井上元東北大総長の研究不正疑惑の解消を要望する会 新着情報 No. 2
著者: 大村泉新着情報 No.2 2019年4月23日 『週間金曜日』2019年4月5日号に掲載された三宅勝久記者の「金曜アンテナ」記事(東北大元総長による「研究不正」疑惑、さらに濃厚に/金属学会が論文3本を「撤回」)の本HPでの転載
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