スタディルームの執筆一覧

グローバル資本主義とクリーピング・ソーシャリズム ——21世紀の資本主義と社会主義を展望する——

著者: 柴垣和夫

0.はじめに Ⅰ. 20世紀の総括 1.20世紀はどういう時代であったか 2.ソ連型社会主義の特質とその難点 3.社会主義の目標と課題についての新視角 4.現代資本主義の特質 5.福祉国家における労働力商品化の部分的止揚

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呪術としてのマルクス主義?―甘田幸弘氏が問いかけたこと

著者: 杉野実

問題、むしろ「事情」の所在  「自然科学からみた社会理論の科学性―特にマルクス経済学に関連して」(杉野2014)を発表したとき、筆者は冒頭にこう書いた。「『科学』ということばの意味は、わかっているようで実はよくわからない

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1/20第304回現代史研究会:「今日もなお徘徊する亡霊たち-731部隊の戦後史」

著者: 研究会事務局

第304回現代史研究会 日時:1月20日(土)午後1:00~5:00 場所:明治大学駿河台校舎・リバティタワー7階1076号教室 テーマ:「今日もなお徘徊する亡霊たち-731部隊の戦後史」(仮題) 講師:加藤哲郎(一橋大

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海峡両岸論 第85号 2017.12.13発行 - 「一帯一路」を改善の切り札に孤立回避へ安倍政権が転換 -

著者: 岡田 充

 安倍政権が対中政策を転換している。中国が進めるシルクロード経済圏構想「一帯一路」への支持と支援を鮮明にし、冷却化している日中関係の改善の「切り札」にする狙いである。安保法制の整備に始まり「地球儀を俯瞰する外交」や「価値

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『資本論の世界』を改めて読む(第4回・終)

著者: 野沢敏治

 内田マルクスの歴史理論  日本は幕末以降に欧米の列強と交わり、前代の徳川封建制から近代資本主義へ、そしてそれを乗り越える社会主義へという歴史意識を生んだ。それが20世紀も末になって、ソ連を中心とする社会主義陣営の崩壊と

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12.11(月)現代史研レジュメ:「21世紀世界をいかに変革するか-ホブスボームの遺著の魅力-」(伊藤誠)

著者: 伊藤 誠

1 いかに世界を変革するか 本書は「いかに世界を変革するか」を主題としている。魅力的なテーマである。 実際、世界と日本の多くの人々は社会の進路にいま閉塞感を深めている。 競争的な市場原理による資本主義に合理的で効率的な経

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津田・国民思想論・10  近世儒家の全否定とは何を意味するのか ーナショナリストー欺かれる国家の夢の担い手

著者: 子安宣邦

「実際、種々の学派、さまざまの系統に属する多数の儒者が、筆を枯らし、口を極めて横説竪説している政治論・道徳論の幾千万言は、今日から見れば殆ど皆な空中の楼閣である。」  津田左右吉「平民文学の隆盛時代」 「政治のおしえ道徳

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システム対抗とコンフリクト-20世紀:対抗システムの追求とその失敗/21世紀:成否の彼方の対抗nonシステム-

著者: 岩田昌征

以下の論稿は、2015年10月24日(土)、法政大学市ヶ谷キャンパスで催された「社会・経済システム学会」第34回大会での記念講演である。 ロシア十月革命百周年である。 ここに提示する私の記念講演は、ロシア二月革命よりも十

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海峡両岸論 第84号 2017.11.12発行 - 中台の現状維持はいつまで続くのか 習近平も描けない統一時間表 -

著者: 岡田 充

  中国共産党の第19回党大会(10月18-24日)で、習近平総書記(写真 10月26日付人民日報一面)は、建国百年を迎える今世紀半ば(2049年)に、中国を「世界トップレベルの総合力と国際的影響力を持つ強国」にする野心

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11・26 安川寿之輔さんを囲んだ討論会のご案内

著者: 鈴木一郎

 討論塾は、「討論なしには民主主義はあり得ない」という信念のもとに、討論、論争、対話がすっかり姿を消してしまっている現在の言論界の状況に抗して、新しい言論空間を構築するために、思想・主張・立場などを異にする多様な人々が、

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