*思想史講座「未完のナショナリズムー津田『我が国民思想の研究』を読む」 *だれでも。いつからでも聴講できる思想史講座です。 *10月から「未完のナショナリズム」というタイトルで新講座を出発させます。この講座では津田左右吉
本文を読むスタディルームの執筆一覧
9.21 日銀会合・「予測が経済を変える」黒田日銀理論の逆襲 なぜ人々は投資・消費を控えるか?
著者: 矢沢国光2013年4月にはじまった黒田日銀のリフレ政策の要は、「人々の経済予測をデフレ予測からインフレ予測に変えることによってデフレから脱却する」という「明るいフォワード・ルッキング(将来予測)の形成」であった。 それから2年間
本文を読む仁斎という問題・3 近世日本の思想革命
著者: 子安宣邦1 仁斎の思想革命 仁斎が「最上至極宇宙第一」という『論語』に冠せた八文字によって思想革命をいうものは私以外にはいない。多くはその八文字に仁斎の『論語』尊重の心を見るにすぎない。ただ吉川幸次郎だけは比較的に立ち入った理解
本文を読む9/24現代史研レジュメ:アダム・スミス『哲学論文集』と 中項 問題 -田中正司著『アダム・スミスの経験論-イギリス実践的範例ー』を読む
著者: 内田弘アダム・スミス『哲学論文集』と中項問題 田中正司著『アダム・スミスの経験論-イギリス経験論の実践的範例-』を読む 現代史研究会2016年9月24日(土) 明治大学リバティタワー1076号 内田 弘 (専修大学名誉教授)
本文を読む仁斎という問題・1「宣長問題」から「仁斎問題」へ
著者: 子安宣邦1「宣長問題」 私はかつて「宣長問題」とは何かを論じたことがある。それは加藤周一が「ハイデガー問題」に擬して「宣長問題」をいったことへの批判としてであった[1]。加藤がいう「宣長問題」とは次のような「宣長における謎」を指
本文を読む意外性の言語学
著者: 宇波彰アメリカの言語学者ノーム•チョムスキー(1928〜)は、反戦運動家としても知られている。言語学者としては、すでに1950年代までに「生成文法」の理論によって言語学に革命をももたらしたといわれている。「生成文法」について
本文を読む海峡両岸論 第70号 2016.09.09発行 - 中国公船の侵入は何だったのか 尖閣紛争、国有化から4年 -
著者: 岡田 充日本政府が尖閣諸島(中国名 釣魚島)を国有化してから9月11日で4年。この8月には、中国漁船と公船が大挙して周辺海域に入り(写真 海上保安庁HPから)外交問題に発展した。「大挙侵入」の理由と背景はナゾに包まれたまま、大
本文を読む対象の束と歴史的動き:『「大正」を読み直す』私論
著者: 髭 郁彦時代は新たな希望を作り出すものであると共に、時代は掛け替えのないものを抹殺するものでもある。それが、子安宣邦氏の『「大正」を読み直す――幸徳・大杉・河上・津田、そして和辻・大川』(藤原書店、2016、以下サブタイトルは省
本文を読むヒトラーによる憲法破壊と安倍政権がたどる道――私たちは歴史から何を学ぶのか?
著者: ピースフィロソフィー/池田浩士池田浩士: ヒトラーによる憲法破壊と安倍政権がたどる道 ――私たちは歴史から何を学ぶのか?Ikeda Hiroshi: Hitler’s Dismantling of the Constitution and
本文を読む価値”概念”の迷妄
著者: ブルマン!だよね中野@貴州さんから大黒弘慈氏の近著についての感想が投稿されている。私自身はま だこの著作を手にしていないので本格的な論考は出来ないが、感想文を拝見した範囲 で簡単にコメントする。 第一に言いたいのは、これまでもなんどか指
本文を読むロシアの特殊性 (下)
著者: 塩原俊彦「神」を守る「チェーカー」 このロシアの「神」を守り抜く役割を果たしのが「チェーカー」ということになる。1917年12月、人民コミッサールソヴィエトが反ボリシェヴィキのストライキやサボタージュに対抗するために「反革命・サ
本文を読むロシアの特殊性 (上)
著者: 塩原俊彦2016年後半は、安倍晋三首相とウラジミル・プーチン大統領との北方領土問題をめぐる駆け引きがマスメディアでも注目されることになるだろう。だが、この問題への近視眼的なアプローチが気にかかる。ロシアを知るには、もっと長い目で
本文を読む第296回現代史研究会 テーマ: 「アダム・スミスの哲学的視座-ヒューム、アリストテレス、カントに関連させて」(仮題)
著者: 現代史研究会日時:9月24日(土)1:00~5:00 場所:明治大学・駿河台リバティタワー1076号(7F) JR「御茶ノ水」駅から徒歩5分、もしくは都営地下鉄「神保町」駅から徒歩5分 テーマ: 「アダム・スミスの哲学的視座-ヒュー
本文を読む張一兵『レーニンへ帰れ』出版記念会
著者: 中野@貴州中野@貴州です。皆さまの参加をお待ちしております。 張一兵『レーニンへ帰れ』出版記念会 京都会場 日時:9月15日(木)17時より 場所:キャンパス・プラザ 連絡先:新開純也(090‐3267‐4278) 東京会場 日時
本文を読む不気味なエクリチュール
著者: 髭 郁彦6月11日から7月3日まで三鷹市美術ギャラリーで太宰治資料展Ⅱが開催されていた。展示物の中に「水仙」と名づけられた太宰の油絵があった。それは薄気味悪さや違和感を覚えるものである一方で、哀れさと儚さを内包しているような不思
本文を読む今村仁司『交易する人間』を再読する
著者: 宇波彰すぐれた思想家であった今村仁司(1942~2007)が亡くなって、まもなく10年になる。彼が2000年に刊行した『交易する人間』が、最近になって講談社学術文庫として再刊された。この機会に本書の意義を考えたい。 「交易」
本文を読む海峡両岸論 第69号 2016.08.16発行 - 国際政治から南シナ海紛争を読む 仲裁裁定と今後の中国外交 -
著者: 岡田 充南シナ海紛争で、中国が管轄権を主張してきた「九段線には法的根拠がない」とする仲裁裁判所(写真 裁定内容を伝える同裁HPから)の裁定(7月12日)が下った。北京は裁定受け入れを拒否したものの、噂された国際海洋法からの離脱
本文を読むアジア的専制のイデオロギーとしての法家思想
著者: 中野@貴州PDFダウンロード: アジア的専制のイデオロギーとしての法家思想 (画像右上隅をクリックすると拡大ポップアウトします。またポップアウト画面の上部バーにPDF展開ボタンがあります) https://chiky
本文を読む情況的発言:「邦に道なし」
著者: 子安宣邦ミュンヘンのホーエンツォレルン通りを見下ろす一室に着いて一週間がたった。この部屋で私はもっぱら仁斎『論語古義』の現代語訳原稿の整理に励んでいる。「公冶長」と「雍也」の二篇の原稿整理を終えた。日本でやったら二月も三月もかか
本文を読む日本会議について
著者: 髭 郁彦近代国家が成立して以降、どんな時代にも、どんな国の中にも、愛国心の重要性を叫ぶ思想は存在していた。また、愛国心をイデオロギー的中核とし、自国中心主義を主張する思想も存在していた。それゆえ、日本における反共産主義を基盤とし
本文を読む情況的発言:安倍と「日本会議」をめぐる2題
著者: 子安宣邦「9条は日本人の文化だ」—この質の悪い寝言 憲法の第9条はすでに日本人の無意識に根差す「文化」なのだから、安倍らによるこの改正の企図は挫折せざるをえないという、きわめて耳障りな寝言が朝日新聞(6月14日)の一面全部を埋め
本文を読む「SGCIME刊行シリーズ完結記念会」のご案内(再)
著者: 河村哲二先日ご案内いたしました、「SGCIME刊行企画(9巻10冊)完結記念祝賀会」につきまして、再度のご連絡です。先日来、同会の準備を進めてきましたが、第Ⅰ部のご講評をいただく方々(5名)が決まり、シンポジウムに近い形にて開催
本文を読む柄谷行人と「帝国」論の隘路 ――ウィットフォーゲルとマルクスの間で(下)
著者: 石井知章8.中国革命と「アジア的復古」 旧帝国で起こった二〇世紀の代表的革命が中国の革命であるが、柄谷にとって「高次の回復」の意味で重要なのは、「近代的」国民国家を目指した孫文の「辛亥革命」ではなく、ここでもまた、それとはまった
本文を読む柄谷行人と「帝国」論の隘路 ――ウィットフォーゲルとマルクスの間で(中)
著者: 石井知章4.交換様式と世界システムの隘路 そもそも柄谷によれば、社会構成体が複数の「交換様式」によって形成されているということは、あくまでもそれが一つの社会構成体であり、かつ現実には単独で存在するのではなく、他の社会構成体との関
本文を読む2016年7月16日報告資料 「ゾルゲ事件と伊藤律――歴史としての占領期共産党」
著者: 加藤哲郎「本稿は以下の催し物の報告資料です。 出版記念シンポジュウムのお知らせ 『父・伊藤律 -ある家族の「戦後」-』(伊藤淳著・講談社) 日 時:7月16日(土) 午後1時~5時 会 場:明治大学リバティタワー 12階 112
本文を読む柄谷行人と「帝国」論の隘路 ――ウィットフォーゲルとマルクスの間で(上)
著者: 石井知章「わがヨーロッパの反動派が、すぐ目の前に迫っているアジアヘの逃亡のさい、ついに万里の長城にたどりつき極反動と極保守主義の堡に通じる門前にたったとき、門の上に次の文字をみないと誰が知ろう――中華共和国・自由、平等、友愛」(
本文を読む二項対立図式の罠
著者: 髭郁彦6月23日に行われた国民投票の結果、イギリスがEUを離脱することが決定した。この結果が政治的、経済的、社会的に見て、計り知れないほどの大きな影響を世界に与えると至る所で語られている。政治学者でも、経済学者でも、社会学者で
本文を読むSGCIME刊行企画(9巻10冊)完結記念祝賀会についてのお願い
著者: 河村哲二今回、SGCIME(マルクス経済学の現代的課題研究会)の出版企画9巻10冊シリーズが完結いたししました。これを記念してSGCIME主催の記念祝賀会を開催をいたす運びとなりました。本シリーズは、1970年代を
本文を読む海峡両岸論 第68号 2016.06.22発行 - 台湾人意識の深層を解剖 「台湾と尖閣ナショナリズム」を推す -
著者: 岡田 充中国の大国化とともに、台湾で「台湾人アイデンティティ」が強まっている。多くの民意調査の結果はそれを裏付けているし、台湾独立を党綱領にうたう民主進歩党(民進党)政権の誕生を、台湾人意識の文脈から説明するメディアも多い。台
本文を読む本日(6/18)現代史研究会:廣松思想の根本概念─関係論と物象化論(ご案内とレジュメ)
著者: 日山紀彦第295回現代史研究会 日時:6月18日(土)1:00~5:00 場所:明治大学・駿河台校舎研究棟2階第9会議室 JR「御茶ノ水」駅から徒歩5分、もしくは都営地下鉄「神保町」駅から徒歩5分 テーマ: 「廣松思想の根本概念
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