鳩山首相退陣の意味 ―御用メディアに騙されてはならない―

著者: 半澤健市

 10年6月2日に鳩山由紀夫首相・小澤一郎民主党幹事長の心中的退陣が起こった。  この意味を、半世紀あるいは一世紀を遡りことの次第を論じたい。  八カ月前の09年9月に「政権交代」が起こった。二大政党時代の到来と喧伝され

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田口卯吉:「日本のスミス」はどこにいるか――先人の営みから――(2)

著者: 野沢敏治

 田口卯吉、この名は高校の日本史の授業で聞いたことがあるだろう。田口は明治の文明開化期にあって自由貿易を説いた人である。自由貿易と言えば、アダム・スミス。だから彼は「日本のスミス」と称された。私も最初はそんなものかと受け

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日米関係で鳩山への言及なし─鳩山辞任、米政府公式反応

著者: 鈴木顕介

 鳩山首相の辞任表明を受けたアメリカ政府当局者の公式反応は、時差の関係から、現地時間が6月1日夜であったため、日本時間3日(現地時間2日)になってから出された。ホワイトハウスの報道官声明と大統領専用機内でのやりとり、国務

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政治家が決断すること、あるいはする時

著者: 三上 治

 政治家、とりわけ総理大臣のようなトップにある人間は孤独であり、誰にも相談することなく決断の必要があると言われる。政治における決断を重視したのは政治学者のK・シュミットであるが、政治的ドラマはこの決断をめぐって現れる。鳩

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「鳩山由紀夫首相が退陣表明」「小沢一郎幹事長も辞任―後継首相は菅直人副総理軸に4日中に選出へ」

著者: 瀬戸栄一

 鳩山由紀夫首相が2日午前、退陣を表明した。実力者の小沢一郎民主党幹事長も同時に辞任した。後継首相には菅直人副総理兼財務相がいち早く意欲を示しており、後継者は4日に開かれる同党両院議員総会で新代表に選出され、衆院本会議で

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50年前の争点「安保」を7月参院選で問い、「存在の耐えられない軽さ 」内閣から訣別を!

著者: 加藤哲郎

 今からちょうど50年前の日本は、20世紀最高の政治的高揚の中にありました。いわゆる60年安保闘争です。5月19日深夜、岸信介首相と自民党は、国会に警察官を導入して社会党議員を排除し、改訂安保条約を単独強行採決、以後国会

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6月20日(日)シンポジウム、6月15日(火)記念行事等の案内

著者: 9条改憲阻止の会

連帯・共同ニュース2010年5月31日 第57号 6月20日(日)シンポジウム、6月15日(火)記念行事等の案内 ■ 9条改憲阻止の会は毎年6月15日の前後に集会をやってきました。安倍政権の憲法改悪の動きに対抗してこの会

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「善良な市民感覚」と言い切れるか― 検察審査会の「小沢氏起訴相当」議決

著者: 池田龍夫

 小沢一郎・民主党幹事長の「政治資金疑惑」が新たな展開をみせ、一年余燻り続けている〝政治とカネ〟の行方が注目される。東京地検再度の事情聴取や衆院政治倫理審査会での小沢氏の説明によって、〝真相解明〟の道が開けるだろうか。

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2010/6/23 沖縄敗戦65周年・映画と講演の夕べ

著者: 「ぬちがふう」製作上映事務局+現代史研究会

「沖縄敗戦65周年・映画と講演の夕べ」 沖縄・朝鮮・日本 ~従軍慰安婦・集団自決から辺野古へ 1,映画上映「アリランの歌」 2,映画上映「ぬちがふう」(準予告編)  3,講演 映画監督 朴寿南(パクスナム) 会場: 明治

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宮崎県「口蹄疫」被害と芸能人知事・議員の横行

著者: 伊東恵介

 宮崎県で発生し、ひろがっている家畜の伝染病、「口蹄疫(こうていえき)」被害が止まらず、その影響が深刻になっている。 <宮崎県、国の対応は後手>  宮崎牛拠点で「口蹄疫」の疑いが出たのは、今年の4月20日、宮崎県都農町で

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