ミャンマー、軍事独裁者からの勲章受ける ―日本の政治の現状映し出す

著者: 野上俊明

 唖然とするような出来事である。大量虐殺の血で汚れ、中露といくつかの国を除く国際社会から、戦争犯罪や人道に対する罪で告発され、轟轟たる非難を浴びるミンアウンライン軍事政権。彼ら自身の策定した憲法によれば、この1月で非常事

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「竹の檻」に閉じ込められた気の毒な人たちを思う。

著者: 澤藤統一郎

(2023年2月23日)  天皇誕生日である。もちろん、少しも目出度い日ではない。国民の権威主義的社会心理涵養を意図したマインドコントロール装置に警戒を自覚すべき日である。人を生まれながらに貴賤の別あるとする唾棄すべき思

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HOWS講座 周恩来の生涯と思想  ──中国の革命と建設における周恩来の足跡から考える  講師=村田忠禧(横浜国立大学名誉教授)

著者: HOWS受講生

  日本語版『周恩来の足跡』出版に当たって 、監訳者である村田忠禧氏にご報告していただく。原書の李海文主編『周恩来伝略』(四川人民出版社,2021年6月出版)は、周恩来研究第一人者の李海文を筆頭に8名(いずれも

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政党は国民と市民社会の中に存在している、別世界にいるのではない、共産党党首公選問題を考える(その1)

著者: 広原盛明

 京都はいま大揺れに揺れている。志位共産党委員長に対する異議申し立てをした松竹伸幸氏と鈴木元氏の二人がいずれも京都ゆかりの人物であるからだ。京都は「大学のまち」であり、蜷川府政の伝統もあってリベラルな知識人が多い。かく言

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青山森人の東チモールだより…東チモールを侵略した日本は戦後補償をせよ

著者: 青山森人

歴史を直視しない日本 今年もまた「2月20日」がやって来ました。「2月20日」は、日本軍が東チモールの侵略を開始した日として東チモールの歴史に刻印されています。 日本時間1941年12月8日、日本軍が真珠湾を攻撃したのち

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プーチンの演説に耳を傾け、違和感なく受け容れるロシア国民。

著者: 澤藤統一郎

(2023年2月22日)  もうすぐ、ロシア軍がウクライナに軍事侵略を開始して1年になる。昨21日、プーチン大統領は、戦争開始後初めての年次教書演説をした。  そこで彼はこう語ったと報道されている。  「彼らが戦争を始め

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二十世紀文学の名作に触れる(55) パステルナークの『ドクトル・ジバゴ』――二十世紀最大の大河ロマン

著者: 横田 喬

 1960年にノーベル文学賞を受けた旧ソ連の作家ボリス・パステルナーク(1890~1960)の代表作は『ドクトル・ジバゴ』だ。第一次世界大戦とロシア革命という波乱万丈の時代を背景に、無類に個性的な医師ジバゴと薄幸の美女ラ

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〈平和に対する罪〉こそ最大限公平に――ゼマン・チェコ大統領から学ぶ――

著者: 岩田昌征

 ベオグラードの日刊紙『ポリティカ』(2023年1月30日)の第一面と第四面にチェコ大統領ミロシュ・ゼマンが29日、ベオグラードの二コラ・テスラ空港に到着した事を報じていた。出迎えるヴゥチチ大統領。親密な二人の様子が第一

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スペインでは性別変更が自由になった。我が国の「性同一性障害特例法」では…。

著者: 澤藤統一郎

(2023年2月21日)  BBCと共同が伝える記事に驚いた。スペイン議会は、今月16日に「16歳以上の国民が法律上の性別変更の手続きをする際に診断書を不要とする法案を賛成多数で可決した。表決は191対60だった」という

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総がかり行動実行委が国会請願署名を開始 大軍拡と大増税に抗して

著者: 岩垂 弘

 護憲団体が結集する「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」が、2月14日から、新しい国会請願署名運動を始めた。新署名のタイトルは「平和、いのち、くらしを壊す大軍拡、大増税に反対する請願署名」で、署名の宛先は

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いつまでも基地のない平和な石垣島を!大軍拡予算通すな!2.22官邸前行動へ

著者: 杉原浩司

馬毛島基地建設の本体工事の強行着工に続いて、石垣島の自衛隊基地開設とミ サイル発射機・弾薬の搬入が迫っています。いずれは12式地対艦誘導弾の長射 程型に置き換わり、憲法違反の敵基地攻撃ミサイルの基地となります。 当初計画

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追悼 伊藤誠さん  広西元信『資本論の誤訳』をめぐって

著者: 村岡到

 伊藤誠さんが二月七日に急性心筋梗塞で亡くなった。八六歳。年賀状をいただき長野に転居したことを知ったばかりだったので驚いた。  伊藤さんとは一九七九年にいいだももが主導していた季刊『クライシス』が刊行されるようになった時

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島々を戦場にしないで! ミサイルより戦争回避の外交を! 石垣島の市民連絡会が意見広告への賛同を募る

著者: リベラル21

 沖縄県石垣市の「石垣島に軍事基地をつくらせない市民連絡会」が、3月中旬をめどに地元紙の八重山毎日新聞、八重山日報、沖縄タイムス、琉球新報に意見広告を掲載することになり、それへの賛同を募っています。  同連絡会によると、

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どうする高齢者!どうすればいいのか(2)ルーブルや大英博物館職員がストできるのは

著者: 内野光子

 どうする家康、どころではない。  前の記事で述べたように、年金支給開始を段階的に62年から64年にしようとするフランスのマクロン政権は、大規模な反対運動に立ち往生している。反対運動を続ける市民たちに、私は少なからず心動

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SJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】516 LGBT万歳!

著者: 平田伊都子

 「見るのもいや!」と、元総理秘書官荒井さんが同性愛者のことを言いました。 筆者は全然いやじゃないです!!  荒井さんが嫌いでも、世の中にはそういう愛の形が存在するのです。 同性愛を認めて荒井さんを首にした岸田総理なんだ

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