「経済民主主義」による企業統治をめざして―― トマ・ピケティと斎藤幸平の思考の違いについて ――

著者: 高木雄郷

 日本でも、コロナ禍で企業の不正や不祥事、格差・差別、各種のハラスメントなど労働社会問題が相次ぐ中、こうした事態を払拭するための企業統治の改革論議が大きなうねりをみせている。とりわけ市場万能と資本優位の新自由主義のもとで

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本日28日に岸田政権が原発束ね法案を閣議決定する様です

著者: 松久保/木村(雅)

本日28日に岸田政権が原発束ね法案を閣議決定する様です。 17日の岸田首相の指示(添付東京新聞記事)は何だったのでしょうね。 先週22日に規制委で「第1回高経年化した発電用原子炉の安全規制に関する検討チーム」をやったばか

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ピタリと止んだ共産党機関紙「赤旗」の〝松竹除名問題キャンペーン〟「撃ち方止め!」との号令が天から下ったからか、共産党党首公選問題を考える(その2)

著者: 広原盛明

 松竹伸幸氏の『シン・日本共産党宣言、ヒラ党員が党首公選を求め立候補する理由』(文春新書)が1月19日に刊行されて以来、共産党が機関紙「赤旗」で(機関銃のように)連日繰り広げてきた〝松竹除名問題キャンペーン“がこのところ

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【緊急】安住国対委員長・逢坂筆頭理事・長妻政調会長に大至急FAXを!~立憲は徹底抗戦と組み替え案の共同提出を(&28日の緊急座り込みへ)

著者: 杉原浩司

トマホークミサイル一括購入費(関連器材費含め計3000億円超!)を含む巨額 の「敵基地攻撃兵器」導入費を盛り込んだ6兆8000億円超の軍事費を含む2023 年度予算案は、審議が荒れないまま、明日2月28日にも衆議院通過(

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Let’s Join Hands 2月26日 添付1点  「食の安全を守る人々」 こんな映画です!

著者: 江口千春

<映画紹介>「食の安全を守る人々」 本日、「まなびつなぐ広場」で上映されました。多くの人にこの映画を見てほしい!と思い情報をPDFにしました。 わが子の病気(アレルギー、自閉症の症状)に直面し原因と影響を追究。遺伝子組み

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忘れてはならない。忘れさせられてはならない。ビキニも第五福竜丸の被ばくも、そして「2・26」も。

著者: 澤藤統一郎 

(2023年2月26日)  昨日、公益財団法人第五福竜丸平和協会の役員懇談会。来年2024年は、ビキニ事件・第五福竜丸被ばくから70年になる。その翌々年2026年は、展示館開館50周年。どのような基本理念で、どのような企

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二十世紀文学の名作に触れる(56) 『ドクトル・ジバゴ』のパステルナーク――旧ソ連での最初の反体制活動作家

著者: 横田 喬

 パステルナークは1958年、ノーベル文学賞を受けた。授賞理由は「現代風の抒情的な詩、および大ロシアの歴史的伝統に関する分野における、彼の重要な功績に対して」。ソ連国内では当時、『ドクトル・ジバゴ』の内容はロシア革命を批

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SJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】517 47周年SADRサハラウィ・アラブ民主共和国

著者: 平田伊都子

 明日2月27日は、SADR(サハラウィ・アラブ民主共和国)の建国記念日です。 47回目になるこの日を、今年もまたアルジェリア西部の難民キャンプで迎えてしまいました。  バイデン米大統領がキーウを訪問し、プーチン露大統領

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書評・ 斎藤幸平『『ゼロからの資本論』』   知識人のコミュニズムから 普通の労働者[プロレタリアート]のコミュニズムへ

著者: 矢沢国光

 共産主義 コミュニズム には昔から二つの考え方がある―― 「理想的な共同体」とする説と、有害な資本主義を乗り越えた「脱資本主義社会」という説である。  「共同体」説は、「原始共産制」という言葉もあるように、階級のなかっ

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(399)

著者: 本間宗究(本間裕)

中国共産党のマルクス主義的中華思想 現在の中国共産党は「マルクス主義的中華思想」を抱いている状況とも思われるが、具体的には、「1917年から1991年まで、ソ連が信奉していた共産主義」と「中国古来の中華思想」が結びついた

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ミャンマー、軍事独裁者からの勲章受ける ―日本の政治の現状映し出す

著者: 野上俊明

 唖然とするような出来事である。大量虐殺の血で汚れ、中露といくつかの国を除く国際社会から、戦争犯罪や人道に対する罪で告発され、轟轟たる非難を浴びるミンアウンライン軍事政権。彼ら自身の策定した憲法によれば、この1月で非常事

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「竹の檻」に閉じ込められた気の毒な人たちを思う。

著者: 澤藤統一郎

(2023年2月23日)  天皇誕生日である。もちろん、少しも目出度い日ではない。国民の権威主義的社会心理涵養を意図したマインドコントロール装置に警戒を自覚すべき日である。人を生まれながらに貴賤の別あるとする唾棄すべき思

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HOWS講座 周恩来の生涯と思想  ──中国の革命と建設における周恩来の足跡から考える  講師=村田忠禧(横浜国立大学名誉教授)

著者: HOWS受講生

  日本語版『周恩来の足跡』出版に当たって 、監訳者である村田忠禧氏にご報告していただく。原書の李海文主編『周恩来伝略』(四川人民出版社,2021年6月出版)は、周恩来研究第一人者の李海文を筆頭に8名(いずれも

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政党は国民と市民社会の中に存在している、別世界にいるのではない、共産党党首公選問題を考える(その1)

著者: 広原盛明

 京都はいま大揺れに揺れている。志位共産党委員長に対する異議申し立てをした松竹伸幸氏と鈴木元氏の二人がいずれも京都ゆかりの人物であるからだ。京都は「大学のまち」であり、蜷川府政の伝統もあってリベラルな知識人が多い。かく言

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青山森人の東チモールだより…東チモールを侵略した日本は戦後補償をせよ

著者: 青山森人

歴史を直視しない日本 今年もまた「2月20日」がやって来ました。「2月20日」は、日本軍が東チモールの侵略を開始した日として東チモールの歴史に刻印されています。 日本時間1941年12月8日、日本軍が真珠湾を攻撃したのち

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プーチンの演説に耳を傾け、違和感なく受け容れるロシア国民。

著者: 澤藤統一郎

(2023年2月22日)  もうすぐ、ロシア軍がウクライナに軍事侵略を開始して1年になる。昨21日、プーチン大統領は、戦争開始後初めての年次教書演説をした。  そこで彼はこう語ったと報道されている。  「彼らが戦争を始め

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二十世紀文学の名作に触れる(55) パステルナークの『ドクトル・ジバゴ』――二十世紀最大の大河ロマン

著者: 横田 喬

 1960年にノーベル文学賞を受けた旧ソ連の作家ボリス・パステルナーク(1890~1960)の代表作は『ドクトル・ジバゴ』だ。第一次世界大戦とロシア革命という波乱万丈の時代を背景に、無類に個性的な医師ジバゴと薄幸の美女ラ

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〈平和に対する罪〉こそ最大限公平に――ゼマン・チェコ大統領から学ぶ――

著者: 岩田昌征

 ベオグラードの日刊紙『ポリティカ』(2023年1月30日)の第一面と第四面にチェコ大統領ミロシュ・ゼマンが29日、ベオグラードの二コラ・テスラ空港に到着した事を報じていた。出迎えるヴゥチチ大統領。親密な二人の様子が第一

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スペインでは性別変更が自由になった。我が国の「性同一性障害特例法」では…。

著者: 澤藤統一郎

(2023年2月21日)  BBCと共同が伝える記事に驚いた。スペイン議会は、今月16日に「16歳以上の国民が法律上の性別変更の手続きをする際に診断書を不要とする法案を賛成多数で可決した。表決は191対60だった」という

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