「欧州人権裁判所と旧有産者階級―セルビアとポーランドの再私有化実例―

著者: 岩田昌征

ベオグラードとワルシャワの再私有化 バルカンのセルビア共和国の首都ベオグラードや中央ヨーロッパのポーランドの首都ワルシャワを訪ねるたびに、いやな光景を見ざるを得ず心が楽しまない。社会主義から資本主義への、共産党体制から自

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晋三に「ご飯論法」ありて、進次郎に「小泉進次郎構文」あり。

著者: 澤藤統一郎

今話題の旬の政治家と言えば、まずは安倍晋三。次いで、麻生太郎と小泉進次郎。もちろん良い意味での話題性ではない。政治家の話題がその愚かさやぶざまさに集中せざるを得ない事態なのだ。民主制そのものの危うさをさえ物語っている。

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(250)

著者: 本間宗究(本間裕)

顕教と密教 「老子」に「知る者は言わず、言うものは知らず」という言葉があるが、私自身としては、「長年、この言葉の理解に苦しんできた」という状況でもあった。つまり、「真理を知ること」と「真理を語ること」の間には、「それほど

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護憲団体と改憲・自民党が“草の根”の対決へ  両陣営とも世論の喚起に躍起

著者: 岩垂 弘

 護憲団体が結集する「安倍9条改憲NO!全国市民アクション」が、新しい署名運動を始めた。新署名のタイトルは「安倍9条改憲NO! 改憲発議に反対する全国緊急署名」で、東京で2月6日に開いた署名スタート集会には市民や野党代表

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東京都知事・都議会議長宛て「江東区にカジノはいらない」署名にご協力を

著者: 中瀬勝義

「江東区にカジノはいらない」署名は 江東区長への要請・江東区議会議長への陳情を 署名1000筆で要請・陳情しました。 皆様のご協力に感謝します。 なお、次のステップとして 1月26日「カジノいらない!東京連絡会」総会を踏

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明治維新の近代・18  「天皇の本質的意義に変わりはない」―和辻哲郎『国民統合の象徴』を読む

著者: 子安宣邦

「国民の全体意志に主権があり、そうしてその国民の統一を天皇が象徴するとすれば、主権を象徴するものもほかならぬ天皇ではなかろうか。国民の統一をほかにして国民の全体意志は存しないであろう。かく考えれば「日本国民なるものが統治

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海峡両岸論 第111号 2020.2.20発行 - 習指導部の統治揺さぶる新型肺炎 地方幹部切り、防戦に必死 -

著者: 岡田 充

 中国・武漢で発生した新型コロナウィルス新型肺炎(COVID19)は、世界的規模で感染が拡大。死者数は重症急性呼吸器症候群(SARS)の二倍を超えた。中国全土で生産活動が停滞し、サプライチェーン(供給網)への打撃は、世界

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コロナ・ウイルスの中南海への浸透度は?―新型肺炎と習近平政治

著者: 田畑光永

 2月18日の中国政府の発表によれば、中国のコロナ・ウイルス肺炎の感染者は7万2436人、死者は1868人に達したということである。この後、その数字はさらに増えるのか、それともそろそろヤマを越えて終息に向かうのかが世界の

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えっ? そっちのホテルは、忖度のサービスは無しってか。

著者: 澤藤統一郎

昨日(2月17日)の衆院予算委員会質疑は苦しかった。ホテルニューオータニの方は、事前に丸め込んでおいたから、まあ、何とかボロを取り繕ってここまできたが、ANAインターコンチネンタルには十分な手当をしてこなかった。手薄のと

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ドイツ通信第152号 この間の2カ月(4)ドイツ戦後民主主義がファシストの手に落ちた日

著者: T・K生

2020年2月5日の日付は、後世のドイツ歴史学・政治学史に書き加えられることは間違いのないところでしょう。 〈ドイツ戦後民主主義がファシストの術中に落ちた日〉として。 事実経過から見ていきます。 2月5日、チューリンゲン

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トランプ大統領、最後の1年(8) 世界に対する最悪行のパリ協定離脱 次期大統領選翌日に発効

著者: 坂井定雄

 オバマ政権下の米国をはじめ世界の主要国のすべて196ヵ国が参加を表明した、気候変動抑制ための国際的枠組み(パリ協定)。2016年11月4日に正式発効した。しかし16年11月の米大統領選挙で勝利したトランプ大統領は、公約

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「建国記念の日」に寄せて―2月11日は私の正月1日―

著者: 岩田昌征

新年の礼楽といえば、近年はNHKテレビ中継のウィーンフィル「ニューイヤーコンサート」のようだ。多くの同朋がその音楽を心から楽しめるらしい。 ところで2月11日は旧「紀元節」、現「建国記念の日」だ。「紀元」、「建国記念」に

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2/22(土)村岡到「共産党はどうなるか?」(ロゴスの会研究会)@文京区民センター

著者: 紅林進

ロゴスの会の研究会「共産党はどうなるか?」のご案内   日本共産党は1月に第28回党大会を開催し、党綱領の改定などを行いましたが、同党を批判的に支持する村岡到氏が「共産党はどうなるか?」と題する報告をする下記研究会のご案

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■ティム・ロビンス「ドナルド・トランプに勝つ最良の候補がバーニー・サンダースです」

著者: 村上良太

  バーニー・サンダースがニューハンプシャー州での民主党予備選でも得票首位に輝いた。米報道番組「デモクラシー・ナウ!」ではバーニー・サンダースはトランプ現職候補に勝てるか?という設問で番組を作っているが、映画俳優のティム

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新体制のNHK経営委員会に、再度の意見と質問を申しあげる。

著者: 澤藤統一郎

去る1月10日、NHK経営委員会に赴き、「新体制のNHK経営委員会に対する意見と質問」書を提出してきた。同書面は、同日付けの当ブログに掲載した。当然に、深い反省が求められる新体制のNHK経営委員会に、反省の姿勢が見られな

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「著者と読者の対話」 ―吉田裕著 『日本軍兵士―アジア・太平洋戦争の現実』を読む―

著者: 半澤健市

 一つの読書会が『日本軍兵士』を読み、著者吉田裕氏を招いて「著者と読者の対話」を行った。本稿はその会合の報告である。 《読書会と著作の問題意識》  私(半澤)が属しているその読書会は、中江兆民の研究者松永昌三氏(以下人名

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