平和運動に生涯をささげた佐藤行通師逝く - 日本の運動の国際化に貢献 -

著者: 岩垂 弘

 「まるで平和運動の一時代の終了を告げるかのような訃報だ」。私がその訃報に接した時、とっさに脳裏に浮かんできた感慨はそのようなものだった。日本山妙法寺の僧侶で平和運動家だった佐藤行通(さとう・ぎょうつう)さん。3月1日に

本文を読む

周回遅れの読書報告(その53) 本を持たない生き方

著者: 脇野町善造

 「人生の店じまい」という言葉を最近聞いた。閉店ならば、たいていは「閉店セール」という割引販売がある。人生のそんなものがあるか、と考えてみた。多くの場合は「なにもない」。それでどうやって「店じまい」をしようというのであろ

本文を読む

花さそふ 嵐の庭の 雪ならで 散りゆくものは アベが身なりけり

著者: 澤藤統一郎

おや、お久しぶり。珍しくお散歩ですか。 上野の大寒桜は満開と聞きましてね。 大寒桜と陽光はもう見頃ですね。濃い紅色がみごとですよ。待ちかねた春が来たという喜びの色。 昨日の雨で洗われて空がきれいですから、花も柳も、よく映

本文を読む

腐りきった日本の「歴史の改竄・修正主義」とは何か? 一例としての西尾幹二氏のドイツ批判

著者: 梶村太一郎

日本からの情報によれば、このところ連日、東京の国会や首相官邸付近だけでなく全国各地で人々が森友問題で安倍内閣総辞職を要求して抗議活動が起こっているとのことです。 民主主義社会では権力の源泉は有権者であり、在住外国人や未成

本文を読む

『津島原発訴訟』法廷での澤藤大河要旨陳述

著者: 澤藤統一郎

志ある若手弁護士は、その時代にふさわしい「時代を映す事件」に取り組む。そのような事件の弁護団に飛び込む。かつては、公害事件であったり、薬害救済であったり、大規模消費者被害であったり、情報公開請求訴訟であったり。あるいは、

本文を読む

七〇年前に都留重人が書いたこと ―「官僚としての十ヶ月」を読む―

著者: 半澤健市

《日本最初の「経済白書」執筆者の官僚論》  第二次大戦前にハーバード大学へ留学し、碩学ヨーゼフ・シュンペーターに学んだ都留重人(つる・しげと、1912~2006)は、日本で最初に「経済白書」(「経済実相報告書」)を書いた

本文を読む

帰還者いまだゼローどうなるロヒンギャ難民の本国帰還

著者: 野上 俊明

 ロヒンギャ危機で国際社会におけるスーチー氏の名声は回復不可能なほど失墜し、その結果スーチー氏のニューズ・バリューも底知れず急落し、国際メディアに登場する機会は極端に減りました。しかし実際にはこれがスーチー氏の実力だった

本文を読む

青山森人の東チモールだより 第366号(2018年3月16日) - 領海画定条約は締結したが、パイプラインの行き先は未決定 -

著者: 青山森人

「国連海洋法条約」に基づく領海画定条約の締結 長い間、チモール海を挟んで向きあう二つの国・東チモールとオーストラリアの対立の種となっていた領海画定に決着がつきました。これら両国は領海(国境)画定にかんして達した基本合意に

本文を読む

財務省公文書偽造は「権力の私物化」を納税者が追いつめるチャンス!

著者: 加藤哲郎

2018.3.15 以下は、ある全国新聞の3月13日付け「主張」「公文書書き換え 国民への重大な裏切りだ 「信なくば立たず」忘れるな」です。長文ですが、引く意味があります。   「学校法人「森友学園」への国有地売却問題を

本文を読む

子どもたちが「香害」で苦しんでいます(下) シリーズ「香害」第6回

著者: 岡田幹治

 前回、「香害」に苦しむ二人の小学生を紹介しました。実はこの国の子どもは、生まれた直後から香りつき商品を使用されているのです。そして深刻な被害者は高校生にも、教師にもいます。 ◆生後2日から香りつき沐浴剤  いま多くの赤

本文を読む

市民や労働組合の抗議活動規制・弾圧に道を開く東京都迷惑防止条例改悪案

著者: 紅林 進

警視庁は、2018年第2回(今)都議会定例会に、「公衆に著しく迷惑をかける暴力行為等の防止に関する条例の一部を改正する条例案」(「東京都迷惑防止条例(改正) 案」)を提出するが、これは市民や労働組合の抗議活動を意図的に規

本文を読む

SJJA&WSJPO【西サハラ最新情報】252 <砂の壁>が分断、難民42年の望郷

著者: 平田伊都子

 「<砂の壁>が分断、難民42年の望郷」と題した記事が、今週発売中のAERA No・13号に載っています。 いつも西サハラ最新情報を見て下さっている読者の皆さまに、ざっと、記事の内容をお教えします。  写真は西サハラ国旗

本文を読む

やめよう再処理!とめよう核燃!首都圏連続講演会:2018年3月22日(東京)、23日(千葉)、24日(横浜)

著者: 太田光征

やめよう再処理!とめよう核燃!首都圏連続講演会をお知らせしますので、どうぞご参加ください。 六カ所再処理工場の完工はさらに3年間の延期 今がチャンス! * やめよう再処理!とめよう核燃!首都圏連続講演会 2018年3月2

本文を読む

「安倍政権はコンポストで肥料にすべき腐ったSushiである」ドイツでも森友公文書改竄の報道始まる

著者: 梶村太一郎

ドイツでようやく新連立政権が成立します 昨日、週明けの3月12日に、ようやく難航したドイツの新政権の連立協定が、3党の党首によって署名されました。国会での署名式に先立って新政権の党首たちがベルリンの連邦記者会議で長い記者

本文を読む

なぜ「森友文書・書き換え問題」が、最優先すべきトピックスなのか

著者: 野上 俊明

 新聞メディアによると、若い人の中には「書き換え問題」よりももっと重要な北朝鮮問題や貿易関税問題などがあるではないかと、森友問題を優先度の低いトピックスとみなすものがいるとのこと。世論の主流は公文書改ざんを国会、国民への

本文を読む

近頃の短歌メディア~どこへ行く?変わるのか、変わらないのか

著者: 内野 光子

いわゆる短歌総合雑誌や新聞はいくつあるのだろうか。私は、歌壇との縁も薄いし、寄稿などで登場することもめったにない。全部を購読する金銭的な負担や保存・整理する物理的な負担、何よりも全部を読み切れるかという不安もあって、恣意

本文を読む

アベ退陣を要求する。アベを退治して、憲法を救え。

著者: 澤藤統一郎

本郷三丁目交差点をご通行中の皆さま、こちらは「本郷・湯島9条の会」です。昼休みのこの時間に平和を守るための訴えをさせていただいています。少しの時間、耳をお貸しください。 「森友学園」への国有地売却をめぐる「決裁文書」の改

本文を読む