43 佐多稲子の絶交状 黒姫山の裾野にひろがるコスモスの花たちは、涼風に揺れていた。いちどきにこんなに多くの、色とりどりのコスモスを目にするのは初めてだ。夕方の高原を散策する人は多かった。わたしは新聞社をたずねた帰路、
本文を読む世界のノンフィクション秀作を読む(31) チャールズ・M・ダウティの『アラビア砂漠』(筑摩書房、小野寺健:訳) ――砂漠のアラブ族に関する第一で不可欠の宝典(上)
著者: 横田 喬上掲の英国人作家ダウティ(1843~1926)の著作について、かのアラビアのロレンス(1893~1935)は同書に寄せた序文で「砂漠のアラブ族についての唯一無二の宝典」とまで激賞している。ダウティはこの書物を完成するの
本文を読む本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(433)
著者: 本間宗究(本間裕)2008年と2023年との違い 「2023年8月15日」には、戦後の26年サイクルが示唆するとおりに、「中国版のリーマンショック」と呼ばれる事件が発生したが、この事実に関して注意すべき点は、「2008年と2023年との違
本文を読むNNAFJおしらせ
著者: ノーニュークス・アジアフォーラム・ジャパン事務局■ (30周年)ノーニュークス・アジアフォーラム in韓国 報告会 『韓国の原発推進と、福島原発事故の今、そして汚染水問題』 お話:藍原寛子(福島在住ジャーナリスト) 11月25日(土)14:30~(14:00開場) 大
本文を読む離日のキユーバ大使を合同送別会で送る 友好団体の8団体が
著者: 岩垂 弘間もなく帰国する駐日キューバ大使のミゲル・A・ラミレス氏の送別会が10月18日、東京・東麻布のキューバ大使館で行われ、日本側から政治、経済、スポーツ、文化など各界の関係者約60人が参列したが、これに先立つ9月20日には
本文を読むGlobal Head Lines:ガザ紛争についての海外論調(4)――ドイツの左派系日刊紙Tageszeitung 10/20の特集記事から
著者: 野上俊明ウクライナ戦争においてもそうだったように、ガザ紛争においても左翼とリベラル内部で見解が分かれている。日本でそれほど目立たないのは、見解の相違が小さいからではなく、現実政治における党派的エネルギーと同様、論争するだけの知
本文を読む報道機関がChatGPTをシャットアウト
著者: 藤澤豊Yahooニュースが八月二十九日付けでCNN Reliable Sourcesの記事「Closed to OpenAI」を配信してきた。 https://mail.yahoo.co.jp/u/pc/f/message/A
本文を読む中国、李国防相の解任ようやく公表 ― 習一強体制になにが起きているのか
著者: 田畑光永去る8月29日、北京での国際会議で発言して以来、ぱたっと姿を消し、国内メディアにも名前が登場しなくなってほぼ2か月、世界中が注目していた中国の李尚福国防相について、24日、習近平国家主席が「国防相と国務委員(副首相格)
本文を読むLet’s Join Hands 10月25日 添付1点 国連 即時停戦を要請 &注目記事から
著者: 江口千春国連安全保障理事会は24日、パレスチナ自治区ガザの情勢を協議する閣僚級会合を開きました。国連のグテレス事務総長はイスラエル軍のガザ空爆を非難し、即時停戦を要請しました。グテレス事務総長は、「中東情勢は刻々と悲惨さを増して
本文を読むGlobal Head LINES:ガザ紛争についての海外論調(4)――ドイツの左派系週刊紙wochentaz 10/22の特集記事から
著者: 野上俊明たいていは数紙に過ぎないとはいえ、いつも欧米のクオリティ・ペーパーを見て感じるのは、日本に比べればまだ現場の直の声を伝えることに努めているということ。現場の声といっても、そこには何をどう伝えるかに関し取材者の意思が働い
本文を読む文化勲章受章者、文化功労者は、いったい誰が決めるのか。
著者: 内野光子10月20日、政府は、7人の文化勲章受章者と文化功労者を発表した。21日の新聞は、話題性のある受章者のよろこびの声や文化勲章の川淵三郎、文化功労者の北大路欣也らは、写真入りのインタビュー記事が掲載されていた。学術・文化・
本文を読む共産党のもう一つの衰退現象
著者: 阿部治平―八ヶ岳山麓から(446)― さきの、第9回中央委員会総会での志位和夫幹部会委員長の挨拶は、著しい党勢後退のために焦慮に満ちたものになった。共産党はいま、党員、機関紙「赤旗」の読者、支持者の減少、それから来る財政難に悩
本文を読む2023/10/23 22:07 札幌10・22デモの報告
著者: 松元保昭Photo:アメリカ総領事前(札幌):80人ほどが駅前から大通り公園にデモ行進し、 その後約半数が地下鉄で領事館に駆けつけた。 10・22デモメッセージ 「テロ殲滅」は、世界を破滅に…
本文を読む経産省前脱原発テント座り込み日誌10月19日版
著者: 木村 雅英経産省前テントひろば、脱原発テント設置日(2011年9月11日)から1807日目(2016年8月21日)にテント強制撤去。2023年10月19日は、座り込み4,422目。これは、マハトマ・ガンディー「非暴力、不服従」の実
本文を読むGlobal Head LINES:ガザ紛争についての海外論調(3)――ドイツの公共放送「DWドイツの波」10/19の特集記事から
著者: 野上俊明はじめに 右派ないし極右派に属するであろう二人の論客の論争が目に留まった。元大阪市長で弁護士の橋下徹氏と、アラブ・スクール出の元外交官で。現在キャノン系シンクタンク主幹を務める宮家邦彦氏との「内部」論争である(22日
本文を読むフランシーヌとの再会
著者: 小原 紘韓国通信NO729 『フランシーヌの場合』という歌をおぼえていますか。1969年のフランスでベトナム戦争に抗議して若い女性が路上で焼身自殺をした。衝撃的な事件は日本にも伝えられこの反戦フォークが生まれた。歌手は新谷のり
本文を読む市民の無意識としての憲法九条と日米安保条約のワンセット
著者: 岩田昌征柄谷行人著『憲法の無意識』(岩波新書、2016年・平成28年)「1 憲法の意識から無意識へ」によれば、占領軍の命令で出来た「憲法九条が執拗に残ってきたのは、それを人々が意識的に守ってきたからではありません。もしそうであ
本文を読むお江戸舟遊び瓦版1000号/鎌田慧『忘れ得ぬ言葉』
著者: 中瀬勝義https://chikyuza.net/wp-content/uploads/2023/10/e5c7c25e9acfa58441ad3b175ce8e123.pdf 〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 https:
本文を読む「けーし風」関東読者の集い(11月)のご案内
著者: 小野 貴*日時 日時 11月11日(土) 14:00~17:00 *会場 RAKUNA秋葉原 〒101-0041 東京都千代田区神田須田町2丁目 パレドール神田 306号室 ※地図(添付もあり) https://drive.go
本文を読むSJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】551 少女の遺書-イスラエル産ホロコースト
著者: 平田伊都子2023年10月17日夜、ガザにあるアル・アハリ・アングリカン・エピスコパル・バプテスト病院をイスラエル軍が猛爆しました。 500人以上の死者が出たと、通信社などが発表しましたが、夜が明けて瓦礫の下から続々と重傷者が救
本文を読む青山森人の東チモールだより…この期に及んで技能実習制度を採用するとは!?
著者: 青山 森人廃止が決まった制度をなぜ採用するのか 日本の報道によると、10月18日、技能実習制度と特定技能制度の見直しを検討する政府の有識者会議(座長は国際協力機構[JICA]の田中明彦理事長)は、廃止が決まっている技能実習制度に代
本文を読むミャンマー軍事政権、貧すれば鈍する ―海外出稼ぎ者からも強制徴税
著者: 野上俊明6月、米財務省はミャンマーの、国営の貿易決済銀行2行(MFTBとMCIB)に対する制裁を発動し、国営企業が海外口座を通じて国際金融システムにアクセスし、そこから軍事政権への資金を引き出すことを抑えこみ、かつロシアからの
本文を読む世界のノンフィクション秀作を読む(30) 髙橋是清の『自伝』(1936年、千倉書房刊)――波乱万丈、数奇きわまる人生の述懐(下)
著者: 横田 喬◇森有礼氏の書生から大学南校の教師へ かくて、我々が横浜に着いたのは、明治元年の十二月。伝手があり、私ら帰朝生三人は森有礼さんにお世話を願うことになる。当時、森さんは洋行後に外国官権判事に任ぜられ、神田錦町住まい。当
本文を読む第四回 尾崎=ゾルゲ研究会
著者: 尾崎=ゾルゲ研究会事務局秋も深まり心地よい日和が続きますが、みなさまいかがお過ごしてしょうか。 さて、尾崎=ゾルゲ研究会では、来る11月9日、恒例の研究会を以下のような次第にて開催を予定しております。みなさまお忙しい中大変恐縮ではございますが、
本文を読む11/3(金・休)国会正門前憲法をいかす未来へ 11・3憲法大行動
著者: 戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会つなごう 憲法をいかす未来へ 11・3憲法大行動 日 時:2023年11月3日(金・祝)13:45~15:10 場 所:国会正門前 内 容: ・司会:吉田瑠都さん(平和を実現するキリスト者ネット) 13:45 オープニン
本文を読む本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(432)
著者: 本間宗究(本間裕)四種類の税金 「税金」に「四つの種類」が存在することは以前に説明したが、具体的には、「目に見える税金」と「目に見えないインフレ税」であり、また、「目に見える税金」が、「現在の税金」と「将来の税金」に分類され、そして、「目
本文を読む朝鮮と沖縄―脱植民地化の地平(2023年9月30日 那覇での朝鮮戦争停戦協定締結70周年シンポより) Korea and Okinawa – Horizon for Decolonization (from the symposium to commemorate the 70th anniversary of the Korean War Armistice)
著者: ピースフィロソフィー/乗松聡子Korean War Armistice) 2023年9月30日那覇市で開催された「朝鮮戦争から考える沖縄と東アジアの平和 休戦協定から平和協定へ」シンポジウムでの発表原稿を加筆修正したものを共有します。この少し短いバ
本文を読む世界のノンフィクション秀作を読む(29) 高橋是清の『自伝』(1936年、千倉書房刊)――波乱万丈、数奇きわまる人生の述懐(上)
著者: 横田 喬高橋是清(1854~1936)は戦前に日銀総裁~首相(政友会総裁)を務め、後に二・二六事件(当時は蔵相)で暗殺された知名な人物。幕末から明治初年にかけての明治維新の激動期に、僅か十三歳の身で海外勉学を志した異数の魂の面
本文を読む人権ネットワーク八幡 NEWS 10月7日
著者: 高坂徹https://chikyuza.net/wp-content/uploads/2023/10/20231020132351384.pdf
本文を読む子どもの「育ち」を応援する政策への基本の転換を ーー子どもの権利条例、実効的な実施の「しくみ」なし
著者: 長谷川孝相模原市の「子どもの権利条例」の実効性が〈あやしい〉と前稿で書きました。条例の存在感が薄いと指摘される現状を調べながら、その理由を充分に確認できないまま、〈あやしい〉とあいまいな書き方をしたのでした。 しかし、今回は
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