実効性があやしい「子どもの権利条例」の現状

著者: 長谷川孝

◆はじめに  相模原市が「子どもの権利条例」を制定して8年になります。  人権文化の咲き香る人権尊重のまちづくりにとって、子どもたちが自分自身の主人公(主権者)として育ち、シティズンシップの担い手となってくれることは、と

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Global Head Lines:フランクフルト・ブックフェアは政治的に始まる

著者: 荒井敏生

 ハマスのテロ攻撃は、フランクフルト・ブックフェアにも決定的な影響を与えた。 連邦首相に代わって出席したクラウディア・ロート大臣はイスラエルへの攻撃を強く非難した。  ドイツの、今年のブックフェア招待国スベロニアの、そし

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日本共産党第9回中央委員会総会について思うこと

著者: 阿部治平

―八ヶ岳山麓から(445)―  いま日本には左翼政党は共産党しかない。だがこの党は停滞というよりは衰弱している。革新リベラル派にとっても大きな問題である。共産党が社会党同様、このままずるずる自然死への道をずり落ちてゆくの

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Global Head LINES:ガザ紛争についての海外論調(2)――ドイツの公共放送「DWドイツの波」10/15の特集記事から

著者: 野上俊明

 イスラエル軍のガザ侵攻を目前に、中東地域はもちろん世界が緊張状態に入りつつある。侵攻が始まれば、ジェノサイドは避けがたく、かつ紛争の中東全体への波及も懸念される。そうしたなか、中東情勢にとかく疎い我々には、地域情勢の複

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犠牲者をこれ以上増やさないで ガザでの即時停戦と人質解放を求めます【 パレスチナ子どものキャンペーンからのお知らせ】

著者:

 空爆によりガザの街は焦土と化しています。人々は地上戦を前にして、封鎖された狭い地域、瓦礫の中を逃げまどうほかありません。障がい者や高齢者、妊婦や乳幼児はどうしているでしょう。  普通に生きたいと考えている人たちがこんな

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「雨の神宮外苑」(NHKTV2000年制作)について書いた後、知って驚くことばかり(2)~「内閣調査室」のこと

著者: 内野光子

 1952年、内閣官房に「内閣調査室」を立ち上げた時からのメンバー、志垣民郎については、以下の当ブログ過去記事でも紹介した。志垣が、最晩年に出版した『内閣調査室秘録―戦後思想を動かした男』(志垣民郎著 岸俊光編 文春新書

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「報道離れ」が増えているそうな ―ホントか? 問題はどこだ

著者: 田畑光永

 今週月曜日(16日)、『日本経済新聞』朝刊の「オピニオン」という特集ぺージに驚かされた。英『フィナンシヤル・タイムス』紙の記事が転載されていて、タイトルは「『報道離れ』にデータの力」。本文冒頭に「2017年に報道を避け

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Let’s Join Hands 10月17日 添付2点 「ガザ情勢」 子どもと話す民主主義

著者: 江口千春

◎15日トークイベント「こどもと話す民主主義」に参加しました。 大人が敷いたレールの上を子どもを走らせている日本の学校・家庭。子どもは、自分で考え、意見を言い、選択し、意欲いっぱいに生きていますか? これからの日本では、

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悲劇を終わらせよう【 パレスチナ子どものキャンペーンからのお知らせ】

著者:

10月7日にガザからイスラエルへのロケット弾の発射で始まった今回の武力衝突と信じられないほどの双方の市民の犠牲に強い憤りを感じます。 特に、双方の市民が恐怖と憎悪の中に放り出されていることを悲しみ、こうした事態になるまで

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監視・管理社会を告発―恐るべき時代の到来が「マイナンバー制度」で完成する!?

著者: 合澤 清

書評:『スノーデン・ファイル 徹底検証』小笠原みどり著(毎日新聞出版2019)   驚嘆に値する本だと思う。スノーデンの告発が「世界を震撼させた」ことは一応新聞等の報道で「知っていた」(bekannte)はずだ

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Global Head LINES:ガザ紛争についての海外論調――ドイツの公共放送「DWドイツの波」10/13の特集記事から

著者: 野上俊明

 中東諸国は、石油や天然ガスなどのエネルギーの供給源として、日本のいわば生殺与奪の権を握っているのであるが、しかしヨーロッパと違って、日本人は中東情勢にはとかく疎い。現在のガザ紛争における錯綜した利害関係諸国の相互関係を

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元長崎市議・日本福音ルーテル長崎教会牧師・平和活動家の故・岡正治氏が94年に女性記者に対して性暴力をはたらいていた

著者: ピースフィロソフィー

長崎の民間の平和のための資料館「岡まさはる記念長崎平和資料館」がその名を冠する、元長崎市議・日本福音ルーテル長崎教会牧師・平和活動家の故・岡正治氏が、1994年、自らを取材していた地元放送局の20代前半の女性記者に対し、

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Global Head Lines:ドイツの日刊紙Tageszeitung10/13の中東危機への論評から

著者: 野上俊明

<はじめに>  リベラル派に属するTageszeitung(日刊紙という意味)であるが、10月13日の紙面のトップを飾っているのは、オンライン版のニュース担当責任者であるアリアーヌ・レンメ氏の筆になる「イスラエルへの攻撃

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SJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】550 元モサド長官も誉めたハマス軍事作戦に100倍返し

著者: 平田伊都子

「残念ながら作戦としては大成功。良く調整されていた」と、エフライム・ハレビ元モサド(イスラエル情報特務庁)が、2023年10月7日にCNNインタヴューで、ハマスの軍事作戦<アル・アクサ大洪水>を称賛しました。 「ハマスが

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Global Head Lines:ポーランドはウクライナの最も強固な同盟国だった。それがなぜ今、仇敵と化しているのか

著者: 青山 雫

英大手紙The Guardianサイトに10月6日に掲載された記事。ウクライナへのロシアの侵攻に対して先頭を切って批判し、ウクライナを支援してきたポーランドの唐突(に見える) 武器支援停止表明の政治文脈についての分析。以

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ジャズの歴史上もっとも過小評価されている音楽家の一人と言われる福居良さん

著者: グローガー理恵

  英語の表現で ” It talks to me.“ という便利な言い回しがある。 この表現は、芸術作品を鑑賞したときなどに、自分にアピールする作品に出会した際に使える効果的な表現ではないかと、私は思っている

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犠牲者はだれだ? ナクバを不問にする欧米「国際社会」、繰り返すイスラエル

著者: 松元保昭

先週土曜日、エジプト・シリアが領土奪回をめざした 1973 年第 4 次中東戦争の翌日 ヨム・キプール(贖罪の日)にあてた 10 月 7 日、全パレスチナの解放をめざすガザの 抵抗組織ハマスがフェンスや壁を越えてイスラエ

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