inukoroおやじの執筆一覧

デカ顔で汗かきのうるさいメタボおやじ

青山森人の東チモールだより 第302号(2015年5月31日)

著者: 青山森人

変化を求めない保守的な現政権 珍しくなくなった曇りときどき雨  5月26日、朝は快晴でしたが、気がつくといつの間にか空は雲におおわれていました。山岳部ではさぞかし雨が降っていることだろう、こちらもすぐに雨だなと思わせる首

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かんたんには折れない気概 ―片桐幸雄『左遷を楽しむ』(社会評論社刊)を読んで

著者: 塩沢由典

『スラッファの謎を楽しむ』の片桐幸雄がもう一冊の「楽しむ」本を出した。『左遷を楽しむ』というのだから、多くの人にとって穏やかならざる主題であるが、著者は、1年と半月におよぶ高松での「左遷」生活と、左遷前と左遷後(の形式的

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安倍首相のエ・イ両国訪問そのものが要因 ―目をつぶったIS人質事件検証委報告

著者: 坂井定雄

 「イスラム国(IS)」が日本人二人を人質にし、虐殺した事件への政府の対応を検証した委員会が21日に公表した報告書。「政府の判断や措置に人質救出の可能性を損ねるような誤りがあったとは言えない」と結論した。初めから、政府支

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天皇夫妻のペリリュー慰霊訪問(4) ―明仁天皇が国防軍を観兵する日―

著者: 半澤健市

 天皇のペリリュー訪問に関して私はこれまで3本書いた。回り道ではあったが、私としては「最終回(4)」を含めてどうしても全部を書きたかったのである。是非、全4編をまとめて読んで頂きたい。 《天皇夫妻のペリリュー島慰霊訪問》

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青山森人の東チモールだより 第301号(2015年5月24日)

著者: 青山森人

大統領の演説におもう 素手とビーチサンダルでは良い工事は望めない  5月18日から立ち込めてきた雲が19日にはベコラ地区に蒸し暑さを呼び込み、山岳地方で雨が降ったとききます。「独立回復」記念日の5月20日、首都は日中は晴

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天皇夫妻のペリリュー慰霊訪問(3) ―中野重治・安藤鶴夫・臼井吉見―

著者: 半澤健市

《おい皆んなパラオ島帰りの兵隊をよく見ろ》 作家中野重治(なかの・しげはる,1902~79)のエッセイ「冬に入る」にパラオの帰還兵が出てくる(月刊誌『展望』、1946年1月号)。正確にいうとパラオ帰還兵は、中野が引用した

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チュニジア・テロ共謀者はモロッコ人 -アフリカ移民の中継点、モロッコ-

著者: 平田伊都子

 2015年5月20日、イタリア警察がモロッコ人アブデル・マジードを逮捕しました。 容疑は2015年3月18日に北アフリカにあるチュニジアの首都チュニスで起こったバルド博物館銃乱射テロの共謀者ということです。 記憶に新し

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(88)

著者: 本間宗究(本間裕)

中国の陽動作戦 最近、中国は、巧妙な「陽動作戦」を遂行しているようにも思われるが、具体的には、表面上、「軍事力の脅威」を見せつけながら、その裏側で、「金融支配の強化」を目論んでいる可能性のことである。つまり、「孫子の兵法

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変貌するキューバ(中) -軌道に乗る「経済改革」-

著者: 岩垂 弘

 キューバは急速に大きく変わりつつある。それをもたらした要因の一つが、昨年暮れから始まった米国との国交正常化交渉であることは前稿で触れたが、キューバ政府が2011年から本格的に取り組み始めた「経済改革」がようやく軌道に乗

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変貌するキューバ(上) -対米交渉は国交回復を優先-

著者: 岩垂 弘

 「山雨来たらんと欲して風楼に満つ」。1年ぶりにキューバを訪れたが、8日間の滞在を終えて首都ハバナから帰途についた私の脳裏に浮かんできたのは、そんな唐詩であった。日本の本州の約半分の島に1100万人が住むキューバは、今、

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青山森人の東チモールだより 第300号(2015年5月19日)

著者: 青山森人

「独立回復」13周年を迎える東チモール まだ雲たちぬ五月  ここ3~4日間の早朝はとても肌寒く、朝五時ごろ目を覚まして何か一枚重ねないと寝冷えをしてしまうほどでした。わたしの部屋の温度は朝の7時ごろで25~26℃と、東チ

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後70年 止めよう辺野古新基地建設! 沖縄県民大会  -セルラー・スタジアムに3万5千人~現場からの速報-

著者: 河野道夫

 同じ場所で開かれた知事選のときの翁長集会でのサプライズは、菅原文太氏の名演説だった。今回のそれは、司会者がなんと普天間高校一年の女子高生だったことに、冒頭からド肝を抜かれたこと。また、最後の翁長知事の挨拶で「沖縄の独立

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モロッコ爆撃機イエメン空爆! -皆が握手しているのにアラブを虐殺するアラブ-

著者: 平田伊都子

2015年5月11日、アメリカ国務長官ケリーがロシア大統領プーチンと握手をしました。 経済制裁で<ロシア虐めの有志連合>を仕切っているアメリカが、自らネゴNegotiation(交渉)のためにロシア詣でをしたのです。 ア

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「機能性表示食品」なんて、いらない・下 -早くも問題商品が相次ぐ-

著者: 岡田幹治

 「機能性表示食品」制度が4月1日に施行され、多くの事業者から届出書類が消費者庁に郵送されてきた。ただ、記載内容に不備のあるものが多く、同庁は大半について書き直しを要請。その結果、16日に7社の8件を受理し、ウェブサイト

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「機能性表示食品」なんて、いらない・中 -消費者被害の増加が懸念される-

著者: 岡田幹治

◆農水産業者も参入に意欲を示すが  消費者庁が3月2日に「機能性表示食品」制度の細目を定めたガイドラインを公表してから、関係事業者の届け出をめざす動きに拍車がかかった。新制度は生鮮食品も対象にしているため、今回は健康食品

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「機能性表示食品」なんて、いらない・上 -安倍・成長戦略の一環として解禁された-

著者: 岡田幹治

 「機能性表示食品」という言葉が新聞やテレビによく出てくるようになった。新しい食品表示制度が4月に解禁になり、それに基づく機能性表示食品が6月にはドラッグストアの店頭や通信販売のリストに並ぶ見通しになったからだ。機能性表

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平野久美子著 『テレサ・テンが見た夢』 筑摩書房

著者: 雨宮由希夫

平野久美子著 『テレサ・テンが見た夢』 筑摩書房 発行年月日  2015年4月10日; 定価  ¥1000E  テレサ・テン(鄧麗君)がタイのチェンマイで急死したのは、平成7年(1995)5月8日のことであった。衝撃の急

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改憲挫折への希望を強めた憲法記念日(下)  ―TBSの歴史家ジョン・ダワー氏インタビュー

著者: 坂井定雄

 憲法記念日前後のテレビの報道の中では、断然5月2日のTBSの報道特集「戦後70年・歴史家からの警告」が素晴らしかった。ダワー氏は、いうまでもなく米国の歴史学者(マサチューセッツ工科大学名誉教授)で、近現代の日本・日米関

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