昨日(2015/6/15)公表された「月例経済報告(内閣府)」(以後、「月例」と略記)は、「個人消費は持ち直しの兆しがみられる」としているが、これは5月の「月例」と全く同じ文言で、正確な表現ではない。これでは、民主党政権
本文を読むinukoroおやじの執筆一覧
IS支配下モスルの住民たち(2) ―「イスラム国」との戦いは国連中心で⑲
著者: 坂井定雄BBC中東版2015.06.09 モスルの実状:「イスラム国(IS)」の下で、どんな生活が(1)の続き (2)少数派への迫害 これらの映像は、モスルの民族的少数派、宗教的少数派の家々がどのように「イスラム国」に接収された
本文を読む憲法違反の戦争立法は廃案に! 内閣支持率を30%に!
著者: 加藤哲郎2015.6.15 永田町方面の風向きが、変わってきました。国会議席の絶対多数を後ろ盾に、安倍首相が国会審議の前からアメリカに行って「公約」してきた自衛隊海外派兵の「安保法制」の行方が、にわかに不透明になってきまし
本文を読む政府の「戦争法案」は完全に憲法違反である
著者: 小澤俊夫メール通信「昔あったづもな」第43号 衆議院の憲法審査会で、各党から推薦を受けた憲法学者たち三人が意見を述べたが、三人とも、他国を武力で守る集団的自衛権の行使容認を含む安全保障関連法案は「違憲である」と批判した。しかも
本文を読む本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(90)
著者: 本間宗究(本間裕)現代人の価値観 歴史を研究すると、時代によって、人々の「価値観」が、大きく変化していることが理解できる。そして、この変化にも、一定の法則が存在しているものと考えているが、基本的には、「心の座標軸」と「文明法則史学」を合わ
本文を読むIS支配下モスルの住民たち(1) ―「イスラム国」との戦いは国連中心で⑱
著者: 坂井定雄イスラム過激派「イスラム国(IS)」が、イラク第2の都市モスルを急襲、支配下に置いて世界に衝撃を与えてから1年。150万人の市民たちのほぼ半分がその直後に脱出したが、残った人々はどのような生活を強いられているのだろうか。
本文を読む熊沢誠―わたしの気になる人⑤
著者: 阿部浪子熊沢光子(てるこ)が市ヶ谷刑務所未決監の独房で自殺したのは、1935(昭和10)年3月のことだ。24歳であった。それから80年が経過する。この国の女たちの置かれた状況は、はたして、変わったのだろうか。光子はなぜ、自死を
本文を読む書評 戦前の「非合法」性
著者: 宮内広利仲正昌樹は、『日本とドイツの二つの戦後思想』という本の中で、第二次世界大戦に対する責任のとり方に言及して、ホロコーストなど大悪事を犯し、周りの国々から徹底的にその責任を追及されたため、戦後、ことの善悪を深くわきまえて、内
本文を読むアベノミクスとは何だったのか? 12
著者: 大野 和美アベノミクスがもたらした経済的成果を上げるのは困難である。最近の話題では、2015/4の実質賃銀が+0.1%に転じた事を、メディアを含めて喜ばしニュースとしてあつかった。これはしかし物価上昇がなかった事による。消費税増税
本文を読む世界記憶遺産登録で広島市が共同申請へ -峠三吉ら3人の原爆文学資料-
著者: 岩垂 弘今年は「被爆70年」。それを機に、広島市の市民団体「広島文学資料保全の会」(代表、土屋時子さん)は広島で被爆した作家の文学資料を国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「世界記憶遺産」 に登録するための活動をしているが、同会
本文を読むわれわれの魂を揺り動かす沖縄県民大会決議文
著者: 小澤俊夫メール通信「昔あったづもな」第42号 去る五月十七日、那覇市で辺野古新基地反対の県民大会が開かれ、35000人の大集会になったとのことである。もともと自民党系だった翁長知事が先頭にたっての新基地反対運動なので、今や沖縄
本文を読む■短信■ 声なき声の会 6・15集会
著者: リベラル21・声なき声の会「声なき声の会」は1960年の日米安保条約改定阻止運動(60年安保闘争)の中で生まれた反戦市民グループ。運動が終息した後も「日米安保条約反対」と、60年安保闘争の中で死亡した東大生・樺美智子さんへの追悼を掲げて毎年6月
本文を読むSJJA&WSJPOの最新情報No122 沖縄・ラストコロニー・ワシントン
著者: 平田伊都子2012年6月1日、アメリカ下院が<アメリカ超党派議員友好連盟>を再承認しました。 西サハラ難民政府ワシントン代表ベイサットが昨年11月から奔走していた、懸案事項が実りました。 ベイサットは2011年5月に来日し、被災
本文を読む書評 戦後意識の変兆
著者: 宮内広利≪いわば、丸山(丸山真男)や大塚(大塚久雄)が「近代」という言葉で述べていたものは、西欧の近代そのものではなかった。それは、悲惨な戦争体験の反動として夢見られた理想の人間像を、西欧思想の言葉を借りて表現する試みであった。
本文を読むナショナルトレセン(トレーニングセンター)での喫煙に見るスポーツ界の意識の低さ
著者: 盛田常夫ハンドボール日本男子代表選手が宿泊室で喫煙し、トレセン使用禁止処分が下された。トレセンには喫煙所が設置されており、指定場所ではなく、部屋で喫煙したことが問題視されたようだ。ハンドボールのように激しいスポーツの代表選手が
本文を読む青山森人の東チモールだより 第303号(2015年6月5日)
著者: 青山森人「さらば、ラサマ」、あまりにも早すぎる死 突然の訃報 早いもので今年も6月になりました。1日は雨でしたので2日はカラリといきたいところですが、明け方の室温は28℃と低いのですがさほど冷えはなく、期待に反してジメジメとい
本文を読む平和法案という名の戦争法案をつくる安倍首相
著者: 小澤俊夫メール通信「昔あったづもな」第41号 五月二十七日、うちにいられたので、衆議院特別委員会のテレビ中継の一部を見た。いくつかの野党の代表が安保法案への疑問を突き付けるなか、共産党の志位委員長の質問が最も鋭く、問題の本質をつ
本文を読む巨きな足跡を遺した「生涯平和運動家」 -吉川勇一さんを悼む-
著者: 岩垂 弘吉川勇一さんが慢性心不全で5月28日に亡くなった。84歳だった。戦後平和運動における傑出したリーダーの1人で、まさに「巨星墜つ」の感を禁じ得ない。 根っからの大衆運動家だった。 満州事変が勃発した1931年に東京で生
本文を読むマスコミ支配に乗り出した安倍首相と自民党
著者: 小澤俊夫メール通信「昔あったづもな」第40号 自民党が、4月にテレビ朝日とNHKの幹部を呼んで異例の事情聴取をした。NHKについては「クローズアップ現代」でやらせがあったという問題だが、自民党の真の標的はテレビ朝日であろう。
本文を読む安倍流「ニュースピーク」を見抜き、もう一度平和憲法の原点に!
著者: 加藤哲郎2015.6.1 箱根の大涌谷が立入禁止のままで、鹿児島県の口永良部島ではマグマ水蒸気噴火、直後に小笠原沖大地震で全国に大きな揺れ、自然の悠久な営みの前では、今日の科学技術は無力です。そればかりではなく、故ウルリヒ
本文を読む本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(89)
著者: 本間宗究(本間裕)史上最大の金融バブル 「バブル発生」の歴史は、「マネー大膨張」と、ほぼ同じ軌跡をたどっていたようだ。つまり、西暦1600年頃に、「時は金なり」という思想が誕生し、その後、さまざまなバブルが発生したが、この原因としては、過
本文を読む青山森人の東チモールだより 第302号(2015年5月31日)
著者: 青山森人変化を求めない保守的な現政権 珍しくなくなった曇りときどき雨 5月26日、朝は快晴でしたが、気がつくといつの間にか空は雲におおわれていました。山岳部ではさぞかし雨が降っていることだろう、こちらもすぐに雨だなと思わせる首
本文を読むかんたんには折れない気概 ―片桐幸雄『左遷を楽しむ』(社会評論社刊)を読んで
著者: 塩沢由典『スラッファの謎を楽しむ』の片桐幸雄がもう一冊の「楽しむ」本を出した。『左遷を楽しむ』というのだから、多くの人にとって穏やかならざる主題であるが、著者は、1年と半月におよぶ高松での「左遷」生活と、左遷前と左遷後(の形式的
本文を読む安倍首相は民主主義者ではない ―国会提出2法案撤回の運動を―
著者: 宮里政充安倍政権は5月14日、集団的自衛権の行使容認を含む安全保障関連法案2本(「平和安全法制整備法案」と「国際平和支援法案」)をわずか10分間の臨時閣僚会議で決定し、翌15日に国会へ提出した。言うまでもなく1本目は自衛隊法や武
本文を読む書評 戦後の気分と自由
著者: 宮内広利1960年代後半の日大闘争や東大闘争を頂点とする学生運動の根源に伏在していたのは、学生の非定型なエネルギーであった。その非定型な運動というのは、平和と民主主義を実現するための闘いでもなく、経済的理由その他もろもろの理由づ
本文を読む安倍首相のエ・イ両国訪問そのものが要因 ―目をつぶったIS人質事件検証委報告
著者: 坂井定雄「イスラム国(IS)」が日本人二人を人質にし、虐殺した事件への政府の対応を検証した委員会が21日に公表した報告書。「政府の判断や措置に人質救出の可能性を損ねるような誤りがあったとは言えない」と結論した。初めから、政府支
本文を読む指揮者は黒子か、それとも特別な演奏者か
著者: 盛田常夫今年の小林研一郎ハンガリー公演は、日本で人気上昇中のピアニスト、金子三勇士君との共演で始まった。チェイコフスキー・ピアノ協奏曲第1番は金子君がもっとも得意とし、数多く演奏してきたコンチェルトである。昨年1月、小林研一郎
本文を読む天皇夫妻のペリリュー慰霊訪問(4) ―明仁天皇が国防軍を観兵する日―
著者: 半澤健市天皇のペリリュー訪問に関して私はこれまで3本書いた。回り道ではあったが、私としては「最終回(4)」を含めてどうしても全部を書きたかったのである。是非、全4編をまとめて読んで頂きたい。 《天皇夫妻のペリリュー島慰霊訪問》
本文を読む青山森人の東チモールだより 第301号(2015年5月24日)
著者: 青山森人大統領の演説におもう 素手とビーチサンダルでは良い工事は望めない 5月18日から立ち込めてきた雲が19日にはベコラ地区に蒸し暑さを呼び込み、山岳地方で雨が降ったとききます。「独立回復」記念日の5月20日、首都は日中は晴
本文を読む天皇夫妻のペリリュー慰霊訪問(3) ―中野重治・安藤鶴夫・臼井吉見―
著者: 半澤健市《おい皆んなパラオ島帰りの兵隊をよく見ろ》 作家中野重治(なかの・しげはる,1902~79)のエッセイ「冬に入る」にパラオの帰還兵が出てくる(月刊誌『展望』、1946年1月号)。正確にいうとパラオ帰還兵は、中野が引用した
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