inukoroおやじの執筆一覧

デカ顔で汗かきのうるさいメタボおやじ

本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(79)

著者: 本間宗究:本間裕

未完成の美 江戸時代の日本では、「未完成の美学」というものが存在したそうだ。具体的には、「日光東照宮」に「逆柱」が存在するが、このことは、わざと柱の位置を逆にしたものである。そして、この理由としては、「完成と同時に崩壊が

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3・16公開研究会・シンポジウム  『21世紀の資本』(トマ・ピケティ著)と現代資本主義 ― 格差拡大社会の分析と克服の道をさぐる ―

著者: 伊藤 誠

 3.11大震災を契機に様々な格差問題がクローズアップされている。世界的ベストセラーとなった『21世紀の資本』は、格差再拡大の現実を長期歴史統計の分析によって克明に描き出した。グローバル経済化が進展するなかで、富の偏在や

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地下大学番外篇【路地裏夜話】  田原牧×平井玄  「アラブ中東の民を新宿2丁目でしゃべり倒す」

著者: L7.1

田原さんの『ジャスミンの残り香』には開高健の名を冠した賞がふさわしい。 サイゴンの裏街を這いずり回った開高の小説のように、中東の人間たちが口ごもるその「苦み」がある。 いま私たちは2011年の「残り香」から何を嗅ぎとるの

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レバノンから届いた「アラー」と「アベ・マリア」 ― 「イスラム国」との戦いは国連中心で⑬

著者: 坂井定雄

レバノンの首都ベイルートで生まれ、住み続けている親しい友人から、Facebookでタニア・カッシスの公開DVD「ISLAMO-CRISTIAN AVE」を送ってきた。感動した。「イスラム国」や「シャルリー・エブド」での陰

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マンション生活で知り得た社会問題を考える (8) -理事会(後ろに管理会社)の情報操作の卑劣さ

著者: 羽田真一

1. 異常が正常を名乗って異常に戻った?  エセ自主管理体制を使って管理人王国を築き、抗う素人理事長を封じ込め「決別宣言」させたが、管理不正・会計不正疑惑を追及され、口封じに「辞任」を強要し活動停止させた。その後の理事会

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(78)

著者: 本間宗究:本間裕

スイスの金融混乱 1月15日に、スイス中央銀行が「為替のペグ外し」を実施した。具体的には、今まで、「1ユーロ=1.2スイスフラン」という上限を設定していたものの、上昇圧力に耐え切れず、突如として、その上限を撤廃したのであ

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「世界記憶遺産」申請は峠三吉ら3人に -広島の市民団体が17年登録を目指す-

著者: 岩垂 弘

 今年は「被爆70年」。それを機に広島で被爆した作家の文学資料を国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「世界記憶遺産」 に登録するための活動をしている広島市の市民団体は、このほど、遺産への登録を申請するのは峠三吉ら3人の作品

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青山森人の東チモールだより 第293号(2015年2月11日)

著者: 青山森人

第六次立憲政府は新首相のもとで シャナナ首相の辞表をタウル大統領が受理  前号の「東チモールだより」でお伝えしたとおり、2月に入ってから内閣改造と首相の辞任にかんして、政府・大統領府・政党各党のあいだで慌ただしい動きがあ

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過去に目を閉ざす者は現在にも目を閉ざすことになる

著者: 小澤俊夫

メール通信「昔あったづもな」第32号  ヴァイツゼッカー元ドイツ大統領は、戦後四十年の節目に当たる一九八五年五月八日、当時の西ドイツ連邦議会で演説しました。その時、ぼくは大変感銘を受けて読んだ思い出があるのですが、「東京

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米・キューバ国交正常化交渉開始の背景 -後藤政子・教授の講演から-

著者: 岩垂 弘

 米国とキューバによる初の国交正常化交渉が1月21、22の両日、キューバの首都ハバナで行われた。報道によれば、双方が関係改善の障害となっている問題を指摘し合う論点整理のみで閉幕し、次回協議は2、3週間以内に米国の首都ワシ

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マンション生活で知り得た社会問題を考える (7) ―公的機関は誰のためにあるか

著者: 羽田真一

 当方が現在当面している在住マンションの管理組合理事会との対立長期化の背景に公的機関の不作為の存在がある。当方はその一組合員であるとともに、基本は一市民でもある。個人として自由人であると同時に、組合員としてそこに決められ

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青山森人の東チモールだより 第292号(2015年2月6日)

著者: 青山森人

シャナナ首相、辞表を提出か 予定通りか足踏み状態か  2月2日午前中、シャナナ=グズマン首相は与党三党(CNRT=東チモール再建国民会議、民主党、改革戦線)と会談したあと、午後3時ごろから約1時間、タウル=マタン=ルアク

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道徳的指導国家の没落 拷問の返り血浴びる米国 2.

著者: 中田 協

恐るべき状況の連続性 挫折した世界制覇の野望 昨年末、米上院委員会の拷問報告書が勇気ある女性議員の決断で公表されて以来、米国はあの同時多発テロ(2001年9月11日)以後、維持してきた「道徳的指導国家」としての地位を失っ

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青山森人の東チモールだより 第291号(2015年2月1日)

著者: 青山森人

内閣改造の宴 投降はしない  1月15日、警官2名を一時拘束し、警察車両を燃やしたとして指名手配されているマウク=モルク氏の騒動に続き、1月18日、アメリカ大使館職員宅への手投げ弾事件が発生し、さまざまな噂が流布するなか

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