inukoroおやじの執筆一覧

デカ顔で汗かきのうるさいメタボおやじ

中国は「社会主義をめざす国」なのか――共産党の大会決議案を読んで

著者: 阿部治平

――八ヶ岳山麓から(89)―― 日本共産党の「第26回大会決議案」を読んだ。 小学校以来の友人と、日本はこんなに反動的になって、国粋主義がはびこって、これからどうなる?という議論をしたあと、彼が「これを読め」といった。読

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みなぎる怒り、危惧、緊張感―今年の年賀状から

著者: 坂井定雄

ことしも200通近い年賀状をいただいた。例年通りの新春を喜ぶ言葉と、数行の近況を書いてくださっているだけのものも多いが、安倍政権の軍国主義国家への復活政策強行への怒り、危惧がほとばしるような賀状も少なくなかった。 友人た

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新刊書評 林 郁 著 『游日龍の道』 東洋書店刊 

著者: 木村聖哉

 林郁さんの新刊「游日龍の道」のサブタイトルに「台湾客家・游道士の養生訓」とある。游日龍は台湾崑崙派道教の総師。いま91歳だが、女性や若者に大人気の老師で、法衣を着たことがなく、子どものような笑顔の人だという。  台湾「

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天皇夫妻発言の「重さ」 ―「戦後レジーム」を忘れないために―

著者: 半澤健市

 2013年12月23日の「天皇誕生日」に先立ち18日に天皇の記者会見があった。 私が強い印象を得た天皇の発言は次の三つである。 一つ。八〇年間の最大関心事は「先の戦争」であったこと。戦争は多くの若い夢と未来を奪ったこと

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日中と北朝鮮-東アジアの緊張は激化の一途 -2014年の国際情勢をどう読むか-

著者: 伊藤力司

甲午2014年が明けた。本来なら伝統の新年を寿ぐ特別の時期である。ところが安倍晋三首相が昨年末靖国神社を参拝したことで、2012年9月から表面化した尖閣諸島の領有権をめぐる日中関係の緊張がいっそう深まった。このまま推移す

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「人間中心の国づくり」めざして ー2014年元旦社説を批評するー

著者: 安原和雄

大手紙の元旦社説のキーワードとして、民主主義、日本浮上、長期の国家戦略、人間中心の国づくり、などを挙げることができる。これらのキーワードは「強い国」志向にこだわる安倍首相の姿勢と果たしてつながるのか。率直に言えば、首相の

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「強い国」への全面対決は一紙のみ ―2014年の元旦6紙を読む―

著者: 半澤健市

元旦の大手6紙を読んだ感想を書く。 もう5回目になった。能力と時間の制限があり社説中心となった。 《「強い国」論への強い支持》  産経新聞の現状分析は明確かつ一面的である。「国守り抜く決意と能力を」と題して、危機感を煽り

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2014年年頭のご挨拶 -正念場の年になりそうな予感の中で-

著者: リベラル21編集委員会

 リベラル21をお読みくださっている皆さん、寄稿してくださっている皆さんに新年のご挨拶を申し上げます。あけましておめでとうございます。  本ブログがスタートしたのは2007年春のことでしたから、おかげさまで7回目の新年を

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男女同権、宗教政党禁止、軍の特権など盛り込む -同胞団弾圧の中、エジプトで新憲法制定へ-

著者: 坂井定雄

2013年7月3日のクーデターで、モルシ大統領の逮捕、憲法の停止、非常事態を発令し全権を掌握したエジプト軍は、マンスール最高憲法裁判所長官を暫定大統領とする暫定政権を発足させた。軍と暫定政権は、モルシ政権与党のムスリム同

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情けない首相を持った! 論理なしの「決断」は匹夫の勇にすぎない

著者: 田畑光永

暴論珍説メモ(128)  また「靖国」である。安倍首相は26日午前、靖国神社に参拝した。7年前の第1次安倍内閣の時に「靖国神社参拝を果せなかったのは痛恨のきわみ」と繰り返していた本人にとっては、この決断は「どうだ、やった

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軍事的独裁体制下の政敵殺害をどう理解するか -軍事的独裁体制下の政敵殺害をどう理解するか-

著者: 盛田常夫

 北朝鮮におけるNo.2張成沢の抹殺は、冷戦が終わった時代には奇異な違和感を抱かせるものであるが、北朝鮮が20世紀社会主義の「どん詰まった」戯画的な姿だと考えると良く理解できる。筆者が『ポスト社会主義の政治経済学』(日本

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青山森人の東チモールだより 第254号(2013年12月23日)

著者: 青山森人

<ポスト・シャナナ、世代交代への動き> シャナナ=グズマン首相、来年に辞任する意向を示す  オーストラリア諜報機関による東チモール閣議室の盗聴にかんして(「東チモールだより第253号」参照)、オーストラリアのABC局が東

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