公平を期するために、林健太郎の例を挙げておく。林健太郎(1913~2004)はドイツ近現代を専門とした歴史学者で、マルクス主義から出発したが次第に離れていった。東大全共闘と強気に対決した伝説の人である。東大総長も務めた
本文を読むinukoroおやじの執筆一覧
日中首脳会談で大東亜戦争を語れるか(1) ―『保守と大東亜戦争』を読んで考える―
著者: 半澤健市靖国神社秋の例大祭への閣僚の集団参拝はピタリと止んだ。安倍晋三が習近平に会いに行くからである。この「ピタリ」ほど、政治家のご都合主義と軽薄な信念を示すものはない。 《リベラル保守による「保守言説」の再評価》 著者中島
本文を読む「危機を好機に」挑む人々―英トットネス遠回り紀行」<下>
著者: 伊藤三郎遠くて近い日本 このリポートの発信地、イングランド南西部の田舎町トットネスは、日本から遠くて近い所。そして近年ますます近い存在になりつつあること、これも知る人ぞ知る。この町が進めるトランジション・ムーブメント、新しい「
本文を読む「危機を好機に」挑む人々―英トットネス遠回り紀行<上>
著者: 伊藤三郎「小さきことはすばらしい」 世界の危機を好機に ― そんな見上げた心意気で新しい「幸せの経済」を探す人々と出会った。場所は英国イングランドの南西部デボン州の南部にあるトットネス。今年8月末から9月初めにかけて、この小さ
本文を読む本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(206)
著者: 本間宗究(本間裕)樹木希林が意味するもの 9月15日に、女優の樹木希林さんが逝去されたが、彼女は単なる「個性派女優」ではなく、精神面での成長を望んだ「求道派女優」とでも呼ぶべき存在でもあったようだ。そして、私自身が、特に注目したのが、「樹
本文を読むSJJA&WSJPO【西サハラ最新情報】286 ホルスト・ケーラー元ドイツ大統領のお陰です。MINURSO一年延長、脱植民地化委員会続投、そして、、
著者: 平田伊都子再び国連総会のスポットが<アフリカ最後の植民地・西サハラ>に当てられるようになったのは、ひとえに国連事務総長西サハラ個人特使・ホルスト・ケーラー元ドイツ大統領のおかげです。 特使が活動拠点を国連本部ビルではなく、自国
本文を読む「中韓は近代史の苦難共有」と中国にエール - 文在寅大統領の北京大学講演 -
著者: 波佐場 清ここに紹介するのは、韓国の文在寅大統領が昨年(2017年)12月15日に、訪問先の中国・北京大学で行った講演の一部です。翻訳したのは立命館大学コリア研究センター上席研究員の波佐場清氏で、同氏はこれを同年12月17日付の自
本文を読むテーマ、眼差し、写真の力―三人の女性写真家の物語
著者: リベラル21一枚の写真はもちろん、何枚もの写真が、ひとつのテーマに沿ってまとまった時、写真の持つ大きな特長のひとつである記録性は、さらに大きな力となってわたくしたちに訴えかけてきます。それはプロでもアマチュアでも変わることはありま
本文を読むローソクでよみがえった「傷ついた龍の夢」
著者: 小原 紘韓国通信NO574 朝鮮半島が南と北に分断されてから70年。 一触即発の危機的対立からは想像もできなかったことが現実になろうとしている。歴史的な融和、後戻りのない平和が実現しようとしている。韓国人の北朝鮮に対する感情
本文を読む海峡両岸論 第95号 2018.10.12発行 - 対アフリカで日中協調は可能か 関係改善背景に微笑のサイン -
著者: 岡田 充12億人を超える人口と豊富な天然資源に恵まれ、この5年間で5%を超える経済成長を続けるアフリカ政策をめぐり、日中間に微妙な変化が起きている。両国はアジア、中東、欧州で、高速鉄道や原発などインフラ建設の受注で激しい争奪戦
本文を読む偉大な歴史学者、先駆的な左翼だった農民・伊藤富雄の生涯
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(268)―― 長野県の諏訪神社は全国に1万社余りあるという諏訪社の本祠である。諏訪湖をへだてて南北に上社・下社があり、古来の特異な神事が残されていることでも知られている。 宮地直一氏(1886~194
本文を読む基礎研究を押しのけた「Society 5.0」や「第4次産業革命」が、大学・科学技術軍事化への回路にならないように!
著者: 加藤哲郎2018.10.15 14日昼のNHKニュースには、びっくりしました。すでに日本政府の造語であることがはっきりした「日米物品貿易協定(TAG)」が、トップニュースの見出しに出てきたのです。 9月26日の日米共同声明の正
本文を読む40周年を迎えた読書サークル -哲学者・古在由重の理念を実践し続けて -
著者: 岩垂 弘一般市民を会員とする読書サークルが、スタートから40周年を迎えた。どんな活動であっても、中断することことなく、ずっと40年も継続してきたというケースはまれ、と言っていいだろう。こうした長期にわたる活動を可能にした理由に
本文を読むみんなの力で老朽・被災原発を止めよう! 東海第二原発運転延長STOP!首都圏大集会
著者: リベラル21人口過密な首都圏にある唯一の原子力発電所である日本原子力発電の東海第二原子力発電所(茨城県東海村、110万キロワット)を再稼働させるかどうかが決まる時期(今年11月) を前にして、再稼働に反対する脱原発団体による集会が
本文を読むSJJA&WSJPO【西サハラ最新情報】285 地球に未だある植民地
著者: 平田伊都子「地球にはまだ植民地があります」と言うと、「そんなもん、過去の話でしょ?」と、返しがきます。 日本では植民地問題など、歴史の教科書に納められているようです。 が、みんなが忘れている植民地問題を追及し続けているのが国連で
本文を読むトラテロルコ虐殺事件半世紀―メキシコ政治の変遷 立教大学ラテンアメリカ研究所で講演会
著者: リベラル21メキシコでさる7月1日、任期満了に伴う大統領選挙があり、野党の新興左派政党「国家再生運動」のアンドレスマヌエル・ロペスオブラドール元メキシコ市長(64)が当選しました。政権党を経験した伝統政党でない新興野党の候補が大統
本文を読む「寧静致遠の猫」は憂える
著者: 出町 千鶴子お相撲は、日本の伝統文化として国技とされている。 「貴乃花」は、横綱の亀鑑ともいうべき人物である。この偉大なる存在を、 公益財団法人日本相撲協会は、いとも容易く呆気なく積極的に手放した。 憂えるばかりである。 初出:「リ
本文を読む本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(205)
著者: 本間宗究(本間裕)プラネタリー・バウンダリー 8月24日の日経新聞に、「プラネタリー・バウンダリー(地球の限界)」という、スウェーデンの科学者であるロックストローム氏などが2009年に発表した概念が紹介されていた。具体的には、今から1万1
本文を読むセシル・ヴァン・デ・ヴェルデ(カナダの社会学者)来日シンポジウム 現代の若者論は単なる若者論ではなく、未来社会がどうなっていくかを考えるものである
著者: 村上良太日仏会館・フランス国立日本研究所がこの秋、企画している様々なシンポジウムに目が離せない。フランスの作家や研究者を招いて日本の作家・小野正嗣と語らせる「今日文学に何ができるか」(10月25日)もそうだし、歴史修正主義と
本文を読む柳条湖事件記念日に思ったこと
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(267)―― 今年9月18日の柳条湖事件(「九一八」)記念日は、日本ではどこにも記念行事はないけれども、中国でもあまり盛大ではなかったらしい。瀋陽市の「九一八歴史博物館」で約1000人が参列して記念式
本文を読む24年にわたる再建への闘いを達成 - KBS京都放送労組3冊目の闘争記録出版 -
著者: 隅井孝雄9月21日、KBS労組は、達成した再建闘争の三冊目の記録、「市民が支えたKBS京都の再建」の出版記念の集会を開催した。24年にわたる再建闘争を中心になってけん引してきたKBS労組古住副委員長はあいさつの中で、この出版を
本文を読むSJJA&WSJPO【西サハラ最新情報】284 国連両当事者交渉の席、12月4日と5日で予約済
著者: 平田伊都子2018年9月23日から10月5日までの国連総会ハイレベル週間は、国連担当記者たちにとって、一年で一番忙しい時でした。 が、モロッコに排除された我らがリー記者は、その間も、国連から禁足をくらったままでした。 一方
本文を読む男と女、実はくっきりとは分けられない?
著者: 鎌倉矩子―平成おうなつれづれ草(10)― この夏の終わりは雨が多く、気分の晴れない日が続いた。ふとおもいついて、映画『おくりびと』のDVDを観た。その中にちょっと、不意打ちを喰らうシーンがあった。 おくりびと本木雅弘が若い女性の
本文を読む強権が自ら踏みにじる「依法治国」 ――大興区事件に見る習近平政治(下)
著者: 田畑光永新・管見中国(44) ―昨秋の北京では― 大興区事件の政治的意味を考えるについては、まず昨秋という時期が問題である。 昨2017年秋は中国共産党の第19回大会が10月に開かれ、総書記2期目に入った習近平は「一強体制」
本文を読む強権が自ら踏みにじる「依法治国」 ――大興区事件に見る習近平政治(上)
著者: 田畑光永新・管見中国(43) ―大興区事件― まず事の次第を振り返っておく―― 昨年11月18日の夜、北京の中心部から南へ20キロほどの北京市大興区新建村という場所で1件の火事が起きた。村といっても農地はほとんどなく、河北省な
本文を読む玉城デニーさんの当選を心から喜ぶ ー ある友への手紙 ー
著者: 藤野雅之「リベラル21」にも何回か書いてくださったジャーナリスト、藤野雅之さんが、沖縄県知事選での玉城デニーさんの当選を祝って、Facebookに一文を投稿しました。藤野さんは共同通信記者として働く一方、40年間、沖縄与那国島に
本文を読む外交は四面楚歌、内政は唯我独尊でも盛者必衰の安倍内閣
著者: 加藤哲郎2018.10.1 ニューヨーク国連総会・首脳会談での日本の首相、国内メディアでは、おおむね米国の自動車関税圧力を逃れて好評ですが、外から見ると、醜態です。トランプ大統領の総会演説は、各国首脳ら満員の聴衆の 失笑を買
本文を読むSJJA&WSJPO【西サハラ最新情報】283 スぺイン首相の国連演説と国連特使の招待
著者: 平田伊都子2018年9月25日から始まった第73回国連総会一般討論では、初日の♠米大統領の演説が必要以上に注目を浴びました。 実は、10月1日まで各国代表の演説が続いていたのです。 が、ハイライトが終ると、国連総会会場の観客はま
本文を読む本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(204)
著者: 本間宗究(本間裕)パウエル議長の講演 8月24日、米国のジャクソンホールで、「パウエルFRB議長」の演説が行われたが、内容的には、「竜頭蛇尾」の状況だったものと感じている。つまり、弁護士出身のためか、文章構成には驚かされたものの、内容的に
本文を読むイデオロギーよりアイデンティティを望んだ南と北
著者: 小原 紘韓国通信NO572 前回のイデオロギーよりアイデンティティhttps://chikyuza.net/archives/87704 (その2)の続き 「韓国のローソク・デモを見習おう」という声がよく聞かれる。 一昨年10
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