評論・紹介・意見の執筆一覧

東京都教育委員会に、東京「君が代」裁判弁護団から、抗議と要請を申しあげる。

著者: 澤藤統一郎

以下は、弁護団会議の議論にもとづいて、私が起案した飽くまでもドラフトである。もちろん、まだ弁護団の正式文書ではない。これが正式文書になるまでには、幾重もの加除添削が行われることになる。その議を経ていない、私個人の考え方を

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東京新聞労組が自社の新聞記事を批判 「こんな報道は本当にやめるべきだ」

著者: 村上良太

  東京新聞労組が自社の新聞記事を激しく批判している。偶然目にしたのだが、そういうのを見たのは初めてなので引用したい。批判の対象となった記事は<首相、報道写真展を観賞 「日本が世界で輝いた年」>という見出しで、共同が配信

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全琫準(チョンボンジュン)がやってきた 記憶と反省と想像(3)

著者: 小原 紘

韓国通信NO623 ローソクデモを知れば知るほど韓国人のパワーに驚ろかされる。つくづく日本人との違いについて考え込んでしまう。血液型、宗教、大陸と島国の違い、騎馬民族と農耕民族といった民族性の違いも考えられる。が、いずれ

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2019年は、「日本が世界の真ん中で輝いた年」ではなかった。

著者: 澤藤統一郎

冬至である。年末も近い。今年を振り返っての感想が、あちこちで見える時期になった。 恒例の今年の漢字は、「令」となった。強烈な違和感を覚える。今年1年の世相を最も的確に反映する漢字として、はたして「令」がふさわしいだろうか

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歌壇、この一年を振り返る季節(2)歌人によるパワハラ?セクハラ?~見え隠れする性差

著者: 内野光子

歌壇の内情に疎い私には、今年「未来」という短歌結社の選者の一人である加藤治郎の発言やツイートによる発信が物議をかもしていることを最近知った。加藤が、2018年2月から『短歌往来』に「ニューウェーブ歌人メモワール」という1

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中国の香港弾圧を批判することは、内政干渉となるのか。

著者: 澤藤統一郎

ときおり吉田博徳さんから難しい質問を受ける。先日の電話は、こんな風だった。 「香港の情勢が気になってならないんですよ。どう見ても、大国である中国が、香港市民の民主化要求を掲げる運動を弾圧している。これは、国家が国民の人権

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ジャパンライフ山口隆祥を招待した「桜を見る会」の一面の正体

著者: 澤藤統一郎

一昨日(12月18日)、「ジャパンライフ全国被害弁護団連絡会」が、安倍晋三の「桜を見る会」疑惑に関連して声明を発し記者会見を行った。「安倍首相は、山口隆祥元会長を「桜を見る会」に招待した経緯を、被害者らに誠意をもって説明

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女川原発2号機再稼働-県知事と石巻市長は同意するな!石巻市民が同意差し止め仮処分申立

著者: 大井 有

11月12日、石巻市民17名が「宮城県知事と石巻市長は、女川原発2号機が運転を再開するのに際して、同意をしてはならない」と仙台地裁に同意差し止めの仮処分申立を行った。 申立ての理由は、「女川原発2号機の30㎞圏内(UPZ

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(245)

著者: 本間宗究(本間裕)

サステナビリティとティッピングポイント 現在、人類は、二種類の「サステナビリティ(持続可能性)」と「ティッピングポイント(臨界点)」に遭遇しているようだが、一つ目は、「国連」で「16才のグレタさん」が演説した「地球環境の

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全国の安保違憲訴訟の皆さまへ 12月13日(金)午後女の会の第11回口頭弁論における証人と原告証言が行われました。

著者: 安保法制違憲訴訟・女の会

全国の安保訴訟の皆さまへ  12月13日(金)午後1時15分から東京地裁103号大法廷にて安保法制違憲訴訟・女の会の11回弁論期日で証人尋問と原告尋問が行われました。証人清末愛砂さんは40分、原告福島瑞穂さんが30分以外

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歌壇、この一年を振り返る季節〈1〉短歌と天皇制

著者: 内野光子

短歌研究社『短歌研究年鑑』(2020年版)とカドカワ『角川短歌年鑑』(令和2年版)が出そろった。2019年の歌壇状況を知る助けにはなるのだが、今年という一年をしっかり振り返ったことになるのかなという違和感があった。その二

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ツキの落ちた男のモノローグ ― 「落ち目はつらいよ」

著者: 澤藤統一郎

(幕が開くと、執務室らしいしつらえ。上手に事務机があり、奥に日の丸と教育勅語の額。そして、岸信介の写真が飾ってある。) (中年の男が、舞台の中央に立つ。狷介な風貌だが、やつれた雰囲気。大仰な語り口で、投げやりに観客に向か

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フランスの社会学者メラニー・ウルスさんの見つめる日本の「貧困」

著者: 村上良太

 厳寒の師走の夕べ、日本の貧困問題を研究する社会学者、メラニー・ウルスさんの話を聞く機会がありました。講演の中心的なテーマは高度経済成長を過ぎて、豊かになったはずの日本で「貧困」という言葉がいつ、どのように浮上してきたか

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IPPNW(核戦争防止国際医師団会議)ドイツ支部が打ち出した国際署名運動キャンペーン「放射能汚染地域でのオリンピック競技はお断り!」

著者: グローガー理恵

はじめに 去年の7月、IPPNWドイツ支部は「東京2020ー放射能オリンピック」国際キャンペーンを打ち出しました。2019年11月、IPPNWはそのアクションの一環として、「放射能汚染地域でのオリンピック競技はお断り!」

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エリック・ホブズボーム『20世紀の歴史(上)(下)』を読んで

著者: 大谷美芳

 「『短い20世紀』は、問題を残したまま終わりを迎えた。これらの問題の解決策をもつ者はおらず、もっていると主張する者さえいなかった。世紀末、市民たちは世界全体を覆う霧のなかを第3千年紀へ向かってあゆんでいきながら、ひとつ

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SJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】349 第15回西サハラ民族大会の前夜

著者: 平田伊都子

 イギリス総選挙、アルジェリア大統領選挙、そして、来年3月2日頃に3度目のやり直しイスラエル総選挙が行われます。 しかし、選挙前も選挙後も紛争の火種は絶えず、選挙は混乱の火消しにならないようです。 その選挙すら行われない

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辺野古への土砂投入強行から1年 - 全力投入の朝日報道 -

著者: 坂井定雄

沖縄辺野古への土砂投入開始から1年。安倍政権は、環境破壊、埋め立て予定区域の危険な軟弱地盤問題を隠してきたが、土砂投入開始後にようやく正式に認めた。8万本もの杭を海底に打ち込まねばならないことが判明、工事の完成まで最低で

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