評論・紹介・意見の執筆一覧

迎え火の頃 「ありがとう、さようなら そしてまた」

著者: 村尾知恵子

 今年の暑さは特別、気象庁は「猛暑災害」と伝えている。路上で暮らす夏もまた死と隣り合わせの中にいることになる。  今年もお盆の期間は、これまで亡くなられた多くの仲間の追悼を行っている。この一年では、新宿連絡会の歴史の中に

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広島の演劇集団が群像劇『河』の京都公演へ - 被爆直後の峠三吉らの苦闘を描く -

著者: 岩垂 弘

「ちちをかえせ/ははをかえせ……」の詩で知られる広島の被爆詩人・峠三吉(1917~1953年)と、その仲間たちの敗戦直後の活動を描いた群像劇『河』が、広島の演劇集団の手で9月の8、9両日、京都市北区で上演される。演劇集団

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サルトルらが創刊したフランスの評論誌Les Temps Modernesに日本の政治について書きました

著者: 村上良太

  インターネット新聞の日刊ベリタに昨年、シリーズ企画として掲載した野党共闘などに関する政治についてのインタビューを含めた拙稿を再編集したものがフランスの評論誌Les Temps Modernes(レ・タン・モデルヌ)最

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国際的協定を次々ぶち壊すトランプ - イラン制裁復活の悪影響は重大。すり寄るのは日本だけ -

著者: 坂井定雄

米、英、仏、独、ロシア、中国の6か国は、イランの核開発中止を求めた安保理決議に基づいて06年から対イラン経済制裁を実施。2年間にわたるイランとの交渉の末、2015年4月に厳しく平和利用に制限する協定―合同包括的行動計画(

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日本国憲法は、敗戦を契機に不再戦の決意から生まれた。

著者: 澤藤統一郎

本日(8月15日)は73回目の「敗戦の日」。私には、「終戦の日」でもさしたる違和感はない。韓国では「光復節」という祝日。北朝鮮では「祖国解放記念日」だそうだ。 政府の呼称に従えば、「戦没者を追悼し平和を祈念する日」。恒例

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SJJA&WSJPO【西サハラ最新情報】276 西サハラの子供たちがローマ法皇に謁見!

著者: 平田伊都子

 2018年8月8日、西サハラ難民の子供たちがローマ法王に迎えられました。 この歴史的ニュースをSPS西サハラ難民通信は8月11日になって、やっと公表しました。 西サハラ難民政府は、大事なことをできる限り秘密裡に進め、事

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真夏の真昼時、暑いさなかの平和を守ろうという熱いアピールです。

著者: 澤藤統一郎

ご近所の皆様、ここ本郷三丁目交差点をご通行中の皆さま。こちらは平和憲法を守ろうという一点で連帯した行動を続けています「本郷・湯島九条の会」です。私は近所に住む者で、憲法の理念を大切にし、人権を擁護する立場で、弁護士として

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【報告】8月11日市民立法チェルノブイリ法日本版の学習会「NOでは足りない--3.11・ショックに対処する方法:もう1つの『あべこべ』は可能だ--」(さいたま市浦和区)

著者: 柳原敏夫

【報告】8月11日市民立法チェルノブイリ法日本版の学習会「NOでは足りない--3.11・ショックに対処する方法:もう1つの『あべこべ』は可能だ--」(さいたま市浦和区) https://chernobyl-law-inj

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ウチナンチュが心を一つにして闘うとき、大きな力になる。

著者: 澤藤統一郎

翁長雄志・沖縄県知事の急逝が8月8日夕刻。その後の事態は急展開している。 翌9日が、大浦湾埋立承認撤回のための聴聞手続。非公開ではあるが、沖縄防衛局の期日延期要請は斥けられ2時間余で終了した。そして、2回目の聴聞はないと

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フランスとフィリピン  私たちは財の消費者でしかないのか

著者: 村上良太

  この3年ほどの間に僕はフランスとフィリピンというある意味で遠く離れた世界の取材を並行して行うことになり、ようやく今それぞれ作品として世に送り出すことができることになった。フランスに関しては「立ち上がる夜 <フランス左

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予告:日本軍「慰安婦」メモリアル・デー in Berlin / Mahnwache am 14. August

著者: 梶村太一郎

昨年2017年のメモリアル・デー 恒例の8月14日に行われる「日本軍『慰安婦』メモリアル・デー」が本年も来週の火曜日に、今年も以下のようにベルリンのブランデンブル門前のパリ広場で開催されます。 今や世界各地で伝統となった

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SJJA&WSJPO【西サハラ最新情報】275 元大統領諸氏、国連の難題に挑戦

著者: 平田伊都子

 2018年8月10日、元チリ大統領ミシェル・バチェレ女史がUNHCHR国連人権高等弁務官)に任命されました。 一方、国連西サハラ事務総長個人特使は元ドイツ大統領ホルスト・ケーラー氏です。 ということは、、♠現アメリカ大

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朝鮮人虐殺を反省しない、こんな都知事でよいのか。

著者: 澤藤統一郎

昨日(8月10日)の、小池都知事定例記者会見。 記者からの質問に小池はこう答えている。 -- 関東大震災の犠牲者の慰霊について、昨年、知事は追悼文の送付を控えたが今年の対応と、その対応の理由を  「今週8日でしたか、実行

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ローザ・ルクセンブルクの驚くべき筆力──周回遅れの読書報告(その68)

著者: 脇野町善造

 部屋を整理していたら捨てられなかった古い記録が随分と出て来た。死んだらみんなゴミとして捨てられてしまうだけだと思い、極力「始末」をしているのだが、始末しきれないものも残っている。大昔、相当の回数にわたって作成した「八百

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日本国政府よ。核兵器禁止条約に署名し批准せよ。それこそが、被爆国の責務であり、被爆者に対する誠意ではないか。

著者: 澤藤統一郎

73年前の8月9日午前11時2分、長崎の上空で核兵器が炸裂し広島に続く阿鼻叫喚のこの世の地獄が出現した。この1発の原子爆弾によって、7万人以上の命が奪われたという。そして、生き残った多くの人々が放射能による不安と苦しみを

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(199)

著者: 本間宗究(本間裕)

お金と信用 「お金」は「信用」を形にしたものであり、また、「信用」は、人々の「絆」から発生するが、この時に、「信用の量」が大きければ大きいほど、「お金の総量」が増えるものの、「お金の質」が劣化することも理解できる。つまり

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