評論・紹介・意見の執筆一覧

IS流復古教育の強制に抵抗する親たち ―「イスラム国」との戦いは国連中心で⑥

著者: 坂井定雄

 6月に「イスラム国(IS)」に占領されたイラク第2の都市モスルでは、180万人の住民のうち、おもにキリスト教徒たち約50万人が脱出し難民になったが、残った市民たちの生活も激変した。その一つが公立学校の教育だ。ISがいち

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異教徒迫害と民族浄化 ―「イスラム国」との戦いは国連中心で⑤

著者: 坂井定雄

 「イスラム国(IS)」は、イラクとシリアで長い歴史を生き、定住してきた宗教と民族が異なる少数派の住民を迫害し、生命と財産を奪い文化を破壊している。  9月1日の「リベラル21」で報告した通り、もっとも残酷に取り扱われた

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法人税負担率はすでに20%以下 ~法人税減税は中止すべき(2)~

著者: 醍醐聰

2014年11月23日     政府与党は目下、来年度から数年で国・地方を合わせた法人税の実効税率を現在の約35%から20%台まで引き下げる税制改正の検討を進めている。   前回の記事では、その根拠の一つに挙げられている

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青山森人の東チモールだより 第284号(2014年11月24日)

著者: 青山森人

和やかな開発環境の形成を願う 法務大臣、ポルトガルとカボベルデへ  10月24日の国会決議と11月3日の閣議によって、5名の裁判官(ポルトガル人)、2名の検察官(ポルトガル人とカボベルデ人、それぞれ1名ずつ)、1名の反汚

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(71)

著者: 本間宗究:本間裕

国債入札のマイナス金利 10月23日に起きた「3ヶ月物短期国債入札のマイナス金利」については、たいへん驚かされたが、一方で、「国債バブル」や「信用バブル」の存在を裏付けるような出来事だったものと考えている。つまり、「3ヶ

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捕虜集団虐殺とイスラム法 ― イスラム国との戦いは国連中心で④

著者: 坂井定雄

 イスラム過激派「イスラム国」(IS)の行動は、極めて残虐だ。イラクのアブグレイブ刑務所やカリブ海のグアンタナモ監獄での米軍による捕虜虐待、カンボジアのポルポト政権による大量虐殺、ボスニア内戦でのセルビア武装勢力による民

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青山森人の東チモールだより 第283号(2014年11月15日)

著者: 青山森人

仁義なき司法への干渉      揺れる三権分立 検察庁が描いていたとおりことが進むならば、汚職・不正に関与する複数の大臣・政府高官らは近く裁判にかけられるはずです(『東チモールだより 第273号』参照)。7月に起訴された

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本島等・元長崎市長が死去 -画期的だった反核平和運動での足跡-

著者: 岩垂 弘

 「天皇の戦争責任はあると思います」と市議会で発言して右翼の青年に短銃で撃たれ、重傷を負ったことで知られる本島等(もとしま・ひとし)・元長崎市長が10月31日に亡くなった。92歳。その生涯をたどると、反核平和運動での巨星

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(70)

著者: 本間宗究:本間裕

信用本位制の終焉 今年で、私も「還暦」の歳を迎え、人生の「節目の時」となるのだが、この間を振り返ると、ほとんどが、「デリバティブとの格闘期」だったようにも感じている。つまり、「1971年のニクソンショック」により「金本位

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バグダーディの権威と旧軍の残党たち ―「イスラム国」との戦いは国連中心で③

著者: 坂井定雄

 「イスラム国」がここまで急速に成長した理由はいくつもあるが、最高指導者バグダーディの卓越した資質、カリスマ性が大きな役割を果たしてきたことは否定できない。同時にそれは、「イスラム国」の最大の弱点でもある。  米国は20

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プルトニウムを使う「プルサーマル計画」破綻

著者: 池田龍夫

プルサーマル計画は破綻必至である。この計画は、原発で使用した核燃料を再処理して取り出したプルトニウムとウランを混ぜた混合酸化物(MOX)燃料を、原発(軽水炉)で使う計画。核燃料サイクルの柱と位置づけられている。 大手9電

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イラクの過激派からアッシャムの過激派へ変身 ―「イスラム国」との戦いは国連中心で②

著者: 坂井定雄

  シリアの内戦に加わり、占領した北西部の町ラッカを本拠地にしたイラクのイスラム過激派「イラクとレバントのイスラム国」(ISIL)が、シリアからイラクに逆侵攻し、イラク第2の都市モスルを占領。最高指導者のバグダーディが「

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(69)

著者: 本間宗究:本間裕

天の計らい 投資の世界に入って、今年で38年目になるが、今までの推移を振り返ると、実に、ダイナミックな変化が起きていたことが理解できるようである。具体的には、「日本のバブル崩壊」や「ソ連の崩壊」などのことであり、また、「

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人命と人権の重大脅威に急成長 -「イスラム国」との戦いは国連中心で①

著者: 坂井定雄

 イラクでも、シリアでも北部ではマイナス20度にもなる冬が迫ってきた。戦闘と残虐なイスラム過激派「イスラム国」(IS)の支配を逃れて、住み続けてきた故郷を脱出したシリアとイラクの85万人を超す人々の多くには、国連が必死の

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自然と人間の精神的な関係 -沖縄のアイデンティティーを探る-

著者: 河野道夫

 10月7日名護市議会(本会議)の一場面。翁長雄志候補のスローガン「誇りある豊かさ」について質問された稲嶺市長は――沖縄の「誇り」は、翁長さんのよく言われる「アイデンティティー」と置き換えてもよいだろう。「豊かさ」は、琉

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青山森人の東チモールだより 第282号(2014年10月26日)

著者: 青山森人

子どもたちに安全な給食を 学校給食で食中り  10月14日、首都のコモロ地区にある「8月30日」校という名前がついた「中央基礎教育校」と呼ばれる小中一貫学校の生徒多数が、魚料理の給食が原因とおもわれる食中(あた)りで身体

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