評論・紹介・意見の執筆一覧

「四つ子の赤ちゃんが生まれた!」 ―ガザから、世界に発信するアルシーファ病院―

著者: 坂井定雄

イスラエル軍の爆撃、砲撃で連日百人以上の住民が死亡しているガザで、四つ子の赤ちゃんが無事生まれた。ガザ最大のアルシーファ病院。同病院から毎日、ガザと病院の現実をツイッターで世界に発信しているバッセル・アブ・ワルド医師は7

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「周永康を審査」の意味するもの―習近平は強くなったのか

著者: 田畑光永

(管見中国43) ***周永康とは? 中国の政治がまたきな臭くなってきた。7月29日、「周永康の重大な規律違反に鑑み、中共中央は『中国共産党規約』および『中国共産党規律検査機関案件検査工作条例』の関係規定に基づいて、本人

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1945年8月2日・八王子空襲 -小澤俊夫さんの「B29の体当たりをみた」に触発されて-

著者: 半澤健市

 小澤俊夫さんの「B29への体当たりをみた」(「リベラル21」、7月26日:http://lib21.blog96.fc2.com/)に触発されて、私も自分の戦争体験を書く気になった。極私的記述をご海容いただきたい。 《

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原発規制基準は「世界で最も厳しい水準」の虚構(石橋克彦神戸大学名誉教授 『科学 2014.8』より)

著者: 田中一郎

今月号の岩波書店月刊誌『科学』(2014年8月号)に掲載された神戸大学名誉教授の石橋克彦氏の論文です。この論文では、先般の福井地裁による大飯原発運転差止裁判の原告住民側勝訴判決文を参照しつつ、地震学が専門の同氏の視点から

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三里塚―新たな農地収奪  文書提出命令(高裁)はテコの支点となるか

著者: 林 一輝

三里塚(成田空港問題)は終わったと思う者も多いであろうがそうではない。今も続いている。2006年から成田空港会社(旧空港公団)による新たな農地収奪の動きが始まったが、これをめぐる裁判の関連事件(文書提出命令申立)で画期的

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青山森人の東チモールだより 第275号(2014年7月31日)

著者: 青山森人

CPLPになぜBMWが要る? インドネシア新大統領にジョコ=ウィドド氏 7月9日に投票されたインドネシア大統領選挙の結果が7月22日、選挙管理委員会によって発表されました。ジャカルタ特別州知事のジョコ=ウィドド(通称ジョ

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(60)

著者: 本間宗究

日本の衆愚政治 「兵庫県議の号泣事件」については、たいへん驚かされるとともに、「世界中に発信されたことにより、日本の恥を、世界に晒(さら)したのではないか?」とも思われるが、この点については、「いろいろな議会での野次問題

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【ご意見を】環境省の専門家委員会、長瀧座長の解任要請への賛同

著者: kaido

7月22日の東京新聞こちら特報部で、「健診拡充に後ろ向き」「住民の期待に応 えず」と、環境省の専門家会議(「東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う住 民の健康管理のあり方に関する専門家会議」)を厳しく批判する記事が報道さ

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記事紹介:田中宇「ウクライナの対露作戦としてのマレー機撃墜」を読んで

著者: 山川 哲

今日(28日)、著名なジャーナリストの田中宇氏から衝撃的な記事([ 田中宇:ウクライナの対露作戦としてのマレー機撃墜 ])が送られてきた。その内容はおよそ日本の大手メディアや政府が発表していることとは大違いである。以下、

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まず停戦、ガザ住民を虐殺から救え! -続いて封鎖解除とロケット攻撃中止の交渉を-

著者: 坂井定雄

ガザにイスラエル軍が大規模侵攻を開始した7月8日から3週間。国連機関によると、パレスチナ人の死者は25日までに大部分が一般市民の870人で、うち子供が200人以上、女性が100人以上になった。5千人以上が負傷した。イスラ

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(59)

著者: 本間宗究

ガラパゴス化した経済理論 現在では、「ガラ携」という言葉が日常用語となり、「スマホ」を持っていないと恥ずかしい雰囲気にもなっているようである。そして、この点からも、人々の「好奇心」や「羞恥心」などが、「新商品」の販売に関

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【「汚染水問題を憂う京都府民の会」の緊急声明】 〈緊急声明〉 川内原発の安全対策を「新規制基準」に適合とした 原子力規制委員会(規制委員会)を万感の怒りを込めて弾劾する

著者: uchitomi makoto

「汚染水問題を憂う京都府民の会」の緊急声明 〈緊急声明〉  川内原発の安全対策を「新規制基準」に適合とした 原子力規制委員会(規制委員会)を万感の怒りを込めて弾劾する 去る7月16日、規制委員会は、九州電力川内原発の新規

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「美味しんぼ」と松井英介医師著「脱ひばく いのちを守る」を読んで

著者: グローガー理恵

「美味しんぼ」について 新書について触れる前にまず、私たちの記憶に未だ新しい「美味しんぼ」騒動に関した松井先生とのエピソードをご紹介させて戴く。:   「美味しんぼ-福島の真実篇」の中で真実を語った松井先生が、

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東日本大震災取り分け福島の原発事故から「共同体の在り方」を考える

著者: 山村 貴輝

テント日誌 7月19日特別版 【テント外伝…13】 経産省前テントひろば1043日 商業用原発停止304日 東北大震災取り分け福島の原発事故の問題について、我々は現在に至るも未整理である。それは、事故の規模の大きさから、

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鹿児島地裁の川内原発運転差止仮処分→7月30日第1回裁判

著者: kaido

只野です。 鹿児島地裁では、鹿児島・宮崎ほか九州の弁護団による、川内原発運転差止訴訟(本訴)が係属していますが、これに加えて、5月30日、新たに川内原発運転差止仮処分を提起しました。 この申立ては、原発差止訴訟を担う弁護

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(メール転送です) 【交渉報告】 環境省の専門家会議のあり方/甲状腺がんの深刻化/医療費減免など

著者: 田中一郎&満田夏花

福島第1原発事故後の除染、及び放射線被曝防護に関する貴重な報告です。   FoE Japanの満田です。   6/19の環境省交渉の続きの報告です。 (主催:「放射線被ばくと健康管理のあり方に関する市

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青山森人の東チモールだより 第274号(2014年7月18日)

著者: 青山森人

二枚舌を嗤ってやれ 安倍政権を嗤う  安倍首相は「現行の憲法解釈の基本的考え方は何ら変わることはない」と述べながら、集団的自衛権を行使できるように、戦後日本の支柱である憲法9条の解釈を閣議で変えてしまいました。憲法改正の

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ベルリンから脱原発エネルギー転換最新情報/書評・コラム・警告行動600回記念予告

著者: 梶村太一郎

ベルリンから脱原発とエネルギー転換に関する最新の情報を以下にまとめてお知らせします。 *書評:『「脱ひばく」命を守る』松井英介著 このオブログでもおなじみで、最近は「美味しんぼ鼻血問題」で安倍政権の閣僚までよってたかって

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国民の知る権利、情報公開法を踏みにじる最高裁判決 ―情けないNHKの報道姿勢

著者: 坂井定雄

元毎日新聞記者西山太吉さんほかが「日米沖縄密約文書」の公開を国に求めた、情報公開請求訴訟で、最高裁判所は14日、「探したがなかった」という国の主張を認めた2審判決を追認し、原告側の上告を退ける判決を下し、非開示が確定した

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「国の存立を全うし、国民を守るための切れ目のない安全保障法制の整備について」中の駄法螺について(続々)

著者: 熊王信之

閣議決定文書の非現実的で虚構の論理、即ち、空中楼閣を笑っている場合では無い、と云うことは分かっているのですが、いくら連立相手の説得用にしても、これでもか、とばかりに駄法螺を連ねた文書を読んでいると、不謹慎にも笑わずにはお

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違法輸入がはびこる放射線照射食品・下 -照射食品は「健全な食べもの」なのか-

著者: 岡田幹治

◆利用が急増する中国  食品への放射線照射は「原子力の平和利用」として始まり、原子力関係者の強力な後押しを受けて、多くの国に広がっている。 世界の事情に詳しい久米民和・元日本原子力研究開発機構研究員によれば、世界の年間処

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