評論・紹介・意見の執筆一覧

書評 :塩原俊彦『ウクライナ・ゲート』(社会評論社、2014.10.10発行)

著者: 染谷武彦

*『ウクライナ・ゲート』塩原俊彦著(社会評論社 2014.10.10発行 2400円+税) これは「ウクライナ問題」を素材にしてネオコンの野望を徹底的に暴露、糾弾した書である。日頃から米欧マスコミの基調に乗った高邁な「学

本文を読む

(NHKスペシャル:福島第1原発事故)メルトダウン、知られざる大量放出 (2014年12月21日 午後9時15分から1時間放送) の簡単なまとめ

著者: 田中一郎

(NHKスペシャル:福島第1原発事故)メルトダウン、知られざる大量放出 (2014年12月21日 午後9時15分から1時間放送)   ● NHKスペシャル|メルトダウン File.5知られざる大量放出 http

本文を読む

マンション生活で知り得た社会問題を考える (1)

著者: 羽田真一

 整然としたパリの都市景観も地下鉄で郊外に向かうとしばらくすれば移民も数多く暮らしていると言われる巨大なマンション群が広がっている。多数のマンションをも包み込んだ無秩序なビル群空間は、そこに暮らす人々の社会生活の違いをも

本文を読む

 本の紹介・矢吹 晋・高橋 博 著『中共政権の爛熟・腐敗――習近平「虎退治」の闇を切り裂く』:習近平の「虎退治」の深層に迫る

著者: 矢沢国光

*書評:矢吹 晋・高橋 博 著『中共政権の爛熟・腐敗――習近平「虎退治」の闇を切り裂く』(蒼蒼社 2014年11月20日発行  A5判並製 268頁 本体2300円+税) 習近平「虎退治」とは何か? 習近平は二人の大物―

本文を読む

沖縄県新知事・翁長雄志氏の就任あいさつを聞いて

著者: 「ピースフィロソフィー」

沖縄県翁長雄志新知事が県民の8割にも上るといわれる「辺野古新基地反対」の民意を託されて誕生した。 以下12月12日新知事就任あいさつの全文である。    ハイサイ、グスーヨー、チューウガナビラ。 平成26年第6

本文を読む

本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(73)

著者: 本間宗究:本間裕

ミラクルムーン お陰様で、11月5日に、「還暦」の歳を迎えることができたが、驚いたことは、この日が、「ミラクルムーン(奇跡の月)」と呼ばれる日だったことである。具体的には、「閏(うるう)月」の関係で「171年ぶりに、二度

本文を読む

選挙の最大争点は原発再稼働停止、特定秘密保護法廃止、集団的自衛権停止である

著者: 小澤俊夫

メール通信「昔あったづもな」第25号 自民党は、この選挙はアベノミクスの評価だと言い、ほとんどのマスコミも、アベノミクスで経済がどうなったか、とか、生活への実感はどうか、ということを中心に報道している。だがこれは、本当の

本文を読む

成功したシリア内戦介入、密輸、密入国で肥え太る ―「イスラム国」との戦いは国連中心に⑦

著者: 坂井定雄

 「イスラム国」が短期間に、二つの国家の3分の一以上を支配するのに成功した理由について、本連載の③で最高指導者バグダディのカリスマ的な権威と旧フセイン政権の軍・バース党の残党を取り込んだことを挙げた。つづいて、彼らの戦略

本文を読む

「安倍さん、弾は一発残っとるがよ」総選挙で菅原文太さんの沖縄知事選演説を想う。投票で「市民の集団的自衛権」の行使を!

著者: 梶村太一郎

プチナチスである安倍晋三首相の権力私物化による衆議院解散を受けて、総選挙が公示され、日本では有権者が、無理矢理に「安倍内閣延命選挙」に駆り立てられています。 この内閣の特徴は、これまでも指摘しましたが、発想がナチスのエピ

本文を読む

「誇りある豊かさ」追求 恥ずべき日本の糾弾

著者: 河野道夫

 メイン・スローガン「誇りある豊かさ」を考案した翁長さんの解説によると、「誇り」は革新が、「豊かさ」は保守が、それぞれ大切にし、実績を上げてきた価値の象徴。誇りなき豊かさでは、企業や自治体はひたすら利益追求に走り、県政は

本文を読む

普天間移設問題に挑む沖縄の2紙に大賞 -第20回平和・協同ジャーナリスト基金賞決まる-

著者: 岩垂 弘

 反核・平和、協同・連帯、人権擁護等を推進するための報道に寄与したジャーナリストを顕彰する活動を続けている平和・協同ジャーナリスト基金(代表委員、慶應義塾大学名誉教授・白井厚、ジャーナリスト・田畑光永の各氏ら)は12月3

本文を読む

30年前のボパール化学工場事故から原発メーカーの損害賠償責任を改めて考える

著者: 紅林 進

30年前の1984年12月2日未明から翌3日未明にかけて、インド中部のボパールで操業する米国ユニオン・カーバイト社の現地子会社の殺虫剤製造工場からの猛毒のガスが流出し、約2000人が即死し、最終的に2万人以上が死亡し、負

本文を読む

青山森人の東チモールだより 第285号(2014年11月30日)

著者: 青山森人

東チモールを餌食にする魔物 詐欺にひっかかった東チモール  東チモール政府は、チモール海の共同開発区域で石油・ガスの開発をする諸企業にたいし適切に税金を支払っていないとして差額を支払うように法廷で争っています。法廷はシン

本文を読む

本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(72)

著者: 本間宗究:本間裕

黒田日銀総裁のバズーカ砲 10月29日の「FOMCの声明文」に続き、「10月31日」には、「日銀の追加金融緩和」が発表された。そして、このことは、「黒田日銀総裁のバズーカ砲」と呼ばれ、市場からは、好意を持って受け止められ

本文を読む

IS流復古教育の強制に抵抗する親たち ―「イスラム国」との戦いは国連中心で⑥

著者: 坂井定雄

 6月に「イスラム国(IS)」に占領されたイラク第2の都市モスルでは、180万人の住民のうち、おもにキリスト教徒たち約50万人が脱出し難民になったが、残った市民たちの生活も激変した。その一つが公立学校の教育だ。ISがいち

本文を読む

異教徒迫害と民族浄化 ―「イスラム国」との戦いは国連中心で⑤

著者: 坂井定雄

 「イスラム国(IS)」は、イラクとシリアで長い歴史を生き、定住してきた宗教と民族が異なる少数派の住民を迫害し、生命と財産を奪い文化を破壊している。  9月1日の「リベラル21」で報告した通り、もっとも残酷に取り扱われた

本文を読む

法人税負担率はすでに20%以下 ~法人税減税は中止すべき(2)~

著者: 醍醐聰

2014年11月23日     政府与党は目下、来年度から数年で国・地方を合わせた法人税の実効税率を現在の約35%から20%台まで引き下げる税制改正の検討を進めている。   前回の記事では、その根拠の一つに挙げられている

本文を読む

青山森人の東チモールだより 第284号(2014年11月24日)

著者: 青山森人

和やかな開発環境の形成を願う 法務大臣、ポルトガルとカボベルデへ  10月24日の国会決議と11月3日の閣議によって、5名の裁判官(ポルトガル人)、2名の検察官(ポルトガル人とカボベルデ人、それぞれ1名ずつ)、1名の反汚

本文を読む

本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(71)

著者: 本間宗究:本間裕

国債入札のマイナス金利 10月23日に起きた「3ヶ月物短期国債入札のマイナス金利」については、たいへん驚かされたが、一方で、「国債バブル」や「信用バブル」の存在を裏付けるような出来事だったものと考えている。つまり、「3ヶ

本文を読む