評論・紹介・意見の執筆一覧

壊滅に追いつめる1年にできるか -「イスラム国」との戦いは国連中心で⑪

著者: 坂井定雄

 「イスラム国」の人質にされた後藤健二さんへの交換期限が過ぎている。 今回の事件は、あらためて「イスラム国」の残酷な本質を示した。「イスラム国」は敵意も敵対行動も全くない非戦闘員の日本人湯川さん、後藤さんを人質にして、日

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キリスト教圏とイスラム世界の関係はややこしい -あい次ぐテロ事件の背後にあるもつれ-

著者: 伊藤力司

イスラム国に日本人が人質として捕らえられ、生死の淵に立たされるという危機が起きた。これまでイスラム過激派のテロ事件の渦中に日本が立たされることはなかっただけに、われわれ日本人は宗教的対立に比較的無関心で来られた。この機会

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日本人人質事件:股裂き状態の安倍政権の卑屈で脆弱な姿

著者: 梶村太一郎

この項を書いているのは、日本時間の1月29日の午前7時です。 後藤健二さんの解放と生還が実現するか否かは瀬戸際にさしかかっているようです。 どのような結果になるかは予断はまったく不可能です。 後藤健二さんのお母さんとの面

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今日のお伝えしたいこと (1)日本人は何をめざしてきたのか(第6回:石牟礼道子) (2)(戦争プロパガンダの)10の法則 (斉藤美奈子) (3)反貧困活動の弁護士らが連絡会、公正税制で格差是正を 他

著者: 田中一郎

今日お伝えしたいことを若干書きます。   1.日本人は何をめざしてきたのか(第6回:石牟礼道子) http://www.nhk.or.jp/postwar/program/past/   作家・石牟礼

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君は「風流夢譚」事件を知っているか -「シャルリエブド」と「中央公論」-

著者: 半澤健市

 1960年12月号の『中央公論』に深沢七郎の小説「風流夢譚(ふうりゅうむたん)」が載った(発売は11月10日)。その衝撃的な内容から、右翼と中央公論社との間に深刻な対立が起こった。言論の自由に関する論争も起こった。世に

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後世に残したい歴史的建造物 -南三陸防災庁舎を保存へ-

著者: 岩垂 弘

 年が改まったが、明るいニュースが乏しいように思うのは私だけだろうか。そんな中で、私の気持ちを明るくさせたニュースがあった。1月8日付の朝日新聞に載った「南三陸防災庁舎、保存へ」という記事だ。「南三陸防災庁舎」とは、宮城

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「表現の自由」は「表現の自由」によって犯される?!

著者: 岩田昌征

『シャーリー・エブド』誌風刺画家大量殺人に抗議する「私はシャーリー」200万人市民デモ開始の直前、フランス大統領フランソワ・オランドは言い放った。「今日パリは世界の首都である。」ドイツ首相、イギリス首相、トルコ首相、EU

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後藤健二さんの解放を求める緊急声明 Emergency Statement Calling for the Release of Kenji Goto

著者: 日本ビジュアル・ジャーナリスト協会 (JVJA)

後藤健二さんの解放を求める緊急声明 私たち日本ビジュアル・ジャーナリスト協会(JVJA)は、「IS( イスラム国) による日本人人質事件に対する声明」で2人の解放を呼びかけてきましたが、湯川遥菜さんが殺害された可能性が高

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1月25日「辺野古に基地はつくらせない!」国会包囲ヒューマンチェーン/参加記

著者: 山川哲

前回の「女の平和」(1月17日)の時と違って、この日は晴天で風もない穏やかな日和だった(もっとも、集会が終わる頃には曇ってきていたが)。 相変わらず大手メディアは無視(例外は「東京新聞」だけ)し続ける。テレビは「イスラム

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マンション生活で知り得た社会問題を考える (5) ― 管理費・修繕積立金の行方は?

著者: 羽田真一

 購入したマンションの一室は基本的にはコンクリートの箱であるが、マンションは必ずしも一般に思われているような安心・安全が守られる集合住宅ではない。マンションというハード要素の他に、管理組合を持つ管理のソフト要素とで両輪と

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日本の原発事業者の「転向」の良い手本:独エーオン社の再生エネルギーへのラジカルな新戦略

著者: 梶村太一郎

ドイツでは今世紀に入ってから脱原発を進め、並行して再生可能エネルギー利用がダイナミックに進展していることは、日本でも知られています。ただ日本ではフクシマ大事故にもかかわらず、しつこく生き残りを目論む原子力ロビーが影響力を

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道徳的指導国家の没落-拷問の返り血浴びる米国(1)

著者: 中田 協

恐るべき状況の連続性 挫折した世界制覇の野望 昨年末、米上院委員会の拷問報告書が勇気ある女性議員の決断で公表されて以来、米国はあの同時多発テロ(2001年9月11日)以後、維持してきた「道徳的指導国家」としての地位を失っ

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安倍総理殿、自腹を切って身代金を払ってください!

著者: 平田伊都子

「日本の首相よ。お前は「イスラム国」から8500キロ以上も離れているのに、自ら進んでイスラム国に対するこの十字軍に参加した、、」と、イスラム国が2億$(約236億円)身代金要請をネット公開しました。 72時間という時間制

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青山森人の東チモールだより 第289号(2015年1月22日)

著者: 青山森人

者らの暴力、警官が拘束され、そして アメリカ大使館職員宅への爆発物 抗争を続ける格闘技集団  東チモールはこの年末年始をまたいで不穏な暴力事件が連続的に発生し、明るい話題で新年が包まれているというわけにはいかないようです

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この相手から、人質の生命を救うことができるか -「イスラム国」との戦いは国連中心で⑩

著者: 坂井定雄

イスラム過激派「イスラム国」が、拘束していた湯川遥菜さんと後藤健二さんの二人を人質として2億ドルの身代金を日本政府に要求、72時間以内に払わなければ二人を殺害する、という脅迫声明を20日に出してから1日が経過した。現在進

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「イスラム国による日本人人質事件に対する声明」日本ビジュアル・ジャーナリスト協会:後藤健二さんについて

著者: 梶村太一郎

「イスラム国による日本人人質事件に対する声明」日本ビジュアル・ジャーナリスト協会:後藤健二さんについて 日本のフォトジャーナリストの友人から送られてきた緊急の声明です。そのまま転載致します。転送拡散お願い致します。明日う

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諸悪の根源はアメリカの軍産複合体 -第2次大戦後の世界は戦争と危機の連続-

著者: 伊藤力司

第2次世界大戦が終わって70年。この間日本は憲法9条のおかげで戦争をしないし、戦争に巻き込まれない平和国家として過ごすことができた。ところが世界を見渡すと、戦争や戦争一歩手前の危機に見舞われなかったことのない70年だった

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沖縄タイムス・社説[ 検証 基地統合の歴史 ]構造的差別に終止符を+沖縄タイムス・社説 [辺野古再開]敵意に包囲される基地+<琉球新報・社説>辺野古作業再開 民主主義が問われている+【京都新聞・社説】 辺野古調査再開  政府は沖縄と対話せよ

著者: uchitomi makoto

沖縄タイムス・社説[ 検証 基地統合の歴史 ]構造的差別に終止符を http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=98951 2015年1月17日 05:30 米軍基地の再編統

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マンション生活で知り得た社会問題を考える (4) -マンション管理の会計問題―Ⅱ-

著者: 羽田真一

 簡易裁判所調停申立ては、結果はどうであれ考えようによっては、理事会が全く無視してきた「会計の公開」問題を表に引きずり出す成果はあったと思っている。しかし、その後の経過は未だに閲覧が実現できていない。現実が示すように、管

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いろいろ情報((メール転送含む) (1)「原発と大津波」(添田孝史氏)の「資料と補足のページ」 (2)「福島原発告訴団」 (3)3.11と米空母レーガン (4)食べものの放射能汚染 他

著者: 田中一郎

1.最初に「ふくしま集団疎開裁判」の会の新しいブログの立ち上げのお知らせです。   ●ふくしま集団疎開裁判2 子ども脱被ばく裁判(活動ブログ) http://fukusima-sokai2.blogspot.j

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<呼びかけ> 原発いらない鹿児島の女たち&原発いらない福島の女たち 『女たちは訴える』

著者: 原発いらない鹿児島の女たち&原発いらない福島の女たち

原発いらないすべての人々、とりわけ全国の女たちに訴えます。 鹿児島県の川内原発が春にも再稼働されようとしています。 福島原発事故の原因究明と事故処理もままならず、被災者への償い、子どもに多発している甲状腺がん、放射性廃棄

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中国の少数民族の悲しみとともに、超国家主義はよみがえる

著者: 阿部治平

――八ヶ岳山麓から(132)―― 『夢・大アジア』(集広社刊)という季刊雑誌創刊号を見た。右翼のイデオロギー雑誌である。執筆者には加瀬英明・頭山興助・田母神俊雄ら20数人が登場する(編集の仕方は「習近平」を「周近平」とす

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パリの巨大デモが示したムスリムとの連帯 ―「イスラム国」との戦いは国連中心で⑨

著者: 坂井定雄

11日、パリでの巨大デモ。1989年11月の「ベルリンの壁崩壊」以来、最も感動した人々の行動だった。パリでは空前の160万人、フランス全土で370万人、各国首脳や代表がデモの先頭を歩いた。それ以上に感動したのは、人々が掲

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(メール転送 & 報告です) 福島原発告訴団からのお知らせ ◆新たな告訴・告発を行いました!

著者: 田中一郎

1/13、参議院議員会館101において、「福島原発告訴団」主催で記者会見報告会が開催され、下記にあります通り、新しい告訴・告発が行われました。これまでの福島第1原発事故の加害者・東京電力の幹部のみならず、その東京電力とグ

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