評論・紹介・意見の執筆一覧

ミャンマー恒例の「タディンジュ(燈明)祭」―10/28,29,30―終わる

著者: 野上俊明

 10月の満月に合わせ、地上いたるところで燈明を照らし、天から降りてくる釈迦が道に迷わないようにするという。熱帯モンスーンによる雨季は、雨安居(うあんご)といって僧侶たちは外出せず、僧院でひたすら修行に打ち込む季節。しか

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Global Head Lines:ガザ紛争についての海外論調(5)――ドイツの左派系日刊紙Tageszeitung 10/27の特集記事から

著者: 野上俊明

 イスラエルによるパレスチナ自治区ガザ空爆により、子どもが3千人以上死亡するなか、国連総会(193カ国)は27日、緊急特別会合を開き、「敵対行為の停止につながる人道的休戦」を求める決議案を採択した。開票の内訳は、賛成がフ

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青山森人の東チモールだより…世界は東チモールに聴け

著者: 青山 森人

お里が知れている新制度 10月26日、田中明彦JICA(国際協力機構)理事長が東チモールを訪問し、シャナナ=グズマン首相ら政府要人と面会し、両国は協力関係を確認しました。田中理事長は、技能実習制度と特定技能制度の見直しを

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【報告】「空爆という大虐殺をやめろ!10.27イスラエル大使館前ダイ・イン」に150人!

著者: 杉原浩司

10月27日に行ったイスラエル大使館付近でのダイ・インの報告をまとめました。 ブログの写真も合わせて、ぜひご覧ください。 <パレスチナに平和を!緊急行動> 11月5日(日) 17時45分 日比谷公園中幸門(日比谷公会堂と

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(433)

著者: 本間宗究(本間裕)

2008年と2023年との違い 「2023年8月15日」には、戦後の26年サイクルが示唆するとおりに、「中国版のリーマンショック」と呼ばれる事件が発生したが、この事実に関して注意すべき点は、「2008年と2023年との違

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離日のキユーバ大使を合同送別会で送る 友好団体の8団体が

著者: 岩垂 弘

 間もなく帰国する駐日キューバ大使のミゲル・A・ラミレス氏の送別会が10月18日、東京・東麻布のキューバ大使館で行われ、日本側から政治、経済、スポーツ、文化など各界の関係者約60人が参列したが、これに先立つ9月20日には

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Global Head Lines:ガザ紛争についての海外論調(4)――ドイツの左派系日刊紙Tageszeitung 10/20の特集記事から

著者: 野上俊明

 ウクライナ戦争においてもそうだったように、ガザ紛争においても左翼とリベラル内部で見解が分かれている。日本でそれほど目立たないのは、見解の相違が小さいからではなく、現実政治における党派的エネルギーと同様、論争するだけの知

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Let’s Join Hands 10月25日 添付1点 国連 即時停戦を要請 &注目記事から

著者: 江口千春

国連安全保障理事会は24日、パレスチナ自治区ガザの情勢を協議する閣僚級会合を開きました。国連のグテレス事務総長はイスラエル軍のガザ空爆を非難し、即時停戦を要請しました。グテレス事務総長は、「中東情勢は刻々と悲惨さを増して

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Global Head LINES:ガザ紛争についての海外論調(4)――ドイツの左派系週刊紙wochentaz 10/22の特集記事から

著者: 野上俊明

 たいていは数紙に過ぎないとはいえ、いつも欧米のクオリティ・ペーパーを見て感じるのは、日本に比べればまだ現場の直の声を伝えることに努めているということ。現場の声といっても、そこには何をどう伝えるかに関し取材者の意思が働い

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文化勲章受章者、文化功労者は、いったい誰が決めるのか。

著者: 内野光子

10月20日、政府は、7人の文化勲章受章者と文化功労者を発表した。21日の新聞は、話題性のある受章者のよろこびの声や文化勲章の川淵三郎、文化功労者の北大路欣也らは、写真入りのインタビュー記事が掲載されていた。学術・文化・

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Global Head LINES:ガザ紛争についての海外論調(3)――ドイツの公共放送「DWドイツの波」10/19の特集記事から

著者: 野上俊明

 はじめに  右派ないし極右派に属するであろう二人の論客の論争が目に留まった。元大阪市長で弁護士の橋下徹氏と、アラブ・スクール出の元外交官で。現在キャノン系シンクタンク主幹を務める宮家邦彦氏との「内部」論争である(22日

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市民の無意識としての憲法九条と日米安保条約のワンセット

著者: 岩田昌征

 柄谷行人著『憲法の無意識』(岩波新書、2016年・平成28年)「1 憲法の意識から無意識へ」によれば、占領軍の命令で出来た「憲法九条が執拗に残ってきたのは、それを人々が意識的に守ってきたからではありません。もしそうであ

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青山森人の東チモールだより…この期に及んで技能実習制度を採用するとは!?

著者: 青山 森人

廃止が決まった制度をなぜ採用するのか 日本の報道によると、10月18日、技能実習制度と特定技能制度の見直しを検討する政府の有識者会議(座長は国際協力機構[JICA]の田中明彦理事長)は、廃止が決まっている技能実習制度に代

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ミャンマー軍事政権、貧すれば鈍する ―海外出稼ぎ者からも強制徴税

著者: 野上俊明

 6月、米財務省はミャンマーの、国営の貿易決済銀行2行(MFTBとMCIB)に対する制裁を発動し、国営企業が海外口座を通じて国際金融システムにアクセスし、そこから軍事政権への資金を引き出すことを抑えこみ、かつロシアからの

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(432)

著者: 本間宗究(本間裕)

四種類の税金 「税金」に「四つの種類」が存在することは以前に説明したが、具体的には、「目に見える税金」と「目に見えないインフレ税」であり、また、「目に見える税金」が、「現在の税金」と「将来の税金」に分類され、そして、「目

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朝鮮と沖縄―脱植民地化の地平(2023年9月30日 那覇での朝鮮戦争停戦協定締結70周年シンポより) Korea and Okinawa – Horizon for Decolonization (from the symposium to commemorate the 70th anniversary of the Korean War Armistice)

著者: ピースフィロソフィー/乗松聡子

Korean War Armistice)  2023年9月30日那覇市で開催された「朝鮮戦争から考える沖縄と東アジアの平和 休戦協定から平和協定へ」シンポジウムでの発表原稿を加筆修正したものを共有します。この少し短いバ

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子どもの「育ち」を応援する政策への基本の転換を ーー子どもの権利条例、実効的な実施の「しくみ」なし

著者: 長谷川孝

 相模原市の「子どもの権利条例」の実効性が〈あやしい〉と前稿で書きました。条例の存在感が薄いと指摘される現状を調べながら、その理由を充分に確認できないまま、〈あやしい〉とあいまいな書き方をしたのでした。  しかし、今回は

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実効性があやしい「子どもの権利条例」の現状

著者: 長谷川孝

◆はじめに  相模原市が「子どもの権利条例」を制定して8年になります。  人権文化の咲き香る人権尊重のまちづくりにとって、子どもたちが自分自身の主人公(主権者)として育ち、シティズンシップの担い手となってくれることは、と

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日本共産党第9回中央委員会総会について思うこと

著者: 阿部治平

―八ヶ岳山麓から(445)―  いま日本には左翼政党は共産党しかない。だがこの党は停滞というよりは衰弱している。革新リベラル派にとっても大きな問題である。共産党が社会党同様、このままずるずる自然死への道をずり落ちてゆくの

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Global Head LINES:ガザ紛争についての海外論調(2)――ドイツの公共放送「DWドイツの波」10/15の特集記事から

著者: 野上俊明

 イスラエル軍のガザ侵攻を目前に、中東地域はもちろん世界が緊張状態に入りつつある。侵攻が始まれば、ジェノサイドは避けがたく、かつ紛争の中東全体への波及も懸念される。そうしたなか、中東情勢にとかく疎い我々には、地域情勢の複

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「雨の神宮外苑」(NHKTV2000年制作)について書いた後、知って驚くことばかり(2)~「内閣調査室」のこと

著者: 内野光子

 1952年、内閣官房に「内閣調査室」を立ち上げた時からのメンバー、志垣民郎については、以下の当ブログ過去記事でも紹介した。志垣が、最晩年に出版した『内閣調査室秘録―戦後思想を動かした男』(志垣民郎著 岸俊光編 文春新書

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「報道離れ」が増えているそうな ―ホントか? 問題はどこだ

著者: 田畑光永

 今週月曜日(16日)、『日本経済新聞』朝刊の「オピニオン」という特集ぺージに驚かされた。英『フィナンシヤル・タイムス』紙の記事が転載されていて、タイトルは「『報道離れ』にデータの力」。本文冒頭に「2017年に報道を避け

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